ミュシャ展と大エルミタージュ美術館展に行った

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ブログサボってたおかげで今となっては大昔となってしまったが,俺がまだ若かった頃に(4月8日),東京の六本木へ「ミュシャ展」と「大エルミタージュ美術館展」を見に行ったことがある。今日はその話をする。

 

1.ミュシャ

 

 いやーーーすげーーー

ちょーーーーーーー絵がでかかった!

前回,「いいかお前達,美術館行くならちゃんと作者のこと調べて,絵の時代背景を・・・」とか何とか言っていたけど,そんなこと吹き飛ぶくらい絵が超でかかった!

ほんと「絵がとにかくデカかかった」という素朴な感想を持って帰るだけでも見る価値はある。

 

まず,展示室に入った直後に飾られている(というかそびえ立っている)「現故郷のスラブ民族」という絵がまず超デカい。

 

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これは拾いものの写真だけど,実に縦6メートル,横8メートルほどある。

 

まず,この絵に腰が抜けるほど驚かされた後,進んだ先のホールに来ると,これと同程度のサイズの絵が20枚ほど並んでいる!!

すごい! そして,こんなのどうやって持ってきたんだろう!?

この絵の下に15人ほどもぐりこんで担いでチェコから持ってきたんだろうか? 「4列目右から5番目の人~! 腕下がってますよ~!」みたいな。

 

絵の鑑賞の前にそんな疑問がめっちゃ浮かび上がるくらいすごい光景だった。

 

絵の内容はというと,どれも【民族意識の高揚」という決まったテーマで,かつ,描かれているテーマや,言いたいことも割とハッキリしているから,どれも「なるほどな~」という感じで見ることが出来てよかった。

 

民族意識の高揚っていうと,だいたい戦いに勝利して,うおおお俺たちは世界最高の民族だすげえだろ,みたいな感じを思い浮かべるけれど,ミュシャの絵は,民族の自立を描くと同時に(ローマ教会に縛られず,自分達の文化と宗教の融合を目指すスラブ人をテーマにした絵が何枚もある),戦争の悲惨さを伝えた絵が同じくらいある。

 

戦争をテーマにしていても,場面は戦争が終わった後の,寂しい大地に死体がたくさん転がっている絵,みたいな。

 

他方で,とりわけ記憶に残ったのが,多くの絵で,登場人物のうちの誰かがこっちを凄い目で見つめ返しているというところ

そのことで,作品の世界と,見ている俺たちとの双方向性がそこに感じられるというか,なんかその場に自分達もいるような臨場感が感じられた。

視覚いっぱいに広がるくらい絵がデカいからなおさら。

 これから見ようって人は「お,こいつだけ俺たちのほう見てる・・・」って人を,ウォーリーを探せのごとく見つけてみてほしい。

  

ヤン・フスかっこいい

 

ヤン・フスってのはチェコの伝説的な宣教師で,ローマのカトリック教会に反発した罪で,頭まで薪を巻かれて火あぶりにされた人。

スラブ叙事詩の中で好きなのがこの「プラハベツレヘム礼拝堂でのヤン・フスの説教」 という絵。

 

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これも超巨大な絵で,各人が凄く細かく描かれているものなんだが,身を乗り出して説教するヤン・フスの熱情がすごくよく伝わってくる。

 

ちなみに,この絵の中にすっごい悪そう~~~~な顔をして「ヘッヘッヘ」みたいな笑みを浮かべる女がいて,なんだこいつ~変なの~と思っていたら,他の解説サイトによるとローマ教会のスパイなんだそうだ。

みんなも是非,「ウッヒッヒ」みたいな笑みを浮かべる悪そうな女を捜してみてほしい。

  

○混雑してはいるけれど。

 

 ところで,今回は土曜日に行ったというだけあってやっぱりかなり混雑していた。

俺は美術館の開場時刻(10時)に合わせて行ったけれど,展示室の入場で既に長い列。

去年「ダリ展」を見に行ったときの二倍くらいの列になっている。

 

でも,実際に作品を見るときに感じた,混雑によるストレスは,そのダリ展よりは全然少なかった。

というのも,とにかく絵がデカいことから,絵からかなり離れて見ないと全体像がわからない。そのため,みんな思い思いの遠方から絵を眺める感じになる。

 

そうすると,「前の人の鑑賞が終わったら,次に自分の番になる」っていうような鑑賞の列にならないんだよな。だから,人が多いワリには絵を見るのにはそんな困らない。

 

苦難の歴史をおくってきたスラブ人にスポットを当てたことと同様に,その点でも俺はミュシャはすごく偉いと思った。

 

ただ,このミュシャ展は,3月8日から6月5日まで開催されいて,俺が行った日(4月8日)はあの人出でもちょうど中だるみ(?)して入場者数が落ち着いていたのかもしれない。

これが展示終了日に近づけば近づくほど段違いの混雑になるだろうから,できれば早めに行っておいたほうがいいと思う。

 

 

○写真撮影コーナーもあったよ。

 

通常の美術館でもあんまりない,写真撮影オーケーのコーナーがあった。 

 

 

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でも,写真だとやっぱりあの天井まで届かんばかりの圧倒的なスケールが無い!

スラブ叙事詩はとにかく見て「うおおおおお!!!」って思うのが楽しいから是非足を運んでほしい。

 

ところで,俺がちらっと回りの人が掲げてるスマホの画面を見たら,70歳くらいのお婆ちゃんのカメラが自撮りモードになっていて自分の顔しか映っていないばあちゃん叙事詩を撮影していていたんだが,ちゃんと教えてやればよかった。

 

 

イラストレーターとしての作品はとにかく可愛い

 

ミュシャはもともと画家ってよりは商業用のポスターなどを手がけるイラストレーターだった。

とりわけ当時(1890年代くらい)のフランスの伝説的(と解説には書いてあった)女優であるサラ・ベルナールに大変気に入られて,舞台をテーマにしたイラストだとか,舞台装飾だとかのデザインをしていたそうだ。

 

前回の日記で紹介した「四つの花」もちゃんとあって凄く綺麗だったのと,大富豪のウミロフって人のためにミュシャが作ってあげた「ウミロフ・ミラー」という巨大な鏡にみんな驚いていた。これすげえ。

