俺のトットちゃん(的な)エピソード

最近「窓際のトットちゃん」を初めて読んだ。

トットちゃんこと「黒柳徹子」の自伝的小説(というかノンフィクションの自伝)であり、とにかく途方もなく売れた本なのだが、これまで名前しか知らず、今年アニメ化するというから読んでみた。

俺は「トットちゃん」を読んだことが無かったものの、トットちゃんとはそれなりの因縁がある。なぜか? 俺は小学校に上がってからずっと、担任の先生から「お前はまるでトットちゃんのようだ」と言われてきたからだ。

トットちゃんは、明るく素直で、人生を楽しく生きる気質に満ち溢れた黒柳徹子なのだが、落ち着きがなく自由気ままで、なんと小学校を一年生で退学となる。

だから担任の言う「トットちゃんみたい」も、決して良い意味では無かった(当時であっても、何となく侮辱されてることだけは感じ取れた)。

 

「失礼しちゃうわ」

これまでずっとそう思いながらも読めていなかった「トットちゃん」を、30代も中盤を迎えた頃に初めて読み、自分の子供の頃と対比させてみた。

「これマジで俺だ」

文庫本を片手に俺はそう思ったのでした。

 

俺の少年時代が黒柳徹子と同じだったと言うと、黒柳徹子に悪いかもしれない。と言うのも、本当のトットちゃんは、超絶お嬢様らしく気品があって、優しく、だけどとにかく好奇心旺盛で、行動力があり、そのおかげでハチャメチャなことばかり引き起こす子であった。

俺はそこから、「ハチャメチャなことをする」以外の要素を取り去ったような、つまりどうしょうもない少年だった。

 

トットちゃんを読んでいたらその頃の事を多少思い出したので、ここに記載しておく。

 

 

小学1年生の頃、青山くん(=俺)はテストが嫌で嫌でしょうがなかった。テストが好きな子というのも珍しいかもしれないけどな。
自分の知識を試されるのが嫌だとか、問題がわからないのが嫌だとかいうまっとうな理由ではなく、たぶん、数十分の時間をじっとしていられなかったのだと思う。

なんで学校というのは、こんなに嫌なことを無理やりさせるのだろう?(そして誰も文句を言わないのはなぜなんだ?)
そう思った6歳の青山くんは、「こくご」だか「さんすう」だか忘れたが、あるテストの最中、いよいよ行動を起こす。

まず、テスト用紙を半分に折る。
そして、さらにもう半分に折る。
これを何度か繰り返すと、やがて、もうこれ以上は折れないくらい小さな四角形の塊になる。
それからテスト用紙を元の形まで戻すと、きれいな四角の折り目のついたテスト用紙ができあがるから、青山くんはご機嫌に、その折り目にそってテスト用紙をハサミでジャキジャキに切り始めた。

静かなテストの時間中、青山くんがせっせと細かい正四角形のテスト用紙だったものを量産していると、先生がそれに気がついて、走り寄ってくる。
普段から穏やかで、嫌な感じがしない女性の先生だったと思う。
その先生が、いきなり青山くんの肩を掴み、問答無用で顔にビンタした! 人がせっせと図工をしてる時にだよ?

その後なんやかんや人生を諭されるようなことを言われたのだろうが、そっちは全く覚えていない。わけもわからず、ただ悲しかった。


青山くんは、学校なんていうとんでもないところに来てしまったことをただ悔やんだのだった。

悔やむと同時に、青山くんは痛い頬をさすりながら、これまで通っていた保育園の園長先生のことを思い出していた。


青山くんは、先生からトットちゃんみたいだと言われるくらいだから、当然、保育園でも問題児だった。
保育時代(つまり3~5歳)に自分がしでかしたことで、よく覚えている事件がある。
当時、ユリ・ゲラーの影響だか何だかわからないけれど、青山くん(たぶん、4~5歳)はスプーン曲げの大ブーム!

ご飯の時間は、まず出てきたスプーンをぐにゃぐにゃに(もちろん超能力ではなく、腕力で)曲げてしまうことから始まる。曲げるスプーンについては、家のものはもちろん、保育園で配膳されたスプーンでも何の躊躇いもなく力ずくで曲げまくっていた。

 

そして、ぐにゃっと曲がったスプーンでは食べにくいから、また腕力で元の形に戻す。
そんなことを何度か繰り返していくと、やがてスプーンは根本からポッキリ折れてしまう。
折れてから、どのように食事を続けたのかよくわからないけれど、たぶん新しいスプーンがもらえたのではないかと思う。
甘すぎる。
調子にのった青山くんは、もう世界中のスプーンを折り曲げてやろうと決心し、何本も何本も折ってしまった。

