応用情報技術者試験の合格体験記

受かってたぞ! 応用情報!!

 

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合格点は午前午後ともに60点以上だから、この点数の通りギリギリでの合格。でも一度の試験で受かって本当に良かった。


体感的に、「基本情報」よりずっと難しかった。
上位試験なのだから当然だけれど、「アルゴリズムが出題されないから基本情報よりむしろ簡単だよ^^」とか言い放っていた奴いたろ。罠やめろ。

 

というわけで、合格点ギリギリだったにも関わらず、早速ドヤ顔で応用情報技術者試験を独学で一発合格するための勉強法をブログのネタにするのであった。

そうそう、スマートドラッグはやっぱりおすすめなので、本気で勉強したかったらおすすめなので、良かったらこちらの記事も参考にしてもらいたい。

 

amemiya-a.hateblo.jp

 

試験のたびにこうした宣伝をしているから、俺はスマートドラッグの有効性を実証するためにこうした資格を取っていると言っても良い。

 

それでは本題をどうぞ。

 


応用情報技術者試験について


・午前試験・・・択一
・午後試験・・・記述(5科目選択式)


上記したように、午前、午後いずれの試験でも6割以上を正解することで合格となる。

(このあたりの試験制度は公式サイトから確認してもらいたい。)

 

なお、本試験の前提となる知識としては、セキュリティに関する分野の配点が多いため、「基本情報」に加えて、あらかじめ「情報セキュリティマネジメント」の資格試験を勉強しているとかなり役立つ。ITパスポートなんざいらん。

 

★勉強方法

IT資格に関する俺の略歴を言うと、学歴も仕事歴でもまったく非IT系で、2019年4月に情報セキュリティマネジメント、同年10月に基本情報技術者に合格し、その知識がまだ残っている状態で、2020年2月から応用情報の勉強を開始した。

で、同年4月の試験は、皆さん御存知の通りコロナの影響で延期。

その後、10月末に代替開催されるということとなり勉強を再開したのが8月末。

なので、正味勉強期間としては、基本情報の知識+3ヶ月少々。

 

応用情報の「午前試験」は基本情報と似たような問題なので、やはり(よほど余裕に合格する自信でも無ければ)応用情報に先立って基本情報を受けるのがスムーズだと思われる。

そのうえで、応用情報に特化した勉強をだいたい200時間程度やれば、おおむね合格点が取れる。基本情報を取得しておらず、さらに非IT系の仕事ですという人なら(そういう人がいきなり応用情報を取ろうとする例は稀だろうけど)勉強時間は更に倍はかかりそうだと感じた。

 

ちなみに、世の中には「たった2~3週間の勉強で応用情報を取りました」ってブログが結構あるものの、そういう方々は、日頃の仕事がこうした資格に必要な知識と直結しているから、短期間での合格ができるのだ。

言うなれば、イチローの書く「1時間ですぐ打てる、バッティングセンター攻略法!」みたいな感じで、彼らのいう「すぐできる」は参考にしてはいけない。

学生や、非IT系を仕事とする人はきちんと長い期間をとって学習する必要がある。

 

 

1.午前試験(択一)

 

★受かる人
過去問をただ繰り返す人。そんだけ。

ってどんな資格試験の勉強法でもこれしか言っていない気がするが、この試験もこれだけで受かった。


というのも、この試験の問題は5~6割くらいが過去問題の使いまわしで、「間違って5年前の問題冊子まるごと持ってきちゃったのかな?」と思うくらいクリソツ。

 

だから、まず過去問をやる。

答えと解説を見ながら、それを参考書代わりにして覚える。これを繰り返すだけで良い。

 

更に言えば、過去問から出題される数値の例も、選択肢の順番すらも全部同じ!!! 

なので、問題や解答の意味をよく理解していなくたって、最悪でも答え(選択肢の記号)を覚えておけば良い。

他方で、その年度で初めて出題されるような問題もあるにはあるが、基本的には過去に出題された問題だけをしっかり回答するだけで合格点は取れる。


この試験については、過去問を繰り返す以外の勉強法なんか無いように思われる。

 

★落ちる人
その逆に、繰り返し落ちる人ほど、こんな試験のために「基本テキスト」と呼ばれる分厚い本を買ってくる。
そして1ページ目から読みはじめ、すべてを読み終える頃には最初の方の内容をすっかり忘れているから、また1から読み始める。