 

この芸術作品を前にたたずんだ時,僕らの誰もが思ったことだろう,うちの洗面台にもこれほしい。

 

ちなみに,スラブ叙事詩コーナー以外は小さな(普通サイズの)作品の展示なので,いつもの美術館のようなあの行列ができていたから,混雑時は結構時間かかるかもしれない。

 

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イラストレーター時代の作品は華やかでおみやげに丁度よかったんで買った。

  

 

2.六本木のランチ「イルフィーゴ

 

お昼ごはんは六本木のちょっと入り組んだ街中にある隠れ家的なイタリアン「イルフィーゴ」という店で食べた。

隠れ家的なんとか,って紹介よく見るけど隠れ家ってなんだろな。

俺たちはそんなに誰かから逃げ回っているんだろうか。

 

それはさておき,土日限定コースは1人前2300円ほどするけれど,前菜ビュッフェ・メインディッシュ・サラダ・デザート・紅茶(エスプレッソ)までついてくるから大満足。 俺は結構ここがお気に入りで,六本木に行くとなったらここに来ることが多い。

 

メインディッシュのパスタは,麺のタイプを4種類くらい紹介してくれてどれか選んで食べる。また,サラダのドレッシングのブレンドも,自分で指定してその場で作ってくれるというサービスがあるとか,遊べる要素が大いにある。

 

その中でも俺が一番おすすめしたいこの店の特徴は,ワリと店長?っぽい店員さんがどこからどう見ても歌手の槇原敬之ソックリ!!!!!だということだ。

料理はもちろんめちゃくちゃ美味しいが(特にデザートで食べたシフォンケーキは人生で一番だった),この店員さんとお話するだけでも行く価値がある。

だってお前たち槇原敬之に会ったことあるか? 俺はある。

って翌日から学校で言えるからな。

(ちなみに土日にくるなら予約したほうが良い)

 

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※ 何種類かのパスタを選べる。このときはタリアテッレを食べた。

 

【イル・フィーゴ・インゴルド】

https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13104779/

 

営業日:月~土(日曜休み)

        ランチ 11:30~15:30

        ディナー18:00~24:00

住 所:東京都港区六本木7-19-1

TEL:050-5872-5493

  

3.大エルミタージュ美術館

 

 そのまま六本木ヒルズの森タワー美術館までいって,この大エルミタージュ美術館展を覗いてきた。

エルミタージュ美術館ってのはロシアのロマノフ王朝ってのが隆盛を極めたときに,サンクトペテルブルクにつくった巨大な美術館のことらしくて(超wikipedia見た),今回はそのコレクションのうち,16世紀から18世紀くらいまでの絵画を選りすぐって展示するらしい。

 

個人的にミュシャ展に比べたらこっちは「ついで」感が凄かったんだが,予想以上によかった。

 

まず,やっぱり(ミュシャ展よりはずっと)空いている!

俺たちはまず,芸術というのは人でもみくちゃになりながら見るもんじゃない,自分の好きな順番で好きなだけじっくり味わうもんだと気がつかされる。

 

それから,この時代の絵はやっぱり装飾が美しくてそれだけで目を奪われる。

特に,どの絵にも共通して,お洋服の質感がすごい。これは誰もが感じるところだろうが,サテンやシルクといった滑らかな肌触りを,絵でこんなにも表現できるんだな~と思った。この時代の絵はそういうルールがあるのか,まず背景はみんな薄暗い,その中でスポットライトのようにモチーフが照らされていて,そんで服がキラキラ。

今から400年くらい前でもこんな写真みたいな絵が描けてたんだな~,いや,ほんと写真みたい。

 

ミュシャ展とは違って,この大エルミタージュ美術館展は全く下調べをしていなかったから,音声ガイドを借りた。

 

で,俺はそういう音声ガイドを初めて使ってみたんだが,音声ガイドっていうと全部の絵について「このモチーフは○○を表していて,右上のカメのヌイグルミは人生の儚さを・・・」みたいなことをいちいち言ってくれるのかと思った。

 

だけど,ここで聞いたのは,作者のちょっとした紹介と「この絵は面白いですね~。このカメのぬいぐるみは,この男性の趣味なのでしょうか?ふふ」みたいな感じで,あ~このくらいの感想で見ていけばいいんだな~と安心させてくれた。

また美術館に行くようなことがあれば積極的に借りてみたいと思う。

 

その中で,何となくいい絵だなと思ったのは,カルロ・ドルチの「聖チェチリア」。

音楽の聖人らしい。

意に反した結婚をさせられそうになっている,その中で悲しみの表情でチェンバロ(ピアノの前身みたいな楽器)を弾いている。

実際に見ると,悲しいのか,悟ったのか,何とも言えない表情にすごく引き込まれる作品で,とても気になった(そんでポストカードと額縁を買った)。

 

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【カルロ・ドルチ「聖チェチリア」】

 

 

それから,たくさんの鳥たちが集まって歌をうたっていて,おそらく全然ハーモニーになっていないだろうそのコンサートをフクロウが指揮する,みたいな面白い絵もあって,これもよかった。

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 フランス・スネイデルス「鳥のコンサート」】

 

 

なんというか凄い絵って,「色彩が綺麗」とか「絵筆のタッチが凄い」とかってよりは,何かコレずっと見ていられるな~って感じのものだと最近は思える。

 

なお,俺がこうして大エルミタージュ美術館展に行ったことをうけて,安倍首相も先日ここを訪れたというニュースを見たから,みんなも行ってみよう。

 

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【日本国総理大臣「安倍晋三」】

 

 

次の美術館展(?)的なものとしては,日本科学未来館で「ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法」とかいうのがやっているからそれに行くかも。

俺は割りとミーハーなのだ。

ミュシャ展を見に行く

次回の更新予定なんだけれど,明日(8日)に六本木の国立新美術館に「ミュシャ展」,同じく六本木の森タワー美術館に「大エルミタージュ美術館展」を,それぞれ見に行くから,その話をすると思う。

 

ミュシャ展は絵柄が現代風で可愛いからとにかく人気のようだ。

 

