(子育て)男女で違うんじゃないかと思うこと

 

うちには男1名の子供がいる。
1人だけなので、男の子はどうで、それに対して女の子はこうです、みたいな比較はできない。
でも、男の子ってこんな感じですという紹介をすることで、女の子と同じじゃんとか、全然ちがうねーみたいな感想を持ってもらえれば楽しい。

 

(※)お約束の免責事項
・あくまでうちの家庭の話であって宇宙の全ての男の子がこうではない。
・内容を面白おかしくするために部分的に話を盛っている。
・女の子のことはまるで分からない。なので、男女に共通のことを延々と言っている可能性もある。

 


○いつまでたっても喋らない。
うちの男の子は5月生まれだから現時点で2歳4ヶ月。現時点で、まだほとんど3語以上喋れない。2語も自由自在というわけではないし、まだ自分の名前も理解していないと思う。
この前やっと3語喋ったかと思ったら、それが「パパ ポンポン いたい」とのこと。別に腹を痛がっている様子はない。

 

子供パラダイスワールド的な施設(別名、ドッグラン)で、1歳数カ月の月齢の女の子と一緒に遊んだりすると、女の子があまりにペラペラ喋るもんだからびっくりする。
一般的には男子の方が言葉の習得が遅いようで、女の子の育児に慣れているとかなり心配になると思う。
が、よく喋るお姉ちゃんがいれば、男の子といえどかなり早くからペラペラ喋りだすかもしれない。

俺自身も、言葉を理解すること(喋る、読む)ことがだいぶ遅かったようで、かなり大きくなっても同級生の女の子から本を読み聞かせしてもらっていたらしい。

 

ただ、言語の習得がいくら遅くても全く問題ない。その理由を説明しよう。
自分の身の回りで、やたらとお喋りで、四六時中ペラペラペラペラ喋っている人を思い浮かべてほしい。そして、その人物は幼少期から現在に至るまで特別に知能が高いのかを考えてみてほしい。
言語の習得速度なんか全く問題ないことがこれでわかっただろう。どうか安心して見守ってほしい。

 

それに、赤ちゃんは舌っ足らずなところが可愛いのだ。
うちの子に「お名前は?」と聞くと全くリアクション無し。
俺がかわりに「青山○○です」と子どもの名前を言ってあげると、つづけて「3しゃいです」と言い出した。まだ2歳もそこそこだから、明らかに年齢詐称である。しかし彼は悪びれる様子もなく、つづけて「パ♪ パパ♪ パパパ♪」と歌い始めた。
これでわかった。名前を聞かれてそれに答えているのではなく、普段見ている「パジャマでお邪魔」の冒頭シーンをそのまま言ってるだけなのだ(あの番組に出ている幼児は決まって3歳なのである)。

舌っ足らずな男の子には、こういう可愛い期間がとても長くあるので幸せだ。


○やたら乗り物に惹かれる。
男の子は、どういうわけか、電車や車という乗り物に接していないうちからそうした「車輪のついたデカいもの」に心を奪われ、電車の玩具や、ただ延々と電車が走っているだけのYoutube動画ばかり好むようになる。
これは全く理由が分からないらしい。
会社の上司いわく、石器時代にマンモスを追いかけていた名残りだそうだが、ツイッターで見た真偽不明の情報によると、猿の赤ちゃんでも同じ傾向があるんだそう。
猿の赤ちゃんに、リカちゃん人形と救急車のどっちで遊ぶか実験したんだろうか???
お姉ちゃんのお下がりと言って、ぬいぐるみや人形を与えても、大して喜ばないかも知れない。

 

いろんな絵が書かれたカードを散らばせて、親が言った絵が書かれたカードを集めてこさせる遊びをしているんだが、「トマトは?」とか「スイカは?」とか言っても大してやる気を出さないが、総武線は?」と言うと秒でカードを探して持ってくる。
別に、このまま鉄道愛好家になってもらっても本人の自由ではあるものの、別の意味でちょっと心配になる。

 

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とりあえず電車を見せておけば静かにしているので、Youtube動画であれば定番のトレインキッズなどがオススメだ。

https://www.youtube.com/watch?v=4Il6QdZF9ow&t=1199s


○やたら走る
2歳児だとだいたい10~12時間くらい寝るんだろうが、起きている12時間程度ずっと家の中を走りまわっていることがある。
時速5キロ程度で10時間走り続けたとすると、毎日、東京駅から八王子駅くらいまで走っていることになる。
何が彼らをそこまで駆り立てるのかわからんが、これには良い面と悪い面がある。
悪い面としては、ドタドタうるさい。マンションで子育てをするのであれば、フロアマットを増強したほうがいい。
良い面としては、勝手に走って勝手に疲れてくれるので、勝手によく寝てくれる。

