この際いろいろ防災対策を見直してみた

こんにちコロナ。


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最近はテレビ(ワイドショー)を付けてもほぼ全局が朝から晩までコロナの話をしていて、見ていてクサクサする。

僕らみたいな若年層はたとえコロナになったとしても絶対に回復すると確信しているから、あまりそういう情報には価値がない。BSのショップチャンネルで伸縮自在のブラジャーの紹介を見ていたほうがまだ有意義だ。そう思って毎日のようにブラジャーの情報を見ていたら、ブラジャーの構造に結構詳しくなってきた。


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日本では社会不安が広がると必ず買い占めが起こるというのが伝統行事となっている。
読者の中にもトイレットペーパーや生理用品が買えずに苦労している人がいるんじゃないかな。

うちにはまだストックがあるので、これはもう本当にもうどうしょうもない、ここ数時間ずっとお尻を抑えながら耐えてるんですという人がいたらTwitterなどを通じてご連絡ください。


それにしても、インターネットの力を使ってこんなにも簡単にデマが起こせるんだったら、今は需要不足なんだから、次から次へと「これがコロナに効きます」とか言っていろんなものを買わせたらどうかな。景気刺激策にも丁度いい。

言えばなんだって買うんだからな! 

 

緊急記者会見に登場した安倍晋三が、両手にシイタケを1本ずつ握りしめながら「国民の皆さま。このたび、新型コロナウィルスの特効薬が発見されました。」

ほとんどオレオレ詐欺と変わらん。

 

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昨今のそうした混乱を見て、これまでやろうやろうと思って先延ばしにし続けていた災害時の備えを本格的にやることにした。


例えば、去年の台風では養生テープだのガスボンベだのがまたたく間に市場から消えたけれども、今はまた見向きもされていないようだ。ということは、また同じ騒ぎになるということだ。

 

何かを始めるにはこのタイミングしかない。
明日、仮に震度6程度の地震でも関東地方に起きたら、買い占められるのはトイレットペーパーだのティッシュだのじゃ済まないだろう。
実際には大したことは無いのだけれど、スーパーやドラッグストアに高齢者たちに混じって延々と並びたくない。
というわけで、防災対策用のウェブサイトなどを参考にしつつ、この土日を利用して以下のものを買ってきた。


一部の品目については、それほど品薄になることは考えづらいけれど、首都直下型地震などでお店などが全部潰れた場合も想定して、それでも2週間位は不自由なく生きていけることを目指した。
まだ何か致命的に抜けているものがあったらぜひ教えてもらいたい。

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【食品】


・缶詰(20数個くらい買った) ・パックご飯(6個くらい) ・餅(1ダース入り) 

・ご飯用のおかず(レトルトカレーとかふりかけとか(保存がきくものは1年半くらい持つ))
カップ麺 ・はちみつ ・保存用クッキー
・酒(ウイスキーなどの蒸留酒は長期保管可能)

 

【食品関連】


サランラップ ・紙皿、紙コップ ・割り箸、スプーン
・水(2リットルボトル6本)

 

【食品以外】


・カセットコンロ用のガスボンベ ・手洗い石鹸
・タオル ・ティッシュ ・電池(単3、単4 各20本)
・ウェットティッシュ ・懐中電灯 ・LEDランタン
・ポータブルラジオ ・電池式充電器(スマホ用) 
・歯ブラシ ・ゴミ袋 ・養生テープ ・簡易トイレ 
・除菌スプレー  ・絆創膏などの医療品

 


だらだらと挙げてあるけれど、このうち特に大事なのは「水」「トイレ」「電気」だと思う。

逆に言うと、何か大事があればそれらのものから欠品すると考える。

 

・水はミネラルウォーターでも水道水の汲み置きでもいいと思う。
トイレを流す用の水がミネラルウォーターだとちょっともったいないので、飲料水と分けて、空の2リットルボトル数本に水を汲んでおいてトイレに置いておく。

 

・簡易トイレは、おそらく大抵の人が使ったことないだろう。俺もない。日頃から使い方に慣れておくというのもはばかられる。
だから、今まさにもうお尻を抑えて我慢しながらでも直感的にすぐに使えるものが良い。
その場でトイレ自体を組み立てるすごいものから、普通のトイレの便座カバーにかぶせて使うものまでいろいろある。いろいろ種類があるんで、調べてるうちに結構トイレの構造に詳しくなってきた。
(自宅が損壊したときは体育館のトイレを利用し、そうでなければ家のトイレが使えるだろうから、便座カバーに設置して使うものを買っておいた。)


・電気は、とりあえずコンセントが全く使えなくなる想定で、電池で動くスマホ充電器懐中電灯に、ランタンは絶対あったほうがいい。懐中電灯だけだと、部屋を照らすたびに片手が塞がるぞ。

 

それらを動かす電池もたくさんあったほうがいい。
だが、今どきのスマホ1台をフル充電するには単3のアルカリ乾電池が8本必要なんだと!

被災中、不安な時はいろいろと気を紛らしたいものだ。

そこで、一日13時間をグランブルーファンタジーに費やすとして、一日一回フル充電、2週間それを続けるとしたら、必要な電池数は112本。

・・・グラブるのはちょっと控えるにしても、そのほかランタンとか電灯とかにも使うわけで、40~60本くらいはあったほうがいいだろう。
(アマゾンで某国産メーカーのものが40本1600円で売られていたからそれを買っておいた。)


・食べ物は、何も考えずに缶詰を買っておけば大丈夫だろうと思う。

米が食べたければ、防災用にアルファ米が売られてるけれど、試しに食べた人ならわかるだろうけれどあんまり美味しくないのな!
「サトウのご飯」などは美味しいけれど、賞味期限は半年程度。でも、こっちを買って、半年ごとに食べて、その分買い替えたらいいと思う。それなら無駄にもならない(こういう方法を「ローリングストック」というらしい)。