ミュシャはもともとフランスで商業用のポスターとかを描いて人気を博した人で,その時の絵がとにかく綺麗で可愛い(これは純粋に,この感想をもてばいいと思う)。

他方,1900年頃に万博の仕事で,ボスニア・ヘルツェゴビナなどで虐げられていたスラヴ民族を目の当たりにすることとなり「やば,俺こんなことしてる場合じゃねえ!」と愛国心に目覚め,それ以降は「スラヴ叙事詩」というシリーズのとにかくデカい絵を描いて,民族意識の高揚をはかるようになった。今回はそれが国外初お披露目ってことらしい。

これを「すげー,でけー」以上の感動をもって楽しむためには,その時代背景であるスラブ人の歴史について知っておく必要があるんだが,,俺は残念なことに人種で言うと日本人とアメリカ人しか知らんものだから,音声ガイドでも借りようかと思っている。

 

楽しみ方はもちろん人それぞれだけれども,美術館に行くたびに,芸術家の人生や作品を調べることで,時代背景に詳しくなっていく,俺は芸術の教養ってそっちのほうなんじゃないかなと思う。

ありがたいことに,ミュシャ展は大人気の展覧会でネイバーまとめだけでもかなりの数あるから,いくつかさらっと見ておくだけでも感動が全然違うと思うんで,これから行くって人は俺と一緒にネイバーを見ていこうな!

 

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ミュシャの「四つの花」

これ凄く可愛くて好きなんだが,ミュシャ展にあるらしい。

クリアファイルとかレプリカとかあったらほしいなあ。

 

新社会人さんたちに、これだけはおすすめ(2つだけ).

明日から新社会人として生活を始める人も多いだろうと思う。
ブログやツイッターを見ていても、新社会人たちよ、こういう時はこうしろ、こんな心構えでいるべし、みたいな発言をよく見かける。
俺達は後輩ができるととにかく説教がしたくなる生き物なのだ。


ただ、俺が思うに、ツイッターなどで見かける「処世訓」というのは、いろいろと「あれやれ」「これやれ」「それやるな」が多すぎる。

 

俺達はそんなに、いろいろやったり、やらなかったりできるもんじゃない。

「絶対こうするようにしよう」なんて言って、できることなんてせいぜい1つか2つだ。


このように、後輩に偉そうなアドバイスをする一方で他人のアドバイスにダメ出しするようになってきたらますますヤバい先輩の仲間入りだ

そこで,今回は俺が思う「これだけはやっといたほうがいい!」を2つだけ言う。

 

---(以下,世の中のハウツー本に関する注意点)---

 ところで,何らかのアドバイスを人にする時に、やるべきことをいくつもいくつもいくつも並べるような人や、「こうしろああしろ」みたいなことがぎっしり書かれたまとめサイトがあると思う。

「○○になるための10個のルール」みたいなハウツー本が本屋にいくといくらでも並んでいると思う。

ああいうのはあんまりアテにしないほうがいい。

その理由を言う。

まず一番は先ほどもいったように「俺たちはそんなにルールを覚えられないし,できっこない。せいぜい1つか2つ,天才で3つ」というもの。俺は何かのハウツー本を読んで「これがなんと,たった5つの基本ルールを守るだけで出来るんです!」とかいう記述を見ると「死ぬほど多いな!!!」って思う。

 

次の理由が,「それだけやってりゃ何か効果あんだろ」「結局何がどうなって効果が出たのかよくわからん」というものだ。

物事の原因と結果はかなり複雑で,そう簡単に「これしたんで,これできました」というのはわからん。例えば,マラソンで1位を取ろうとする人が,毎日走って練習するとして(まあそれはいい),それと同時に,毎朝必ず全裸になって皇居の方角にむかって「よろこびの舞い」とかいうものを披露していたとする。

そいつが書く「マラソンで優勝する5つのルール」の中には必ずそのよろこびの舞いが入っていることだろう!

そんで,世の中のハウツー本ってのはだいたいこれ。自分がたまたま成功したんで,自分の生活を全部肯定して「お前達もやれ」というようなもの。まあ一部は凄くよい方法なのかもしれないけれど,中にはこうした「よろこびの舞い」のようなものが入っているから,俺たちは慎重にならなくちゃいけない。

そのチェックポイントが,「ルールはだいたい1個か2個,あって3個」というもんだ。

だから,俺が信頼するアドバイスというのは「他の何もしなかったとしても、これだけはやれ」「これさえしておけば、とりあえず何とかなる」というような、すごく限定的だけど,でもすごく重要なことを言っているもの。

俺も誰かに何か、アドバイスする時はそうありたいといつも思っている。

 

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1.A4のメモ用紙を必ず机に置く。


「あーメモっすか,それ100万回は聞いたわ」と思うだろうけれど,やり方がある。

大丈夫、今からそれを教える。
会社に入ったらコピー用のA4用紙が置いてあると思う。

そこから10枚くらい引っこ抜いてきて、クリップで止める。それを机の上に置く。何か言われたら即座にそこにボールペンで書く! これだ! さあやるんだ!

 

人から何か、仕事の件で呼ばれたのに手ぶらのままなのは、RPGでいえばボスから攻撃されているのに剣も持たず棒立ちのまま立ちすくんでいるのとまるで変わらん行為と思っていい。

新人は全部の仕事を、とりあえず覚えながらやるしかないし、その仕事は1つだけじゃない。

しかも、自分の仕事じゃなくても、いったん引き受けて上司に伝達してやってもらう、みたいなこともある。やる前から言っておく、とても覚えられるもんじゃない!