何でそんな馬鹿な事を? 本人としては、そのうち、テレビ番組のスタジオに連れて行かれ、ユリ・ゲラーと会えるのではないかと思ったのかもしれない。
しかし、スプーン曲げを熱心に続けていた青山くんが連れて行かれたのは、キラキラしたテレビ番組のスタジオではなく、薄暗く寒い、保育園の園長先生の事務室だった。

これほど知能に問題がある子どもでも、きっと、「これから酷く怒られる」くらいのことは想像できていたと思う。
青山くんは、病院で座るような合皮の冷たい丸椅子の上に座らせられ、その前の椅子に、園長先生が向かい合って座った。


これまでほとんど接したことがない、「偉い人」だという事は知っていたけど、それ以外のことを何もしらない女性の方を前に、青山くんが何も喋れないでいると、園長先生は、おもむろに、青山くんが普段曲げているスプーンとおんなじスプーンを取り出して、青山くんに見せた。
そして、園長先生は笑顔で、「見てて。こうするとね、ほら、折れちゃうの」と言いながら、自分の力でぐいぐいとスプーンを曲げて、ついに真っ二つに折ってしまった。
それだけで、園長先生との面談は終わったと思う。
園長先生のこの行為が、青山くんにどういう心理的な作用があったのか、今となっては想像でしか無いけれど、青山くんはきっと「なんだ、自分だけじゃなく、誰にでもできることなんだ」とか「大人もやるんじゃ、つまらない」とか思ったのだと思う。
青山くんは、それっきり、まるで魔法をかけられたようにスプーン曲げに対する熱意を全く失ってしまい、二度とスプーンを曲げて遊ぶことは無くなった。
その時に酷く怒られなかったことを、今思い返すと「いい先生だったなあ」と思うし(母も同意見のようだ)、別の見方では、それまで酷く怒られたことが無かったから、小学校でも問題行動ばかりしていたのかもしれない。


また、上記のエピソードのほかに、小学1年のときに目の前の席に座っていた子が真っ白の服を着ていたから、そこに何か絵を書いていいのかと思い、鉛筆でいろいろ描いていたら、その子の家に両親ともどもお詫びに行った記憶もあるんだが、それはまた別の話にする。

 

とにかく、中学まではこんな事を繰り返していたから、事によると小学校を退学になっててもおかしくなかったかもしれない。

自分が俺の親だったら何をするだろう? 少なくとも将来に絶望して、教育も諦めてしまうのではないかと思う。見捨てず、また酷く怒らなかった親に感謝するほかない。

 

 

 

五月人形(クリーム色)

去年からずっと赤ちゃんの話でごめんね。アカチャンホンポ公式ブログだから仕方ないけど。

 

うちの赤ちゃんは5月10日生まれだから、1歳を目前に控えた今年の5月5日が彼にとっての初めての「こどもの日」となる。


それに向けて、今まさに五月人形(兜飾り)を妻と選んでいるんだが、全く意見が一致しねえ!!

夫婦間のほころびってこういうところから生じるのか!? ってくらい全く意見が合わない。

 

例えば、この前、百貨店に五月人形を見に行った時の会話がこれだ。

 

俺「やっぱ、兜飾りはかっこいいのがいいな! 兜と鎧だもの!」
妻「可愛いのがいい」


俺「この伊達政宗モデルはどう? 弓矢もセット」
妻「可愛くない


俺「この真田幸村モデルはどう? 赤い鎧で格好いい」
妻「全然可愛くない


俺「妻よ、よく聞いてくれ。俺たちはよだれ掛け選んでんじゃねえ。鎧と兜だぞ。この子はそれを身にまとい、これから戦地に行く武将なんだ。可愛さなんて求められてないのよ! 敵から見た時の威圧感、味方から見た時の頼もしさ、そういう観点で選ぶべきだと思うんだよね」


妻「最近は見た目が可愛いものが流行ってるんだよ? 知らないの? あと、真田幸村モデルについて言えば、私は堺雅人があまり好きではない

 

真田幸村もとんでもない言われようだが、そんじゃどれがいい? と聞かれた妻が選んだのは、青と白のグラデーションが綺麗な、クリーム色(ベージュ?)の布をベースにした鎧兜だった。

 

俺「これから戦場に行くんだぞ!?! クリーーーーム色の鎧なんか来ていったら敵の武田信玄に笑われちまうよ!!オイ、あいつクリーーーーーーーーーーーーム色の鎧着てきたわってよお!!」