食べ物に関して言えば、5年くらい保存できる美味しくないものより、1年で賞味期限を迎えるけど美味しいものを買ったほうが絶対良い(ただし、水とカセットコンロを使って温めたりできる前提。)。


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今回の騒動を経て、「デマ流すやつって馬鹿だなあ」「自分の頭で考えられないのかなあ」などと思うのはいいけれど、今後は自分のトイレにも最低1ケースはトイレットペーパーの在庫を置いておくようにするのが大切だと思う。
さもないと、こういう騒動のたびに怨嗟の念を抱きつつ、お尻を抑えながらドラッグストアをめぐるハメになるぞ。

簿記3級の「前払い(未払い)」問題について


今週末、簿記の試験がある。

ツイッターでフォローしている人たちでも、簿記3級に挑戦する人が多いので、明後日の試験で今更間に合うかわからないけど、ひとつ重要な論点について解説を書く。
保険料や家賃の「前払い」「未払い」について。


実は昨日までフィリピンに行ってたんだが、お土産話なんざ後回しだ。

 

【目次】

 

 

 


◯なんでこんなことすんの?

残高試算表や精算表の作成問題で出てくるのが、この「前払い」「未払い」の処理だ。
この問題は3級の範囲ではやや複雑であるうえ、必ず出題されるから、これができないと精算表などの残高が貸借で一致せずにパニックになる。

 

でも、大丈夫。出題されるパターンは一つだけなので、やり方を覚えるとすぐ出来る。この記事をもし目にしたら、手元の問題で何度か試してほしい。それだけで数点取れる。

(ところで、このタイミングで商品有高帳だのという点数にならない補助簿の問題集やってるヤツ、やめとけ。いまはただひたすら精算表をやるのだ)

 

ところで、なんでこんな「前払い」「未払い」の処理なんてするんでざましょ?
まず、その話を少しする。

 

なんでわざわざこういう処理をするのか。
向こう1年分の保険料を前払いしたのなら、もうそれでいいじゃん!

しかし悲しいかな、それでは、簿記のそもそもの目的である「一年間の利益を正確に計算する」ことが出来ないんだよ。


例えば、一年間の売上利益が10万円で、保険料が5万円の会社を考えてみる(他に収益、費用はない)。

この会社の最終的な当期純利益は、10万円-5万円の「5万円」だよな。


でも、ここで「保険料の支払いは来年でいいや」と、今年は保険料を未払にしてみる。
そうすると、売上が10万円なのは変わらないのに、保険料はゼロ円で済んでいるから(払っていないので)、最終的な利益は「10万円」に倍増してしまう。


逆に、来年は、今年の保険料も合わせて払わないといけないから(5万円+5万円の)10万円の保険料がかかる。そうすると、来年の利益は10万円ー10万円でゼロ円になる。

 

 【でも2年で見りゃ変わんなくね?】と思ったでしょ。

たしかにそうなんだけど、社長の成績だとか、企業の株価とかを計算するうえでは、【1年でどれだけ儲かったか】を正確に計算することが絶対必要で、そのために簿記ってのは生まれてきたんだ。

だから、「来年に利益を倍増させたいから、来年の保険料も今払っちゃえw」みたいなことは許さない。

以上の理由により、たとえ今年のうちに来年の保険料まで前払いしたとしても、それはきちんと「来年分の支払保険料」として計算する。

 

そのために、期末には


【(来年分の)前払保険料】 増やす 【(今年分の)支払保険料】減らす


という処理をして、支払保険料から前払保険料(来年の保険料)を引っこ抜く。

で、翌日の期首になったら、逆に、

 

 【(今年分の)支払保険料】増やす【(去年の)前払保険料】 減らす

 

という作業をする。

これで、去年に計上した前払い保険料が、めでたく今年の支払保険料になったってわけ。


簿記の参考書では、以上のような説明を「期末にはこのような決算整理仕訳を行います」としか説明しないから、俺達がなんでこんな面倒なことをしなきゃいけないのかわからない。目的がわからないと覚えられないし、勉強自体が苦痛になるから、まずはこうした説明をしました。

御託はこれくらいにしておいて、次からは、実際の処理の仕方を説明する。


◯パターン1 最初から「前払い保険料 ◯◯円」と言ってくる。

運が良いと、精算表や残高試算表の問題で「家賃の前払いが5万円ある」などと言ってくることがある。


これはもう大チャンス。今年の支払家賃から前払い分の5万円を引いて、その代わりに前払い家賃を5万円計上すればいいだけ。

 

前払家賃 50,000 / 支払家賃 50,000

 

で、実際の試験では「左右のどっちがどっちだっけ?」って必ず混乱するよな。
そういう時は、「まず、家賃を払った時ってどうだったんだっけ」とさかのぼって考えてみる。
そうすると、

 

支払家賃 50,000 /  現金 50,000

 

現金が減ったら右側に書く、というのは覚えやすいから、この仕訳がすぐに出てくるよな。で、そのときの支払家賃を前払家賃にするのだから、支払家賃を逆側に持ってきてあげて、


前払家賃 50,000 / 支払家賃50,000

 

という仕訳にすぐに行き着く。
そしたらこれを精算表に書き写すだけ。

 

◯パターン2 「向こう1年分前払い」

 最も多いのがこのパターンで、明後日出るのもきっとこれ。

例えば、【決算期が4月1日~3月31日で、11月1日に向こう1年分の保険料24,000円を前払いしている】という状況。


大丈夫。やり方覚えればかんたんです。

要するに「前払いしている分はいくらなんだろう」というのが計算できれば、あとはそれを今年の保険料から引っこ抜くだけ。つまりさっきのパターン1に持ち込める。

 

この時、計算ミスをなくすために、以下のように数直線を引いて計算すること。

このグラフをきちんと作ることができれば、前払い、未払いの問題で間違えることはまず無くなる。

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これを見れば、今年の「4月1日~3月31日」の中には、①去年の11月に支払った保険料と、②今年の11月に支払った保険料の2つが含まれていることがわかるだろう。