 

言われた仕事をやって、その仕事が、50点だったとか、30点だったとか、そういう「点数が低い」というのは、新人だからということで基本的に大丈夫。点数は問題じゃない。

むしろ、最初に言ったが、俺たちはみんな一様に偉そうなアドバイスが好きなんで、そういう原石のような新人を見ると楽しくなってくるんだ。

だが、言われた仕事を忘れる、というのは、もう30点とか10点とか、0点とか、そういう点数とかつけられる世界の話じゃなくなっちゃう。
そもそも試験に出席しないようんなもんで、失う信用のケタが違いすぎる


頼まれた仕事を忘れるくらいなら0点で出すほうが1万倍くらいマシ。そのくらい「忘れる」というのは致命的な問題なんだ。

 

まずこれだけビビらせて、でも、大丈夫。
俺がどれだけ脳みその記憶容量がない人物なのかは、ちょっと昔に書いた物忘れの話を見てもらいたい。そんな奴でも社会人はしていける。
それがA4のメモ用紙を必ず机のうえに置くという方法だ。


俺は今でも、自分で買ったA4のバインダーにコピー用紙を挟んで、自分の机の上に置いてある。何か言われたら4秒以内にメモできるようにしてある。


新人だととくにいろんな仕事が舞い込んでくるから必要だと痛感する。

何か仕事のことで言われたらすぐにボールペンでその内容を書く。
そんで、書いたらその仕事をやって、やり終わったら二重線で消す。こんだけ。

いやほんと、これやるかやらないかで信頼ポイントかなり違ってくるぞ。仕事頼んでる側としても目の前でいろいろ書き込みしてあるメモ用紙にメモしてもらったら印象がいい。

このメモ用紙は、もちろん、複数の仕事を頼まれたときに威力を発揮する。
俺達は、複数仕事を頼まれたら、とりあえずその場で固まるようにできている。

というのも、「え、どっち先にやろう!」問題が頭の中で起こるから。
そこで、両方の仕事をメモ用紙に書くと、意外と冷静に優先順位付けができる。俯瞰して見られるようになるんだな。それをそのまま直属の先輩に見せて、どっち先にやったらいいですかねと相談したっていい(重要なことだが誰も言わないことをひとつ。その質問に冷たく返す先輩には以後質問しなくていい。質問は優しくて頭のいい人意外にする理由がない。)。

 

この方法に関して「手帳じゃだめ?」「パソコンのテキストファイルじゃだめ?」という質問がされる。

まず、「手帳じゃだめ?」に関して。絶対やめておけ。
というのも、手帳というのはその名のとおり本の形状になっている。本というのは閉じられる。閉じると中が見られなくなる。そうするとどうなるかわかるよな? 

俺達は、忘れないように何かをメモした、ということを忘れてしまうんだ!!!
だから、手帳に書くなら、忘れたときに思い出すため、たまに見ればいいこと(会社のシステムへのログインパスワードとか、得意先の電話番号とか)だけを書くべき。頼まれた仕事を手帳に書くのはあんまりオススメしない。というかやめておいたほうがいい。

 

それから「パソコンのテキストファイルじゃだめ?」に関して、限定的にオススメ、だけど基本紙のほうが優れている。

限定的にオススメの限定とは、唯一「電話を取った時、その内容をメモする」時にだけってこと。電話をとって話を聞いている時、意外と(特に慣れないうちは)、聞きながら文字を書くということの難しさを痛感するはず。だけど、俺たちオタクどもは、何か作業しながらでもタイピングは素早くできる(そうじゃない人ももちろんいるだろうけど)。
だから電話メモはいったんタイピングして、言われたことそのまんまテキストファイルに書いていくのがいい(推敲はその後でのんびりやる)。


ただ、普段の仕事メモもテキストファイルに書いていくのはオススメしない。理由は手帳のところでも話したけど、テキストファイルもファイルをダブルクリックして開かないかぎり中身が見られん、ということはやっぱり、開くまで自分が何かメモしたことも忘れてるということに気が付かない!

 

メモをとれ、という古臭いアドバイスは誰もがするだろうが、俺のような脳みそがポンコツなやつにできる特別なアドバイスとしては、そのメモは嫌でも目につくところに置かないとまるで意味がないぞ、ということだ。

 

さらに、さらに言うなら、そのメモ用紙はA4のコピー用紙がいい。たまに、すごく紙質のいい、とても高価なノートなりメモ帳を使っている人がいるけれど、これは基本的にダメ。
なぜか?理由は以下の通り。
メモはとにかくたくさんとるもので、どんなことでもサっと書くのをクセにすると理想的だ。

ところが、高価な紙だと、ちょっとどうでも良さそうなことは書くのに躊躇するんだよな!「そんなくだらないことを書いて、こんな高い紙を汚すのもなあ」みたいな。
その結果、メモをとるという習慣そのものが無くなる。

だから、メモ帳にするのはもっともどうでも良さそうな紙、つまり毎日コピーに使っているようなA4の紙がベストなんだ。場合によっては会社のコピー機からタダで持ってこられるし。

 

2.好感度ポイントをためて、気に入られる。

オタクどもに一つ言うと、会社というのは実力を競い合うスポーツゲームじゃなくて、どっちかというと好感度ポイントをためて気に入られる恋愛ゲームだということだ。

 

あくまで俺の身の回りの経験談だけど、「俺は馴れ合いはしない。仕事の質で勝負するんだ」という奴から順番に心を壊して辞めていっている。

まず、この考えの無茶なところは、新人は基本的に仕事のクオリティで勝負ができないということと、嫌われていると仕事の評価自体も簡単に歪められるということだ。
つまり好きな人の仕事はよく見えるし、嫌いな人の仕事は粗捜しがしたくなる(そして、必ずある)。

 

これを「すごくくだらない日本的(世界中にあるだろうけど)風習」だとして冷ややかな目で見るのはすごく簡単なことだと思う。
が、それでどうする? そんなくそみたいな風習の無いところに就職し直すんだろうか。それしたやつは凄くガッツがあると思う。でも、それに対して、俺達はせいぜいツイッターでグチを言うことしかできないじゃないか。中途半端にやったりやらないよりは、徹底したほうが人生楽しいぞ。

うん、俺達はもっと楽に生きる方法を探した方がいい。そして、それは、案外できる。俺達は、俺達が思っているように、やろうと思ったらできるから大丈夫なんだ。安心するんだ。

 

接する時に、ちょっと礼儀正しくするだけだ。何か言われたらその人の方を向くんだ。
言われたことはくだらない事でも机の上においてあるメモ帳に書く(そんなものは後ですぐ捨てていい)、仕事を頼まれたら他に用事があってもとりあえず5分だけやってあげる、など、この辺がポイントの稼ぎどころ。

 