 

○やたら食う
この前、夕飯に生姜焼きを作ってやったら、大人が食べるサイズのロース肉を1枚全部食いやがったうえ、おかわりまで要求していた。


○遊び方の違い
前述の子供パラダイスワールド的な施設には「おままごとコーナー」がある。
そこでは他人の子供とも遊ぶ機会があるのだが、女の子はおとなしく、親も巻き込んだおままごとごっこをするのが好きなようだ。
女の子の社会性の発達の速度にはただただ驚くばかりだ。


そこに男の子を混ぜると、おもちゃの包丁を探し出し、それを持って奇声をあげながら走りまくる!!


お姉ちゃんと同じ遊びをさせようとすると、ちょっと難しいかも知れない。

そもそも、俺達人類の歴史のほとんどは石器時代なので、その時代の習慣がまだまだ残っているのだろう。
女性たちは社会を作り上げ、食事の支度などをする。男性たちは散り散りに獲物を探してくる。
幼児たちは、こうした石器時代の名残をそのまま体現しているのだと思う。
そのうえでどうするか? は教育方針によって様々だろうが、うちはとりあえず自由にさせている。俺が子供の時、自由にさせてもらったことをありがたいと感じているからだ。

 

******


とりあえず思いつくところで、たぶん女子とは違うだろうなと思う部分を挙げた。
冒頭のディスクレーマーのとおり、うちの男の子はそうじゃないというのも全然あり得るだろう。
が、少なくとも、好むと好まざるとに限らず、こうした割と原始の状態に近い子というのには、男女の違いがはっきりあると思う。
そんな彼らに「ジェンダーレス」や「男女同質化」などの思想がいかに素晴らしいか、先進的か、人道的かを説いてやっても、きっとわからんと思うから、彼らの自由にさせてやったらいいと俺は思う。

 

 

 

健康(ダイエットなど)のためにはじめて効果のあったこと2つ

俺もいよいよ30代が近づくにつれて健康に気を付けることが増えた。ひとつ、巨大な嘘。

 

今回は俺が健康志向のために始めた習慣について説明しよう。具体的は以下の2点である。

 

○トマトジュース

去年の秋から毎日トマトジュースを飲んでいる。
トマトジュースには抗酸化(老化防止)、美肌、ダイエットなどの効果があるうえ、GABAも含まれているから精神衛生的にも素晴らしい効果がある。

実際、飲みはじめてから肌トラブルもなく、体のむくみがとれて服がぶかぶかになった感もあるなど、これまで良いことしか起きていない。もっと早く飲み始めたら良かった。

 

もっとも、以前からトマトジュースにはそれなりに興味があったものの、飲み始める上での難点がひとつあった。くそまずいということだ。


俺が子供のころ、缶のトマトジュースを何回か飲んだことがあったが、しょっぱい、えぐ味がある、生臭い、口当たりも悪い、などと、金正恩将軍に何らかの失礼をしない限りは飲まされないであろう酷さだった。皆さんにも経験があるかもしれない。


大人になってもトマトジュースに関してはそのイメージでいたのだが、昨年、伊藤園の「理想のトマト」というトマトジュースを飲んで椅子から転げ落ちた。

いま、トマトジュースってこんな美味しくなってるのか?!


口当たりが優しく、余計な塩気も感じない。それどころか「ジュース」という名のとおり優しい甘さがあって飲みやすい。そして濃厚なトマトのうまみが感じられる。
これはもはや健康志向関係なく「美味いから」という理由で飲み続けられるほどの完成度だ。この「理想のトマト」を知ってからというもの、ずっと飲み続けていて、とにかく体と精神の状態がいい。ぜひ買ってみてもらいたい。

 

 

それ以来、同僚などと健康に関する話をする時には*1、決まって「トマトジュースまじでいいぞ」と勧めているのだが、その結果はご想像のとおり「ト、トマトジュース・・・・?」という怪訝な顔だ。

彼らの気持ちはよく分かる。俺たちの世代はみんな、子どもの頃に飲んだあの激まずトマトジュースのイメージが払拭できないでいるから、必ず「何言ってんのこいつ」という目で見られ、今やこんなに素晴らしく改良されたトマトジュースを満足に布教できないのは残念だ。

