こんにちは青山です。
今でこそ俺は社会人だからこんなクソ記事を載せるブログをやっているけれど、俺が青春時代を楽しむ花の高校生だった頃もこんなクソ記事を載せるサイトを飽きもせずにやっていたのはこの前言ったとおりだ。
で、そこでは日記に加えて、短い小説のようなものを載せようと計画していて,これがだいたい「お,これ面白いアイディアだな」と思って書き始めてから10行くらいで飽きる。
そのサイトには最初の10行くらいで力尽きて終わった小説が海の墓場のようにして置いてあったんだ。
そんな無数の小説になりたかったものたちのなかで、今でもたまに思い出す作品(?)というのがある。
(以前「山岡の思い出」という小説を書きかけた,という話をしたことがある。あれみたいなもん)。
今日はその話をする。
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まずタイトルが「開運美少女ラッキームーン」というものなんだが、多分だけどいつものとおり名前だけで面白いわこれと思って書き始めたんだと思う。俺の悪い癖だ。
ストーリーはこんなものだ。
この世界は不幸に満ちている。
宝くじを買えば外れる,競馬を買えば外れる,家を買えば燃える、犬を飼えば逃げる。
その溜まりに溜まった悪い運が,邪悪なエネルギー【不運エナジー】として意志を持ち,人の心に入り込む。
その結果,善良な市民は、不運な怪人へと姿を変え,街をぶっ壊しはじめる。
基本的には宝くじ売り場とかパチンコ屋とか不運な連中が多そうな場所を狙うのが奴らの性質だ。
で、これに立ち向かうのが俺たちの開運美少女ラッキームーンだ。
開運美少女は,ラッキームーンを筆頭に5人のめちゃくちゃ幸運な女の子たちで構成される。
(どのくらい幸運かというと,彼女らは最低限,生まれてからジャンケンで一度も負けたことがなく,普通に歩いている限り赤信号に止められることがない)
彼女らのもつ「幸運のエネルギー」で,不運な怪人を倒すわけだ。
暴れまわる怪人を前に駆けつける5人の少女たち。
「ラッキー・スピリチュアルパワー 運気アップ!」
という掛け声でそれぞれ変身する。
変身のために洋服を着替える必要があるからいったん近くのルミネやイオンのトイレに行くんでこの辺はダラダラしている。彼女たちが全員戻ってからが戦いが始まるのだ。
彼女らの基本的な戦い方は殴る蹴るだ。
だが,専用の武器もある。
幸運を呼び寄せるツボ,鈍く輝くブレスレット,金色のドラゴンの置物などがそれだ。
そうした彼女たち専用の「開運ウェポン」を用いて,そして基本的にはぶん殴る。
(ドラゴンの置物は攻撃力が高いが持ち運びが大変だ)
最後,5人で寄ってたかってボコボコにされた怪人の前に,ラッキームーンが歩み寄る。
その手には「ルナ」という名前の金色の招き猫がまばゆく輝いている。
で,ラッキームーンが言うには「この開運グッズを4万9,800円で買うならお前の会社には黙ってる」。
怯えきった怪人が5万円を支払うと,その金をラッキームーンが「金がみるみる溜まる開運財布」という,よく雑誌の最後のほうの通販で売られてそうな悪趣味な財布にしまう。お釣りはない。
基本そんな感じでどんどんやる。
たしか、ラッキームーン以外の人物紹介をしているところで飽きてやめたのを記憶している。
俺はストーリーを書くのは好きなんだが,登場人物の細かい描写をするのがすごく面倒に思えるんだよな!
というか,普段から小説を読んでいて思うのが,みんなそんな,他人のことちゃんと見てるのか? ってくらい超細かい人物描写してるのあるよな。
背がどんくらいで,まあそれはいいとして,髪の毛がどんなパーマで色がどうで,肌の色がどうで,目の大きさがどうの・・・。
これは小説に感情移入するための描写だとは思うんだけど,もうちょっと適当なのでいいと思うというのが俺の考えだ。
例えば,ラッキームーンの仲間であるラッキーイエローはカレーが好きだ。
イエローだから当然そうなる。
彼女の人物描写については以上である。
ただ,こんな悪質な引ったくりみたいなラッキー連中も,ただお金稼ぎをしているだけじゃなくて,それでもっと凄い開運ウェポンを購入し(雑誌の後ろのほうの通販で売られている),更なる巨悪を倒そうという目的を持っている。
そのため,彼女たちはそうした怪人を倒してお金を巻き上げる一方,それ以外にバイトもしている。
それぞれ,運の良さを生かしたバイト,例えば幸運を呼び寄せるセミナーなどを開いたり(ムーン),風水グッズを売ったり(ブルー),,ラッキーブラックは脳筋だから道を行く人に突然「俺とジャンケンして俺が勝ったら5万な」などと吹っかけてお金をいただいたり(刑法249条「恐喝」),ラッキーイエローはカレーが好きなので幸運とか関係なくココイチでバイトをしている。
だから,この小説は怪人からお金を巻き上げるのも含めて基本的には金を稼ぐ話だ。
誰かこの続き書いてくれ。