ゴリラ食えよ!の話

会社の飲みの席で、「俺が世界で最も憎んでいるのはシイタケだ」という話をするたび、決まって不思議そうな顔をされながら「あれ美味しいのにww」と言われる。

こうした経験は、食べ物の好き嫌いが多い皆さんにもあるだろう(なお、この時に不思議そうな顔をされるのは、シイタケがどうしてそんなに嫌いなんだろうという疑問か、または会社のプロジェクト成功を祝う打ち上げの場の開口一番でシイタケの話なんかおっ始めた俺の人格への疑問かのいずれかが考えられる。でも今回言いたいのはそういう話ではない。)。

 

人はなぜ、他人が「○○を食べるのが苦手」と聞くと決まって「あれ美味しいのにw」と言うのだろうか。

「シイタケ嫌いなの?? 美味しいのにw」などと言われるたびに俺は、やれやれまたかとうんざりしつつ、中学生ほどの大きさがある巨大シイタケをずっぽりと山から引き抜いてきて、それをまるで野球バットのように振り回してはその発言者を散々引っ叩いたうえで「だから何ですか?」と言ってやりたい衝動に駆られる。(ちなみにシイタケはほとんどが繊維質なので、力いっぱい叩かれてもそんなには痛くない。もっともシイタケで人叩かれたこと2年ほど無いけど。)

 

良いですか、俺がシイタケを親の仇のように憎んでいることと、他人がシイタケを好きだと感じていること、その間にはまったくの別宇宙があるが如く、両者には何の関係もないんだ。

それを言うんだったら、例えば俺が「え、ゴリラ嫌いなの? あいつめっちゃ美味いよ??」と言ったら、あっそうだったんですねとか言ってゴリラ食うんだろうな!? ゴリラ食えよ!!!!! と思う。俺だってもういい年になって大人気ないかと思うけどそう言いたくなる。

 

少なくとも、他人に美味いと言われたゴリラを素直に食べてみようかなと思う気持ちになれる人だけが、「あれ美味しいのにw」などと他人に言うべきだと思いませんか。これを俺は「食べ物の好き嫌いゴリラ論法」と勝手に呼んでは愛用し、愛用しては友達をなくしているところだ。もっとも、ゴリラが美味いとかいうのは単なるたとえ話であって、俺がゴリラ食ったことなんてここ2年くらいないけど。

 

とはいえ、そこで本当に「あ、そうなんですか!へ~ゴリラって美味いんだ!」とか言って、後日、バナナと鉄柵を巧妙に組み合わせた巨大な罠を手に「天気良いし、今日どうですか、ゴリラw」とか笑顔で言われたらすごくイヤなので、今日も俺はただ黙って巨大シイタケで引っ叩くのみにとどめるのであった。みんなは人の好き嫌いに口出すなよ!

 

・・・

 

食べ物の好き嫌いの話でいえば、まだある。

食べ物を好き嫌いなく何でも食べるのは「育ちが良い」「品がいい」とされ、他方で、苦手な食べ物ばっかりある俺は子供の頃から蔑んだ目で見られてきた。

でも、その「好き嫌いなくなんでも食べる」という、その「なんでも」の範囲なんて、現代の俺たちが囲まれている豊かで美味しい食べ物に限った話なんだ。

 

俺は思う。お前好き嫌いないんだったらゴリラでも食えるんだろうなと。

これは「食べ物の好き嫌いゴリラ論法」の応用だ。

 

アフリカ中央部のルワンダの奥地に住まう、とある原住民族では、捕らえてきたゴリラをそのまま湯で煮た食べ物をご馳走としている。

食べ物の好き嫌いがないとドヤ顔して憚らないあなたがその村を訪れた際も、当然その「ゴリラの姿煮」は豪勢に振る舞われることだろう。おかわりまであるかもしれない。

 

 

 

・・

 

 

ゴリラ食えよ!!?? 食べ物の好き嫌いなかったらゴリラ食えよ!!!!! おかわりまで食えよ!!!