これを繰り返しているうち、まったく過去問に手をつけずに試験前1ヶ月くらいになっているのだが、そこで過去問に歯が立たなかったらどうするんだろうと、俺は常々思う。

暗記した「点」の知識を「線」にするための「体系的学習」というのも大切なのだろうが、それは過去問を十分に理解し、どの問題も答えを覚えてしまってやることが無くなった後にすること。


更には、そんなテキストを「まとめノート」という形で美しく仕上げている人もいる。素晴らしい。


応用情報の合格率は例年20%程度だというが、残りの80%を彼らのように真面目な受験生に任せておいて、僕らはしっかり過去問【だけ】を繰り返し勉強し、20%の合格者に入ろう。

 

★過去問道場を使いこなそう。
ご存知だろうけれど、世の中には「応用情報技術者試験ドットコム」という、大変優秀な過去問まとめサイトがあり、ここが「過去問道場」という形で平成17年からの過去問とその解説を掲載しているから、もちろんこのサイトを使うのが一番良い(ちなみに「基本情報」の過去問サイトもある。)。


このサイトは、過去問の出題年度や、出題分野を絞り込めるほか、とりわけ優秀なのが「今回解いた中で不正解だった問題のみ再出題する」という見直し機能。


この不正解だったもののみを繰り返す」という事が、この世界に存在する勉強法の中でもっとも効果のあることだ。これは断言する。

 

なので、ある年度の問題に絞って解いたら、必ずこの機能を使ってもう一度やり直す。
ここで「やりなおしたのにまた間違えた」ということは「勉強していない」と同じことだ。だってまた間違えてるんだもん。


ここで、しつこいくらい同じ問題を繰り返し、自分の力で出来るようにする。
逆に、すでに分かる問題なんざ二度とやらないでいい。
勉強というのはそういうことだと思う。

 

★(いつもの)「まとめノート」批判
それなのに、世の中には大学受験生を始めとして、◎時間勉強したとか、◎冊の参考書をこなしたとか、「作業」それ自体で安心する人が多すぎる。おそらく真面目な人なのだろうが、そういう人が何故かこぞって作りたがるのが「まとめノート」というしろものだ。

 

普通に考えて、出版社がすでに綺麗にまとめた後の参考書を使えばいいわけで、それを更に自分の文字で書き直す意味は無いに等しい。

「自分でまとめないとわからない」のであれば、そもそもそんな参考書で勉強するべきではない。

それは「まとめノート」を作らないと分からないのではなく、そもそも使っている参考書が悪いのだ。

 

さらに、そうして丁寧にまとめたノートを、多くの人は二度と見ない。

仮に見たとしてもそれだけで過去問が解けるわけでないから、結局はその問題の解説を読む。

そんなら最初から過去問と、その解説だけで勉強したほうが1億倍は早い。


まとめノートというのがいかに役立たずなものかというのは、事あるごとに声が枯れるまで繰り返していこうと思う。

 

★わからない問題はググって覚える。
基本情報や応用情報は、国家試験というだけあって問題のバランスがとても良く、一般的かつ基本的なこと(語句の意味など)を素直に問うてくる問題ばかりだ。

だから、わからない問題(さらに解説もよくわからない)に出くわしたら、すぐにググると良い。
そうすると世界中のパソコンの大先生がすぐにわかりやすく教えてくれるはずだ。
割とマニアックそうに思える単語でも、この方法で覚えていけば問題ない。

 

★10年くらい前の問題もやろう。


これ大事。
「応用情報」の午前試験では、前回の試験で出題された問題は、今回も続けて出題されないということは一般的によく知られている。


だから、みんな前々回の過去問から取り組み始める。これは別に間違っていない。


でも気をつけてほしいのは、逆に、余裕で10年前の過去問からも出題されるんで、直近2~3年のみならず、かなり昔の問題もやっておいたほうがいいということだ。


毎年のように凄いiPhoneが発売されるようなIT業界の資格なのだから、10年前の古臭い問題なんて二度と出ないでしょ、なんてタカをくくっていると、本番でかなり苦しむことになる。

 

こうまで言うのは、俺が今回の試験勉強で使った教材の中に、「過去問道場」のほか、5年前に「IT系の資格でも取ろうかな~」と思って買っておいた古い過去問集もあるんだが、ここからかなり出題されたから!