このうち、本当に「今年分の保険料」とすべきなのは、

①昨年の11月に払った保険料のうち、7ヶ月分

②今年の11月に払った保険料のうち、5ヶ月分

の、計12ヶ月分だとわかる。あとはこれを月割計算してやる。

 

ちなみに、「月割り計算」の仕方はわかるよな? 12で割ると、1ヶ月分の保険料が出るので、あとは出したい月の数だけ掛けるんだぞ。

 

で、普通、①はすでに計算して、今年の残高試算表に反映してある。
というのも、①の処理は、通常、4月1日になると同時にやるから。
俺たちがやるのは②の処理だけ。


今年払った保険料を12で割って、5をかけた金額(5ヶ月分)だけが今年の「支払保険料」となり、残りが来年7ヶ月分の「前払保険料」となる。

 

ここまでわかったら、あとは「パターン1」のとおりで、

 

前払保険料 14,000 / 支払保険料 14,000

 

というように、今年の支払保険料から前払保険料分を引っこ抜く。こんだけ。


たまに、①の処理もしていないパターンもある。
その場合は逆に、【今年の支払保険料を増やして、前払保険料を減らす】という作業を最初にやる。


さっきの例で言えば、
①昨年の11月に払った保険料のうち、7ヶ月分を今年の支払保険料とする。

24,000を12で割って、7をかける。

 

支払保険料 14,000 /  前払保険料 14,000

 

※気をつけること。

これ、気をつけてほしいのだけど、問題によっては「保険料は11月1日に、向こう1年分を前払いしている」とだけ書いてあって、試算表を見ると「38,000円」って書いてある時があるのね。

 

ここで、「あーはいはい。毎月11月に、38,000円払ってるのね。じゃあこれを12ヶ月で割って・・・」って思ってはダメね。

これ引っ掛けです。

というのは、この試算表に載ってる「支払保険料」って、今年の11月に1年分払ったのにプラスして、去年の11月に払いつつ、4月1日に「今年の支払保険料」として加えた分も入ってるから。

 

これはどういうことか。
さっき、「ふつう、4月1日になったら、去年の前払保険料を減らして、今年の支払保険料を増やす」と言ったのを思い出してほしい。


なので、この試算表に載ってる保険料には、

①去年払ったんだけど、きちんと今年の支払保険料にした7ヶ月分
②来年の分まで払った12ヶ月分

という、合計で19ヶ月分の保険料だということがわかる。
さっきの数直線でも確認しておいてほしい。

 

だから、この場合、月割計算をするためには「19」で割らないといけない。
そのためにも、数直線は絶対に作って欲しい。

なお、きちんと11月1日向こう1年分を◯◯円払ってる、と言ってきた場合には、何も考えず12で割ればよろしい。ここでグダグダ言ってるのは、そういう指示がなかった場合の対応ね)。


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◯未払も同じ。


今のは前払いの話だったけど、【未払い】も同じ。

・家賃の未払分が5ヶ月ある。

と言われたら、まだ支払っていない家賃を月割計算で出してから


支払家賃 ◯◯円  /未払家賃 ◯◯円

 

として、ホントは今年に計上すべきだった「支払家賃」を計上すればいいだけ。


どっちがどっちだっけ? と悩んだら、「本来、家賃を支払ったらどうするんだっけ」を考えるとわかる。

家賃を支払ったら

支払家賃 ◯◯円 現金◯◯円

となるのだった(現金は減ったら右側なので、すぐ思い出せる)。
でも、実際には現金を払っていないのだから、これを「未払」に置き換える。すると、


支払家賃 ◯◯円  未払家賃 ◯◯円

となる。

あとはもう月割計算をきちんとできるかっていう話なんで、そこは問題演習などで確認してもらいたい。
簿記3級で登場する、費用の「前払い・未払い」問題は全てこれで解決できる。


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◯フォロワーの問題をやってみる。


ツイッターのフォロワーが掲載していた問題をやってみる。

 

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当社では毎年11月1日に向こう1年分の保険料24,000円を支払っていたが、当期は10%アップして26,400円となった。
会計期間は4月1日から3月31日までであり、前払保険料は月割計算している。

==


多分結構難しい方の問題。
途中から値上げしている、とか言い出してて結構ビビるけど、きちんと数直線をつくれば理解しやすい。

 

 

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このように、当期の保険料は、

①去年に支払った24,000円のうち、7ヶ月分(14,000円)


と、


②今年に支払った26,400円のうち、5ヶ月分(11,000円)


の、合計25,000円であることがわかる。

 

で、今年支払った26,400円の保険料のうち、今年の支払保険料(11,000)以外は来年の前払い分なので、「26,400-11,000=15,400円」を、「支払保険料」から「前払保険料」にする。

普通はここで終わり。


※なお、この問題はちょっと難しくて、それを「支払保険料」と「前払保険料」それぞれのT字勘定として整理しろ、という問題だった。

 

そうなると、保険料を支払ってから期末の処理だけでなく、期首に昨年の前払保険料を今年の支払保険料に振り替えるという処理も必要になる。

 

期首の前払い保険料っていくらだろう?
さっき①で計算したように、去年支払った24,000円のうち、7ヶ月分の14,000円は、今年の保険料なのであった。数直線を書くとすぐわかるね。

 

ということは、(ここ大事)去年末にしてみれば、14,000円は「前払保険料」という処理をしていたはず。
そしたら、今年の4月1日には、その「前払保険料」を「今年の支払保険料」に変えてやるという処理が必要になる。

 

=============
保険料に関する処理を全部書くと、以下のとおり。

 

・4月1日の処理
※前期分の前払い保険料を計上してから、支払保険料に振り替える。

前払保険料 14,000円  前期繰越 14,000円

支払保険料 14,000円  前払保険料 14,000円

 

・11月1日の処理
※支払保険料を現金で支払う。この時は「前払い」だの気にしない。

支払保険料 26,400円 現金 26,400円

 

・3月31日の処理

※来年の前払い保険料に振り替えるて、次期繰越する。

前払保険料 15,400円 支払保険料 15,400円

次期繰越 15,400円   前払保険料 15,400円


・翌期4月1日の処理
※前期分の前払い保険料を計上してから、支払保険料に振り替える。
前払保険料 15,400円 前期繰越 15,400円
支払保険料 15,400円 前払保険料 15,400円


===============


これさえわかれば、後は勘定を埋めていくだけ。

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グッドラック。
電卓忘れるなよ!!