読者にはぜひ試してもらいたい。

 

ちなみにいろんな種類のトマトジュースがあるが、食塩入りはやはり(いかに味が改善されてきたとはいえ)あまり美味しくない。トマトだけでも塩味があるのだからそれで十分に感じられる。
また、「サラサラ」したタイプよりも「ドロドロ」タイプの方がむしろ飲みやすく感じる。
それらを総合すると、上記した伊藤園の「理想のトマト」が攻守ともに最強と思える。おすすめ。


○ ジン

ジンというのは蒸留酒のひとつで、一般的には40%以上のアルコールがあるスピリッツと呼ばれるものだ。
酒なんかでどんな健康志向の活動をしているというのか。説明しよう。それは、これまで飲んでいたビールをジンに置き換えたことだ。

 

俺はほとんど毎晩のように飲酒をしているわけだが、基本的にビールや発泡酒を好んで飲んでいた。だいたい350ml1缶くらい毎日飲んでいた。


それをジンの炭酸割に置き換えてみたのだ。するとどうだろう。体重が落ちるとともに、ウエストや足は【如実に】細くなっていくのがわかった。また、実際に昨年の冬に行った健康診断ではほとんど全ての数値が改善していた*2

 

より度数の高い酒を飲みはじめたにも関わらず、なぜ健康になるのか?

それはビールのような「醸造酒」と、ジンのような「蒸留酒」の違いにある。


細かい説明は省くが、醸造酒というのは果物などを発酵させてアルコールをつくるものであり、ビールやワインなどをさす。
他方、蒸留酒醸造してできたアルコールをさらに蒸留(加熱・気化)させてアルコール度数を高めたものであり、ジンやウイスキーなどをさす。


この蒸留という過程で、体を太らせる原因である糖質が分離されるため、蒸留酒にはほとんど糖質が含まれていないのだ!!!
つまりどういうことかわかるだろう。
蒸留酒を飲めば痩せるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 飲めば飲むだけ、痩せるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

この理屈に異論を挟む余地なんかない。俺は同僚や知人との間で「最近健康に心がけていること」という話題になった場合、必ず「ジンいいっすよ*3」という話をしている。
その結果はご想像のとおり「ジン・・・・?」という怪訝な顔だ。

さっきトマトジュースの話をして一度怪訝な顔をされているんだが、再びそれと全く同じ顔で見られることになる。
きちんと健康の話をしているのに何故なのだろう。

ここの読者にだけでも伝わってほしい。トマトジュースとジンまじでいいぞ。


(補足)
ジンは甘くないので炭酸で十分に割っても飲みづらいかもしれないから、レモンを絞ったりすると良い。
または、少量のジンジャーエールトニックウォーターで割ると、それぞれ「ジンバック」「ジントニック」というカクテルになって美味い。
ただし、こうした割り物には糖質が含まれているから元の木阿弥にならないよう気をつける必要がある。もっとも少量入れるくらいならそこまで健康志向は損なわれない。

*1:歳を重ねてくると健康に関する話題が増える

*2:ただし、医者にはジンを毎日飲んでいるという話はしなかった。怒られそうだから。

*3:真面目な話、実際には「ビールをやめたこと」が最も良かったのだろう

プール遊びの日記

こう暑いと日課にしている子供とのダンゴムシ探しもはかどらない。

というか暑すぎてダンゴムシが全然いない。

劣悪な環境のこの地球から、元々彼らがいたダンゴムシの星に帰っていったのかもしれない。あそこは平均気温25度のとても良い環境と聞くから。前橋駅の2つ先にあるらしい。

 

このように、日中の公園はダンゴムシすら寄り付かない地獄の暑さになるから、とても子供と遊べたものじゃない。

子供を滑り台に乗せても、ステンレス製の滑り坂をそっと触って温度チェックをしては「コレ無理」という顔で180度方向転換し、階段を降りていく。


こんな有様なので、子供を公園に連れて行く時間は、十分に日が陰った夕方以降となってしまう。これじゃ満足に遊べない。

というわけで、近頃は小さな庭*1に遮光のひさしを貼って、その下にプールを置き、そこで遊ばせている。


もっとも、プール遊びは昨年からしていた。

が、当時プールのサイズを見ずに選んだせいで「10つ子ちゃん大集合」みたいなテレビ番組に出演している人用のクソデカサイズを買ってきてしまい、これが大失敗であった。

まず、水をたっぷり貯めるのも一苦労だし、貯めたら貯めたで今度は排水口が無いから、水を捨てるのにも非常に困った。

遊び終わったら小さなバケツで少しずつ水を捨てるしかなく、この排水作業が想像を絶する面倒臭さであり、数回だけ使って即捨てた。

今回はその反省を生かし、まず、子供一人が入って少しだけ動き回れる小サイズのものを選んだ。
そんなに大きくなくても幼児は水に浸かっているだけで喜ぶぞ。
また、最も重要な点として底面に排水口があるタイプを選んだ。