もちろん、テクノロジーの進化は日進月歩だから「そんなの昔あったね、今では全く見ないけど・・・」と陳腐化し、もはや問われることもない・・・という分野もあるだろう。

なので、ここ2,3年くらいの過去問までしか遡らない(むしろそれ以上過去の問題は古いからやらない)人が多いのではないかと思う。

でも、実際には相当昔の問題からも出題されているので、念の為平成22年頃の問題も一度は見ておくことをおすすめする。

 

2.午後試験(記述)

 

午後試験は、午前試験を解くために身につけた知識を、今度は文章にしてアウトプットするというイメージ。つまり午前も午後も、使用する「知識」はほとんど同じなので、午後試験のためだけにインプットする知識というのはほとんど無い。これはありがたい。

ただし、下記のような特徴があるため、これに対処するための「訓練」は別途必要になる。

 

1.問題文がかなり長い。
2.決められた文字数以内の文章で記述する必要がある。
3.答えはひとつではない場合があり、自分で考える力が試される。

 

 

★やっぱり過去問をやる。

上記の特徴を攻略するためには、やっぱり過去問をやる他に無いと思われる。

 

でも、その過去問をどう使うか?

問題を解きまくるというのは当然だけれど、それ以上に、「問題文に慣れ、素早く精読する訓練をする」ことと、「解き方を身につける」ことを意識して訓練することが非常に重要だと思う。


その理由は、上記した午後試験の特徴への対応方法から導かれる。


1.「問題文がかなり長い。」について
結構長い。

問題冊子のうち、ひとつの問題に最低2ページ、多いと5,6ページくらいある。


でも、だいたい問題文に記載されるストーリーにはパターンがあるので、過去数年分の問題を精読して慣れておけば対応できる。これは、直近2~3年分だけで大丈夫。


また、問題によっては、問題の対象となっている箇所の前後を読むだけで簡単に答えられるのもあるけれど、そうではない問題も多くある。

なので、「前後だけを読む」方法で実際に時短になった経験があまりない。


問題を先読みし、その箇所だけにあたりを付けて答える、というのはこの手の試験の常套手段ではあるが、そんなことしなくても間に合うので、とりあえず問題文をしっかり読む訓練をしておいたほうが良い。

 

裏を返せば、「ストラテジ」「プロジェクトマネージャ」「システム監査」あたりは、問題文さえしっかりと読み込むことができれば答えは全部問題文に書いてあるから、安定し7~9割程度の得点が見込めるようになる。こんな美味しいものはない。

とりわけネットワークやプログラミングが得意ということでなければ、問題文を読むだけで正解にたどり着けるそうした科目を選択するのが良い。

 

 

2.「決められた文字数以内で記述する必要がある」について。

この訓練を怠ってると死ぬぞ。
というのも、「しっかりと文字数以内で完答する」というのは絶対に慣れが必要だからだ。

覚えることと、それをまとめることの能力は別々なのだ。

 

とりわけ、記述試験の勉強あるあるとして、文字数も確認しないで答えを書いて、模範解答を見て「だいたい内容合って」いればオッケーとしてしまうというのがある。
こんな勉強ばかりしていると、実際にマス目の記載された解答用紙を渡され、そこに記述していくところで「・・・文字数めっちゃ多くなっちゃう・・・。」と絶望することになる。


そして書いては消して、消しては書いて、時間を浪費していく。

 

なので、日頃の勉強から、文字数制限をきちんと守った上で回答を作成するようにすること。
もっとも、俺はこれを一切していなくて、試験会場で使わなくても良いような時間を浪費しまくって非常にピンチに陥った。問題の意味はわかるし、何を書くべきかもわかるのに、この短い文字数でどう書けばいいのかがわからない!


もし今回落ちていたら、次回の勉強では改善しようと思っていたことのひとつだ。

 

で、これに関するおすすめの勉強法は、過去問の答え丸写し訓練

もちろん、記述試験では過去と全く同じ問題は出ないだろうけれど、「答え方(言い回し)」がこれで身につく。

 

上手に文章をまとめられないとお悩みの人は、心を無にして過去問の回答を丸写しにする練習から始めると、次第に自分の考えに基づく「それっぽい解答の書き方」が出来るようになる。

仏教における「写経」というのはまさにそういう訓練なのである。

 

3.「自分で考える力が試される」について。


IPAが公表している模範解答を見ればわかるように、答えはひとつではない場合がある。
というのも、問題自体が「この場合に気をつけるべきものを30字以内で答えよ」などと、かなり回答に幅をもたせるような書きぶりになっているものがあるからだ。

 

この手の問題に対応するためには、やっぱり問題文をよく読んで、状況を把握しなければならない。

問題をすっ飛ばして読んでいるとこれに対応できないんだな。
それどころか、部分のみを読んで答えると、聞かれていることと正反対の回答を書いてしまうことすらあり得る(これは実際にツイッターでもよくいた。きちんと書いているはずなのに何故か点数が取れない人は、そういう理由なんじゃないかと思われる。)。