などと俺は、「わたし食べ物の好き嫌いないんです~」などと自慢気に語る人物を前にした時に心の中で言ってやってるし、何回かに一回は無意識に「ぶつぶつ・・・ゴリラの姿煮・・・ぶつぶつ・・・」と声に出して言ってしまっているくらいだ。

 

もっともそんなゴリラを食う村なんかここ2年ほど訪れていないけど。

 

日記っぽい日記の話

特にネタがないので日記。そういえばこのブログって日記だった。

 

●俺のオオムラサキ

最近家でしていることといえばゲームばっかりなので、夜眠っている時に見る夢の内容もゲームになってきた。
これは主に学力の低い小学5年生~中学2年生までの男児に見られる現象である。


先日も、実家近くの公園で虫取りアミを片手に蝶をたくさん捕まえるという大変幸せな夢を見た。これは間違いなく最近一生懸命やってる「どうぶつの森」の影響だと言える。

ゲーム中に登場する「オオムラサキ」という高価な蝶を追いかけ回し、網で捕まえて「やったああああ」ってなったところで、その日の朝方に発生した巨大地震のせいで叩き起こされた。俺のオオムラサキ!!!!!!


アラサー男性の起床でこれ以上に寂しいパターンがございましたら、私までご教示いただければ幸いです。

 


・長野のやろう

世間の流行に遅れまいと、俺も同期入社の社員達とLINEビデオ飲み会をした。
お酒や食べ物をいろいろ買い込み、準備完了したのが次の写真だ。

 

 

 

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食い物の量ミスった。

 

さすがにこの量には

「ビデオ飲み会って言ってなかったっけ」
「お兄さんビデオ飲み会はじめて?」
画面から他の人の手がニュっと出てきて、お前のテーブルの食べ物をいくつか拾っては、また画面の向こうにニュっと消えていくような仕組みにはなっていないんだぞ。

などと、参加者一人ひとりからコメントをいただいた。
ビデオ飲み会って難しい。


ビデオ飲み会の難しさは、このように「明らかな食い物の量のミス」だけに留まらない。

ある参加者のネット回線が異常に低速で、ビデオが全然映らない。
一瞬映ったと思ったら、今度は全面モザイクの静止画状態で動かない。
めちゃくちゃエッチな写真でもこんな全面モザイクにはならんだろうってくらいの有様で、おまけに会話も途切れ途切れ。

 

ちなみに、この参加者は長野支社で働いている人物である。
長野といえば最近ようやくはじめての電柱が建設されたところだから、このようにWi-Fiが遅くても長野なので仕方がない。

 

ただ、あんまり繋がらないものだから、その人だけLINEのチャットで僕らと会話をしつつ、その時の自分の表情を自撮りしてタイムラインに投稿するという疑似ビデオチャットをすることになった。
酒を飲んでる暇がないと文句を言っていたが長野なので仕方がない。
(結局その後、自分のスマホを通じてデザリング接続することで快適につながった。ギガが減っても長野だから仕方ない)

 

その飲み会は大いに盛り上がり、参加者の一人が「いま奥さんがいつまで飲んでんだって部屋のドアを蹴っていった」という全員のテンションを激下げする悲しい報告があるまで続いた。
機会があればまたやりたいなあ。

 

なお、飲み会の最後には、先程から登場している長野の人から「彼女ができた」という報告があった。
Wi-Fiも満足につながらんのに彼女できるとは一体どういう了見なんだと問い詰めてやろうとしたけれど、突如その男の画像が急に全面モザイクの静止画像となったのでそれも出来ずじまいだった。長野だから仕方なくないぞ!

 

・ゆるきゃら作ってもらった

 

読者からこのブログのマスコットキャラクター「あおやまくん」の絵をいただいた。どうもありがとう! なお俺が頼んだ覚えは一切ないんだがwせっかくもらったのでロゴにも使ってみた。

 

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あおやまくんだって。

 

ちなみに、富士山のゆるキャラでこんな奴いたかな~とも思うけど、こちらのあおやまくんがオリジナルだ。

 

今後著作権が争われた法廷の場でもそのように主張しようと、現在顧問弁護士と打ち合わせているところです。

 

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●個人的に好きな記事

 

読者からたまに、青山日記の好きな記事というテーマでいくつか愚にもつかないエントリーを挙げてもらうこともあり、とても嬉しく、書く気力が湧いてくる。どうもありがとう!

