皆さんこんばんは。新社会人の方々もこんばんは。
すっかり春の陽気となったものの、今日のようにとても寒い日があるのは何故だかわかりますか。皆さんにこれからも引き続き黒タイツを履いて過ごしてもらいたいからです。
さて、前回の記事では、先輩社会人である僕の会社での活躍ぶりについて書きました。新社会人の皆様にとっても良い刺激になれたら幸いです。
でも、そうして慌ただしくも充実する仕事生活の中でも、ふいに何もしない時間が生まれる場合があります。僕の場合はそれが一日に約9時間ほどありますが。
そこで本日は、そのようなヒマな時間が生じた際に、周囲には「仕事してんなーあいつ」と思われつつ何か別のことして時間を潰す方法について書きたいと思います。
1.資格試験のお勉強
どうせ時間潰すのなら、やっぱ身につくことするのが一番ってもんだ。
この時間を利用して資格をとっておけば、今後会社のためにもなるし、こんなヒマな生活に嫌気がさして転職しようとなった時にも役に立つ。
そこで、仕事するフリしながらでも出来るオススメの資格を次の通り考えてみた。
- 「簿記」:会計の知識はどんな職業でも求められる知識なうえ(もし君がメジャーリーガーへの転職を考えているなら別だが)、電卓を叩きながら勉強するなど、かなり「仕事してる感」が出せるナイスな資格だ。 最近は「連結会計」が2級の範囲に入ってきて難化した(合格率10数%)とはいえ、受かれば堂々と履歴書にも書ける。まさにヒマな社会人のために作られた資格と言っていい。
- 「ファイナンシャルプランナー」:社会保険や、年金、税金、不動産に詳しくなれるので、仕事に生かせる以上に、自分の人生におけるお金のやりくりが上手になる(と思う)。簿記と同様に2級までは独学で大丈夫だし、これも電卓を叩くなどして勉強するから仕事中でも問題ない。
- 「プログラミング」:仕事がないとはいえ、俺はいま一応IT関係の部署にいるので、仕事をするフリをしてプログラミングを学ぶことは実にたやすい。そうでなくても、たいていの仕事用PCにはExcelが入っているあら、Excelで何かの作業をしているフリをしながらVBA(Excelで動くマクロのプログラム)を勉強すると良い。VBAはExcelでの単純作業を自動化してくれる実に便利で、しかも簡単なプログラミングのひとつで、これを知っておくとかなり早く家に帰れる。でも、僕らはむしろ家に早く帰れすぎるくらいすでにヒマなんで、むしろ仕事を非効率化してもらって仕事が増えるプログラミングが欲しい。何回かに一回計算間違えるとか。
- 「英語」:英語は出来たほうが良いよね。俺も、やれ何の資格を取りましたって会社に申告したところで、人事部との面談ではまず「英語のスキルはどうですか?」と聞かれるからな。「英単語は【生ビール】しかわかりません」と言うたびガッカリされる。ファックユー。あファックユーも知ってた。ちなみにWEBなどで検索すると、TOEIC頻出単語集みたいなのをまとめている僕らと同程度にヒマな(ありがたい)人たちがいるので、これをコピーしてきて活用しよう。
ちなみに、上記したように仕事をするフリが求められる環境では、お勉強に必要なテキストを堂々と広げることができん。
が、そういう時は、カッター等を用いてテキストをいったんバラした上で、コピー機などでA4サイズにコピーする。そして更に、会社で日頃使用しているファイルに挟むと、テキストを読んでいるにも関わらず周囲からは仕事用の資料を読んでいるように見られる。これで会社でテキスト広げられない問題は解決だ。
本にカッターを入れる作業に抵抗がある人が多いかもしれないが、こうした問題集のように「目的を達するために使ったら二度と使わない本」を綺麗に使う理由はほとんどない。
思いっきりザクザクやって、最大限に効率よく使ってあげたほうが参考書の神様も喜んでくれる。
2.読書する
そして、上記のように「各ページをA4にコピーして会社で使っているファイルに挟んで読む」という手法を使えば、業務時間中に普通に読書することも可能となることにすぐ気がつく。さすがに繰り返しで読むであろう本を裁断するのは気が引けるので、全ページをコピー機に手動で読ませることになるけれど・・・。
現在、俺は家ではグランブルーファンタジーのアイテム集めなどの作業に追われて読書の時間が確保できないものだから、こうして積んでいる本を消化できるのはありがたい。でも読むのはせいぜいビジネス本とかにしておいて、キングダムはやめとけよ。
3.運動する
前回はヒマなときにお散歩をするという話をしたけれど、やることも無くただ座っているというのは精神的にも肉体的にもよくない。エコノミークラス症候群になってしまう。
というわけで、なるべく足を動かす運動をした方が良い。
おすすめは非常階段登りね。俺はいったん地下のボイラー室までエレベーターで降りてから、屋上までの階段を登っては降りて、降りては登っている。1往復で相当疲れるけど、痩せるし時間も潰せるしでかなり良い。何より眠気が覚めるので、特に暇じゃないんだけど眠くて眠くて仕方ない時(翌日仕事があるのに午前2時まで逆転裁判をしているとたいていねむたい)にはこの手法を用いる。
だけど、特に用事もないはずの社員がなぜか頻繁にエレベーターでボイラー室に向かっているのが発覚すると、いつかテロリストだと思われて捕まるかもしれないのでこっそりな。
4.バイトする
仕事中のヒマを活用してお金稼ぎをするという案もある。完全な就労規則違反だ。でもボイラー室から上がったり下がったりしてるのだって既にどうかと思うから問題ない。
俺が思うのは、このように会社の中でヒマしてる人たちをインターネットで結び、そのボンクラどもとは逆に忙しくて手が回らなくなっている人たちを助けに行くという「社内ニートレスキュー隊」みたいなベンチャー企業を作ったらどうかということ。誰もニートなんかに助けてもらいとうないわ。