妻「今はこういうのが人気なんだよ。 だいたい、今どき鎧なんか戦場に着ていかないでしょ。行くとしたら自衛隊みたいな迷彩柄の服とかでしょうよ*1

俺「そんじゃ迷彩柄の鎧探すかぁあああ!?! 緑色のよぉぉおおお!!!」

妻「緑も可愛くないからヤダ」


この話の補足でいうと、五月人形については俺の母が「ばぁばが赤ちゃんに買ってあげるから、好きな五月人形を選んできなさい」と言われた上での会話だ。他人の金で買ってもらうにも関わらず、この揉め様がすごい。


いやまあ、結局妻の選んだものになるんだろうけど、万が一でも武田信玄と合戦になったときに笑われたりしないか今から心配している。
だいたいなんであんな色合いの鎧なんか売られているんだ??? 男の子の合戦なめてるのか?? 皆さんはどんな鎧兜買いましたか。迷彩柄の鎧が売られているお店があったら教えてください。

*1:この指摘についてはもっともなものである。

(緩募)赤ちゃんをできれば3時間大人しくしておく方法

こんちは。ハッピーバレンタイン!

 

このブログでは何度か記事を書いたけど、沖縄に行くのが好きで、コロナ前までは年に1回は行っていた(といってもこれまで2回しか行ったことないけど・・・)

 

コロナをきっかけにしばらく旅行は控えていたのだけれど、今年から全国旅行支援なんかも再開されているから、多分「気にせず行け」って国が言ってるんでしょう。国が言うなら正しいんでしょう。なぜなら国が言うことが正しいことだからだ。*1

従って、5月に沖縄の離島である小浜島に行く計画を立てている。


で、そのうえで今から頭を悩めている問題がひとつ。

俺は千葉に住んでいるから成田空港から飛行機で沖縄(石垣島空港)に向かうわけだが、生後9ヶ月にして既に暴君の片鱗を見せ始めている男児(旅行当日時点ではちょうど1歳)をどのように飛行機の中で静かにさせておくかという点だ。


リーマン予想量子コンピュータの開発などと並び、0才~2才児を3時間黙らせておくというのはこの宇宙でも特に難解な問題とされている。
成田空港から石垣島空港までの3時間の間、自分と同じ金額を支払っている他の乗客にどのように迷惑をかけず過ごせるものだろうか。
今回は、現時点で考えている各種方策を紹介しつつ、読者からも「うちはこうして黙らせている」という話を募集したい。*2

 

 

 

1.おもちゃ山ほど作戦

 

暴君といえどもまだ0歳。オモチャをいじっている時は(飽きるまでの間は)比較的静かにしてくれている。

ありがたいものです。

仮に、1つのおもちゃで30分静かにするならば、片道3時間、往復6時間の空旅で必要なおもちゃの数は12個となる。多すぎ。
ただでさえお金を節約しようと(格安航空の)ピーチエアラインで行く予定で、ここの航空会社を利用したことのある人ならばわかるだろうが、機内に持ち込める手荷物はたった2つだけだ。

これだと、片手に振ると音の出るボール、もう片手にシリコン歯固めを持っておしまい。俺は自分のパンツも持っていくことができず、12個オモチャ作戦は現実的に不可能だとわかえる。

 

しかも、うちの若君は、パパから音楽的素養(30代になってから島村楽器に2年くらい通った)を存分に引き継いだのか、割りと音が出るおもちゃが好きな様子。

この時点で「静かにしておいてほしい」という当初の目的を達するのは困難なのだが、彼が特にお気に入りとしているオモチャにいたっては、ボタンを押すたんびに「ワンワンだよぉおお!!!」「ニャンニャン!!!た~~~のしいいいい!!」などでかい音が出る。却下。

同じおもちゃを持っている人が読んでいたら嬉しいです。あれって子供熱中するよね。

 

2.youtube作戦

 

0才児のくせにyoutubeに夢中なもんだから、飛行機に乗っている間はyoutube動画を見せておくというのが良いかもしれない。

そして、君たちはシナぷしゅを知っているかい。テレビ東京発祥の子供向け番組なのだが、毎日の放送をyoutubeアーカイブ配信している。

他の多くの子供達がそうであるように、うちの子もこの「シナぷしゅ」にキチガイじみたドハマりをしている。人気も出てきたようで今度映画化もされるようだ*3

そんなわけで我が赤ちゃんはシナぷしゅが大好き過ぎて、放送中は常に画面に張り付いて動かないくらいだ。

その状態が良いのかどうかはわからない。スマホ育児なんか良くないという報告ばかり聞く。だがこれを見せている間に自分の身の回りのことができて大変助かっている。

飛行機に乗せている間も、手元のスマートフォンでずっとシナぷしゅを見せておいたら静かにしているのでは? 