 

だいたい、家でボヤ騒ぎ起こしたとか、スイミングクラブさぼって親に引っ叩かれた話だとか、家でボヤ騒ぎ起こした話とか、俺が不幸になった話ほどみなさんのお気に召しているようだ。従っていつか「死にました」って日記書いたら大ウケするんじゃないかと思う。

 

amemiya-a.hateblo.jp



 

で、これまで足かけ5年、160記事くらい書いてきたけど、その中でも個人的に好きな話を紹介する。
こんな「手前みそ」みたいな話あります?

ただ、個人的にというのは他でもなくて、あんまりウケないんだよねこの話・・・俺はもう自分で書いて自分で大笑いしてるんだけど。いわゆる自分だけ笑ってるっていう一番痛いやつ。


1.みんなは車にハネられたことある? - 青山日記



・タイトルからは想像もできないけど、合コンに行った時に誰を狙えばいいのかを記したもの
・更新後、「わたしもハネられたことあるよ!」という反響がたくさんあった。みんな割と車にハネられてんだな。

 


2.テニス大会の決勝戦や,村役場の友人,ピアノ教室でのことなど。 - 青山日記



・テレビ見たとかピアノのリサイタル行ったとか普通のことしか言ってないけど、ちゃんと「日記」になってる。青山「日記」なのに日記書いてないんだよねいつもよお!

 

3.俺たちはコップ屋じゃない - 青山日記



・こういう、話がそれなりにまとまっていて、なおかつきちんと「日記」になってる記事書きたいのよね、俺は!


なので、今日はちょっと日記っぽい日記書いてみた。


そういえばこのブログって日記だったので。

 

ネットで説得する時の言い方、の話。

 

 

ツイッターなどのSNSでは、次のようなハイレベルな議論をしばしば見かける。

 

Aさん「○○○は、XXXだ」

Bさん「お前は完全に間違ってる。ばーかばーかばーか」

 

==

 

突然だけど、計算問題をひとつ。

 

ここで「ばーか」と言われた人が、「それもそうですね、すみません」とか何とか言って、自分の意見を変える確率はいかほど

 

 

==

 

「ばーか」と言った方は、その確率をかなり高く見積もっているのかもしれないけど、現実にはそんなことはない(ご存知の通り)。

 

そもそも、他人の意見にわざわざ反論するくらいなんだから、その人には誤りを認めたうえで、自分の意見を変えてほしいと思ってる、ってことでいいですよね(もっとも、地球には一人くらい、嫌がらせ目的でわざわざ反対意見を直接言ってるマトモじゃない人がいるかもしれないけど)。

そういう場合、こうした方法(「ばーか」法)はとても悪いやり方だと思う。

 

==

 

でも、うん、この例はちょっとわざとらしかった。

 

それなら次のような方法はどうでしょう。

 

Aさん「○○○は、XXXだ」

Bさん「お前は間違ってる。理由1、まず○○○は・・・(略)次に、理由その65535、○○○は・・・」

 

こんなふうに相手を完全に打ち負かしたとしても、相手は必ずしも自分の意見を変えるとは限らない。

というのも、いくら事実を並べられたとしても、人の意見を(必ずしも)変えるわけじゃないからだ。

 

でも、それってどうしてでしょ?

これは、僕らのプライドが深く関わっている。日本語ではメンツとか言うけど。

とりわけインターネットでは、プライドを守ることは、事実を語ることをよりも大切だと思われている。

 

例えば、Twitterやネットの掲示板では、「謝ったら死ぬ」と考えている人がとてもたくさんいる(ご存知のとおり)。

もちろん、そんなのは間違っていて、死ぬよりは謝ったほうがマシなんだけど、一度でも謝れば、そのことで見下されたと感じ、もはやTwitterでの発言権を失い、アカウントごと消して逃亡しなきゃいけないと感じる人が大勢いるようだ。

 

そう考えている人に、僕が(あんたが間違っているよという)残酷な事実を突きつけたらどうなるか。

そのことを認めないのは当然として、更に悪いことに、謝った事実に基づく態度をさらに固めてしまう可能性もある。

 

== 

 

で、そしたら、結局どうしたらいいんでしょ?

