フミコの思い出

久々の出張で、都内の某社に行ってきた。

 

いまをときめく大企業だけあって、ものすごく綺麗なエントランス。

お金かかってるな~とおもったら、片隅にはストリートピアノまで置かれている。

それも一般的なアップライトピアノとかじゃなく「スタインウェイ」だ!!

年代物らしく、軽く一軒家が買えるくらいの値段はするだろう。

 

俺もピアノについては造形が深いことから(2~3年ほど島村楽器のレッスンに通っていたことがある)、そのスタインウェイの前で、お会いする予定だったその某社の役員さんとピアノについてしばらくお話した。すると役員さんがこんなことを言う。

 

役員さん「このスタインウェイね、たしか、フミコ・ヘミングウェイさんからの寄贈だって話ですよ」

 

俺「フジコ•ヘミングなら分かるけどフミコ・ヘミングウェイからもらった物だったら多分バッタモンじゃないかなそのピアノ・・・」

 

この役員さんはずっとフジコ・ヘミングのことを「フミコ」というものだから大変だった。というかこういう大企業の偉い人の言うことだから、本当はフジコ・ヘミングは芸名で、本名を「フミコ」というのかもしれない。

その可能性を恐れた俺は、その役員さんと話をしている間ずっと「フミコ」に突っ込まなかったし、自分の発言では「ミ」か「ジ」わからないくらいの声で「」と言ってごまかした。

で、会社に帰って速攻でフジコ・ヘミングwikipedia見たらどこにもフミコなんて書いてねえじゃねえか!

 

おい!!フミコってどこの女だよ!そんでフミコから寄贈されたっていうそのピアノたぶん偽物だぞ!!*1

 

 

*1:もっとも、俺が知らないだけで、フジコ・ヘミングによく似た名前の著名な音楽家がもうひとりいる可能性もある。フミコに関する情報をお持ちの方はぜひご連絡ください。

誕生日会

 

ある去年のこの日、赤ちゃんが我が家の家族になった。つまり今日が初めての誕生日だった。

 

ささやかながらお誕生日会をしようと、妻と一緒に飾り付けをした。赤ちゃんはそれを邪魔しまくっていた。

 

肝心の誕生日プレゼントはチャリンコにした。

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ネットで調べると積み木とか知育玩具とかが定番のようだけど、それらはよくブックオフとかで他人のお古を買ってるんで、誕生日プレゼントとしては、今後1年間使えそうな、背伸びしたものを買った。

ただ、うちの赤ちゃんは、おそらく両親のどちらにも似ていて、チャレンジ精神とか、勇気に欠けていて、こういうものにもししがみついても「あ……なんか…がたがたする…………………やめとこ」と、へなへなと床に座ってしまう。

多分これで存分に遊ぶようになるのも数ヶ月後かもしれない。

とにかくビビリなんだよな〜。学校とかでいじめられないといいけど…。

 

赤ちゃん用のケーキも買った。赤ちゃんの大好きなシナぷしゅとのコラボケーキ。

 

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かわいいな。赤ちゃんが食べても安全なように、全体的に病院で出されるような薄い味付けのケーキとなっている。が、それでもうちの赤ちゃんはビビりだから「食べたことがない得体の知れないものには絶対に口を開きません」かのごとく拒絶していて困った。

(その後、いつものご飯と一緒に食べさせたらうまそうに食っていた。ちょろい

 

こんな可愛らしいケーキだが、注意点がいくつかある

これからこのケーキを発注しようって人に向けて書く。

 

・解凍時間は長くても6時間程度いい。

冷凍されて届くから、冷蔵庫に入れて解凍させる必要がある。説明書には冷蔵庫内で10時間程度と書かれているが、それだとかなり柔くなって、飾りつけの時に崩れる。6時間程度でも柔くていったん冷凍庫で冷凍し直したくらいだ。

誕生日当日のお昼くらいに届くようにして、冷蔵庫で4時間くらい溶かして夜にお祝いするくらいのスケジュールでいい。常温解凍もケーキが痛むからやめておいたほうがいい。

 

冷凍イチゴは解凍前に取り除いた方がいい。溶けてくると白いケーキに赤い色がべっちゃり付いてしまう。

俺はそれを口コミで知っていたから、届いてすぐに小皿に取り分けた。で、スーパーで買っておいた別のイチゴを乗せることにした。だか、そんなに大きなケーキではないため、イチゴも小ぶりな方がいい。

俺は欲張りにも大きめなイチゴをかってしまい、さらに半分にカットして乗せればいいと思いつくだけの知能が無いから、上の写真のように結構アンバランスになってしまった。

 