ネットの中傷を減らすため、「全日本ネット嫌がらせ基金」を作ろう。の話

他人をイジメたり、嫌がらせしようってなると、昔は嫌がらせの手紙なんかを学校の引き出しに入れたりしていたようだけど、それが2000年代頃に「学校の裏サイトでの悪口」になって、今は「捨てアカウントで直接攻撃」が主流だ。

 

春名風花さん、ネット中傷に法的措置 苦しめられた10年間「絶対に引きません」(弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース

 

人類というのは余暇が増えると実に様々な嫌がらせを考えつくものだと関心するし、一方で、技術発展にともなって嫌がらせやイジメのコストも下がり続けている。

そして、コストが減ればやる人が増える。これは経済学第一の原理と言っても良い。

(誤解する人がいると良くないから念の為に言っておくけれど、俺はそういう行為をぜんぜん肯定していないし、これから書くことはそういうクソッタレ共をやり返す方法だ)。

 

いちいち学校裏に呼び出してぶん殴りあっていた(非常にコストの高い)昔に比べて、今では人をイジメるのはほとんど安全に、無料で、しかも効果的にできるようになってきている。

そういう状況ならば、気に食わない人がいたらそういうことをやる人が出てくるのもそんなに不自然じゃないし、そういう人は「自分の心無い一言で傷つく人がいるんだ」なんていうお説教なんか聞きやしない。

 

ツイッターでアカウントをとって、一言悪口を言ってログアウトすることは無料で出来る。そして、サブアカウントを無数に持っている皆さんがご存知のとおり、ツイッターのアカウントは実質無限に取れるので、これを防ぐ手段はない。

いたいけでか弱い俺達にできることは、ただ匿名アカウントとのやり取りをシャットアウトすることばかりだ。

 

でも、そういう嫌がらせから受ける痛みを和らげる手段は、あるにはある。以下、その話をする。

 

◯ デモしたら、寄付します。

 

「超ヤバい経済学」という本に、次のようなエピソードがあった。


俺たち日本人にとってはそんなにピンとこなんだけど、アメリカでは人工妊娠中絶手術を巡って、大昔から大論争のマトになってきた。

そういう手術を行っている病院の前では、連日にわたってデモ騒ぎが行われ、医療スタッフや患者らが、名前も知らない大勢の誰かから罵られ、脅迫され、不安な毎日を過ごしていたんだと。

 

そこで、病院側は反撃に出た。「以下、仕組みを説明します」と。


1.これから、もし病院に抗議する人が現れたら、その人数を記録します。
2.その人数に応じて、人工妊娠中絶を支持している団体に寄付していきます。
3.その寄付の額はみなさんに教えてあげます。

 

要するに、自分が病院の前で中絶反対の大騒ぎすると、その分、中絶を推進している団体にお金が入ってしまう仕組みだ。


これでデモ連中はみんないなくなるだろうか。いいや。
でも、デモをやっている連中が、自分たちの行動が敵側への寄付につながっていると知れば嫌な気分だろう。

 

このように、嫌がらせを減らすには、そのことによって自分達が喜ぶ仕組み(あるいは、相手が損する仕組み)を作ったうえで、なおかつこれを相手に知らせることが良い(そうすると、定義によってそれは嫌がらせでなくなる)。

 

相手はそれでも一向に構わないかもしれない、でも、すくなくとも俺たちは、嫌がらせを受けて本当に歓べる仕組みがあれば、嫌がらせによって受ける痛みをずっと減らすことができる。

そのために必要なものはなにか。お金だ。

 

◯ 「全日本嫌がらせ基金」を作ろう。


以下、その仕組を説明する。
驚くほど単純だが、これは一種の保険みたいなものだ。

 

ツイッターや、ブログなどのウェブサービスを始めるにあたって、まずは「全日本嫌がらせ基金」にお金を支払う。

 

ツイッターを通じて何らかの嫌がらせを受けるごと、本人がそのスクリーンショットなどを撮ってその基金に申請する。

 

基金側が審査のうえ、嫌がらせを受けた人にお金を支払う。みんな平和になる、終わり。


あとは自分への嫌がらせを眺めつつ、今後基金から支払われるだろうお金で買う予定のお洋服でも調べていればよい(更にそれを見せびらかせばなお良い)。


もし嫌がらせを受けなければ、最初に支払ったお金も戻ってはこないけれど、それはそれで良かったということだ。

 

すぐに思いつく課題がいろいろ。
まず、誰がその審査をするんだろうというのがひとつ。また、嫌がらせと「手厳しい批判」をどう区別するのか(「氏ね!」などは論外として)。

あるいは、街中の猫を踏んづけて回るようなどう考えてもクズな野郎に対して「死ね」と言ったらそれは悪口なのか。
自作自演する連中も出てくるだろう。顔見知りで氏ねと言い合ってお金を稼ごうとするん連中や、わざと自分を炎上させるような連中も必ず出てくるだろう。

 

でも、このことで俺が言いたいのは、嫌がらせを力ずくで止めさせるのではなく、相手が嫌がらせをすることで得る歓びを少しでも減らす、または嫌がらせによって受ける痛みを減らすための仕組みというのを考える余地はあるということだ。

 