いくつか方法はある。

 

要するに、彼らのプライドを守ってやれば、効率よく(?)説得に向けた歩み寄りを始めることができる。

 そのために大切なのは、彼らを直接否定しないことだ。

でも、それでどうやったら、彼らの意見が誤っていると指摘できるんだろうか。

 

 

===

 

 例えば、「コロナウィルス感染症に対する日本の取り組みは、海外に比べて劣ったものだった。なので結果もひどい有様だ」という意見を言う人がいて、自分がこれに反論したいとする。

 

そこでいくら「いやいや、死者数を比べてみ? 海外に比べて日本ってめっちゃ死人少ないんだぞ?」とか言ったところで、彼らが意見を変えることは決して無い(例えば「死者数を隠している」とか、「死者数が少なければそれでいいのか」などという再反論が考えられる)*1

 

そこで、こういう場合、次のような方法で語りかけてみるのはどうだろう。

 

1.あなたは正しい(条件付きでね)

 

重要なのは、相手を否定しないことだった。

うん、あなたは正しい。でも、それが正しくなるには条件があって、その条件に当てはまっているかどうかを相手に考えてもらうというやり方。

具体的には次のように言う。

「うん、仮に海外に比べて日本の死者がすごく多かったらのなら、あなたの意見は正しいね」(でも実際そうじゃないですよね? という含意がもちろんある)。

 

でも、これはちょっと皮肉っぽい表現かもしれない。

 

 

2.あなたは間違っている、でも、間違うのも仕方ないよ。

 

これは「1.」に比べると、相手の間違いをもっと直接的に指摘する表現だけど、相手のプライドを守る一つの方法でもある。

 

要するに、あなたの意見は間違ってるんだけど、その間違いにはきちんとした理由があるので仕方ないよと、逃げ道(または、「振り上げた拳を下ろす場所」とも言う)を用意する。

 

あなたの意見は間違ってるけど、今は正しい情報を入手するのが難しいから、そう思うのも仕方ないよね(気にすること無いよ)

 

 まあこう書くと(タネを知っているのもあって)イラっとするけど。

 

==

先日、Yahoo!掲示*2で、次のようなやりとりを見た。

  

議論の内容は、またしてもコロナウィルスについて(というか、それ以外みんな話してない)。

 

コロナウィルスの感染数でいうと、日本は外国に比べてとても少ないことが知られている。

が、あるユーザーAさんが「そもそも日本は【検査数】を公表していないから、こんな数字には意味がない! 日本政府は検査数も公表すべきだ!」という書き込みを行った。。

 

その書き込みを見た別のユーザーBさんは、次のように反論した。

 

「日本政府(厚生労働省)は検査総数を公表してるよ。でも、ホームページの分かりづらい場所に書いてあるし、マスコミもそれを報道しないから、Aさんが見つけられないのも仕方ないね。」

 

これを見て、俺は「間違ってるけど、あなたが間違うのも仕方ない」という「メソッド2」の実践だと思った。

 

で、そのように言われたユーザーAさんは、次から批判の矛先を日本政府でなく、マスコミに向け始めた。

 

このように、何かに怒ってる人がある程度でも説得される様子を見るのは、インターネットの世界では非常にレアな出来事だと感じた。

 

==

 

3.そんな間違いをするなんて、本当にあなたですか??

