ハンバーガーは永遠に

今日は青山が昔考えた「マクドナルド曲線」について紹介することとする。

つまりネタが無さすぎてこんな下らないことしか書くことがなくなったということだ。

「曲線」ってくらいだからグラフが出てくるけれど、大丈夫、数学の要素ゼロに近い。

 

 

次のグラフは、縦軸に「食べ物の新鮮さ」、横軸に「買ってからの日数」を示したものだ。

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 上にいけばいくほど新鮮(逆に下にいけばいくほど腐っている)、右にいけばいくほど買ってから日数が経っていると考えてもらいたい。

 

 


で、普通の食べ物の新鮮さをこのグラフで表すと、次の形となる。

 

 

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普通は、買ってから日数が経つほど、新鮮さが落ちていく右下がりの曲線になるよな。これはわかりやすい。

 

 

 


それでは次に、マクドナルドのハンバーガを同じグラフで表してみる。

するとどうなるだろうか?

 

 

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ただただ一定である。

 

 

君たちはインターネットで、買ってから数週間が経過したマクドナルドのハンバーガーの写真を見たことがあるだろうか。買った日のまままったく変わりがない!!(ほんとかどうか試してないけれど)


このグラフはそんなハンバーガーの奇跡を示しているグラフで、俺が「マクドナルド曲線」と呼んでいるもの。そして、その意味するところは「変わらぬ美しさ」だ。

 

この凄さは、「普通の食べ物」と「ハンバーガー」を、同じグラフ上であらわすと更に明らかなものとなる。

 

 

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このとおりだ。

 


この「○」がついたところで、普通の食べ物とマクドナルドのハンバーガーの新鮮さが逆転する。


つまりこの日をもって「腐った普通の食べ物食うよりはハンバーガーを食ったほうがマシ」になるのだ。マシってなんだおい。

 

 

 

 このグラフについて、更に日数を延ばしてみよう。美しいグラフが見られるはずだ。

 

 

 

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永遠の愛の象徴、それがマクドナルドのハンバーガーだ。

 

 


俺は思う。永遠の愛を誓うために、人類は指輪なんて石ころを相手に渡すが、そうじゃない。ハンバーガーだ、ハンバーガーを渡すのだ!

 

 


念のために言っておく、これをご覧になった日本マクドナルドホールディングス㈱の人怒らないで。

 

 

 

青山の日記(休日編)

青山のどうでも良さそうな一日は前に書いたけれど、それは平日だったから、今回は休日について書く。

 

休日について書くけれども、よくある青山の一般的な休日というのは、遮光カーテンを締め切った部屋でノートに「どうして俺は生まれたのだろう」とボールペンで書き続けるだけの一日だから、この日記もこの段落だけで終わっちゃう。

だから今回はそうではなく、たまに遊びに行った、有給休暇の一日について書くことにする。

 

10月31日(月)


○ 9時頃


ぽきた。
社会人になって思うけれど、休日の何が素晴らしいかというと「明日何時に起きたっていい、と思いながら眠れる」ことだと思う。同意してくれる社会人はたくさんいるはずだ。大学生よ、今の普通だと思っている生活の幸せを、十分に噛み締めておくことだ。

俺は別に仕事が嫌だとは思っていないけれど、この喜びは何よりも替えがたい、そしてそんな、好きな時間に起きた日の朝は実に素敵だ。


○ 11時頃

適当に部屋を掃除してから、出かけることにする。


平日休みの何がいいかって、お店がどこでも空いているということ。
休日のお昼時であれば10メートル以上並んでるラーメン屋でも、平日に行くと店員が普通にスマホみてる。
だから、こういう平日休みの日は休日に行くと並んでいるような人気のラーメン屋に行くに限る。ラーメン食べに行く以外の選択肢がないからなこいつ。


○12時半

先日美容院でだらだら見ていた雑誌で知った「風見」という銀座のラーメン屋に行くことにした。
写真では見るからに美味しそうだった。

話が逸れるけれど、美容院ってのはほんと、最初だけはオシャレな雑誌置いてくれるよな。一冊まるごとジーパン特集とか。
で、それに指紋ひとつ付けないようにアニメ特集の雑誌を読む。