とりあえず仕事のクオリティを考える前に、まるで恋愛ゲームをしているかのように「どの選択肢を選んだら好感度ポイントがあがるかなあ」といったん考えて、そのとおりやろう。いやその通りやらなくてもいいから、とりあえず好感度たまるにはどうしたらいいかなっていったん考えるとその後が変わってくる。


それは何も、自分の心を潰せとか、そういう話じゃない。

俺達はわざわざ、会社という集団生活を選んできているんだ。自分でわざわざ集団に属する決意をしたんだ。だったら、生きていくために集団に気に入られたほうがいい、というだけの話だと、俺は思う。

 

そして、嫌な飲み会にも、せっかく誘われたら基本行ったほうがいい。誘われるということは好感度ポイントが一定以上ある場合だけだ。悪いようにはされないから大丈夫。


幸い、俺はお酒が大好きだから、会社の飲み会の誘いのメールが来ると「連絡が来るのをお待ちしていました」とか言って返している。
が、酒が飲めないとこれがキツい。ツイッターでよく見る会社の愚痴も基本この飲み会だ。お金ももったいない。


でも、とりあえず、最初の方は仕方なく行ったほうが絶対いい。
長期的目線で必ず仕事面でプラスになって返ってくる(馴れ合いという形で)。

普段なら通らない仕事も不思議ととおるようになってくる。集団というのはそういうもので、そう、俺達は自ら集団で暮らそうと思ってここに入ったんじゃないか!何を今更!

 

だけど、その時に頑張ってお酒を飲まないようにした方がいい。

最初の一杯からウーロン茶でいい(これは職場によるかも)。
「え、ウーロン茶なの?」ってちょっと怪訝そうな感じで言われたら怖いよな。が、そういう時にはこう言おう「少し前に無理してビール飲んで、吐いてお店に凄く迷惑かけたことがあります」。

とにかく「飲んだら吐いた」と言えば、可哀想、と思う前に「俺がそれに巻き込まれたくない」と思うんで、なかなか勧めづらい。吐いた、ではなくて「戻した」というとリアリティがあってなおよい。

 

そこで、「酒も飲めないくせに何で来た?」とか言い出す先輩だったら、それは何というか、試練だよね。

そこで「いや、飲めないけど先輩とご飯食べたかったから」というセリフを言うと逆転ホームランなんだけど、なかなかその雰囲気じゃ無理というもの。「まあそうっすよね・・・すんません」ってところだろう。まあ可哀想に。

 

でもだいたい、今時大丈夫。

あなたには「飲み会に誘ったらちゃんと来た」という事実が残り、その一方で徐々に誘われなくなる。
まずいのが最初から頑なに断ってしまうことと、中途半端に飲んでしまって「こいつ無理言えば酒飲むじゃん」って思われてしまうこと。

 

最初についた印象を覆すのは本当に苦労する。それに失敗して、部署異動を指折り待つ人が、社会人10年過ぎた人でもいる。
最初が大事だ。
逆に言うと、最初以外はそんなに大事じゃない。
A4のメモ帳を机に置いて、何か仕事のことでいわれたらすぐ書こう。
好感度ポイントを貯めよう(あとで必ずキャッシュバックがある。俺を信じろ)。


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2つだけ、といいつつ、3つ目のアドバイスを最後に言うと、ツイッターとかでよく「ちゃんと眠れ」というのを見かけるけど、物理的に無理な人かなりいると思う、よくないアドバイスだ。
そこで「よく眠れ」ではなくて「起きる時間を一定にすべき」とアドバイスしたい。

自律神経は、起床した時間に合わせて調整される。寝る時間ではない!
だから、寝る時間が23時だろうと午前2時だろうと3時だろうと、バラバラだったとしてもそんなに急には身体は崩れない。
まずいのは、起きる時間が6時半だの7時半だの10時だのってバラバラになること。これがよくない。
いちばん身体を崩しやすいのは、社会人で、普段は6時半に起きているけれど、休日に寝だめしようとか言って10時過ぎとかに起床している人。絶対やめたほうがいい。
みんなは休日も、せめて普段の2時間以内には起きるようにした方がいい。朝10時に起きるくらいなら、朝ちゃんと7時に目覚めて、午後に3時間くらい昼寝したほうがましだ。

 

スマートドラッグについて(生活編)

このブログのアクセス記録なんかを見て,みんながどんな検索ワードで来ているのかを眺めてみると,たった1回しか書いてないのにほとんど「スマートドラッグ」についての記事目当てだということがわかる。このとおり。

 

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スマートドラッグについておさらいすると,

①:通販などで買えるサプリメントのひとつ
であって,
②:脳の血行をよくする
③:脳内の伝達物質を増やす
のいずれかの作用により
④:集中力,注意力,記憶力の向上
をもたらし,物によっては
⑤:鬱状態の改善
などの効果もあるような栄養剤のことだった。

そして,前回の記事では,いくつか試したスマートドラッグについてのレビューのようなものを書いたのであった。


こんなに需要があるんだったら,ディズニーいっただの,ピアノレッスンしてるだのというどうでも良さそうな話は全部やめて,これからどんなドラッグ試して結果はこんなでした,みたいな日記しか書かなくていいんじゃないかと思われてくる。


とはいえ,最近は,自分に効果のあるスマートドラッグが大体確定して,毎日飲んでいるのは「DHAEPA」と「NアセチルLチロシン」,「カフェイン」,それから特別イライラしたときのための「ロディオラ」に絞っているから,新しく試したものというのは無い。

絞っているってお前ほとんどクスリ漬けじゃねーーーーか!!って思うかもしれないけれど,ほら,ビタミンとかカルシウムみたいなもんだよ!サプリメントだからね!

 

ちなみに,前の記事で「効果は検証中」なんて書いてたビンポセチンはそんなに目に見えた効果が感じられなかったんでやめた。

 

■おはようのキス? うーん,その前に,スマートドラッグだ!