当然ながらローソクの火には気をつけてほしい。赤ちゃんというのは、何故か、自分の身を危険に晒すものほど魅力的に思えてしまうようなのだ。

落ちたら大怪我をする階段、ベッドのふち、触ったら酷い目にあうストーブ、飲んだら大変な目にあう乾電池など、世の中あまたある物体の中からわざわざそういうものだけを選んで触る

まるで赤ちゃんにだけしか見えない死神が手を振って呼び寄せているかのようだ。

 

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目の前に置いて写真を撮りたかったけど、秒で火を触ろうとするので諦めた。

以上のようなことに十分気をつけて、お誕生日を楽しんでほしい。

 

おまけ。

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一升餅じゃなくて一升パンを買ってきた。

まだ背負えないようで、亀のようにジタバタしていた・・・かわいい。

GW明け初日から大変だった

GW明け初日からポンコツ業者の障害連絡を聞いていると、平日に戻ってきたんだなあと実感する。

それにしても「さ~て、先週発生した障害は~」ってサザエさんの次回予告みたいな障害報告してくんじゃねえ。何が「マスオです。サザエの調子が悪く、土曜日から全く動かなくなってしまってみんなで大慌て!」だ。

 

GW明け初日から電車が遅延して大変だった。

雑誌を読みながら電車に乗っていたらぎゅうぎゅうに人が詰めてきて、その雑誌一冊をカバンにしまい直すスペースすらなかった。

テレワークに慣れていたところでこの通勤地獄よ。もし平常運転ならば50分で着くところ1時間20分かかった。

この時間、テレワークならばそのまま働けたと思うと大きいよな。通勤って本当に日本のGDPのかなりの部分を奪っていると思う……というと、テレワークはテレワークでグラブルとかやっちゃうから生産性落ちるんだって。帳尻合わせてくるよな〜、人類って。

GW最終日。塩だけ買いに大雨の中でかけた。

GW最終日


すげえ雨。なので一日中家で過ごした。が、一回だけ有意義な外出をした。お昼にスパゲッティを作ったんだが、スパゲッティを茹でるための塩がなくて、わざわざそれだけのために大雨の中スーパーまで行ったのがそれだ。


それはいいんだが、うちの近所のスーパーでは、物を買うと必ず「袋はMサイズでいいですか?」と聞かれる。
前にも書いたが、このように「袋のサイズを聞く」という運用はいろんなムダが生じるから止めた方がいい。
俺はこの店の袋のサイズを(2年間通っているけど)よく知らない。手の持った袋の塩(2個)がそれに入るかわからない。これが【情報の非対称性】だ。
もし入らなかった場合、この長いレジをもう一度並び直し、袋だけを買う手間が生じる。これが【リスク】だ。
そして、【情報の非対称性】と【リスク】が同居する場合、人はリスク回避的になる。つまり念のため大きな袋を貰うようになる。すると、本来はMサイズで良いのだが、Lサイズを貰うようになって、結果的に「L-M」分の無駄が生じる。これはレジ袋有料化の趣旨とは全く反するものだ。


だからレジの店員さん(真面目なベテランで、すぐに全品をスキャンして会計までしてくれる方だ)は、「この2つの巨大な塩は、Mサイズで十分だと思うので、Mサイズつけとくからな」と提案してもらいたいと思っている。

 

自分を神のごとく考えている横暴なお客の暴言だと思うだろう。
俺も炎上したくないし、毎日頑張っているレジの店員さんにこれ以上の注文をしたくないから、スーパーの経営者に提案したいのだけれど、サッカー台でレジ袋が買えるようにしてくれないかな? ただそれだけで、ほしいもの全てが手に入る。

自分の身の丈、つまり買ったものがレジ袋にどれだけ詰められるのかが判明するのは荷詰めの段階だ。

なのでそこでレジ袋を何らかの形で課金し、最適な大きさのものを買えるようにしてほしい。

具体的な提案としては、腕にタオルのようにレジ袋をかけたウェイターのようなおじさん(比喩が多すぎてよくわからん)がサッカー台の付近に常にいて、その人に「ペイペイッ♪」ってすると腕にかけたレジ袋が「どうぞ」ともらえるシステムだ。マルエツ聞いてるか?!