同じ美容院に通い続けていると、美容師さんも「あ、こいつオシャレな雑誌とかまるで興味ないわ」ってわかってきて、いつの頃からか「ラーメン」と「アニメ」、それから「家電製品」の雑誌しか席に置かなくなる。

こっちからすると、これがとても便利で、「さすがわかってるな~」という感じがする。しかしなぜだろう、「わかってるな~」と思いつつも泣いているのは。

 

その日もありがたくラーメンの雑誌を読んでいると、実にうまそうなラーメン屋があるということ、それが酒粕をつかった珍しいものであることと、銀座に出店しているということが分かったから、いつか食べに行こうと思っていて、そのいつかが今日というわけだ。


○13時

銀座の「風見」

東急プラザの脇・・・のかなり分かりづらい場所にある。

そして店構えがこれ。

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完全にそこそこ高級な和食専門店って感じで、ラーメンしか食べないけれど入っていいんだろうか???と不安になる。

お店の中もこのとおり。

 

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素敵!
君たちは一人ひとりに、こんな木のトレーが用意してあるラーメン屋にきたことがあるか?
俺たちの知ってるラーメン屋というのは、前の客が残していった汚れを共有の台拭きで吹くようなテーブルだよな、それがこれよ。

 

で、これが「濃厚酒粕ラーメン

 

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初めて食べるような味がする。そしてうまい。
このラーメン成熟市場において、はじめて食べるような味がしてしかも美味いというのはすごいことだ。
ちなみに上に乗っているのは厚揚げ。
スープっていうか煮物に近いかってくらい濃厚なスープで非常に良かった。みんなもぜひ行ってみてもらいたい。

 

○14時

銀座からぶらぶら歩いて日比谷公園まできた。
ここは結構ちゃんと植物が生えていて、都内でありながら植物を楽しめるのんびりスポットでおすすめ。

 

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ちなみに俺はこの辺で働いているんだが、休憩時間にもたまにくる。
仕事のある日にも来てるような場所に休日も来るわけだからだいぶお気に入りということだ。

 

ただし、ここは平日の夜に来ちゃいけない。とても怖い思いをすることになる。
俺はこの前、有楽町で飲み会があったから、この公園を歩いて通過したんだが、そこには、その場でずーーーーっっと立ってスマホをただ見ているだけの人が無数にいた・・・・。少なめに見ても30人はその場でずーっと突っ立ってた。


ゾンビ映画みたいな光景で本当にギョっとした。何かの宗教団体か?

ダッシュで逃げるところでちょっと彼らのスマホを見たら・・・みんなポケモンGOやっていた・・・。
お前たち自身がポケモンのゾンビポケモンみたいなところあるからな。


スターバックス新橋店

ここは最近流行っているけれど、本屋と併設しているスターバックス店だ。

 

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並んでいる本は、自由に席まで持っていって、ラテを飲みながら読んでよい。

気前がいいよね。


ちなみに俺がよくスターバックスで注文するのは、無脂肪ミルクでつくるホットノンファットトールスターバックスラテだ。この日もそれで本を読む。


もちろん、あなたがホットノンファットトールスターバックスラテが好きじゃなくたって、スタバにはいろんなメニューがあるから安心してほしい。ホットノンファットトールスターバックスラテではなくて、ベンティエクストラソイエクストラチョコレートエクストラホワイトモカエクストラバニラエクストラキャラメルエクストラヘーゼルナッツエクストラクラシックエクストラチャイエクストラチョコレートソースエクストラキャラメルソースエクストラパウダーエクストラチョコレートチップエクストラローストエクストラアイスエクストラホイップエクストラトッピングダークモカチップクリームフラペチーノが好きという読者もいるっだろう。

もちろん大丈夫だ。そうだとしても、

ベンティエクストラソイエクストラチョコレートエクストラホワイトモカエクストラバニラエクストラキャラメルエクストラヘーゼルナッツエクストラクラシックエクストラチャイエクストラチョコレートソースエクストラキャラメルソースエクストラパウダーエクストラチョコレートチップエクストラローストエクストラアイスエクストラホイップエクストラトッピングダークモカチップクリームフラペチーノを注文し、ついでに、一緒に本を読んだって何の問題もない。