 

 

まず,朝起きると,枕元に置いてあった水とともに「カフェイン」を飲む。

カフェインはみなさんご存知のコーヒーに入っているアレで,これは正確に言うとスマドラではないんだが,ものの10分で眠気の100%が解消されて便利だから使っている。ここ最近一番のライフハックだ。

1日眠くて眠くて生活に支障が生じている人が結構いると聞くけれど,このカフェインはとにかく手っ取り早い解消法でいいよ思う。 

これで二度寝の心配がほとんど無くなることにくわえ,いつもトロトロタラタラノロノロしている朝の準備がシュッ!シャッ!ッパ!の3倍速くらいで出来る。


以前は「DHAEPA」を寝る前に飲んでおきさえすれば,そのような効果を感じられたのだけれど,このシーズンはいわゆる「春眠暁を覚えず」というやつで,ほうっておくと死ぬまで寝ているようなくらいまで寝ていられる。

だから,飲む薬もちょっとだけ強化してカフェインというわけだ。

 

とはいえ,午前9時代はカフェインの効きが弱くなるらしいので,もうちょっと早い時間に飲んでおくこと。

また,カフェインの錠剤すべてにいえることだけれど,人間の必要な分量に比べて,1錠がかなり大きなサイズになっている。だから全部飲まずに半分だけ砕いて飲むのもアリ,というか最初からそうしたほうがいい。

アメリカのサプリメントは,彼らの大きな体用に作られているのか,全部デカい! 俺たち日本人の小指の先っぽくらいはある。だから半分でいい。

 

更に言うと,カフェインはそれなりに胃への負担があるから,空きっ腹にこれだけ飲んでしまうと人によってはお腹の痛みを感じる場合がある。だから,これで早起きした分,ちゃんと朝ごはんを食べることが大事だ。

それによって生活習慣が改善して,おのずと早起きできるようになるからな。

頑張るんだ。

 

■NアセチルLチロシンは水周り掃除用品

 

 ちなみに,カフェインの代わりにここで「NアセチルLチロシン」を飲むというのも,朝をキビキビ過ごすためにはいいことだ。

忘れ物もかなり減る。

素晴らしいサプリメントなんだが・・・これにはひとつ注意がある。
それは「今まで気にならなかった汚れなどを見つけてしまう」というもの。

 

ある意味では集中力がなくなるというか・・・具体的にはこう。
朝起きて,シャワーを浴びて,洗面台で髪の毛を乾かす。

ここまで実にスムーズだ。スマートドラッグの効果がめちゃくちゃ出ている。本当なら,まだお布団とチューしてる時間だからだ。


が,ここで,洗面台の汚れがめちゃくちゃ気になってくる!!

もはや気になって気になって髪の毛なんて乾かしていられない。時間がないのに,わざわざ洗剤を付けた雑巾で掃除しないと気がすまなくなるくらいだ。

これがNアセチルLチロシンの副作用といえば副作用で,こういう細かな汚れを撲滅しないかぎり他が手がつかなくなる。

ネットでの評判を見ても,これ飲んでまずしたことが「今までこんな信じられないくらい汚いガスコンロだったんだ」って気がついて掃除してる人が多い。NアセチルLチロシンは水周り掃除したいときに特に最強のドラッグだ!

 

もしあなたが,洗面台をピカピカにしてお給料をもらってるタイプの仕事をしている人でない限り,朝起きてからすぐにスマートドラッグを飲むときはこのことに注意したほうがいいだろう。

 

■スマドラ飲んで,電気が消せました(体験談)。

 


朝ごはんを食べて着替えて,家を出る。

あれ?電気消したっけ?


もう一度カギを空けて家の中を見ると,洗面所の電気が付けっぱなし! 
おい,スマートドラッグ飲んでるじゃないのか?と思うかもしれないが,もしNアセチルLチロシンを飲まなかったらこれに加えてトイレの電気がついている

あぶないあぶない,いや,というかこの脳はもうダメなのかもしれない。
この前2日連続で脱衣所の電気を消し忘れていて,次の日,今日という今日はちゃんと確認しようと脱衣所の電気を消して家を出て,帰ってきたらリビングの電気が付けっぱなしだったことがある。
俺たちはいつも見えない何かと戦っているんだ。

 

■NアセチルLチロシンの注意点

 


この日,会社に行く途中の満員電車で,サラリーマンが背負ったリュックで殴打され,思わずカバンの中から拳銃を取り出しそうになって慌ててとめた。


NアセチルLチロシンの副作用として,頭脳はバツグンにキレるようになるものの,同時にややイライラしやすくなるようだ。
これがスマートドラッグの悲しい副作用だ。


これを解消するには,イライラしてるときに「ああ,俺はいま,スマートドラッグのせいでイライラしているんだな」と思うこと。コレが一番いい。
目の前の状況を分析しようとしても,こういう時は更に腹がたってくるだけだ。
理不尽なイライラを沈めるのにきちんと考えてはダメだ。

これは神から受けた罰なんだくらいに考えたほうが精神衛生的にいい。


しかし,俺は思うんだが,なぜ電車の中でリュックを背負うんだろう?
神から受けた罰だと思うようにしよう,と言ったそばからアレだけど,俺はどうしてもこれがわからん。
俺が大学に通っていたころ,部屋の中で帽子をかぶっていた男子大学生が何人かいたが,あれは一体なんで被っているのか? と疑問に思ったのと同じくらいわけがわからん。
これを読んでいる賢い読者たちは問題ないだろうけれど,電車に乗ったらリュックは胸に抱えるか,網棚に載せるようにしてほしい。

さもなくば,リュックを勝手に空けてヘビのオモチャとか不幸の手紙を入れるとかしたいといつも思っている。
人から何かを盗むのは窃盗だけど,人のカバンに何かを勝手にいれるのは犯罪なんだろうか?? 俺は実に真剣だ。

 

■上司「あの報告どうなった?」ぼく「お,スマートドラッグの出番だ」

 

 

この日の午後に,上司から仕事の報告を求められた。


この上司というのがちょっと怖いんでなるべくなら話しかけないように敬遠している。

が,まだ働いたことが無い学生たちに言っておくと,そんな上司でも仕事だから「怖いからヤ」というのは中々できるものじゃない。


そこで「ロディオラ」というスマートドラッグを飲む。効き始めるまでに30分ほどかかるから上司には「ヤクが効いてくるまで待って」とでも言っておこう。

これは本当に一時的に性格が変わるのがわかる。

自分が世界のすべての人に受け入れられるんじゃないかってくらい前向きになってくるし,暗い未来がどこかにいってしまう感じで,安心に包まれる。

この間に普段やりたくないことを全部済ませる!!
俺は日常生活で常用していないにも関わらずこのスマートドラッグの減りが最も早い(3ボトル目に突入した)。

 学生というよりは社会人に推奨したいスマドラ1位だ。

 

■おやすみのキス・・・の前に,もうわかるよな。スマートドラッグだ!