 

総合すると、ベビザラスの店頭で5,000円程度で売られているミッキーマウスのものが良いだろうと思う。
ただ、必要かはわからんが写真をアップするときに子供の顔のほかミッキーマウスの顔にも黒い目線を入れる作業が面倒だった。不満点はそこだけで、評価は★★★★☆である。

 

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(調子にのって警視庁の車両から落っこちそうになり耐えている子供の写真。というか警視庁って普通に名乗っていいんだろうか???)

 

こうして用意したプールに子供を入れてやると、とても喜んだからこっちも嬉しくなった。買ってよかった。


ただ、そうして遊ばせておいた子供は、やがてとりつかれたように小さなバケツでせっせとプールの水を残らず捨てるという遊びを始めた。
今年は、それをしなくていいんだ。

*1:我が家は戸建ての賃貸住宅に住んでいる

ダンゴムシ(歌:aiko)

6月は平和に過ごしていたこともあり、何も書くこともなかった。

 

・子どもがいよいよ「虫デビュー」した。

説明しよう、「虫デビュー」とは、公園に生息しているダンゴムシに心を奪われ、拾って親に見せては「捨ててきなさい!!」と悲鳴にも似た怒られ方をされることである。

 

公園に行くと、彼はブランコや滑り台には見向きもせず、公園イチのバカでかい岩の影まで一目散だ。そして、岩の根本あたりを指でつっつく。こうすることで彼は友達である大量のダンゴムシに会えるのだ。

 

この前、俺は子供の案内に従い、上記のデカ岩の影まで行って、仲良しのダンゴムシたちを見せてもらった。

想像の10倍くらいいた。

俺が思わず、本当に素朴な感想として、「うげげげ~~~」と言ってしまったところ、その言葉の意味はわからずとも、なんとなく大切な友達を嫌悪されたのではないかということを察知したのかその場で大泣きされた。ごめんなさい。でもめっちゃいたんだもん虫が・・・。

 

それにしても、子育てをしていると、誰に言われたわけでもなく、男の子であるという運命からは逃れられず、電車、バス、虫に行き着くものだと思い知らされる。なんでなの? 

電車バスはいい。なんで虫?! それもなぜ決まってダンゴムシなんだろう!

 

俺達の趣味や性癖が、太古の昔からの「遺伝」により決定づけられているのだとしたら、石器時代頃のご先祖様は、ダンゴムシに命を助けられるような経験をしたか、またはダンゴムシと共存できる人間(とくに男子)のみが生き残ったという歴史があるのかもしれない。

まるでナウシカのオームのごとく、巨大なダンゴムシたちを引き連れて狩りにでかけていったのかもしれない。

そうかと思うくらい何故か自然とダンゴムシを好きになる。

 

そして、こうした遺伝の宿命を思えば、俺たちの趣味嗜好は石器時代の昔から継続しているものであって、多様性というのは幻想に過ぎない。*1

 

・新しい担当部署への異動も適った。その意味でも6月は平和に過ごせた。

これまで資格を取り、社内公募にも応募した甲斐があったというものだ。人事は適当だから、こんなふうに、デッチあげでもいいから自薦するだけで希望がかなったりする。他方でもっとも不遇なものは何も言わない人だ。

 

同期のうちの1人の競馬仲間は、そのように何もいわず、黙々と働く仕事ができる人間であったが、今回の異動では予告無しに出向を告げられ、聞いたこともない場所での勤務が決まった。

可哀想である。

可哀想だが、やはり平和な生活は他人から与えられるものではないと思った。外形的には資格を取ったりして、行動的には公募に申し込んだり、または転職を選んだりなどしないと、行き着く先は人事にとっての都合の良い場所しかない。

詩作に励んでいる俺の最近の作品に「お前が消えて喜ぶ者に、お前のオールを任せるな」という一節がある。これは単に意識高い系からくる積極主義ではない。平和のためにやることがあるというだけのことだ。