そんで、ここまで本屋併設のスタバを推しておいて怒られるかもしれんが、今日は普通に自分の家にある本を持ち込んで読んでいた。


「数学で読み解くあなたの一日」という本だ。

タイトルからすると完全にこの世界の誰が好き好んで読むんだろうって感じなんだが、これが全編にわたっておフザケの笑えるエッセイ。でも、ちゃんと数学者が書いていて、だいたい数学に絡んだ笑い話をしてくれる。
例えばこうだ

 

「・・・私は人の名前を覚えるのが得意じゃない。人に数の名前がついていてくれればいいといつも思う。【やぁ、私の名前は65。2通りの2乗の和で表せる最小の数だ】のように」

 

こんなおフザケの中でもしっかり「数学はこんなところで役に立つ」って話をしてくれる(というかそれを文系に伝えるのがメインな本である)ので、本当にためになる。
ここ数年で読んだ本の中でも5本指に入るほどオススメの本で未だに読み返す。読みたかったら俺が貸してやる。


・・・・で、こうした「売り物の本を席で読んでいいタイプのスタバ」ではありがちな話なんだが、自分の本を読み終わって、そのままバッグに入れるときにとても気まずい!!!お前なに堂々と万引きしてるんだという感じが半端ない(本人だけかもしれんが)。
スタバには「今わたしは自分の本を読んでます」みたいな立て札を是非用意してほしいと思う。

 

○夜 キリンシティ


その後お店とかをぶらぶら見ていたら、いつの間にか夜になっていた。最近は日が暮れるのが早い。
日が暮れるのが早いと酒が飲みたくなる。冬はアル中の季節だ。

 ここはキリンビールの専門店で、コンビニとかでは飲めないような銘柄を、そんなに高くない値段で提供してくれるからお気に入りなんだ。

俺が好きなのはブラウマイスターというビールで、これは麦芽・ホップという生ビール標準の材料の他に「」を使った面白いもので・・・・
アル中はビールの話になるとよく喋るが誰も聞いていないからやめる。
だがキリンシティではぜひブラウマイスターを飲んでほしい。多分こうしたお店以外では決して飲めないビールだ。

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○帰宅

家に帰る。
ひとりでぶらぶらするのもいいもんだ。
きっと、人生思い返してみて、光景としてすぐ浮かぶのって今日みたいな穏やかな日だと思う。
そして、俺はそういう、ずっと後から思い返してみても、頭に浮かぶ日ができることが、人生の意味だと思う。

また明日から仕事だけれど、きっと大丈夫。俺たちの時間の1秒1秒が人生だ。

 

 

 

「役に立たない研究」を大事にするのは難しい

 いつもアルコールの話しか書いていないから今日はマジメな話をする。

 

ノーベル賞を日本人が取るたび,「一見すると役に立たなそうな研究でも,続けると何か思わぬ結果に繋がるかもしれない,だからそういうものを大事にしなきゃだめ」みたいなことを言う人達が現れる。それはそれで正しいのかもしれないけれど,でもどうやって? 

 

世の中で「役に立たなそうな研究」ってのは,恐らく作ろうと思えば無限大に作れると思う。例えば俺が「耳かきをしながら走り幅跳びの記録をのばす方法」を研究し始めたとしたら,今まさにそんな「役に立たなそうな研究」がひとつ増えたことになる。

いますぐ研究費用として1億円くれ(なお,一部あるは大部分が研究者の飲食代や交遊費に消える可能性あり),もしくは,俺のその研究に対し,ある程度の額の税金が投入されることになってもテロを起こさないでもらいたい。

 それに対して「バカもやすみやすみいえ」と言うなら,やっぱりどこかで「役に立ちそうな研究」と「役に立たなそうな研究」の仕訳が必要ですってことじゃないのかな。

で,まだ粘って「いや,お前の走り幅跳びの研究にもお金を出すよ!」という奴がいたとする。

しかし,問題はまだ終わっていない。
なぜなら,次は俺の友人が「片足で立ちながらスパゲッティを上手に食べる方法」の研究をし始めるから,それにもお金を出す必要がある。