 

だがこれにも問題をがある。我が子にずーーっとスマホを見せながら子供をあやしている様子を見た他の乗客から、「すみません。赤ちゃんにずっとスマホを見せ続けるのがいかがなものでしょうか。例えばこちら、英語の論文で恐縮ですが・・・」とか余計なお世話を焼いてくるやつがいそうなことだ。こういう連中は現にいる。しまいにゃ「飛行機で石垣島に行ったんですけど、隣の親子がずっとスマホを子供に見せていてただただ悲しかった件」などと顔つき写真で晒されるリスクがあるのがこの方法だ。

 

3.修学旅行のバス作戦

 

経済学的な発想が必要だ。我が子が騒いで「うるさいな」と思われる時は、相対的に、周りが静かな時だけだ。

この「相対的に」というのがポイントで、周りがワーギャー騒いでいる状況であれば、こちらの赤ちゃんがいくら奇声を発しようが全く構わない。

子育てする前、俺は静寂を好む神経質な人間だったが、今では電車などでまわりがワイワイしているとホッとする。環境が人を作るものだ。

で、飛行機でもそんな状況だったら良い。例えば修学旅行のバスの中のような状態だ。

ある列は(レクリエーションである)伝言ゲームをし、ある人はそっちのけで音楽を聞き、ある人達はやはりそっちのけで好きな人の話をしている。そんな中でちょっと赤ちゃんがぐずったって、誰も気にしない。

これだわ。これに気がついた時、俺は「たびのしおり」を持ちながら「やった」とつぶやいたものだ。

だが、ピーチエアラインでどのように「修学旅行のバス」のような状態を作り出すことができるだろう?

さっき言ったレクリエーションを仕掛けてみるのが良い。普段は「伝言ゲーム」なんてくだらないと思っている遊びでも、これから旅行に行く途中みたいな変なテンションのときには盛り上がっちゃうんだよな。

 

ピーチエアラインに搭乗してから、赤ちゃんがグズりだしたらこれだ。

すぐに後ろの席に顔を乗り出して

 「教頭先生 実はズラ」

これだ。

 

日本人はコソコソ声で言われると「後ろの席の子に伝えなきゃいけない!」という遺伝子が刷り込まれているもんだから、必ずこうした遊びは飛行機の最後列まで伝染していくことだろう。かくして飛行機の中はワイワイがやがや、赤ちゃんも機嫌を取り戻してニコニコ、みんな丸く収まる。

 

ただ一つ、懸念があるとすれば、こちらが必死に、伝言であるところの「教頭先生、実はズラ」というメッセージを伝えているにも関わらず、それが正しく伝わらないことがある。伝言ゲームにはありがちなことだが、例えばこうだ。

 

 「教頭先生 実はズラw」お前誰?

 「教頭先生 実はズラw」「CAさんを呼びますよ?」

 

などという誤った伝達である。

こうなれば飛行機全体を修学旅行のバス状態に持ち込むのはかなり難しいだろう。

可能性は低いがそうした場合に備えた対策は必要だろう。

 


4.うろうろ作戦

 

グズりだしたら抱っこして、機内をウロウロして機嫌が直るのを待つという、最も能のない方法がこれだ。

俺はピーチエアライン、すなわち格安航空に乗るのが初めてなのだが、「乗り心地は相当覚悟しておけ」とよく聞く。おそらく身動きができないほどミチミチに詰められた状態で3時間過ごすのだと思う。そんな状態ではウロウロするどころか、子供を抱っこすることすらおぼつかないだろう。ボツ。

 

ピーチエアラインの名誉のために言うとそんなことはないです。手荷物持ち込みなどがオプション料金なだけできちんと座れます。

コンプライアンスが煩いから最近は記事の本文中できちんと訂正しなきゃならん。

 

5.まとめ

 

上記の中で最も実現性が高いと思われるのが「修学旅行のバス」作戦なのは読者の想像どおりだろう。

この作成の成功可能性を更に高めるため、俺は乗客全員に学生服を配ろうと思う。

そうでなければ一人目から「はあ?」と言われる可能性があることは前述のとおり。

 

学ラン・ブレザー、セーラー服を着て、旅行中に前の子から伝言が伝えられる。これでノらない人います? なあ???