 

「あなたの意見は○○って点で間違ってるけど、あなたの本来の頭の良さだったらそんなこと言わないですよね、いったいどうしちゃったんですか?」という、プライドを守りつつ反論する方法がこれ。

 

「そんな事を言った自分はマトモじゃなかった、うっかり見落としていた」という逃げ道を確保すると同時に、普段はもっと頭良いですよねというヨイショもするというハイブリッド=プライドお守りシステム。

 

これが大いに活用できる場合が「前に言ってたことと違う」ことを指摘するときだ。

ここでバカ正直に「お前、前に言ってたことと違うじゃん」なんて事を言ったら、相手は「自分がいかに一貫性があって、今回言ってることも合理的か」と説明することに一生懸命になると相場が決まっている。こんなのは下策だ。

 

なので、そうではなく、「普段○○って言ってるあなたがこんなこと言うなんて、あなたらしくないんじゃない? どうしちゃったの。本当は○○じゃないのでは?」という言い方にしてみる。

 

ここには【私は過去の「まともな」あなたを守ります。だから、あなたも過去のまともなあなたを大切にして、今のまともじゃないあなたを変えてください】というメッセージが込められている。

 

==

 

 さて、この方法にはSNS限定の発展型があって「そんなこと言うなんて、もしかしてTwitter乗っ取られましたか??」「パスワード変えたら良いですよ」というもの。

 

これは良いよね!

俺が言われた側だったら「渡りに船」と思って、はいすみませんTwitter乗っ取られてました、パスワードはもっと強固なものに変更しましたとか言って済ませることができる。

 

現にこの方法で難局を乗り切っている有名人も多い。

dailynewsonline.jp

 

(とはいえ、こうした有名人の場合は後から自分で「すみません乗っ取られてました」と言うもんだから、ちょっときまりが悪い。)

 

その人を嗜めることが目的だったら、暴言を目の前にして騒ぎ散らすのではなく、まずは「パスワード漏れてませんか」と諭し、もし乗っ取られてましたという話になったら「そうでしたか。お気をつけください」と一言って済ます、これが大人というものだと思う。

 

==

 

うん、面倒くさい。

面倒くさいけど、人間ってここまでしないと自分の意見を変えないものだと思う。

 

そして、これはネットに限らないと思う。

誰かの意見、考えを間違いだと指摘し、改めてもらいたいのであれば、その人のプライドをどうやって守るかを考えるのが結果的には効率化につながると思う。

 

まずは逃げ道を作る。

誤りを認めたって死んだりしない、アカウントを消さなくてもいいんだよということを実感をもって知らしめる。

 

誰かを説得しようと思ったら、まずここから考えたらスムーズじゃないかな。

 

*1:実際、経済などへの影響も考えると、まさに「死者数が少なければそれで良いのか」という反論は正常に成り立つ。が、その反論を招くことは、ここでいう「効率的に人を説得する」うえで失敗している。

*2:Yahoo!掲示板を知らない人のために言うと、Yahoo!掲示板というのはTwitterのようにたくさんの人がハイレベルな議論を交わしている場所だ(「ばーかばーかばーか!!」など)。

2020ゴールデンウィークの思い出

◯ ゴールデンウィークあらため「ステイホームwith小池百合子週間」が終わってしまった。皆さんいかがお過ごしでしたか。

 

このブログでも毎年恒例の「ゴールデンウィークのおもひで」を書こうと思ったけど、今年はそんなことで完全に家にいたので困った。お出かけといえば西友にレタス買いに行ったことくらいだ。

従って、日々のレタスのわずかな値動きくらいしか全く書くネタがない(5月4日:天気晴れ レタス 前日比+5円(6%の上昇))。


悲しくなって、せめて過去の思い出にひたろうと、この日記の過去のゴールデンウィークの記事を見に行ったら、過去は過去でどこの総理に言われたわけでもないのに毎年完全に家にいたので更に悲しい思いになった。去年なんか元号が変わると同時に2020年になるとか思ってたからな。

 

で、今年は世間の人もあんまりに暇で、毎日決まってやることと言えばSNSに悪口を書くことくらいだったようだ。あるいは、なぜかパンを捏ねたり、パンケーキを焼いたりすることがブームとなって、店から小麦粉が消えていたようだった。

インターネットに悪口を書いてはパンをこね、パンをこねてはインターネットに悪口を書く。これらの奇妙な行動はぜんぶ流行り病のせいだ。

 

 

◯ そんな中、俺が家にいながらしていたことを話す。


俺もみなさん同様にSNSで悪口を書き連ねる一方で、有り余る時間を利用して凝ったお料理でも作ろうかと思ったでありんす。

 