なのでこれもやはり、過去問を参考にして問題文を精読することに慣れていくことが必要だ。

また、記述試験全般に言えることだが、「こんな答えじゃ駄目かなー」と思っても、とりあえず書くことが大事。
部分点での加点があり得るからだ。
空欄のままにすることは「ぼくを落としてください」と書いていることと同義とわきまえること。

 

★時間配分は、かなりの余裕(バッファ)を見込むこと。

午後試験は、計5科目を150分(2時間半)で回答することになる。
平均すると、1科目30分。

だから、自宅学習の際に時間を測って過去問を解いてみる時も、1科目あたり30分以内に解くように時間設定するんだな。


これが間違っている。 

結論から言うと、時間を測って演習するのであれば、1科目20分~25分程度で完答できるようにしておくこと。
理由は次のとおり。

 

午後試験はご存知のとおり、全11科目のうち5科目を自分で選択することになる。
で、この11科目の難易度は、残念ながら均一ではない。
同じ科目でも、試験回によっては非常に簡単だったり、鬼のように難しかったりする。

 

そして、その難易度というのは問題を見ただけではわからないから、ある程度解きはじめてから「うわ、今年のこの科目アカンわ」と気がつくことになる。

 

この状況で【これ以上難しい科目を解くのを諦め、もっと易しい別の科目を選択し直す時間】は絶対に見込んでおいたほうが良い。


応用情報の受験者であれば、「11科目のうち5科目だけしか勉強しません、なので、そのうち1科目でも難しかったら諦めます」という人はそんなにいないだろう。
なので、難しかったら別の問題を選びなおすことは、自分の知識的には可能だ。


ところが、悲しいかな「別の問題を選び直しても時間内で完答する」ことの訓練をあまりしてないんだな。


過去問演習している時は、もちろん全部の問題をやるつもりでいるから、「途中でやめる」想定なんてしていないわけ。

でも、これだといざ本試験中に諦めて別の科目に切り替えようとしても、スピードが遅いので、だいたいタイムアップとなる。

知識は十分あるのに、科目選択をミスったおかげで不合格になる。こんなもったいないことはない。


なので、時間をはかって過去問を演習する際は、だいたい1科目25分程度で済ませること。
1科目5分の余裕が生まれれば、5科目25分で、まるまる1科目分の余裕となる。

これにより、「結局最後まで回答したけど、なんとなく手応えが無いから別の科目を選択する(つまり計6科目分回答する)」ということが許されるのだ。
これがかなり精神的余裕にも繋がる。

 

ちなみに、今年10月に受けた試験で、俺は2回も科目を選択しなおした。


「経営戦略」と「システムアーキテクチャ」は得意だったんだが、そのどちらも途中まで回答を進めたところで「なんか良くわからん・・・」となり、結局2科目ともたっぷりと時間を浪費うえで断念した!

通常、こんな優柔不断は即座に死を意味する行為なので、皆さんはそういうことにならないように気をつけてほしい。

 

実際に、俺は2科目取り組んだ時間を棒に振った後、試験会場の天井を見つめながら、ほぼ合格を諦めたのだけれど、「ここで諦めたらまた半年後だぞ!!」と気持ちを戻し、残りの時間で何とか5科目やりきった。

ほんと諦めなくてよかった、安西先生・・・。

とにかく俺が言いたいのは、「実際の試験でスムーズに5科目選択し、そのどれもスムーズに回答するということを前提に勉強しないほうがいい」ということだ。

 

★効率的に過去問やっていきましょう。


この試験の問題は過去問の繰り返しであることは上記した。

これはつまり、「この知識は大切だから、これだけ覚えてくださいね」と、試験側が言ってきていることに等しい。


ならば、過去問やりましょう素直に。
この試験は学生よりも(俺のように)働きながら受験する人の方が多いんじゃないかと思われる。


ならばこそ、なるべく効率的な勉強法で、なるべく1回で受かろう。

そして、なるべく早く仕事に集中しよう。仕事するために資格取ってんだからな俺たちは。

 

★次の予定。

せっかくなので、このままIT系の資格を取得していこうと思う。

「プロジェクトマネージャ」は、その名のとおりプロジェクトの進行管理を行うための知識を身につけることができるから、IT系に限らず仕事においてめちゃくちゃ役に立つと思うから、これを目指したい。

でも、次の試験が秋まで待たなくてはならないため、ひとまず春には「ITストラテジスト」を受けようかなと思っている次第。受かったらまたブログ更新する。