ただそこでも問題が一つある。経済学は何でも解決できる魔法の方法など無いということを僕らに教えてくれる。

ピーチエアライン1便の座席数は130程度。学生服の価格が3万円だとしたら、全員に学生服を配り終えるには400万円程度かかる。多分だけど飛行機貸し切ったほうが安くないか?

 

そんなわけで、今年の5月の旅行までいろいろ頭を悩ませている。皆さんでいい方法があったら教えて下さい。

 

6.備考

 

2.youtube作戦で「シナぷしゅ」の話をしたが、これが本当に熱中するもんだから試してみてほしい。詳しくは専用チャンネルからどうぞ。

シナぷしゅch - YouTube

 

基本的には赤ちゃんが喜ぶ歌を30分程度聞かせる歌番組だが、これが大人が聞いても素晴らしいと思えるものがある。それらの楽曲を以下に紹介する。

 

①:かぞえうた

 

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おしゃれ、そして絵もかわいい。一番好きな歌。子供向け番組でもこんな素敵な曲があるんだなと思って、俺自身が繰り返し聞いている。

で、大人(俺が)大好きで繰り返し聞いていたら、赤ちゃんもこれが好きになったのか、つかまり立ちしながらリズムをとって聞くようになった。

俺はここで思った。子供に何かを好きにさせたいなら、大人がそれをまず好きになり、自分で楽しむ必要がある。音楽でも勉強でも何でもそうだ。

 

 

②:あべこべ

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リズムも歌詞もいい。不思議で画期的な歌だと思う。そして、我が家の赤ちゃんが唯一声を出して笑うのがこの歌だ。たぶん車から足が生えてウロウロしている様子が楽しいのだと思う。「泣いたら笑って、笑ったら怒って、怒ったら泣いて、これじゃあべこべだ」という歌詞は、子供の様子そのものだと思う。俺たちがあべこべだと感じるもの、それが子供であって、子供を理解するには、そのあべこべさを受け入れるところからなのだ。

 

ちなみに、今度やる映画の主題歌は、この歌の歌手と同じらしい。

 

③:Up Late On Christmas(よふかしゅ)

 

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大沢伸一という、浜崎あゆみにも楽曲提供した人物による作品がこの歌。

クレイアニメが本当にかわいい、子どもたちの歌声もかわいい。見たあとで子どもを抱きしめに行きたくなる。完成度高すぎんか?

クリスマスの時期でしかシナぷしゅの番組内で流れないのは残念だが、浜崎あゆみは偉大なのだなと思わせられる楽曲だ。

 

 

④:あたらしいパターン

 

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2023年にはいって登場した素晴らしい歌がこれだ。

歌詞の不思議さもそうだけど、アニメーションが本当に可愛い。

子供が毎日のように出会う「あたらしいパターン」を見事に表現している不思議な映像だし、歌の中には子供目線の内容もあれば、大人向けの「子育てあるある」も含まれている。本当に良いデキ。

大人はすでに「決まりきったパターン」の中で暮らしている。だから毎日が早く感じる。

他方で、子供にとっては全部があたらしいパターンだから、毎日が新鮮で、それが人生の大切な記憶になっていく。

毎日の子育てのなかで、俺はこの子にどれだけの「あたらしいパターン」を与えられているだろうか。

そう思うから、なるべく旅行とかに連れて行ってやりたいんだよな。

*1:これは官僚の無謬性(むびゅうせい)というトンチキ理論であるが、実際にこれをリアルガチで言っている公務員がかなりいる。

*2:こうして言うと「子供を【黙らせておく】だなんて、お前みたいなやつには子供への愛情はないのか?」「子供なんざつれて旅行へ行くな」とかすぐに言われるから困ったものだ。我が子は本当に可愛いものだ。俺はもとから子供が好きで、子供がほしい、実際にできたらどんなにかわいいだろうと思っていたけれど、実際はその1万倍かわいい。自分の身と引き換えにこの子をどれだけ幸せにしてあげられるだろうと毎日考えて過ごしているし、沖縄の素敵な海にも連れていきたい。ただ周りに人が多い状況では可能な限り金切り声をあげずに過ごしてほしいと思っているだけだ。

*3:信じられるか? その映画、赤ちゃんからも1,000円取る!!!!!!