そこで、去年に買ってからまだ2ページくらいしか読んでないレシピ本を開くと「バターを室温まで戻します」とある。その室温とは北半球の部屋なのかそれとも南半球の部屋なのか? これが気になって何も手につかん。

必ずどこかに注釈があるかと思って隅々まで探したけど、どこにもないので、仕方がないからアフリカ大陸に存在するコンゴ民主共和国の平均気温である25℃を採用した。わたしコンゴに知り合いとかいませんけど。

 

でもこの「室温に戻す」って、レシピ本には必ず書いてある手順のひとつだけれど、どうやんの? 

最近買ったばかりのレンジの機能を見ても「室温」ボタンとかも無いようだ。

俺が知らないだけでみんな「室温に戻すマシーン(東芝製)」みたいなの持ってるのか? ちょっとしたオーブンレンジくらいの大きさの機械に、「室温」ボタンがひとつ。機能の割にはデカイな~。


さて、こういう時に血液型B型としては「まあ適当に何秒か温めたら、適当に暖かくなって、それが室温っしょw」とか言って(一人で)、いつまで続くかわからん「温めスタート」を押して放置するものだ。

そんな適当な性格のやつが北半球か南半球かなんて気にしてんじゃねえぞ。


で、バターをレンジに入れ温めスタート。

かたや俺は、その待ち時間を利用して任天堂のSwitchでゲームをやることにした。


ここで、大人ADHDにはありがちなことですが、ゲームに熱中して、レンジでバターを溶かしていたことなんてさっぱり忘れた5分後くらいに慌ててレンジを止めて、おそるおそる中を見てみたのでした。

 

 

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これって室温かなあ。

平均気温が34℃台というアフリカのジブチ共和国というとこでなら室温だと言い張れるかもしんない。俺の挙げる国ってアフリカばっかだな。

 

以上が私のゴールデンウィークの料理の記録です。バターの室温煮アフリカ風とでも申しましょうか

 

 

◯ ゲームしてた。


うん、バターのことなんか忘れて、俺はゲームをしていたんだ。
本当はお勉強してましたとかウソでも言いたかったんですけどねえ、テキストは1ペィジも開かんかった。

というのも、俺がこの春の大きな目標にしていた資格試験(情報処理)が、この流行り病のおかげで中止となってしまったからだ。
学校の落ちこぼれどもがしばしばそうであるように、俺は定期テストの1週間前以外で勉強を一切やらない人だったから、こうして目先の目標が消失するとどこかに遊びに行くことしか考えられない。

そして遊びに行くことが封じられた今、人はパンを捏ねてはインターネットに悪口を書き、バターを室温に戻すようになるのだ。

 

というわけで最近熱心にゲームをしているんだが、俺も皆さんと同じようにどうぶつの森を進めてます。


このゲームは基本的にお金を集めるゲームです。

桃やりんご、あるいは美しい蝶々を捕まえるなどの労働をしてはタヌキに引き渡す。

そうするとタヌキがこの島でしか流通していないだろう通貨を渡し、それがある程度たまるとご褒美がもらえる。ひたすらこの繰り返しだ。

 

これカイジで見た。

 

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更にこのゲームでは、金策方法のひとつとして、カブ(株)の売り買いができる。


毎週日曜日になるとカブを売ってくれるウリちゃんという子が島に現れる。

ウリちゃんはみずほ証券で働いて3年目になる営業である。

 

俺たちはそのウリちゃんから、毎週日曜日の朝だけ、ウリちゃんの言い値でカブを買う。他にカブを買えるタイミングが無いのだから言われた値段で買うしか無いよね。


で、それを俺たちは次の土曜日の夜までに、この島を支配しているタヌキの言い値で売る。他に売る方法がないのだから言われた値段で売るしかないんだ。


更に、悲しいかな、一週間以上カブを放置していると腐ってしまい、それはもう廃棄するしかない。つまり一週間以内にタヌキに必ず売る必要がある。さもなくばゼロ円だ。

 