実は既に「ネット炎上保険」みたいなものはある。企業向けのサービスで、月額数十万円支払うかわりに、沈静化のためのアドバイスや、記者会見・謝罪広告費用を工面してくれるもの。
でも僕らがもっと欲しいのは、どこから突然現れて「氏ね」とか言って去っていく連中をどうするかということ(だいたいその人のフォロワーだと相場が決まっているんだが)。

そのためにはもっと細かい支払いを行える基金を創設するのが良い。

 

元ゾゾタウン社長の前澤さんなども、ランダムでばらまくほどの金があるのであれば(筆者に100万円ほど無条件で譲渡した上で)このような仕組みの創設に資金提供してもらいたい。

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余談だけど、個人的には、ツイッターで新たなアカウントを作るのごとに3千円~4千円くらい取ったほうがみんな平和になるんじゃないかと思う。

捨て垢で嫌がらせをするのは、その数千円を払った後だから、それを上回るほど嫌がらせしたいヤツ以外は徐々に消えていくからだ。コストが高まれば、それをする人は減る。。

 

 

正月からゲームばっかりしてるって話

あけまして本当におめでとうございます。本当に、本当におめでとう!

 

新年がおめでたく明けてからというもの、俺はずっと家でゴロゴロ寝てはぶらぶら出歩き、ぶらぶら出歩いてはゴロゴロするような全くおめでたくない日々が続いていたんだけれど、つい先週に人事異動があり、新しい仕事が始まってからはそれなりに充実して過ごしている。

これならもう死ぬまで仕事していた方が人生の幸福度は高まると思われてきた。

仕事じゃなくても、とりあえず何か目標とか義務みたいなものが生活の中にあったほうが良い。私達はみんなむかし、木の実や動物をとってくることをずっと義務にして暮らしていたのですから。

 

 

で、そんな意識の高い、実業家志向の僕の充実した生活とはどういうものかを説明すると、仕事のほかには主にテレビゲームを一生懸命しているのであります。

 

◯ ゲーム禁止条例を一生懸命作ろうとしている香川県議会の人からすれば、うどんで首を絞めたくなるような話だ。

でもほんと、年明けからというもの、そこら辺の中高生並みにテレビゲームをやっている(4月に資格試験受けるつもりなんだけど大丈夫なんか?)。

 

で、そのうち、最近最も熱心に励んでいるのが「リングフィットアドベンチャー」だ。

 

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このゲームは、任天堂から発売されている「Switch」というゲーム機と、リングコントローラーという小さなフラフープ(あるいは超巨大なドーナツ)を使って遊ぶゲームで、ゲームを楽しみながら同時に身体を鍛えたり、ダイエットすることができる画期的なもの。

 

既に多くの家電量販店では品薄状態で、通販サイトでも価格が高騰していたんだが、毎日のようにビッグカメラのサイトを監視していたTwitterの優秀なフォロワーのおかげで定価で買えた。ありがとう。

 

そんなことを会社の同僚に自慢したところ、「そんなゲームしなくたって今すぐ外を走り回ってくりゃタダで痩せられるんじゃね?」などと、任天堂の技術の結晶をまるで理解していない意味不明の発言をしたので、その日見せびらかすために会社に持ってきていたリングコントローラーで引っ叩いてやった。

せいぜいお口には気をつけたほうが良いぜ、リングコントローラーを使えばこういうエクササイズもできるんだからな(リングをヌンチャクのようにくるくる回し、肩にビシっとセットして一言)。

 

◯ リングフィットの魅力は、このように道理のわからない同僚を痛めつけられるだけにとどまらない。

それを次に説明しよう。

 

ストーリーとしてはよくある、この世を支配しようとする悪魔を、主人公が倒しに行くというもの。

これがドラゴンクエストであれば、そこで主人公が持っていくのは剣や槍だったりするわけだけど、このゲームでは前述したようにリングコントローラーというちょっと小さめのフラフープ(あるいはすさまじく巨大なパイン飴)を駆使して戦う。どう戦うのか? 

フィットネスだ!!!!!!!

 

では、なぜ俺たちがテレビ画面の前でスクワットだの柔軟体操だのというフィットネスをすると、敵にダメージが与えられるのか? 知らん!!!!

 

とにかくゲームをスタートすると、なんかよくわからん経緯で突然魔物が出てくる。

で、あいつを倒せるのはフィットネスだけなんだというよくよく考えると理解不能なシステムを何となく勢いで説明され、俺達は戦いの旅に出かけるのだ。

 

なお、孤独な戦いというわけでは決してなく、よくわからん経緯で魔物が出てくる一方で、これもよくわからん経緯で主人公をサポートしてくれるキャラクター(フィットリングにくっついてる顔のような不気味な奴)も現れる。

 

主人公と常に一緒に行動してくれて、様々なアドバイスをしてくれるリングの精(多分ちゃんとした名前あり)。ところがこれが敵とのバトルになると・・・「はい?」と思うようなことが多々あるんだよなあ!!

 

 

◯ まず、俺たちの今の状況を整理しよう。

魔物がいる。俺たちは、そいつをぶちのめす。そうするとみんなハッピーになる。以上。オーケー、この上なく単純化された世界だ。

 

で、普通のRPGだったらば、ラスボスがいるのはずっと先だから、俺達はチマチマと回復したり、ときには休んだり、あるいは、強い攻撃魔法を使ったりしてサクサク進まなきゃいけないはずなんだが、このゲームでは、最初の魔物(スライム的なやつ)に遭遇した時、パートナーであるこのリングの精が言ったことなんだと思う? 

さ~~~~~~~自分を追い込んでいこう!!!!!!!!!