 

というわけで(?)明後日にネットワークスペシャリスト試験の合格発表があるから、無事に受かっていたらまた合格体験記を書く。落ちていたら、公園にダンゴムシを探しに行く。

*1:幻想というのは言い過ぎかもしれない。でも思うに、多様性というのは、ニュートン力学に対するアインシュタイン相対性理論のようなものであって、遺伝を根拠にした基礎はきちんとあって(男子を放っておいても電車が好きになるように)、でも、それから外れる場合もある。その外れた場合であっても正当であり、自由にしたらいい、というくらいのものだと思う。

それを「みんな多様なんだ」とか言って、本人の意思にかかわらず男子に赤いランドセルを背負わせたり、リカちゃん人形を与えたりするのは、「今の時代はアインシュタインであってニュートン力学なんか無効である」と言っているのに等しいんじゃないかと思う。

子ども連れの飛行機に持ち込むべきアイテム1選

「めんそれ」から始まる言葉はこの地球上に「めんそーれ」と「メンソレータム」しか存在しない。沖縄豆知識な。

というわけで先日のブログにも書いたとおり、今月はじめ、8日から11日まで沖縄県宮古島に旅行した。


「GWどこ行くん?」

「8日から11日まで休んで旅行します」

「GWと一見関係がありそうでただ普通に休みとって行くやつだよな~」

でおなじみの「GW終わってから休む謎のやつ」の日程であるが、この時期はどさくさに紛れて休暇取りやすい一方で、観光地に人が居ない、宿が安い、沖縄県もまだ梅雨入り前、と良いことづくめ。
これからも「俺のGWは8日からはじまるんで」という謎理論を主張してこの時期に行こうと思う。謎理論も自信満々に言うとなんか「そうかな」って思ってしまうものだ。SNSを見てお分かりの通りである。


余談はさておき宮古島でのバカンスは後述するようにとても良かったのだが、懸案だったのは「飛行機の中でいかに子供(2歳)を静かにさせるか」だった。
インターネットでは、公共交通機関や公共施設でうるさく喚き散らす子供に対する非難をよく見かける。
こうした非難は子供自体に対してというより、むしろそうして騒ぎ散らす子供を前に何ら対応をしない親に向けられていると思う。
なので親としてやることはすべてやる。具体的にはテクノロジーの力を使って子供を黙らせる。


そう思い、結果行き着いたアイテムがこれだ。

この小さな箱を我々は「子供無限労働キチガイスイッチ地獄マシーン」と呼んだ。

以後、長いのでしばしば「スイッチ」と呼ぶ。

こいつをひとたび子供に与えれば、往復5時間以上、飛行機の中でただひたすら黙ってカチカチしていてくれるはずだ。
全日空088便の平和は小さな木箱のお前にかかっているんだ頼むぞ。

 

ちょっとだけ遊んだ。

 

が、写真に映るこの小さな怪獣は、すぐに次の、さらに魅力的な、テクノロジーやデザイン性に溢れる別のオモチャを発見したようだった。

これは全くの誤算であった。

そんな魅力的なオモチャが、この飛行機の、それもすぐに手が届く範囲内にあったなんて。

そのオモチャの名とは、「スーパードリームカラフルトミカ任天堂プレイステーションディズニーマジカル・・・・・飛行機の背もたれテーブルの留め具」だ。


これをもう、地獄かというくらいガチャガチャいじりまくってはテーブルを引き出しやがる。

引き出しやがるたびに怒って元に戻すと、「待ってました」とばかりにまた留め具をがちゃがちゃいじる。

さっき紹介したスイッチ箱で遊んだ時間を30分とすると、残りの2時30分はこの留め具で遊んでいたことになる。


こんな留め具に心奪われたのはうちの子だけでなく、周りのファミリーでもこの留め具を子供がいじり回し、テーブルを引き出してはそのたびに子供を怒っていたようだった。

 

この留め具をオモチャにしてベビーザらスで販売したら巨万の富を築けることだろうと思った。

だが俺はベビーザらスの社長ではないから、ただ延々とこの留め具から子供の手を引き離す地獄の時間を過ごしただけであった。


幸い、子供の前の席には人がいなかったこと、叫び声を挙げることは無かったことから他のお客さんの迷惑にはならなかったと思いたいが、とにかくこの意外なオモチャのおかげで大変な目にあった。