ある週は、ウリから100ペリカで売ってもらったカブを、タヌキに50ペリカで売る。50ペリカ損した。


またある週は、ウリから120ペリカで売ってもらったカブを、タヌキに45ペリカで売る。繰り下がりの計算が暗算でできないのでよくわからんけど結構損した。

 

・・・。


断固として俺は任天堂に抗議する。

こいつら完全デキている。

ウリとタヌキはグルになっており人間たちから金銭を巻き上げては裏で笑っているのだ。

子供のやるゲームでそこまでやるか任天堂

 

 

そう考えるしか無いし、俺がタヌキサイドの証券会社だったら絶対そうする。

ウリが高い値段で俺達に売りつけて、それと明らかにグルなタヌキがそれより安い値段で買い取るだけで、馬鹿な人間どもから無限に巻き上げられるんだからな!! ていうかコレもカイジで見た!! 班長イカサマさいころ編で見た!!

 

 

◯ そうした地獄のようなゲームをひととおり楽しんだらyoutubeを見る。


Twitterでも(数多の悪口のさなかに)述べていることだけど、最近では「すゑひろがりず」という芸人コンビのゲーム配信がとても面白い。

 

www.youtube.com

 

狂言口調で、いかにも「キワモノ」っぽい芸人だけど、普通のトークも楽しい、しっかりとした芸人さんだと思う。
だいたい毎日「バイオハザード」と「どうぶつの森」の配信を更新しているから、寝る前にその日の更新を見るのが一日の癒やしになっている。
健やかに生きていくうえで、「一日の癒やし」の存在って大切だと思う。
みなさんもチャンネル登録お願いします。完全な宣伝。

 

◯ もうひとつ完全な宣伝で言うと、Twitterでコスプレ活動をされていて、このブログの読者でもある如月あこさんの写真集をいただいた。

 

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俺はブラックラグーンを見たことは無い(登場人物と世界観と主題歌くらいは知っているけれど)けど、この写真集が凄まじいクオリティなのはわかる。本当にありがとう。お互いに創作活動に切磋琢磨しよう。

 

ゲームに文句ばっかり言ってる中学生のような日記が何の創作活動なのかよくわからんが。

 

To change someone's opinion (especially on the internet).

On Twitter, you can often see the following high-level discussions.

 

A  "ABC is XYZ.".
B  "You're completely wrong. Stupid, stupid, stupid.".


Here is one question.

What are the odds of the person who is blamed as "stupid" will change them opinions?

The side who says "stupid" may estimate this probability quite high, but not in reality.

 

You dare to refute the other person's opinion this way, which means you wants them to change the opinion, don’t you?

 
In that case, these methods are very bad.


But yes, this is a contrived example!


So, how about the following case?


Someone says "ABC is XYZ."
You say "You're wrong. The reasons are as follows. No.1 is ….next, No.100 is…”


I am afraid that even if you beat them in this way, they does not necessarily change them opinions. The facts do not always change one’s opinions.


Why is that?
It's related to our pride. This is called "MEN-TSU" in Japanese.

Especially on the Internet, protecting pride is more important than telling the truth.


For example, on Twitter, many people think that if they apologize, they will die. As you know.
Of course it's better to say sorry than to die, but they think if they apologize even once, they feel despise and will no longer have the right to tweet.


Actually it is not so, but there are many people who think so.


What would happen if I told a person who thinks so, cruel fact?

It is natural they do not to admit the fact, and even worse, their attitude may be hardened.


= =

 

What should we do?

There are some way.


In short, protect their prides.

 

 To do so, don't deny them.

But, how can we point out that their opinion is wrong, without denying?

For example, if they said that the Japanese government's measures against COVID-19 are very inferior to those of foreign governments.

Even if I show them the number of COVID-19 deaths per population by country and tell them how wonderful the Japanese measures are, they will never change the opinion.


So I am executing as follows

 

1.You are right, but only under certain conditions.

 

The important thing is not to deny him.

They is right. However, you tell them that there is a condition for it, and ask them to examine thier own idea.

"Yes, if the death toll in Japan is higher than in the U.S. or Britain, your opinion is correct."