 

 そうして家に着くと同時に,全部のスマートドラッグの効き目が切れてきて,ここちよい達成感とともに,さっさと寝てしまおうという気分になる。


日中に頑張った疲れが,うまい具合に寝る前に集まってきている感じで,寝つきがいい!
忘れがちなことだが,夜にちゃんと寝るためには昼に疲れるしかないんだ。

 

だけど寝る前に,翌朝のことを考えて「EPA-DHA BALANCE」は飲んでおこう。

これは身体や脳を流れる血液をサラサラにして,血圧を安定させる働きがある。従って,朝目覚めたときに低血圧でつらいというようなことが減る。


ちなみに,スッキリ目覚めるためには寝る直前に「カフェイン」を飲んだほうが良いという話もよく見かける。

 

カフェインは体内に取り入れてから30分後に効果が現れるんだが,その前に寝ると,そこで30分のタイマーは停止して,起きてからすぐに効果が現れるらしい。


これは効果的らしいが,俺たちは試してはいけない。
というのも,俺たちはそんな「時間に追われながら寝る」なんていうことがかなり苦手だからだ。

「あと30分以内に寝ないとむしろ覚醒してしまう!」という緊張感を抱きながら,どう熟睡したらいいんだろう? これは止めておこう。

 

寝る前はDHA,起きてからカフェイン,これでいい。

 

「地球上で最も成功したドラッグはカフェイン」という格言もあるくらいで,コレは本当に使い方によっては生活を変えうる。
これを読んでいる学生のひとたち,テスト期間中の勉強にちょっとカフェインやNアセチルLチロシンを試してみるといい,校内の試験くらいだったら一週間ほどで上位10位くらいにはなれる・・・はず・・・。

 

4月から生活が変わる(一部変わらない)人たちへ

■やったけどダメ,うまくいかなかったことってあるよな。と言うか,生まれてからずっとその繰り返しだったかもしれない。

 

もちろん後悔しないように全力でやるけど,ダメだったときに俺は,神がそうしたほうがいいと言ったんだというように急に神秘主義みたいなのを持ち出して脳のストレスを和らげることにしている。


失敗したと思ったろ?むしろそれでいいんだ,お前はまだ分からんだろうがな教」という宗教を自分でもつようにしている。


■後戻りするより,とりあえずそこが自分の道だと思って先に行ったほうが,大体どんな場合もいいと俺は思っている。

本当にやりたかった道に進めないとき,急に明日からの人生が暗いトンネルに突っ込んだみたいに感じられることがある。
勝負で負けて脱落したり,選考に落とされることもあるかもしれない。

俺はそういうときに,必ず思い出す言葉がある。


MAJOR」という野球の漫画に「海堂高校」という物凄く強いチームがあるんだが,そこが,甲子園への予選大会で負けそうになる。
「なんで俺たちがこんなところで負けそうになってるんだ・・ウソだろ・・なんで・・」みたいな空気が広がっている中で,海堂高校の「草野」という非常に地味な選手が「この状況でダメなら,それは,俺たちが甲子園に行くべきじゃないということだ」みたいなことを言いだす。
そしてその結果,海堂高校は奮い立ち,甲子園に進み,優勝する。

 

俺はいろいろ進みたかった道に進めなかったことや,もっと小さなこと,例えば,仕事の結果があまり認められなかったりした時に,この草野の言葉を思い出すことで,ちょっと勇気が出る。

ダメだったら,それは理由がちゃんとあって,自分には「成功するべきじゃなかった」,今の自分では成功する資格がなかった。
これを認めると,ちょっと楽になる。
「何でダメだったのかわからない」より「自分にはその資格がなかったのでダメだった」と納得したほうが脳にかかるストレスがずっと少ないからだ。

 

自分は本当はこれだけできた,あるいは,周りがおかしいから自分がダメになった,そう言いたい魅力が俺たちにはとてつもなくある。
それが前向きな何かを生み出してくれることは絶対ないんだが,そうすることで自尊心を保てると勘違いしてしまう。
あるいは,自分はどうしようもないバカでクズだから失敗したんだ,と必要以上に卑下してみせる。それも,気がつかないが実は「こうしたら楽かな」と思うことをしているものの結果的には意図せざるストレスを呼んでいる。

分からないことなんて俺たちには無い。ダメだったのは,自分にその資格がなかった,あるいは,そうすべきではなかったんだ。そしてこれだけいい。

それで,またちょっとずつやっていこう。
俺たちは出来ることしかできないから,ちょっとずつだ。

 

■4月から進学したり,就職する人。おめでとう。もしかしたらおめでたくないかもしれないけれど,それが取りあえず自分に進む資格のあった場所だ,取りあえず1年やろう。

俺の同僚に前田という人がいるんだが,これが仕事のできる人で,いつも難しい仕事の部署に異動させられる。しかも毎回ジャンルが違うから勉強しなくちゃいけない。
でも,心配されると必ず「でも1年やればだいたいわかる。それでいい」と言う。
忙しい部署だ,難しい仕事だと言われても「まあ1年やればいけるよな,だいたい」と言う。


これは俺も励まされる! これは逆に言うと「1年間は俺もわからん」と言っている。それをこの人は認めていて,その上で「だけどその次からは違うぜ」というわけだ。

こんな「可能感」のある意識高い人がうらやましい,とバカにするかもしれないけれど,でも俺の経験上もだいたい1年やればわかるから,1年やろう。


ただし,1年間,自分が何やったかメモをとっていこう。
1年後に「俺今年なにやってたっけ」にさえならなければ,同じ仕事をする2年目は強くてニューゲームだ。


そして,どこへもいかずもう1年頑張る人。
毎日少しずつやろう。
今家にいて何かと向き合っているのも,自分が進むべき道だったんだからな。
ちゃんと進んだ人たちのうち,かなりの割合,君達が羨ましく思えちゃう人たちもいるんだからな。今日からやろう。