そして,それは恐らく無限に続く。

他方,出せるお金は限りがある。ビルゲイルでも無限ドル持っているわけじゃないからだ。
有限なモノを,無限なモノに配賦することはできない。

従って,どうしても「役に立ちそうな研究」と「役に立たなそうな研究」の仕訳は必要なんじゃないかと思う。

「役に立たなそうでも認めてよ」というのは,自分の研究の説明が苦手あるいは放棄している研究者の叶わぬ夢だと思うんだがなあ。

 

本当に「役に立たない研究を続ける」ことが出来るのは,その研究にかかるコストがゼロであるか,あるいは研究者に十分な資金的余裕があるかのどちらかだけで,そうした「役に立たない研究」に対して企業や個人が投資するというのはありえない(何もインセンティブがないことを人間はやろうと思わない)し,それは国家の税金だって同じことだ。

だから「役に立たない研究でも大事にしよう」は正しくはこうだ,「役に立たなそうでも(自分でやる余裕があるなら,出来るだけ早期に諦めず)大事にしよう」。

 

また, 「役に立たない研究でも大事」な人は決まって「今まで役に立たないと思われていた研究が,いまどんな役にたっているか」という話を始めるなんだが,それは後知恵的な「結果を見てから手法を褒める」方法だと思うし,そもそも,そういう「役に立たなそうな研究」と呼ばれたものだって,「いやこれはいつか役に立つよ,すごいよ」って言ってインセンティブを見出し,お金出してくれた人がいたと思うんだけどなあ。


だいたい,「役に立たなそうな研究も大事」なんてみんなが言い出すのは,決まってノーベル賞を日本人が受賞した時のみだ。

俺はそれがとても不誠実に思える。なぜなら「役に立たなそうな研究」を続けてノーベル賞をとった「奇跡」の象徴をありがたがり,その奇跡を「みんなもやれ」と言いつつ,実際にそんな「役に立たなそうな研究」をして,そのまま役立たずのまま終わって露頭に迷った研究者のことなんて誰も考えてないからだ。

例えば「役に立たない研究」をしていた研究者10,000人いたとして,そのうち9,999人の研究者は案の定役に立たなくて,転職先も見つからないまま餓死してしまうとする。税金も返ってこない。

だが1人だけ,偶然の力が働いて大成功,ノーベル賞をとったとする。
ここでみんな言うわけ,「役に立たない研究でも続けることが大事だ!」
俺は,こういうものは「生存バイアス」だと思う。「たまたま」そうして生き残った方法が正しいと思えてしまう(それをやって死んだ人に,人間は注意を向けない)。

 

例えば俺がいつまでも大学の研究室に残って「ネコを怒らせずにしっぽをモフモフさせる方法」を研究していたとしよう。
「役に立たなそうな研究も大事」と言う人が,同じ口で「早く就職しろ」と言うのが俺にはとてもよくわかるし,そしてそれが正解だと思う。

 だから俺は,たとえノーベル賞受賞者が自分の口で「役に立たないと思われる研究でも大事なのだ」と言っても,「そりゃ成功した人(生き残った人)はそう言うでしょうねえ・・・」としか思えないんだよね。

 

とは言え,世の中で使われる技術というのは,どんな理論が元になるかなんて予測しようがない。科学技術にかぎらず,未来はかなりランダムな動きをしている。

そういうランダムな世界で「現在役に立たないことでも,将来役に立つ可能性はある」のは紛れも無い事実なんだが・・・俺たちに言えるのはそこまでだと思う。

これが「役に立たないことでも大事にしよう」となると相当怪しくなる。


俺だって「世の中に無駄な金はない。研究は全て経済学的見地から,将来のキャッシュ獲得に貢献するものだけを行うべき」なんて事を言ってるわけじゃない。でも,「役に立たないことを大事する」のは,口で言ってるよりずっと難しいことだし,科学に対して「それ何の役にたつの?」と言う人を「あいつらは何もわかってない」とか言って見下すのはよくない。

 

青山の日記(平日編)

ブログのタイトルが「青山日記」なのにも関わらず,これまでの投稿で俺の日常生活に言及することが本当にただの1度も無かったから,今回はある日の出来事を書いていく。

 

10月25日(火曜日か水曜日)


●7時00分頃 起床

 