5.ブログを書く
こうしてブログを書くのも良い時間潰しになっていると思う。今年はとにかくブログ一生懸命書いていると思ったらめっちゃヒマなんだ。
去年の同時期(1月~4月まで)の更新回数を比べてみると、
▶ 2018 :7件
▶ 2019 :20件
去年の3倍ヒマ。シャアくらいヒマ。
ツイッターでフォローしている人もヒマな時はブログを書いたりして過ごすことが多いようだ。
でも、どうせやるなら上で書いた「4.バイトする」のように出来ればこういう時間をお金に変えたい。「チャリの鍵なくした」じゃあないんだよ。
というわけで次からのブログの更新では風水的に非常に良いとされている不思議な健康食品を皆さんに紹介することで手数料を受け取る仕事をはじめようと思う。
というかほんとブログ書くくらい暇だったら給料返上の手続きについて調べたほうがいい気がしてきた。
いまヒマな君へ
ヒマの何がキツいって、時間を潰すアテなないことと同時に、「自分が必要とされていないんじゃないのか」という無力感と、「自分がこうしている間に、周りはレベルアップしている」という焦燥感の2つがあること。
置いてきぼり感が凄いんだな。
確かに、周りは経験を積んで今まで出来なかったことが出来ていくようになると思う。でも焦る必要なんかない。そういうのは周囲が何かすごい特殊能力を得ているように感じられてしまうけど、単に一度やったことで慣れただけであって、やれば誰でも出来るようになる。そういうスキルはいつからでも身につくので妬む必要はない。
仮にもしずっとそういう機会に恵まれなければ、それは自分には必要のないスキルだったというだけだ。
逆に、そういう時間を生かして、時間をかけないと出来ないことに努力する方がずっと良い。例えば資格を取ること。これは1年やって慣れました、だけではだめで、きちんと試験を受けて合格するというプロセスが必要になる。これは時間がある人にしかできない。
あるいは、仕事に関する専門書を1冊しっかり読むだけでも、日常業務に追われている人たちが知らないような知識をたくさん吸収することができる。
このように、時間がある今しかできないことって意外とあるものだ(ボイラー室から行ったり来たりするのがそうなのかというと疑問だけど)。
さらに、「自分が必要とされていないんじゃないのか」というのも、よっぽど左遷された結果、大きな部屋でただ大きな積み木を作ってはただそれを崩すという作業を一日中やらされている人でもない限り(追い出し部屋といって、実際にこういうのはある)、ちょっとした仕事量の見込み違いで、こういう状況というのはよく起こる。
俺もヒマになっちゃったのはこれが初めてでもないし、周りでもよくいる。人事なんて俺たちが思っている100倍くらいテキトーなものだ。でも、ヒマだといろいろ考える時間はあるから、いろいろネガティブに考えてしまう。そしてそれは間違っているんだ。
そして万が一、ヒマな中でも突然湧いてきたように仕事ができたら、これを面倒臭がっちゃいけない。
変な話だけど、ヒマに慣れきっている中で仕事ができると面倒くさい。その結果、出来上がりが雑になる。そうなると周囲からの信頼を失って更に仕事が減る。これは避けないといけない。
こういう時は、有り余る時間を最大限に使って、とにかくゆっくりやる。時間こそが俺たちに与えられた最大の武器だ。
まず、仕事の依頼(口頭でのお願いなりメールなど)をきちんと整理する。
いちいちWordを開いて「依頼事項・・・・。 依頼主・・・。作業期限・・・・」などというメモを作ったっていい。
普通に働いている人からすると、そんな悠長なことしてないでさっさとやれと思うかもしれないが、俺たちには無限の時間がある。あと、身体がなまってるところでいきなり急にやると何か抜けが生じる。
なので、こうした作業を通じて丁寧すぎるくらい丁寧にやる。これが出来るのはヒマ人だけだ。ヒマ人の強みがこれだ。
話がやや逸れるが、作業ミスというのは要するに早くやりすぎてるのだと思う。忘れ物をするのは焦って家を出る時だし、電車を乗り間違えるのは発車直前に急いで乗り込む時だ。
裏を返すと、通常のミスはそれにかける時間を単純に伸ばせばある程度減る。その事を称して「丁寧にやる」ということだと思う。
そして、ヒマ人は一日9時間も丁寧にできる。
いざ仕事が降り掛かってきたら、面倒くさがらず、その仕事をこれまでやってきた誰よりも丁寧にやってみるようなチャレンジをしてみると良い。そのうちそれが楽しくなってくると同時に、短い時間でも丁寧に出来るようになる。これが仕事をするうえでの成長というもんだと思う。
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なんて言ってたら仕事ができた。
・・・こんな記事を2週連続で書いていたところ、課長から声をかけられ、新規事業のチームに参加することになっちゃった。
このブログを読まれたか、ボイラー室を行ったり来たりしている様を見られてよっぽどあいつヒマそうにしてると思われた(バレた)のかもしれない。
俺のヒマな時期も、おそらく今週をもって終了し、来週以降は打って変わって残業の日々になりそうだ。それはそれで嫌だ(俺たちはワガママなのだ)。
でも、このように、ヒマな時があれば忙しいときもある。それがテキトーな会社の人事というものなんだ。
人の能力や才能、仕事の量からみて合理的に決められているものなんかじゃ全然ない。
でも、4月21日に受ける予定の情報系資格は無事に合格できそうなくらい勉強できたし、いろんな本も読めた。この知識を使って乗り越える。今までヒマしていたのはまさにそのためだ。そういう心構えで頑張っていこうと思う。