このタオルがレジ袋のイメージ。

 


GW最終日だというのにグチみたいな話しかしていない。

ーー
最終日も子育ての話をする。
あと10日後に乗る予定の飛行機で、赤ちゃんをどうにか静かにさせておくため、いろいろ考えている。
やはり「シナぷしゅ」を見せ続けておくというのが確実な気がするので、うちの赤ちゃん用のベストセレクションを編集した。


中でも今月の「つきうた」である「マイマイカー」は素晴らしい作品だと思う

まさに天才が作った作品、2023年では「あたらしいパターン」を超える傑作であり、赤ちゃんを動画の時間中微動だにさせない力を持っている。

解説動画を見たら、2~3日で作られたんだって~。

 

youtu.be

 

ところで、この編集をしながら、飛行機では音が出せないから、イヤホンなりで赤ちゃんに聞かせなければいけないことに気が付いた。
調べると赤ちゃんにはヘッドホンをつけて音楽を聞かせれば良いらしい。
赤ちゃんにヘッドホンつけて何時間もYoutube見せる親とか大丈夫なのか?? 
というか、帽子どころかパーカーのフードですらこの世の終わりのような嫌がり方をする赤ちゃんが、ヘッドホンを大人しくつけてくれるかめちゃくちゃ不安。
まずうまくいかないと思ったほうが良いかもしれない。

いっそのこと、うちの赤ちゃん以外のすべてのお客にヘッドホンをしてもらうのが合理的ではないだろうか???

 

でも、大丈夫。経済学はこうした問題にも答えを用意してくれている。ノーベル経済学賞を受賞したこともあるロナルド・コースのいう「コースの定理」だ。
しっかり説明するとめちゃくちゃ長くなるから要約すると、俺は飛行機で、隣の乗客に、赤ちゃんがうるさくしても構わないだけのお金を支払う。おわり。
「5,000円やるから到着まで我慢しろ」というわけだ。*1


むちゃくちゃな話だと感じるけど、よく引っ越しの時とかに、周辺の住人にお菓子だのタオルだの持っていくのとあんまり変わらない。
俺はあらゆる手をつかって飛行機に乗る。がんばる。みんなからのアイデアも募集しているからな。

 

(参考)

めっちゃ勉強になる。耳抜き対策ぜんぜん考えてなかった~

客室乗務員の皆さんから伺った「赤ちゃん連れで快適な飛行機旅をする5つのコツ」 | 飛行機の素朴な疑問を集めてみたら・・・

*1:もっとも、「赤ちゃんを飛行機に乗せるのは正当な権利であり、赤ちゃんは一般的にうるさいものである」ということであれば、「それでも静かにしていてほしい」と思う周りの乗客が逆に俺に対して支払いをすべきかもしれない。もしコースの定理を使いたいなら、このように周りに負の影響を与えていること(負の外部性という)について、どっちが支払うべきか慎重に検討する必要がある。ただまあ、赤ちゃんはお金もらっても静かにしないと思うけど・・・。

鎧を買った話

GWで8日目。GWではなくただの土日という説も。


うちの赤ちゃんにしてみればいわゆる「初節句」になるから、五月人形を買った。買うにあたって、どんなデザインの鎧にするか夫婦間でずいぶん悩んだ件は先日記載したとおり。


五月人形は「ベビザらス」などのベビー用品店でも売られているが、どうせならってことで、わざわざ浅草まで行って鎧をたくさん見てきた。


うーんどれも違いが全然わからん。

人間国宝の何とかって先生の作品から、5万円くらいで買えるベビザらスでも見たやつとかぜんぶ同じに見える。そんならベビザらスの安いやつで良かった。

そんな本音を一言でもいえば妻のインスタのストーリーズで何言われるか分かったもんじゃないから黙って2~3店見た。


で、結局、いろいろなデザインの鎧が多く置いてあった「(顔が命の)吉徳」で決めてきた。

ほかにも秀月や久月(なんで人形屋はこんなにも名前が紛らわしいんだ??)で見たけれど、秀月は値段は手頃だったけどそんなにピンとこず(店員も熱心で、俺たちが何も買わずに店を出たら、その次の店の前までついてきた。)、久月は値段はそこそこだったけれどどれも似たようなデザインでこれもピンとこず、(値段はさておき)いろんな種類がある吉徳が見ていて楽しかった。

綺麗な授乳スペースも完備されており素晴らしい。鎧を買いに来る人なんざみんなベビーカー引っ張ってくるんだから、こういうの大事だよな。

 