これから幼児を乗せて飛行機を乗る方がこの記事を見ていたら、強く推奨する。子供を静かにさせようと余計なアイテムを持ち込む前に、まず、あの座席の留め具対策をした方がいい。

 

行きの飛行機で散々懲りた俺は、帰りの飛行機では対策をすることにした。
その結果がこれだ。

 

留め具という留め具を全て養生テープで完全に封印した。

そしてこいついつもスライムの服着てんな。


我が子は、家にいても冷蔵庫の扉を明けたり閉めたり、閉めたり明けたり無限に繰り返す遊びをしているのだが(何が彼をそこまで駆り立てるのだろうか)、そこでも養生テープは大活躍している。

「これでお前はおしまいだ」とばかりに養生テープを機内でバリバリ貼っていたら、ANAの経験豊富なCAさん2名に三度見くらいされた。あまりこうした行動をしている家庭が少ないのだろう。またはここまで聞き分けがないガキを飛行機に乗せようと思う家庭が少ないのかもしれない。

 

養生テープの効果はバツグンで、帰りの飛行機でも留め具遊びを始めようとした子供は、ビッチリとテープで固定された留め具を前に何か不満をぐだぐだ言った後、ほどなく諦めた。

さすが養生テープ。世界の平穏は養生テープによってもたらされる。「養生」をひらがなにしてみると「ようじよう」であり、「幼児用」に作られたものであることが示唆されているのはまさにこの為だったである。いま思いついたこれ。


で、留め具が動かせないことに拗ねた我が子はほどなく寝てくれた。めっちゃ寝てくれた。

飛行機が羽田に到着するまでの3時間近くぐっすり寝て、私達夫婦を含むANA便はとても穏やかな時間を過ごすことができたのである。飛行機に乗せる前に宮古島のビーチに立ち寄り、砂浜を好き放題に走らせ、疲れ果てさせたのが良かったのだと思う。

俺はANAに言いたい。空港の離発着ロビーに「子供疲れ果てさせコーナー」を用意してほしい。具体的には、子供の進行方向とは逆方向に高速で動く床などである。


また、こうした対策を待たずとも、これから飛行機に低年齢の幼児を乗せようという親がここを見ていたら、少なくとも「養生テープ」を持っていくことを強く推奨する。
飛行機に乗る前に「【子連れ飛行機】フライト中、持ってると良い持ち物●選」などというまとめサイトを無数に見たが、ただの1サイトも「養生テープ」を挙げたものはなかった!!

おそらく本ブログが養生テープの持参を勧めた最初のまとめ記事になるだろう。

全国の親子連れの参考になれば幸いである。

 

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冒頭で述べたように、宮古島旅行はとても良かった。

全日とても良く晴れて、予定していたことは全て達成できた。以下その記録。

 

亀を見に行く

クリアカヤックに乗って1時間くらい遠浅の海を漕ぐツアーに参加した。

当初、亀に会える確率99%と聞いていたけど、まじでウジャウジャいた。亀だらけ。

亀わかります?

これで亀に会えなかっ奴が1%いるというのは、前世で浜辺で亀をいじめて浦島太郎にたしなめられたレベルで亀に嫌われてる奴だと思う。

ところで俺も含め、みんな全身日焼け止めのラッシュガードを着込んだうえ、塗りたくれる限りの日焼け止めを塗りたくった観光客ばかりだった。俺もお前たちも全員千葉県にいろと思った。

 

 

刺身を食べる

居酒屋さんも考えたが、子供がいることもあり、お魚屋さんでテイクアウトして、ホテルの部屋で酒を飲みながら食べた。

利用したのは観光客にも有名なマルヨシ鮮魚店というお店で、本当に良かった。事前に電話で「2000円で盛り合わせをお願いします」と連絡しておくとスムーズで、写真のように用意してくれる。

匂いがスーパーで買うものとは全然違う。磯の匂いがする。

また、俺はイカタコが基本的に苦手で食べないのだが、ここで買ったイカタコは美味しくてパクパク食べた。イカはまるでバターのような食感で衝撃的。おすすめ。

 

星を見る

浜辺に三脚を立てて頑張った。

最初はもっとも明るい星にすらピントが合わず苦しんだ。

原因はずっとオートフォーカスだったことで、ウェブ記事で「手動(マニュアル)でピントを合わせるべし」と読んだことを思い出し、手作業でやったら比較的綺麗に撮れた。

真っ暗闇の浜辺で、背後から突然「綺麗に撮れますか?」と声をかけられ、宮古島の端まで聞こえる声で叫んでしまった。

 