 

ワカメとナルト抜きで,その代わりメンマを増量することもなく,ただしチャーシューは入れる。

 ■ラーメンをめぐる戦い

 
俺は食べ物の好き嫌いが多いんだが,それには色々な代償がともなうんだぞという話を今日はする。


あと犬飼いたいという話もする。

 

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俺は普段の昼飯を社員食堂で食べている。

食堂のメニューは日替わりで,だいたいまあまあ美味しいんだが,たまに,この中から俺はいったい何食えばいいんだよっていうどうしょうもない日がある(この日のことを俺は「地獄」と呼んでいる)。

 

で,そんな時にはいつもの日替わりメニューではなくて,常設メニューのなかから醤油ラーメンを食べることとしている。
このラーメンはとてもシンプルで,よくある味の中華スープに,ワカメ,メンマ,ナルト,チャーシューが乗せてある素朴なものだ。
うん,まあまあうまい。

 ただし,問題がひとつあって,それらの具材のうち,俺はワカメとナルトが大嫌いで,メンマもそんなに好きというわけじゃないのだ。
すべての具材のうち75%を嫌いなものが占めている料理なんて何で食ってんだコイツって思うだろう。だけど,それらを抜いた25%は普通に美味しいし,腹持ちもいいからお昼ご飯にちょうどいい。それにそのラーメン以外の日替わりメニューはほぼ地獄だ。
なので,注文する時にはそれら嫌いなトッピングを抜いてもらうよう頼まなくちゃいけない。

 

ところが,食堂で盛り付けをしているオバちゃんは,大量のお客さんをさばいているおかげで,ラーメンのトッピングなんてのはだいたいリズムでやってるんだよな。
だから,こっちの「ワカメとナルト抜きで」という注文に「あいよー!」って答えたうえで平気でワカメとナルトをぼんぼん投入する!!

 

 この前のサブウェイの話じゃないけれど,本当に頭を下げながら「どうしてもワカメが無理なんで抜いてください。本当にお願いします」って泣きながら注文しなくちゃいけない。

 

で,オバちゃんがちゃんとワカメとナルトを抜いてくれたら問題解決・・・とはならない。

今度は,それを哀れ(?)に思ったオバちゃんが「あんたねえ,しっかり食べないと働けないわよ!!じゃあ代わりにオバちゃんがメンマ2倍にしてあげるからね!」とか言って,勝手にラーメンにメンマをぼんぼんぶち込みはじめる!
余計なことをするな!

 

たまに,メンマを増量するのではなくチャーシューを増量してくれるという神のオバちゃん(これを「チャーシューの神」と呼んでいる)にめぐり合うこともあるんだが,チャーシューの単価は高いので,なかなかそういうことをしてくれず,10回中9回はワカメとナルトを抜くかわりにメンマが山盛りになったどんぶりを渡されることになる(これを俺は「神か悪魔かオバちゃんロシアンルーレットラーメン」と呼んでいる)。


俺はもう最近,この不毛な戦いを回避するために,とにかく難しいことを言わないで「具は全部無しでお願いします・・・」と注文するようにしている。
こうするとオバちゃんもリズムで具を入れなくなるし,メンマを通常の200%投入されることもなくなるというわけだ。


で,その結果出てくるのは,ただのスープと麺だけという究極のシロモノだ。
(これを俺は「不毛な争いの結果,残ったのはさびれた大地のみだった。生き残った俺たちは,戦いの悲しみを忘れず,この何もない土地でまた1から生活をはじめなくてはならないのだラーメン」と呼んでいる)。

 

この結果,ワカメやナルトなどと共に,大好きなチャーシューも自動的に抜かれてしまうことになるのが難点だが,「ワカメとナルト抜きで,その代わりメンマを増量することもなく,ただしチャーシューは入れるように」などという複雑な注文をオバちゃんが聞いてくれるわけがないと思うので,もう面倒くさいこと言わずに全部抜き,これしかない。


このように,食べ物の好き嫌いというのは様々な代償をともなうものなのだ。

それかもう,ワカメとナルトを食べてくれる犬を連れて毎日暮らそうと思うんで,来月あたりイオンのペットショップに行ってこようと思う。

 

(弾いた)ジムノペディ

うちのピアノで録音した音を、「Sound Cloud」というWebサービスにアップロードすると、このはてなブログでもそれを聞いてもらうことが可能なようなので、やってみた。

 

去年の5月に社会人でありながらピアノを習い始めて、今のところやっと両手使えるようになってきたというレベルなんだが、人に聴かせると上達が早いということなんで、この場を使って公開し、恥をかきながら練習していくことにした。

 

というか、そういう遊びをしていかないとモチベーションがぜんぜん保てん!

この前、俺の通っているピアノ教室で演奏会が催されたんだが、そこに招かれたプロの人が「モチベーションを保つにはライバルを持つといいです。演奏会で戦うようないい相手がいると、上達も早いです」とか言っていた。

ああ、俺にも、土日の午後とかにグランドピアノを担ぎながら俺の家の前に現れて「おい!俺といまからピアノバトルしようぜ!!」とか言ってくれるライバルがいたらなあ!

 

で、今回はエリック・サティの「ジムノペディ」。

Twitterのフォロワーからリクエストがあったからピアノ教室の先生に言って課題曲にしてもらったんだ。

なお、楽譜は「クソみたいな初心者でも1時間くらいで引ける楽勝アレンジ集」を参考にしているんで、原曲の100分の1くらいの音符の数と長さとなっている。

 

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で、弾いてみた。

 

メトロノームとか用意して練習したほうがいいんだろうか・・・。

 

なお、Twitterでは弾いてほしい曲のリクエストを受け付けているんで、気軽に言ってほしい。

ただし、俺の持っている「音楽的な才能が限りなく0に近い奴でもすぐ弾ける・これで弾けなかったらピアノ燃やしたほうがいい超絶かんたんアレンジ集」に掲載されている曲の中からでお願いしたい。

全部書いていこうと思ったけど面倒くさかったんで写真撮った。

 

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