大河ドラマのタイトルについて

大人気コメディ「どうする家康」に関し、「清洲城周りに、あんな小高い山はない」ってことなど、史実上の矛盾が取り沙汰されているようだ。

このドラマに限らず、歴史ドラマの設定について「史実と違っている!」というツッコミを受けることは多くあるようだ。

 

ところで、こうした歴史ドラマを好きで見ている人たちは、主にどんな楽しみ方をしているんだろう。

俺が冒頭で言ったような大人気コメディとして見ているか、「へ~実際こうだったんだ~」「懐かしい」っていう目線で見ているのだろうか(こっちは多分400歳くらいの人*1)。後者の場合は、自分が学んだ歴史と違っていると違和感を覚えたり、怒りを感じたりするだろう。

でも、ドラマなのに見ていて「史実と違う」と憤りを感じるのはなぜなんだろう。

 

きっと、「もちろん【実際にあったこと】としては見ていないが、自分が史実に詳しいもんだから、どうしても矛盾点が気になっちゃう」という人が多いんじゃないかと思う。

それで視聴を止めるのは正当なことだが、Twitterで糾弾したり、鬼の首を取ったように騒ぐのは、俺としては「実生活でも苦労してそうな人だなあ」と感じる。

 

もちろんNHKなども、フィクションと断りつつも、そういう人たちも含めて満足させるべく史実や時代背景のチェックをきちんとしているのだと思う。が、限界はあるし、もちろんその分のコストはかかる。そして、史実への忠実さを求めるが故に、ドラマとして面白い演出なども諦めざるを得なかったり、そもそもドラマ化を諦めたりすることも多くあるだろう。そうするとみんなが損をする。

 

そこで俺からの提案なのだが、すべての歴史ドラマのタイトルに「ハリーポッターと不思議な」を付けたらどうだろう。ハリーポッターと不思議な家康」などというふうに。

このタイトルにしながら「史実と違う」とか言ってくるやつは頭がどうかしている。

本来、すべてのドラマに付される「このドラマはフィクションです」という注書きは、「いや、ドラマなんだからマジにならないでよ」という予防線のために行ってるんだが、それでも通じないこともある。歴史ドラマだとそれが顕著なのだろう。

だから、今後の大河ドラマは総じて「ハリーポッター」シリーズにしたら良いと思う。

NHKはいますぐ配給元のワーナー・ブラザースに事情を説明しに行くべきだ。

 

なお、俺は「どうする家康」を見たことがない。

だから、当該ドラマが実際に面白いのかどうか全くわからない。作品としてあまりにつまらないもんだから、そういう余計な批判も生んでいるのだという可能性も大いにあるが、それに関しては考慮していない。

 

*1:これはタレントの伊集院光が言っていた話だが、ある歴史教育系のテレビ番組で、縄弥生時代頃の住居を紹介した時に、一緒にいた女性タレントが「うわ~~懐かしい感じがしますね~」などと言っていたとのこと。

2023年の目標

2023年の目標を月別にまとめた。今年もあと11ヶ月だけども。

 

・1月~3月 

 生きる。*1

 

・4月

 ・「情報処理安全確保支援士」に合格する。

 ・グランブルーファンタジーのイベント「星の古戦場」で4桁順位を取る。

 

・5月

 赤ちゃんの1歳記念に沖縄(小浜島石垣島)に行く。

 1歳の時にいろいろお出かけしたって、成長したら何も記憶していないだろう。だから海へ行くのも、わざわざ沖縄行くんじゃなくて千葉の九十九里浜あたりでもいいんじゃないかと思ったんだが、妻は何がなんでも「赤ちゃんにとって最初の海は沖縄がいい!」と言い張る。

俺は大いに問いたい。自分自身はその最初の海とやらを覚えているのか!?

 

・6月

 グランブルーファンタジーのイベント「星の古戦場」で英雄順位を取る。

 

・7月

 異動する。一応、自分の適正と、今後の注目度から、サイバーセキュリティ部門を希望しているんだが、いま担当しているシステム企画がめちゃくちゃ炎上しているから、異動先ではきっと地下の倉庫で積み木を組み立てては崩し続ける作業が割り当てられることだろう。

 

・8月

 生きる。

 

・9月 

 グランブルーファンタジーのイベント「星の古戦場」で英雄順位を取る。

 

・10月

 「システム監査技術者」に合格する。

 

・11月

 グランブルーファンタジーのイベント「星の古戦場」で英雄順位を取る。

 

・12月

 生きる。

 

こいつマジで一年中グラブルしかやっとらんな。キャラのランク(ドラクエでいうレベル)もついにゲーム内カンスト値(325)になっちまったよ。

そんなにゲームをやっているくらいなら、すっかり「月刊」化したこのブログの更新頻度をもう少しあげていきたい。ただ、3月には「ウイニングポスト10」も発売されるから望み薄かな・・・。

 

ここまで考えてからひらめいた。このブログをグラブル攻略サイトにしたらいいんじゃないか????