 

2.You're wrong, but you cannot be helped.

This method is stricter than No, 1’s expression, but is also one of the ways to protect the pride of them.

In short, they is wrong, but you pretend there are some reason they thought so.


"Your opinion is not correct. But it's hard to get the right information, so you did the best you could.

 

Never mind!

 

= =

On the Yahoo! BBS, I saw the conversation between users.
Like as Twitter, Yahoo! BBS is a website where many people have high-level discussions. “ You are Idiot! Idiot! Idiot! "

 

About the number of person who infected COVID-19 , Japan has a few number compared to foreign country.

But one user said “We are not notified about the total number of COVID-19 testing, so this number is meaningless. The Japanese government should also disclose the total number of testing!”

 

That's a great opinion, but under the conditions.


Another user said as follows.
"The Japanese government has already announced the total number of testings. But the media doesn't report that so much, so you can’t help for making a mistake. "

 

The user who was told so changed their opinion and started criticizing the media.
It's rare to someone be persuaded like this in the Internet world.

In this way, in order to change their mind, I think it is good to consider how to protect them prides.

Provide an escape way.


When you try to persuade someone, you should start by thinking about this.

The story of irony (covit-19 and Pachinko)

In order to prevent the spread of COVIT 19, a game facility called pachinko has become a problem.Pachinko is one of the Japanese casinos.
Pachinko is not only crowded, but often unclean(not only the place but also the people.).

 

Worse yet, while movie theaters and department stores remain closed, these play facilities continue to operate.
Therefore, people are worried that COVIT 19 will spread from pachinko.
In this reason, Osaka Prefecture decided to announce the names of pachinko that are still open in this situation.


"They should close the shops . If there are some evil pachinko that do business in that situation,we announce their shop's name as " (evil) ABC pachinko" ".

 

Well, here's one news.The bad one.
Pachinko didn't close the gate. Because, Owners put profit first.
So, "feel guilty" doesn't matter.
The governor of Osaka prefecture must have thought that they were shameless.


Then who went to such a shameless pachinko?
You can't be there, can you?
On that day, there was a line of 300 people at pachinko in Sakai City, Osaka. Even before the store opened.

 

mainichi.jp


The announcement of the name of the pachinko by Osaka Prefecture has become a great advertisement for people like them who want to gamble even if they risk their lives.

 

Because, some pachinko had a little bit of a moral, and they were closed early on.
That's why people had been hard to find pachinko that is operating.

Under such situation, Osaka Prefecture released a list of "pachinko that are still open".

 

According to the news, a couple who came the pachinko from the neighboring prefecture said as follows.
"I saw the list and came this pachinko."

 

Demand for pachinko is inelastic, so even though people feel a little guilty , they doesn't stop it.
On the contrary, Osaka Prefecture helped them.

 

This is exactly what should be listed in the dictionary as an example of "irony"!
Things don't go the way you want.

 

===

This news reminded me of one small family affair.
This episode was described in a book by Steven D.Levitt and Steven J. Dubner called "Freakonomics.".


There was an economist's father and daughter.
His daughter didn't like to go to the bathroom and He was in trouble about it.


He came up with a good idea.
Every time his daughter went to the bathroom, he gave her a delicious cookie.

Give a reward.

This is a common practice in every family.


But,the practice didn't work well.
One day,He noticed that his daughter went to the bathroom an unusually many times.
At the same time, he realized that his daughter was free to control how much she would do on the toilet at one time.
Yes, She inherited the sharp mind of her father, who was an excellent economist.


She thought as follows.
If she go to the toilet 1 times, she can get 1 cookies.
so that means, if she go to the bathroom a lot, she'll get lots of cookies.
And,In the toilet, she can divide the number of times she go to the toilet by she can giving a small amount at 1 times.
This maximizes her profit.
Her father's attempt is ended in only 1day.


== Unintended consequences occur often in our lives===

It is not that we lack wisdom, but rather that world is so deeply.

So I think, you shouldn't laugh when you see people falling into this kind of situation.
Then there's another important thing.
Let's stay home for a while.