ぽきた。

最近のアラーム音は,iPadにデフォルトで入っている「鐘の音」だ。

セットした時間に「ゴイーン・・・ゴイーン・・・」だからな。みんなも試してみるといい。

まるで,教会の鐘の音が聞こえるヨーロッパの街に住んでいる貴族のような気分になれる。実際にあるのはパチンコ屋とマルエツ(スーパー)だけなのにも関わらずだ。

さあ1日がはじまるぞ。

 

● 7時30分頃 朝食


起きてから、まず朝食を作り始める。最近は袋ラーメンを茹でて食べている。

袋ラーメンは美味いし,3食で150円という実にコストパフォーマンスに優れた食品だ。教会の鐘の音が聞こえるヨーロッパの街に住んでいる貴族が朝に袋ラーメンを茹でているとは到底思えないが。

 

「朝から麺を茹でているのか?」 と驚くかもしれないが、以前の俺は「低GI食品ブーム」で,1年以上,毎朝蕎麦を茹でて食っていたことがある。
起床してすぐ,眠い目をこすぎながら3リットルの水がはいった大鍋に火を点ける。この間も例の「ゴイーン・・・ゴイーン」の音は鳴り続けている。荘厳な朝というほか無い。

何にせよこうしてきちんと朝食を食べておくと,お昼までお腹がすかないからダイエットになるんだ。

 

●8時00分頃 靴下がない

 

みんなは靴下の星って聞いたことがあるか。
靴下の星というのは,もう履かれることに嫌気がさした靴下達が,窓から羽ばたいて行った先の安住の地のことだ。


うちの靴下も例に漏れず,よく窓から羽ばたいて逃げているようで,しばしば片方だけ見つからなくなる。はやく戻ってこい,会社に行けん!

ちなみにうちの母親に、この「靴下の星」をなんどか説明したことがあったんだがどうしても理解できず,ただ「お前はいくつになってもだらしない」と怒るばかりだ。一人暮らしをして本当に良かったのはこうして毎朝怒られる事が無くなったことだ。

 


●8時15分頃  おい、今度は定期券(SUICA)がないぞ!!!

 

みんなは「定期券の星」というのを聞いたことがあるだろうか。

いや・・・これは本当に俺がうっかりしていた。

昨晩,仕事で使っているカバンから出していたのをすっかり忘れまくっていた・・・。

しかも駅の改札まで来たところでバッグの中にSUICAが無いことに気がついた。

考えうる限り最悪のひとつ前のパターンだ(本当の最悪なのはこの後に隕石が頭上に落ちてくるパターンだ)。

自費で切符を買おうかとも思ったが,走って家に帰っても間に合いそうだったのでダッシュで帰宅。朝から大運動会だ。


ちなみにどうしてSUICAがバッグの中に無いかというと,昨日,ランニングに持って行ったからだ。

ランニングにSUICAを持っていくのは,疲れたときに電車で帰ってくるためではない。

ランニング後はビールを飲むのを唯一の楽しみにしているんだが,この日は冷蔵庫が空っぽだったから,ランニングから帰る途中のコンビニで仕入れてこようと考えて,SUICA電子マネーを使ったからだ(ランニングに小銭をジャラジャラ持って行くよりもSUICAを持っていったほうが楽なんだ)。

もちろん,帰った後はビールを飲むことしか考えていないので,SUICAなんてもんは玄関に放り出したまま,翌日になるとバッグから持ちだしたことすら忘れているというわけだ。


もはや脳の思考を司る大事な部分までアルコールに侵食された哀れな人間としか思えない。


● 9時30分 職場に到着

始業のチャイムの2秒前に事務室のドアノブに手をかけたから遅刻ではない。


● 10時30分頃

仕事しながらチョコレートをむさぼり食う。
朝食きちんと食ってる意味がまるでない。

 

● 12時00分頃 お昼ごはん


お昼ごはんは,しばしば社員食堂を利用している。
ここは安くて,ボリュームがあって,そしてそんなにうまくない。
大学の成績で「可」か「良」くらいのメニューだと思ってもらったらよい。