なんでだよ!!なんで最初のスライムから自分を追い込まなきゃいけないんだよ!!!どっちかというとそれ魔物サイドの発言だかんな。

 

で、僕らはしぶしぶフィットネスで攻撃していくんだけど、いくつか「このポーズをせよ」と決められた運動というのがあって、これが最初は4種類くらいしかない。スクワットとか、みんな知ってるだろうけど「英雄1のポーズ」とか。 敵と戦ってレベルがあがるごとに、例えばRPGでいえば新たな魔法が使えるようになる具合に、やれるフィットネスが多くなるのだ。

 

そのフィットネス攻撃コマンドでも、かなり辛いものと、比較的楽なものがある。例えばスクワットは御存知の通り相当辛いのだけれど、「枯れ木のポーズ*1」は相当かんたんな運動の部類になる。ただ枯れ木のように突っ立っているだけでよい。でも敵にはきちんとダメージが与えられる。こんな良いことってあります??

 

でも、人生っってうまいことばかりじゃないんですねと僕らに知らしめてくれるのは、一度選んだフィットネスってしばらく選択できなくなるんだよね。枯れ木のポーズで楽をした後は、スクワットや腹筋運動をしっかりした後でないと再び枯れ木を選ぶことはできない。俺の枯れ木!!!

 

ところで、このゲームは最初に「運動強度」が選べるようになっている。要するに「イージーモード」なのか「ハードモード」なのか選べるってことで、ハードにすればするほどフィットネスのキツさが増す。

なるほど、男女間はもとより、個人でも基礎体力がそれぞれ違うだろうから当然のことだが、そういう細かい調整ができるのもこのゲームのすごいところ。

 

で、俺はというとこれまで7~8年間は毎晩ランニングをしていたりと、周囲の同年代の連中に比べれば体力があるほうだと思っていたので、ハードモードの、さらに運動強度最高という最も厳しいモードでやってみた。

 

きついわ

 

後からリングフィット先輩(Twitterのフォロワー)から聞いた話だと、最高の運動強度は頭の中身まで筋肉でできている人たち用のモードなんだそうだ。

 

スクワットも、きちんと腰を下げて、しっかりパワーを貯めて貯めて・・・苦しい思いをして攻撃!! スライムに1のダメージ!!!! え、1のダメージいまので??こっちもう足ぷるぷるしてるけど?

そしてスライムの反撃! こっちの体力ゲージの半分くらいを持っていく大ダメージ! 枯れ木のポーズ!!!!

 

それでも全然歯が立たなくて、しばらく死んでは挑戦しての繰り返し。明らかにモード間違えた。

 

で、やっとこさヘトへトになりつつ最初のスライムを倒して、ようやく最初のステージクリアか・・・と思っていたところで現れるスライム2匹。即座にボコられる不思議なリングをもった男。

 

 

リングの精「さあ自分を追い込んでいこう!!!!」 

俺「うっせえわ

 

俺は静かにSwitchの電源を落とし、ずっと簡単なモードに直してから旅を再開したのだった。

 

このように(?)、結構面白いよリングフィット。興味を持ったら、みんなもどんどん自分を追い込んでいこう!!!

 

*1:後で改めて確認したら「立木のポーズ」だった。

今年買ったものとか、仕事のことなど。

●年末の恒例として、年間買ってよかったもの、悪かったものという更新をしていたのだけれど、今年は全く「これ買った!」と紹介するようなモノがない。俺は一体何に金を使ってきたのか? まるでわからない。ただ気がつくとお金が減っている。

 

強いて言えば、6月に買ったiPhone8は非常によく働いてくれている。
電池の減りも遅いし、カメラも良い。何より美しい。これ以上のスマホが世の中にあるとはとても思われない。

おまけに最高なのが、部屋の中で毎日のようになくしても、iPadのSiriに「俺のiPhoneどこいった?」と聞けばたちどころに教えてくれること。
頭蓋骨の中には脳みその代わりに増えるワカメが入っている俺にとっては本当にありがたいシステムだ。俺はもう死ぬまでiPhoneで良いと思える。
とはいえ、こんだけ毎日のように部屋の中でiPhoneなくしていたら、Siriもそろそろ「あなたにおすすめな、記憶力専門の脳外科医の住所はここです」くらいのこと言ってきそうだけど。


●今後欲しいものはあるぞ。それがニトリ電動リクライニングソファだ。


これはすごいぞ。みんなもどうせ年末年始ヒマなんだろうから一度はニトリに足を運んで体験してもらいたい。
ボタン1つでソファの背もたれがリクライニングするのと同時に、ソファが俺の足を持ち上げてくれる! 読書をきちんとしている人ならば「足を持ち上げてくれる」以外の表現が浮かぶのだろうが、とにかく足を持ち上げてくれる!コレが本当に気持ちいい。

 

あんまり大げさなことを言うとニトリの営業社員だと思われそうだから表現に気をつけると、この世界に唯一の救いの地があるとすればそれはニトリのリクライニングソファの上であって、その事実に世界中の人類が涙しつついっせいに聖書をブックオフに出しはじめるくらい素晴らしい製品だ。いかにも壊れやすそうだけど。

2人がけタイプで、価格は9万円くらい。

うーん、ニトリとはいえ安くはないけれど、ボーナスで奮発しようかな・・・。
これに座りながらPS4やるんだ。あ、今年PS4買ったわ。


●仕事の話。

今年の3~4月頃、俺は猛烈にヒマだった。
毎日出社しては、ブログを書いたり、非常階段を登ったり、会社の花壇に咲くお花を見たり、非常階段を降りたりして過ごしていた。


ところが、そんな暇な俺に目をつけた人事によって、今年5月頃から新規事業立ち上げの手伝いのため、別の部署に駆り出された。
そこでは相応に忙しかったけれど、仕事納めの今日になって、ギリギリ何とかモノになった。

 

そして、新年から俺は元の部署に戻るらしい。

今の部署は今の部署で居心地が良いから、ここに残って別の仕事をしたって構わないんだが、前の部署の課長が戻せと言っているらしい。一日デスクにいてお花を眺めるような仕事でどうしたら人手が足りなくなるのかよくわからない。

 