 

というわけで、宮古島は良かった。

適度に人がいなくて、適度に便利で、適度に沖縄に行った感が得られる最高の観光地だ。

皆さんが沖縄観光をする場合には宮古島をお勧めしたい。その時のマストアイテムはもうわかるな? 養生テープだ。

宮古島に行くにあたり、子供を静かにさせる。

明日から沖縄県に行く。

 

今回は例年のようにアワビの密猟ではなく旅行目的なのだが、これまでの沖縄旅行では石垣島宮古島、本島、小浜島といった離島を中心に回っているところ、明日からの旅行では2度目となる宮古島に行くことにした。

これらのうち最も満足度の高かった島だからだ。

 

海やビーチが綺麗なのはもちろん、ホテルも充実、お店もたくさんあって便利な一方でそれほど人がおらず快適、ドライブも楽しい。まさに攻守最強の島だと言える。沖縄に行ってみたいという方は、ぜひ宮古島をはじめとする離島を選択肢に入れてもらいたい。

 

で、当然ながら飛行機で行くわけだが、今年はちょうど旅行中に2歳になる小さな怪獣ことうちの子供が同行する。

去年はミルクを飲ませ、YouTubeでシナぷしゅさえ見せておけばずっと大人しくしていたものの、今年はずいぶん図体も大きくなり、ちょっとの間でも大人しく座っていることが難しいかもしれない。非常に不安だ。

世間一般の子供がそうであるように、やはりYouTubeを見ると大人しくなる。YouTubeというのは偉大なものだ。だが、大人しくするコンテンツといえば、「関東圏の電車大集合!」みたいなもので、電車に興味がないこっちがうんざりする。なぜお前たちは、誰に教えてもらったわけでもないのに電車がそんなに好きなんだ??? なぜ京成本線の車体を見ただけで走り回って喜ぶんだ?!

また、通信ができない飛行機内でずっとYouTubeを見せておくわけにもいかないので、それ以外の手段が必要だ。

 

そこで、去年以上の「子供黙らせておく対策」を実施する。

というか、世間の人がこんなにも子供を数時間黙らせておくことに心血を注ぐのだから、Pigeonとかジョンソン・エンド・ジョンソンとかのベビー用品メーカーは、スプレーで噴霧した液体を染み込ませた布をふわっと嗅がせると数秒で眠りに落ちる「赤ちゃんねんねスプレー」みたいなの発売してくれないかな。クロロホルム

 

そんな便利なものは世の中に無いようなので、Amazonで買えるものから探した。それがこれだ。

 

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これを俺は子供キチガイスイッチセットと呼んでいる。

差別用語がふんだんに含まれている名称であるがこれを見せた瞬間に子供がキチガイのように一心不乱にスイッチをパチパチして遊ぶことだろう。その姿が今からでも容易に目に浮かぶ。

 

というのもうちの子は、こうした電気のスイッチを押すことを人生の主な目的として考えているらしく、部屋で抱っこするたびに「あーーー!あーー!!!」などと奇声をあげては大人を電気のスイッチのもとへ誘導する。

そして誘導しては短いお手々でスイッチを押して「ちゅいた!!(電気が付いた)」と言って喜んでいる。俺は「そうだねえ付いたねえ」と褒めてあげた2秒後に電気を消している。真っ昼間なのだから当然である。

 

このように電気スイッチ押し職人たる我が子に上記のおもちゃを渡しておけば、往復の飛行機6時間の旅であっても、無事にじっと黙ったまませっせとスイッチを押し続けるだろう。

このおもちゃはよく聞く「モンテッソーリ教育」というものに準拠しているそうだ。

モンテッソーリというのはよくわからんが、恐らく「子供を長時間黙らせる」という日本語訳なのだろうと思う。どうりで大人が子供の口を両手で塞いでいるロゴ画像なのだと思った。頼むぞモンテッソーリANAの平穏はお前にかかっているんだ。

 

**********

今回の旅行にあたっては、美しい海を見て、綺麗なホテルで癒やされるほか、主に次の目標がある。

 

 ・カヌーで亀を見る。

  公式サイトによると亀に会える率99%らしい。亀に会えなかった1%があまりにも哀れすぎる。

 

 ・星空を撮影する。

  数年前に宮古島に行った時も星空を楽しみにしていたのだが、よりによって満月、それも、数年に1度の素晴らしいスーパームーン!!! まばゆい月の光にかき消され、星なんか全く見えなかった。これは、星空観察をする者ならば常識以前の話である「月の満ち欠けを計算する」ことを全く怠っていたのである。

その反省を活かし、今回はきちんと新月のタイミングで現地に着く。

また、このために広角レンズも購入したし、あとは晴れるだけだ。

な!!! あとは晴れるだけだ!!