今年もよろしく。

*1:今年の目標をまとめよう!と思い記事を書き始めたが、早速1月~3月に何もないのには自分で驚いた。なぜこのテーマでブログを書こうと思い立った?? とりいそぎこの期間の目標は「生きる」または「死なない」とする。

独学でプロジェクトマネージャに合格した記録

 

情報処理機構の国家資格「プロジェクトマネージャ」試験に受かったぞ!

 

それじゃ今回も合格体験記兼試験対策を…と言いたいところだけど、画像の「午後1」の点数を見ていただければおわかりだろう。

合格点60点なところ、61点!!

ありがとう!! 採点してくれたお優しいおじさん! 自分で採点したら59点だったんだよ・・・ありがとうおじさん・・・涙 

 

ってな感じの超ギリギリでの合格となったことから、上目線で「こうすれば受かりますよ^^ みんなもやってみよう!」みたいな投稿は厳に慎もうかと思う。なので、今回は単なる受験記録。

 

なお、過去の合格体験記は次のとおり。

 

amemiya-a.hateblo.jp

 

amemiya-a.hateblo.jp

 

amemiya-a.hateblo.jp

 

 

また、勉強効率や、当日のテストでの集中力を補うスマートドラッグも愛用して、これまでのところ効果を上げているので、興味ある方はこちらの記事もどうぞ。

amemiya-a.hateblo.jp

 

午前1試験(択一)

 

俺は去年「ITストラテジスト」に合格しているから、これは免除。

したがって1秒も勉強していない。

午前1に関しては3年前に応用情報に合格した時からずっと免除だから、多分もう細かい計算問題とか分からんな。

ところで、情報処理機構の高度試験に合格する喜びの半分くらいは、あと2年間も継続してこの午前1試験が免除となることだと思う。俺たちは自分のスキルアップや会社の仕事のためでなく、この午前1を免除してもらうために勉強しているのである。

 

午前2試験(択一)

 

勉強期間1ヶ月半程度(毎日30分~1時間程度、合計30時間弱)。

単純な過去問の暗記であって、他の試験でもそうだが最も時間をかけた部分。

実際の試験問題は、体感で7割(つまり合格点以上)は過去問からの出題で、ほぼ即答できた。正解となる選択肢の位置も全く同じだから問題をすべてよむ必要すらない。

残りの3割はボールペンを転がし、出た目に応じて記号を選択した(加えて、少しだけ頭も使った)ところ、半分くらい正解して、結果84点だった。もっとやれたと思ってしまうが、60点以上取れていれば、100点も60点も変わらない。

変わらないのだが、100点を目指そうとすると二次関数的に勉強時間が必要となるから、過去10年間くらいの過去問を解けるようにして70点程度とれれば十分だ。

したがって、今回は勉強しすぎた。もっと午後試験に時間を回すべきであった。

 

午後1試験(記述)

 

勉強期間20日くらい。平均1時間として20時間程度。そりゃ60点だわ。

受験前も、受験後も、落ちるならこの午後1だと思った。ならばもう少し勉強すれば良いのでは?と思うが、これは知識というより読解力が問われるから、単純に量をこなせば点数が上がるというわけでないから困ったものだ(皆さんご存知のとおり)。

 

でも、過去問をやっていて、ある程度「問われそうなところ」と「適切な答え方(答案の書き方)」は分かるから、やっぱり過去問が正義だろう(というかそれ以外に対策のしようがない。高校入試の「現代文」をやるのが有効かもしれない。)。これは過去5年分くらいは解いた。

 

以下、答案作成の上で個人的に重要視したところ。

 

1.プロジェクトマネージャの午後1では、リスクに対処する行動をもとに、なぜそれをしたのかという「狙い」「目的」が問われることが多い。

ITストラテジスト試験との対比で言うと、ストラテジスト試験での「午後1」は、とにかく現在の問題点をしっかり認識して、単にそれを記載すれば良かった。

これは、ストラテジストは基本的にコンサルタントであって、「これがネックだから、システムを導入しましょう」という分析が求められるからであった。

これがプロジェクトマネージャになると、現場で実際に手を動かす立場だから、設問もより実際的になる。

ここで、ストラテジスト的な目線でいたままだと回答が満足に書けないことがある。

例えば、「A課長がこのようなミーティングを実施した狙いは何か」といった非常によくある設問に際し、ストラテジストは「メンバ間で認識が統一されていない問題があるため、ミーティングを実施した。」といった回答をしがちである。

でも、問われているのは「狙いはなにか」だから「問題があるから」で終わる書き方は日本語としても不適切だ。ここは「ミーティングにより、メンバ間での認識を一致させようとしたから。」などと書く必要がある。