元の部署では一応、現在資格取得を頑張っている「IT系の仕事」に関与させてくれるそうで、やや楽しみではある。

ペイントソフトを使ってとても見事なお花の絵を描く仕事だったらどうしよう。


●今年もいろいろあったけれど、社会生活を続けてきて思うのは、人生は満ち足りる時期もあれば、つらい時期もあって、それはまるで寄せては返す波のようにして交互に訪れる。


俺にも過酷なパワハラ部署で本当にもう辞めようと思った時期もあれば、自分の得意なことを活かしつつ素晴らしい上司のもとで働けたこともある。
そのほとんどすべては人間関係次第だし、よくも悪くも、それは時間とともに変わっていく。

そして思うのは、俺と関わる人に対しては、時間とともに変わらない優しさで接していこうということ。辛い目にあって本当に悲しいのは、自分自身がなりたくない存在に変わっていってしまうことだから。

 

寒い時期は、自分の身を守ることに徹してあまり動かず、暖かい時期にいろいろやってみる。こうした四季は人生にもあるのだと、常々思う。そして、僕らは四季に応じた対応をして過ごしていく。これが人類の原始的な知恵だ。

来年はみなさんの人生に春が訪れますように。よいお年を。

誰だってテロリストになりえるんだ、そう、俺でさえも の話

急な発熱にみまわれ、寝込んでおりました。

11月30日から日記を更新しなかった理由はそれです。(なお熱が出たのは2日前です)

 


月曜日に会社の忘年会から帰宅した後、急激に具合が悪くなり、計ってみると39度近い熱があった。

はは~ん、これはあれかな? インフルのエンザ的なやつかな??
(平成以後に誕生日をお迎えになった方に一応ご説明しますと、「はは~ん」というのは「なるほどわかったぞ」という意味をなす言葉です)

いや、このタイミングでインフルエンザだと、本当にとってもとっても困っちゃう。
わたし、今年の春くらいに会社で超絶ヒマしていたところ人手不足だった今の部署に駆り出され、そこでの事業に関わらせてもらってるんだけども、そこでの大きな仕事が来週あるのね。自分はそのために呼ばれたと言っても過言でないくらいの。

その時にインフルでずっと家でグランブルーファンタジーしてましたってなったら、次にどんな顔して会社に行けば良いのかわからん。口に大きく「ごめんなさい」と書かれたマスクでもしていこうかな(ドンキにならありそうだ)。

 

だから、仮にこの熱が人類史上類を見ない超凶悪の新型インフルエンザを原因としたものであったとしても、俺はそれを秘匿して会社に出社するつもりでいた。

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いや、みんなから石を投げつけられる前に自ら言おう。

インフルエンザなのに出社するのはもはやテロリズムである。
この法治国家で暮らす以上、僕らは決してそうした事をしてはならない。

 

だが、病床に伏せっていると、思考がどんどんネガティブになっていくのは皆さんご存知のとおり。
そして、高熱にうなされる深夜ともなると、思考はすっかり「テロの何が悪いのだろう」という域に達していたのでした。

 

インフルのまま出社し、同じ部署の同僚をみんな共倒れにすれば、このプロジェクト自体は失敗か、延期を免れないだろう。
しかし、少なくともわたし個人に対する突き刺さる刃ような非難は回避することができる。
これを考えた時、わたしは氷枕に顔をうずめながら1人「やった」と呟いたものです。

 

中東でロケット砲などを担いで汗を流すイスラム国のテロリストどもも、若い頃にいざ来週へと迫った大切な仕事を前にしてインフルになってしまった苦い経験があるに違いない。
今なら少しはわかるぞ、お前たちの気持ちも。

 

ここまで書いてて思ったけど、この記事「テロリスト活動への賛意・呼びかけを内容とするもの」とかいう禁止項目に触れて削除されんかな??
ちょっと内容を穏やかなものに戻します。

 

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翌日、テロ用にとAmazonで注文しておいたRPG対戦車ロケット砲が手元に届く前に、とりあえずインフルエンザ検査だけはしようと病院へ行くこととした。


でも本当言うと、このインフルエンザ検査やりたくないんだよなあ。
AIが人類の仕事を駆逐するかってこの時代に、インフルエンザ検査はいまだに「鼻に綿棒ツッコミ法」だからな。

インフルエンザを検査するためなら、血液検査だって俺はあまんじて受ける。

だが鼻はだめだ!!


地球温暖化が人類全体に対する暴力であると義憤をあげるグレタも、まずはこっちの著しく非人道的な行為について怒りの声をあげてほしいと心から思う。ついでに鼻からも思う。


さらにこの時、熱発と同時に腹痛にも見舞われていたので、その旨もお医者に告げると、もしかしたら酷い食中毒かもしれないとのこと。
うーん、言われてみると、熱が出るちょっと前の忘年会でお腹いっぱいジンギスカン食べたけどそれかなあ・・・と言うか、もし食中毒だとしたらそれしか考えられないなあ・・・。

 

お、待てよ? という事は、俺と一緒にその忘年会でジンギスカンを食べた同僚たちも、今頃みんな家でお腹抱えて床にうずくまっているのでは? 
そうなるとわざわざ俺がうちの会社にロケット砲を打ち込んでやる必要もないんじゃないだろうか?
で、会社行ったらみんなまだ生きてやがんの!!! やはりこの俺自身が手を下さねばならん!!

 

あと、インフルは陰性だった。とりあえず良かった~。

 

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その日出社した後は来週のイベントに向けて働いていたものの、昼過ぎに体温を計ったら38度台後半で、机に座っているのすらしんどかったため、目先の仕事だけを片付けた後に早退した。

 

翌日も朝から非常に具合が悪く、39度台の熱が出ていたので引き続き会社を休んだ。


この時、以前「なるべく楽に働くため」として自宅に導入しておいたリモートワークシステムが役立ち、会社のメールチェックやウェブの更新作業くらいは自宅からすることが出来たのは良かった。早くこうして家から働く風景が日常になってほしいと心から思う。ついでに鼻からも思う。


ちなみに、この日はご飯も全然食べる気しなかったので、軽いものでいいやと思ってコンビニでカップケーキだの果物ゼリーだの買ったら、9個の商品買ってお会計で2,000円以上しやがった!! トータルの医療費よりもたけえ!!!!


