鎧を買った話

GWで8日目。GWではなくただの土日という説も。


うちの赤ちゃんにしてみればいわゆる「初節句」になるから、五月人形を買った。買うにあたって、どんなデザインの鎧にするか夫婦間でずいぶん悩んだ件は先日記載したとおり。


五月人形は「ベビザらス」などのベビー用品店でも売られているが、どうせならってことで、わざわざ浅草まで行って鎧をたくさん見てきた。


うーんどれも違いが全然わからん。

人間国宝の何とかって先生の作品から、5万円くらいで買えるベビザらスでも見たやつとかぜんぶ同じに見える。そんならベビザらスの安いやつで良かった。

そんな本音を一言でもいえば妻のインスタのストーリーズで何言われるか分かったもんじゃないから黙って2~3店見た。


で、結局、いろいろなデザインの鎧が多く置いてあった「(顔が命の)吉徳」で決めてきた。

ほかにも秀月や久月(なんで人形屋はこんなにも名前が紛らわしいんだ??)で見たけれど、秀月は値段は手頃だったけどそんなにピンとこず(店員も熱心で、俺たちが何も買わずに店を出たら、その次の店の前までついてきた。)、久月は値段はそこそこだったけれどどれも似たようなデザインでこれもピンとこず、(値段はさておき)いろんな種類がある吉徳が見ていて楽しかった。

綺麗な授乳スペースも完備されており素晴らしい。鎧を買いに来る人なんざみんなベビーカー引っ張ってくるんだから、こういうの大事だよな。

 

先日までクリーム色の可愛い鎧が良いと言っていた妻も、吉徳でいろんな鎧を見て心が変わってきたのか、可愛い鎧がいいという主張を引っ込めたのは良かった。

「かっこいい鎧もいいもんだね」

そう言ってくれたのは良かったが、今度はくそデカい全身鎧がほしいと言ってきた。まじで全身鎧の、普通に着用して関ヶ原合戦にいけるやつ。振れ幅でかすぎだろ。

 

俺「こんな、ちょっとした単身世帯用の冷蔵庫みたいなデカさの鎧だけどさ、うちの貸家のどこに置くんだ?」
妻「5月5日まででしょ? ちょっと頑張って着ててよ」
俺「おしっこ行く時大変だろ!!」

 

そんなわけで全身鎧(鎧飾りというらしい)で、小ぶりなサイズのやつを買ってきた。それがこれ。

 

 

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高さもあって結構立派に見える。

これ飾ってる人って結構珍しいんじゃないかな、と俺も気にいった。

 

隣に置いてある兜は実家の母から貸してもらったもので、俺が初節句の時の兜だ。付属の刀は小学生のときに俺が外で散々振り回しまくったあげく失くしたらしい。

俺の子供時代のエピソードを聞くたびに、俺が親だったらどんなにがっかりし、俺の将来を心配したことだろうと思う。

 

それにしても妻が良いといった全身鎧がクリーム色じゃなくて良かった。我が子が合戦の場で「くりぃむ侍」という不名誉なあだ名を着せられなくて良かった。

しかし調べてみると意外なことがわかった。戦国の時代に、クリーム色の鎧を身にまとって戦う「くりぃむ侍」が実際にいたらしい。
その侍は見るからに弱そうで(鎧がクリーム色なのだからそうだろう)、合戦でも前線まで送られることなく、結局生きて故郷に帰った。
くりぃむ侍はそれを恥じたまま生涯を送ったが、その子孫はそう思わなかった。
後にお笑い芸人を目指したその子孫は、そうして不名誉な名前を冠せられても生き残ったご先祖様にあやかり、その芸名を「くりぃむしちゅー」としたという。
何の話。しかもめっちゃ嘘だし。

 

あと、この虎も買った。うちの赤ちゃんは去年の5月10日生まれで、今年が初節句だが寅年なのだ。

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この手の人形、どういう名前なのかよく分からん。

「干物妹うまるちゃん」を読んでいる人なら「メタルにゃんこす」といえば分かるだろう。うちは妻も俺も「うまるちゃん」の読者なのでメタルにゃんこすと呼んでいる。が、正式名称は今でもわからない。

 

これは「久月」で買った。久月はこうした小物類が充実していて、しかも安いのが良かった。

人形を別の店で変われ、せっかくの営業が台無しになったとがっかりしている久月に戻ってきて「すみません。名前わからないんですけど首振る虎ありますか?」だからな。

こんな客に対しても、久月の店員さんはとても愛想よく対応してくれた。俺は店員さんの人柄で物を買う性格だから、久月で買ってやればよかった。「今年は寅年ではありませんが大丈夫ですか^^」との助言までしてくれた。いい人。