 

 ・刺し身を買って食う。

  宮古島といわずいますぐイオンに行って好きなだけ食えばいい。

  それはそうなんだが、宮古島は魚菜市場が豊富にあり、1,000円出せばその日の新鮮な刺し身の盛り合わせをササっと用意してくれるんだそう。これが良い。そこで刺し身を買って、ホテルの部屋に帰ってビールを飲みながら食う。子供を風呂に入れ、寝かしつけ、YouTubeを見ながら食う。宮古島といわず今すぐイオンに行って好きなだけそうしたらいい。

 

ネットワークスペシャリスト試験を受けた

先日から勉強日記を公開していたとおり、ネットワークスペシャリスト試験を受験するつもりでいて、すなわち本日が受験日だった。

そこで今日は受験会場での所感を述べる。

 

受験生めっちゃ若い。

これまで、ITストラテジスト、プロジェクトマネージャー、システム監査技術者と連続的に受けてきて、いずれの受験会場でも自分(30代中盤)が最年少だと思われたところ、ネットワークスペシャリストの受験会場には20代っぽい受験生が非常に多かった。

女性すらいた! これは上記3試験では考えられないことだ。なんだろう、より現場でシステムをいじくるような若者向けの試験ってことなんだろうか。

 

あと、変な奴がいなかった。これもすごいことだ。

過去に、「応用情報」では受験会場では受験会場に「これが私の時計です」とか言って巨大な置き時計を持ち込んだ奴や、午後2試験までたどり着きながら試験開始直後に問題文の表裏だけを見て即帰宅した奴とか、様々おかしい奴を見かけたが、今回は例外なく常識的な人間だった。昼休みに見ていたyoutube動画を、イヤホンに接続されていると思って誤って音量最大で再生してしまった俺が最もアレな奴だったくらいだ。

 

受験生自体に関する所感などどうでもいい。

テスト自体に関しての所感を述べる。

 

午前2

まあまあむずかった。新傾向のスパニングツリープロトコルの問題などもあってしっかりと間違えた。が、過去10間の問題だけで6割の正解は導けた。

解答はすでにIPAの公式サイトで公表済みであり、合格していることは確認した。

 

午後1

BGP,プロキシサーバに関する挙動の問題。

問題文の冒頭だけを見ると「ローカルブレイクアウトによる負荷分散に関する問題」などと「はい????」と思うけれども、それは何なのかしっかり説明があったうえ、設問自体もその場でどう考えるかという力が試されているように思えた。

例えば「IP-Unnumbered設定とはなにか」とか、多分この単語を事前に勉強してきている受験生はいないだろうが、文脈からなんとなくわかる、それをきちんと30字に自身を持ってまとめられるか? ネットワークのことならわかるぜ、という自信が必要なんだろうん。

ただし単純な語句問題のような「知ってなければ即アウト」みたいなものも多く、暗記作業も必要。

総合して良い問題だと思った。

 

午後2

俺が選択した「選択問題2」では「電子メールの認証」に関する問題が出題された。

本試験を受ける人ならば知っているだろうGmailセキュリティポリシーの変更事件から、メールの認証技術(SPFDKIM、DMARC)について予習してきた人が多いのだろうか、俺もその一人だったけれど、周りもそんな感じだった(少なくとも表面「選択問題1」)を解答している人はそんなにいなそうだった)。

DNSの設定に関する設問もあったが、

 【すごく難しい単語】とはこういうものです。で、この運用のためには【基本的な設定】が必要です。この【基本的な設定】とはどういうものか。

みたいな良い問題が多かった。

問われていることはどんなテキストにも掲載されていることなので、初見でビビらないことだ。

諦めない、分かることを書く、粘る、IPA高度試験を受ける者が胸に刻んでおきたいことだ。

なお、俺自身はそんなに手応えはない模様。

そして、合格発表が7月!?!? 

ぜひIPAにはこの悶々とする期間の短縮化に努めてほしい。試験監督が必要なら俺が時給1500円でやってやる。