昔はこういう商品を「プチ贅沢スイーツ」だとか言って、どこのコンビニにも1商品ずつくらいバカ高いわりには3口くらいで食っちまえるようなケーキが置いてあったものだけど、最近どれもみんな高くないか?? タラミの果物ゼリーなんか200円以上もしやがる。


ちょっと前にローソンで適当なプリンを持ってレジに行ったら500円くらいして、そのショックで人生で初めてバック転ができたのをよく記憶しているけれど、気がつくとあんなものばっかりになってる。

そりゃコンビニご飯が日常になるとお金たまらないわけだな~。

 

具合悪い顔しながら社会・経済問題に怒りつつ果物ゼリーを食ってて気がついたんだが、ゼリーはタラミではなくてセブンイレブンのオリジナル製品のほうがうまい。

タラミのゼリーは普通に味のついていないゼリーなんだが、セブンの方はゼリー自体にも果物の味付けがされているからだ。
皆さんもこの冬に倒れるようなことがあればセブンのゼリーを試すと良い。自社ビルにロケット砲を打ち込む前にな。

 

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ちなみに、陳列されている場所は非冷蔵の棚にのでやや見つけづらい。

 

 

追伸 はてなブログ管理者様へ 

今回の記事ははてな利用規約 第6条 (禁止事項) 2.g. 反社会的勢力等の活動を助長または反社会的勢力等に利益を供与する行為」について非該当であるという認識で投稿しておりますが、中には真に受けるやつもいるんだからやめとけとお思いになりましたらお手数ですが削除いただければと思いま)

自動的にレストランが予約される婚活アプリがあるらしい

○独身の同僚の間でマッチングアプリが流行ってるんだけど、ひとつ聞いた中ですごいなと思ったのは、アプリにログインするといきなり異性の顔が流れてくるやいなや「この人と会いますか? はい いいえ」。

判断材料が人相オンリーだからな。

で、「いいえ」を選ぶともう永遠に出てこなくなるんだと。二度とそのツラ見せんなってこと

いや、それほどでもないかな・・・ということで「会います」を選ぶと、今度は有無を言わさず、自動的にどこかのレストランが2人分予約されるんだという。すげー今時そんなのあるの。というか、「顔見たくないほどじゃないけど会うほどでもない」という選択肢がないんだ。

でもそれはきっと正しくて、そういう婚活なんてダラダラ続けるもんじゃなく、今いるこいつと結婚するか、2度と会わないか、という覚悟でやっていくもんなんだろう。

なので、今まさに婚活中で付き合うんだか付き合わないんだか煮えきらず、ヤキモキしている人が読者にもいたら、「飯食うか、二度と顔見ねえかどっちだ」って聞いてやったらいい。

 

○ところで、俺は競馬が好きで、たまに競馬場に出かけてはお馬が走っている様子を見に行くことがある。

で、昨今の婚活ブームにのっかろうとした日本中央競馬会が、「競馬場婚活! 気になるあの人と馬を応援しよう!」とかいう気が狂ったようなイベントを開催したことを覚えている。そんな参加者全員が重度のギャンブル中毒だとわかり切っているような連中同士でいったい誰が結婚しようと思うんだ。結婚願望のある人が競馬場から向かうのは婚活パーティではなく依存症脱却セミナーだ。

(更にいえば、そんな競馬場婚活にわざわざ登録するような人が「ライト」なファンであることはなく、たとえばデートで馬を応援する時などは一般的にもとても有名な馬を見に行って「ディープインパクトがんばれ~! 怪我しないようにね~!」などと応援するものだろうが、こういうところへ来る連中は俺でも知らないような馬に対し「キタノゲンゴロウ!!!!差せ!!! 差せよキタノゲンゴロウ!!!!」などと奇声を上げるのだ。これでいったい誰が、どこのどいつが結婚するんだ?)

 

○さっきの、自動的にレストランが予約される婚活アプリの話に戻る。

 

一応聞くけど、ラーメン屋とか絶対出てこないよな。出てこないよな〜。

よくTwitterとかで「初デートでサイゼリアに連れて行かれるのはアリかなしか」とか言うこの銀河でもこれ以上ないくらいどうでもいい激論が繰り広げられているのを見たことがあるが、そんな話題の中にですらラーメン屋が入ってこないことを見ると、そんな男は0.24秒、すなわち人間が判断できるもっとも短い時間で二度とツラ見せんなボタンを押されるんだろう。

でもアプリ作った人の悪ふざけで、1万分の1くらいの確率で初デートがラーメン幸楽苑になったりしないのかな。

というか俺は普通にラーメンが食べたいんだがその場合はどうしたらいいんだ? そういう人たち向けに、ラーメン屋婚活とかしたら流行るかも知んない。いや、そんなコレステロールまみれの、余命が平均寿命よりもだいぶ短いだろう連中同士でいったい誰が結婚しようと思うんだ。結婚したい人がラーメン屋から向かうのは、婚活パーティではなくランニングだ。

 

○そもそも遠距離だったらどうなるんだろう。お互いの住所を登録して、2人の中間地点ほどにある提携先のレストランが予約される仕組みだとしたら、同じ都道府県だったらいいだろうけれど、たとえば東京でこのアプリに登録して、自動的に予約されたのが「ラーメン花月 岐阜インター店」とかだったらヤバいよな。そもそもラーメン花月にわざわざ予約いれんな。

あるいは、予約されたのと同時に桃やぶどうのイラストが出たらあ、山梨の方だってわかる。山梨のレストランはだいたい桃かぶどうを狩ってその場で食べるシステムだからだ。

初デートで桃狩りに行くというのはそんなに悪くないけれど。