で、俺には現場経験がいっさい無いから、これがなかなかしんどかった。ストラテジスト試験ほどには問題文に「答えはこれです」と記載されているわけでもなく、かなり苦戦した(その結果ぎ合格点ギリギリの点数)。

なので、俺から言えることは、何を答えるべきかがちゃんと分かっているのに、書き方で減点または誤答とされないよう、プロマネ試験っぽい回答方法に慣れておこう、ということだ。それは過去問演習で十分できる。

 

2.答えはかなり具体的に書く。

設問にも大体「具体的に書け」と記載されるが、とにかく個別の事情を具体的に書かないと答えとして認められない場合がある。

例えば2022年秋の問題では、あるサービスを不採用とした理由が問われたのだが、俺は「サービスを採用するうえでの当社の理念に合致していないから」などと答えてしまって、おそらく減点か誤答とされたことだろう。

資料を見れば、このサービスの、どこが、どのように理念に合致していないかが書かれているのだが、バッチリ見落としていた。それがまさに答えとなった。

 

 

3.プロジェクトマネージャにとって作業の「手戻り」は死に値するミスである。このため、「手戻りを防ぐため」は解答になりやすい。

「⚪︎⚪︎を行った狙いは何か?」と聞かれたら、まず、手戻りが生じるリスクがあるかどうか検討したら良い。

 

思考力というより読解力が問われる試験であって、回答として記載すべき事項もほぼ問題文に記載されている。あとは「どこからそれを拾ってくるか」という索敵能力のようなものを培うのが合格への最短距離だ。

 

午後2(論文)

ほとんど勉強していない。

というのも、プロマネの午後2(論文)は、ITストラテジストを学習した時に培った方法論がほぼそのまま適用でき、追加的に何かをやるという必要性が感じられなかったからだ。

実際、今回の試験後にも「A」を取れている自信がかなりあった(そして実際「A」だった。)。

ではそのITストラテジストの時の方法論とは何かというと、「試験の設問をそのまま論文の目次として使う」方法のこと。

これが素晴らしく効率的で、かつ、抜け・漏れが生じない。安定して合格論文が書ける。

詳しくはITストラテジストの合格体験記で紹介しているので興味があったら参照してほしい。

 

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もともと俺はいまの会社でIT関係の仕事をしていたわけでなく、たまたま今がシステム運用に少し関与させてもらっているから、その関係でこんな資格の取得をこつこつ進めている。

が、こうして資格を取ってくると、会社の方も技能を客観的に評価できるから、いろいろ便宜を測ってくれる。言い換えれば異動で有利にしてくれるようだ。

この「異動で有利になる」ことがまさに資格を取る最も大きなメリットだ(2番めは、午前1が免除になること)。

で、いろいろと社内で調査すると、IT関係だとセキュリティの内部監査だとか助言をする部門が相当ホワイトで、出張もあって楽しいようだからそこを希望してみる。

そして、セキュリティ・監査ときたら、今後目指す資格試験も自ずと決定される。

 春に「情報処理安全確保支援士」、そして秋に「システム監査技術者」だ!!!。

みんなも一緒に頑張ろう。

 

 

超高身長

今年の5月に生まれた我が家の赤ちゃんが、昨日で生後7ヶ月を迎えたわけだが、すでに身長が72センチある。

175センチの超高身長の父親を持ったのだから当然だ。*1

 

生後2ヶ月くらいのとき、地域の保健師さんに訪問してもらった時点ですでにデカかったので驚かれた。そのとき面と向かって「お父様そんなに大きくないのにねえ??」と言われたよ。そんな事言います??!! 見ての通り超高身長だよ!!!(そこか?)

 

で、昨日は7ヶ月検診で、妻が赤ちゃんをお医者に見せにいったんだが、お医者も見るなり「デカいねえ!!」と驚いたらしい。

そして妻に「お父さん身長大きいの?」と聞き、妻が「本人は、俺は175だ、起床直後は175あるんだとしきりに言い張っています」と答えたら、「え、そうなんだ~。じゃあママが大きいのかな」だと。 なんでだよ!! パパが超高身長なんでしょうが!!

 

ちなみに俺の父の身長は180以上あるから隔世遺伝かもしれない。

俺の母はしきりに「あんたはお父さんの身長超えるかと思ったけど、途中で止まっちゃったねえ・・・」といまだに残念がって言う。なんでだよ!!!十分だろ!!!!!!

*1:(職場での検診時は毎回174.7センチなのだが起床直後は多分175あると思うのでより正確を期すためにここでは175と表記する)