ネットワークスペシャリスト試験を受けた

先日から勉強日記を公開していたとおり、ネットワークスペシャリスト試験を受験するつもりでいて、すなわち本日が受験日だった。

そこで今日は受験会場での所感を述べる。

 

受験生めっちゃ若い。

これまで、ITストラテジスト、プロジェクトマネージャー、システム監査技術者と連続的に受けてきて、いずれの受験会場でも自分(30代中盤)が最年少だと思われたところ、ネットワークスペシャリストの受験会場には20代っぽい受験生が非常に多かった。

女性すらいた! これは上記3試験では考えられないことだ。なんだろう、より現場でシステムをいじくるような若者向けの試験ってことなんだろうか。

 

あと、変な奴がいなかった。これもすごいことだ。

過去に、「応用情報」では受験会場では受験会場に「これが私の時計です」とか言って巨大な置き時計を持ち込んだ奴や、午後2試験までたどり着きながら試験開始直後に問題文の表裏だけを見て即帰宅した奴とか、様々おかしい奴を見かけたが、今回は例外なく常識的な人間だった。昼休みに見ていたyoutube動画を、イヤホンに接続されていると思って誤って音量最大で再生してしまった俺が最もアレな奴だったくらいだ。

 

受験生自体に関する所感などどうでもいい。

テスト自体に関しての所感を述べる。

 

午前2

まあまあむずかった。新傾向のスパニングツリープロトコルの問題などもあってしっかりと間違えた。が、過去10間の問題だけで6割の正解は導けた。

解答はすでにIPAの公式サイトで公表済みであり、合格していることは確認した。

 

午後1

BGP,プロキシサーバに関する挙動の問題。

問題文の冒頭だけを見ると「ローカルブレイクアウトによる負荷分散に関する問題」などと「はい????」と思うけれども、それは何なのかしっかり説明があったうえ、設問自体もその場でどう考えるかという力が試されているように思えた。

例えば「IP-Unnumbered設定とはなにか」とか、多分この単語を事前に勉強してきている受験生はいないだろうが、文脈からなんとなくわかる、それをきちんと30字に自身を持ってまとめられるか? ネットワークのことならわかるぜ、という自信が必要なんだろうん。

ただし単純な語句問題のような「知ってなければ即アウト」みたいなものも多く、暗記作業も必要。

総合して良い問題だと思った。

 

午後2

俺が選択した「選択問題2」では「電子メールの認証」に関する問題が出題された。

本試験を受ける人ならば知っているだろうGmailセキュリティポリシーの変更事件から、メールの認証技術(SPFDKIM、DMARC)について予習してきた人が多いのだろうか、俺もその一人だったけれど、周りもそんな感じだった(少なくとも表面「選択問題1」)を解答している人はそんなにいなそうだった)。

DNSの設定に関する設問もあったが、

 【すごく難しい単語】とはこういうものです。で、この運用のためには【基本的な設定】が必要です。この【基本的な設定】とはどういうものか。

みたいな良い問題が多かった。

問われていることはどんなテキストにも掲載されていることなので、初見でビビらないことだ。

諦めない、分かることを書く、粘る、IPA高度試験を受ける者が胸に刻んでおきたいことだ。

なお、俺自身はそんなに手応えはない模様。

そして、合格発表が7月!?!? 

ぜひIPAにはこの悶々とする期間の短縮化に努めてほしい。試験監督が必要なら俺が時給1500円でやってやる。