低GI食品ブームの名残で,ここでも蕎麦を食べる
低GI食品は血糖値が下がりにくいから,腹持ちがいいのだ。


● 14時30分頃 


コアラのマーチをむさぼり食う。昼に低GI食品を食った意味がまるでない。

 

ちなみにコアラのマーチはいろんなデザインがあって,楽しみながら食べられるお菓子なんだそうだが,俺はいちいち確認してから食ったことがない。

袋から取り出した2秒以内には食っている。


俺はいつもそうなんだ。例えばディズニーのお土産のクッキーなんかは,凄く綺麗なデザインとかがしてあって,みんなは袋から開けたあとに一通り見て楽しんだ後に食うんだが,俺は当然見ないですぐに食う。
酷い時は袋の上から食べやすいサイズに砕く!!
しばしば年寄りがお煎餅を食うときに行うことだ。

袋の中からは見るも無残な状態となったミッキーマウスが出てくる。実に悲しいことだ。

 

● 15時頃 トイレタイム

別にこの時間にトイレに行くように,なんていう休憩時間があるわけじゃないけれど,たまたまトイレで時間を見たら15時だった。

 

弊社の一番のお気に入りはトイレが綺麗なことだ。
これは本当にありがたい。
トイレの綺麗さは生活全般の意欲に関わる。これを青山トイレの法則と呼びたい(自分の名前にトイレってついてるの嫌だな~)。

 

俺は思う。就職先も進学先もトイレの綺麗さで決めたら良い。

オープンキャンパスでは,ウェイ学生達どもの言葉などに耳を傾けないで,すぐにトイレに行って綺麗さを確認することだ。「お前そんなにピンチだったのか?!」とか言われるかもしれんが,トイレとか生活の根幹に関わる部分は,1日の大半を過ごす場所のなかでも大事なところだ。


● 16時頃 恐ろしく眠い。

 

東京都内で10番目くらいには眠い自信がある。
既に寝ている人より眠い。


● 18時半 定時過ぎ


残業をせずにさっさと帰る。
会社の近くの酒屋で日本酒を買って帰りたいから,酒屋がまだ営業している時間に帰りたいんだ。


朝の定期券事件から,夜に退社するまで1日がアルコールを中心に回っている。重度のアル中患者というのはこういう生活をしているということがお分かりいただけただろうか。


ちなみにこの日の夕飯はサブウェイで食べる。
何らかの理由がない限りサブウェイ。とにかくサブウェイだ。

特に,多分最近だろうけれど,サブウェイのパンの種類に「フラットブレッド」というものが増えて,これがまぁ美味い。毎日食べても飽きが来ない。

従って俺はきっと職場が燃えていようがテロ攻撃をうけていようがサブウェイを食っていると思う。

 

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よく,ドヤ顔した脳科学者が「人間は一昨日の夕飯すら覚えていないんですよ。あなたは一昨日の夕飯覚えていますか?」とかいうクイズ出すだろ。

これに答えることは実にたやすい。なぜならサブウェイ以外にありえないからだ。

常に同じモノを食っているからこの手のクイズに対してほぼ無敵と言ってよい。

 

● 19時00頃 帰宅してから

 

だいたい雨の日以外はランニングをしているってだけなんで特に語ることがない。

ランニングは5年くらいしているけれど本当に太ろうと思っても太れないくらいダイエットにいい。気兼ねなくお酒を飲める。

ランニングするほど体力がないって人もウォーキングから始めたらいい。大股で歩くだけでやばいくらい足が細くなる。

でも、俺は筋肉がつけたかったからランニングを選択した。ウォーキングは本当にオススメしたい。

 

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ランニングを終えると,一日の楽しみの晩酌タイムだ。

これは今日の帰り道で購入した「まんさくの花 亀の尾 純米吟醸」という秋田の日本酒。

原料米:亀の尾
精米歩合:55%
日本酒度:+2
酸度:1.2
アルコール度数:16%

 

亀の尾というのはこの日本酒をつくる元となったお米の名前で,とても珍しい。

そして美味しい。品がいい感じ。

口当たりが優しいのでほとんど引っかかりがなく口の中に入っていって,程よい甘みが感じられる。クドくないが単調な味でもない。ここが大事で,あんまり美味しくない日本酒というのは,変に甘すぎたりクドくなってたりするけれど,こうした美味しいお酒はすっきりとした味わいの中でちゃんと主張してくる。