先日までクリーム色の可愛い鎧が良いと言っていた妻も、吉徳でいろんな鎧を見て心が変わってきたのか、可愛い鎧がいいという主張を引っ込めたのは良かった。

「かっこいい鎧もいいもんだね」

そう言ってくれたのは良かったが、今度はくそデカい全身鎧がほしいと言ってきた。まじで全身鎧の、普通に着用して関ヶ原合戦にいけるやつ。振れ幅でかすぎだろ。

 

俺「こんな、ちょっとした単身世帯用の冷蔵庫みたいなデカさの鎧だけどさ、うちの貸家のどこに置くんだ?」
妻「5月5日まででしょ? ちょっと頑張って着ててよ」
俺「おしっこ行く時大変だろ!!」

 

そんなわけで全身鎧(鎧飾りというらしい)で、小ぶりなサイズのやつを買ってきた。それがこれ。

 

 

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高さもあって結構立派に見える。

これ飾ってる人って結構珍しいんじゃないかな、と俺も気にいった。

 

隣に置いてある兜は実家の母から貸してもらったもので、俺が初節句の時の兜だ。付属の刀は小学生のときに俺が外で散々振り回しまくったあげく失くしたらしい。

俺の子供時代のエピソードを聞くたびに、俺が親だったらどんなにがっかりし、俺の将来を心配したことだろうと思う。

 

それにしても妻が良いといった全身鎧がクリーム色じゃなくて良かった。我が子が合戦の場で「くりぃむ侍」という不名誉なあだ名を着せられなくて良かった。

しかし調べてみると意外なことがわかった。戦国の時代に、クリーム色の鎧を身にまとって戦う「くりぃむ侍」が実際にいたらしい。
その侍は見るからに弱そうで(鎧がクリーム色なのだからそうだろう)、合戦でも前線まで送られることなく、結局生きて故郷に帰った。
くりぃむ侍はそれを恥じたまま生涯を送ったが、その子孫はそう思わなかった。
後にお笑い芸人を目指したその子孫は、そうして不名誉な名前を冠せられても生き残ったご先祖様にあやかり、その芸名を「くりぃむしちゅー」としたという。
何の話。しかもめっちゃ嘘だし。

 

あと、この虎も買った。うちの赤ちゃんは去年の5月10日生まれで、今年が初節句だが寅年なのだ。

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この手の人形、どういう名前なのかよく分からん。

「干物妹うまるちゃん」を読んでいる人なら「メタルにゃんこす」といえば分かるだろう。うちは妻も俺も「うまるちゃん」の読者なのでメタルにゃんこすと呼んでいる。が、正式名称は今でもわからない。

 

これは「久月」で買った。久月はこうした小物類が充実していて、しかも安いのが良かった。

人形を別の店で変われ、せっかくの営業が台無しになったとがっかりしている久月に戻ってきて「すみません。名前わからないんですけど首振る虎ありますか?」だからな。

こんな客に対しても、久月の店員さんはとても愛想よく対応してくれた。俺は店員さんの人柄で物を買う性格だから、久月で買ってやればよかった。「今年は寅年ではありませんが大丈夫ですか^^」との助言までしてくれた。いい人。

叔父の家にいったら赤ちゃんが怯えた。

GW7日目か? 違ったらすまん。

 

今日は父方の親族に会いに行った。東京の日暮里で夫婦で暮らしている叔父さん、叔母さんだ。もう70歳を過ぎていて、老人っぽい見た目だから、赤ちゃんが見るなり怯えきって泣きわめいて手がつけられなかった。

あと、うちの赤ちゃんは「いっちゃん」という愛称で呼んでいるのだが、この叔父さんも「いっちゃん」と呼ばれているから、妻が「いっちゃん♪」と呼ぶと2人して振り返って面倒くさかった。叔父は絶対に自分じゃないんだから振り向く必要がないと思った。どうでもいい日記だ。

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日本酒の話。

独身時代は秋田の日本酒が大好きで、秋田以外あんまり飲まなかった。とくに「雪の茅舎」のうまさときたら! あと、「刈穂」の大吟醸

刈穂は高いからそんなに飲めなかったけど、純米じゃなくてもこんなに美味い酒があるのかって(「純米厨」だった俺には)衝撃だった。

 

結婚してからというもの、もっぱら山形の日本酒を飲むようになった。妻が山形県新庄市出身で、親族に酒屋さんがいるから、その付き合いで飲むようになったんだがめちゃくちゃうまい。

何と言っても蛇口からミネラルウォーターが出る県だからな。山形県にある妻の親族の家にお邪魔したとき、それに感動して何杯も水道水をコップで飲んでいたら、親族から「やべえやつ来た」と言われていたらしいってくらい水道水うまい。というか山形なにもかもうまい。

