ピアノをまだ選んでる

前回の日記以降もいろいろと買う電子ピアノを選んでいるんだが、楽器屋さんの店頭で鍵盤をぽんぽん押してると店員さんがきていろいろ説明してくれる。


説明してくれるんだが・・・・たとえば、お前たちが店でお洋服を選んでいても店員が飛んできて「よくお似合いですね~~!!!」ってまったく思ってないだろってお世辞を延々と言ってくれるだろ、それと同じことがピアノを選んでいても起こる。


展示してあるピアノをつかって例えば「ネコをふんづけた」みたいな適当な曲をゆっくりクソ間違えながら弾いてるとするだろ、そしたら店員がすぐにダッシュでやってきて「お前の才能はとてつもない。今すぐそのピアノを買ったほうがいい」だからな。今のでわかるのか?!?

 

ちょっと話が逸れるけれど「ネコふんじゃった」ってすごい軽いノリの曲だけれどネコ目線からするとめっちゃ恐ろしい曲だよな、お前そんな曲、笑顔で弾くなよみたいな。
これを俺たちに置き換えると「人類踏んじゃった♪」だぞ、お前そんなの、「ちょっとためしに弾いてみよっかな」くらい気軽に演奏されたらパニックになるだろ。


店員さんは偉いから、俺が何をしても褒めちぎってピアノを買わせようとしてくれる。ものすごく訓練されているものだ。
ちょっとだけピアノに触ろうか・・・と、手をあげたところでゆっくり近づいてきて、手をピアノに乗せたところで何か声をかけようとして、「うっそ~w」って手をピアノから離したら同じ表情のままどこかに去っていく。小学生並みの遊びだ。

そんでもやっぱり音を確かめたいから「ミ」の音を人差し指で「ミーン」ってやるとすぐさま「お前はベートーヴェンの再来だ。今すぐそのピアノを買え」だからな。ベートーヴェンは人差し指でミだけ押さんだろ。

 

そんで、最初に買おうとを思ってた「NU1」ってヤマハの電子ピアノなんだが、たしかに録音されている音源はすばらしいものがある、が、やっぱりタッチ感がアップライトそのもので、ちょっと重たすぎる気がしてならない。それが気になるとそればっかり木になっちゃう。

それに引き換え、「N1」というモデルは、まさにグランドピアノそのもののタッチ感。音源は「NU1」のほうが新しいグランドピアノのものらしく、ちょっと劣るんだが、それでもこれを買っておけば俺が死ぬまで買い換えなくていいかな~という感じがする。

そしたら値段が60万円だと! 60まんえんって一生遊んで暮らせるお金だぞ!

いや~個人的な趣味レベルなものに60万円は高すぎるよなあ・・・、俺に子供がいて習い事に使わせるならまだしも・・・ということなので、N1は確かに攻守最強のいい電子ピアノだと思ったけれど、ここ数日のうちに俺に奥さんができて、今月中に子供が生まれて習い事を始めたりしない限り、N1を購入することは(たぶん)ない。

悩ましいなあ・・・。