とりわけ俺が旨いと思った山形の日本酒は、定番ですまんがやはり、

 ・くどき上手

 ・出羽桜

 ・吾有事

とくに吾有事は、キレが良いのに味わい深い。バランスが良い最高のお酒で、そんな話をしていたら前述の赤門さんが「吾有事 雲の上」という発泡日本酒を仕入れてくれた。まず香りがいい。上品な甘さと、きめ細かい泡。そして吾有事の美味しさはそのまま後味として残る。すげ~お酒だ。

 

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完全な宣伝だけど楽天で赤門さんを検索してみんなも買おう。

おすすめは吟醸酒詰め合わせかな。10,000円で4本詰めてくれるけど、旬に合わせたいいお酒でコスパ良すぎ!素晴らしい。

 

巨大鯉のぼりと元総理を見た。

GW6日目
今日はちょっと遠出して、実家のある千葉県で開催された鯉のぼり祭りに行ってきた。

 

当然だが、どこへでかけたとか、何したとか、全部赤ちゃんとの思い出になる。
このように、自分の人生のほぼ全てが赤ちゃんとともにあることを、恐れる人も多いんだという。気持はよく分かる。

ゲームソフトで例えるなら、自分が主人公だった「DISK1」が終わって、つづく「DISK2」では赤ちゃんが主人公となり、自分は回復・補助系の魔法しか使えなくなったみたいな感じ。そして毎ターン回復しないとすぐに戦闘不能になるうえ、勝手にどこか行く。

そんなことを続けて1年経つと、ああ俺の人生ってだいたいやること終わったんだなあ、などと思ってしまうこともある。が、それでいい。人の親というのはそういうもので、自分が死ぬくらいのときには、絶えず自分が主人公だった人生とはまた違った感覚になるんじゃないかと思う。想像だけど。


他方で、親になりながら、自分は終わっていない、自分がまだ主人公なのだって、子供を差し置いて攻撃呪文ばんばか使うような親にならないようにしたいと、個人的には思っている。

 

そんな話はどうでもよく、赤ちゃんと鯉のぼりを見に行ったけど結構すごかった。すごい迫力。

 

 

川の上にちょろちょろっと小ぶりな鯉のぼりが干されているだけかと思ったけれど、めっちゃでかい、そして触れられることもあって、赤ちゃんも喜んでいたように思えた。

お顔にハートマークごめんな。

 


野田元総理も来ていた。見て見て。

元総理のお顔にハートマークいらんよな?? 野田さんから隠せって言われたら差し替える。

 

で、当然ながら、最近の事件の影響もあって、演説の周りには近づけないようになっているし、更に周囲で警戒するSPの数が多かった。
このとき、俺の家族に加えて実家の母も一緒に来ていたのだが、ハンドバッグに入れていた小ぶりな水筒を手に、「こんなの迂闊にバッグから出したら取り押さえられちゃうねw」とか言っていた。こうした行為がエスカレートする前に千葉県警に突き出したほうが良いのではなかっただろうか? だがマジでそうなりかねないくらいの警備体制だった(SPの方が心強く感じられた)。


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あと1週間後の5月10日にはこの子の誕生日なわけだが、シナぷしゅのケーキ買って、あとは記念写真を撮るくらいかなと思っている。

せっかくの誕生日なのにあんまりお祝いごとしないんだねと思うかもしれないが、写真撮るのだって、スタジオとかで撮るとしたらめっちゃお金かかるんだよな!!

 

例えばスタジオアリスとかのウェブサイト見てほしい。大きな文字で撮影料「3,000円」と記載されていて「そんなもんか~」と思ってはいけないからな。
あれは単に「撮影するだけの手数料」であって、撮影したデータをプリントしたアルバムにすると5万円くらいする。そういうスキームになっているのだ。こんなのありかよ!

いちど3,000円で撮影してもらって、アルバム買う話になったら「あ、僕たち撮影だけしてもらいにきたんで、写真のデータいらないです!」って3,000円だけ支払って帰ってやろうかなと思う。商売の邪魔すんな。

あと、衣装代だの何だのがまた別にかかる。「1歳のお誕生日なんだから記念でいいじゃん」と思うだろうが、あと数年するとすぐ「七五三なんだから記念に」だからな。写真で破産しちまう。


まじめに計画の話すると、プロのカメラマンに撮影料(アルバム代ではなく)をきちんと支払って、撮影データをDVDで貰って、アルバムは富士フィルムとかで自分が発注しようかと思う。この話はまた今度する。