「飲みやすいけど色んな味がする」というのは端的に言って美味しいお酒だ。アル中は酒の話になると急に喋り出す。

 

酒が飲める楽しみだけで毎日生きていられる。辛いことがあってもだ。

自分はこの楽しみで生きている、という明確なものがあるとへこたれにくいのかもしれない。なんかよくわからんアル中の自己啓発みたいな話になってきたんで終わる。

 

 

 

 

夜中3時にパンを焼く男の話

タイトルとあんまり関係ない話から始めるけれど,俺は普段,家でコーヒーを飲む時は,Panasonic製のでかいコーヒーメーカーを使っている。

 

コーヒーメーカーは,よく「買わなきゃ良かった家電」ランキングの上位で見かけるモノだけど,俺はすごく満足しているし,社会人になった時に買ってから8年間も故障せず動いている。素晴らしいものだ。
ありがとうPanasonic,ただ洗うのが面倒なので,できればこいつを洗ってくれる奴隷も一緒に売ってほしいと思う。


そんなコーヒーメーカーにもダメな点が2つ。
ひとつは,さっき言ったようにいちいち洗うのが面倒くさい。

もうひとつは,豆を挽く時の音が結構うるさい。
静かな早朝にこいつを動かすと,同じ賃貸マンションの住人を一人残らず叩き起こすくらいの音がする。
仮に俺がロシア征服をたくらんだナポレオン並の傍若無人な王だとしても,ちょっと「さすがにやべえな…」って思っちゃうくらい音がでかい。


豆ではなく粉を買ってきてセットしたら解決するんだが,やっぱり挽きたてを飲みたい場合に問題となる。


で,その音を消すためにいろんなことをやってみた。
コーヒーメーカーごと戸棚の中に入れて,そこで豆を挽かせてみたり,段ボール箱をかぶせてみたり,自分の耳を両手で塞いでみたりと色々なことだ。

※最後のやつはかなりの効果があったものの,自分が聞こえなくなっているだけで,「現実逃避」という解決方法らしい。


その中で最も効果があり,簡単だった方法は,「毛布をかける」,これだ。
布というものは本当に音をよく吸収してくれる。
電車の中で大声で喋っているオバちゃんも,頭から毛布でぐるぐる巻きにしてやったらかなり静かになると思われるほどだ。


朝のコーヒーが飲みたい時,前日のうちに豆と水をセットしておく。

そんで,翌朝目覚めたら,自分がそれまでかぶっていた掛け布団をそのまま台所まで持って行き,コーヒーメーカーを包んでからスイッチオン。

出来上がったら毛布はそのまま自分でかぶって寒さをしのぐ。
コーヒーとともに迎える,美しく優雅で特別な朝を君にも届けたいくらいだよ。


この「うるさいものに毛布かける作戦」は他の家電でも応用した。
それがホームベーカリーだ。
こいつも世間の「買わなきゃよかった家電」ランキングでいっつも上位争いをしている家電なんだが,これには少し同意する。
最初は普通の食パンのほか,抹茶パンとかチョコレートパンだとか,あるいはウドンとかを捏ねて作っていたんだけれど,まあ飽きますわな365日食べてたら。今では全く使っていない。


で,このホームベーカリーも,パンをこねている時にモノ凄い音がする。
静かな早朝にこいつを動かすと,同じ市内の住人を一人残らず叩き起こすくらいの音がする。

更に問題があって,コーヒーメーカーはスイッチを入れてからだいたい10分後までには出来上がるんだが,パンというものは,捏ねたり発酵させたり焼いたりと色んな手順があって,スイッチを入れてからだいたい3時間後に完成する。

そして,俺は朝の6時過ぎに起きたタイミングで,焼きたてのパンが食べたい。

この2つの条件が揃った時に,あるひとつの恐ろしい結論が出る。

俺は夜中の3時頃にいったん目覚めて,ホームベーカリーのスイッチを入れ,あのけたたましい音を周りじゅうに響かせながらパンを捏ねなきゃならんのだ!!


俺,ことによっちゃ「夜中にパンを捏ねた罪」で逮捕されるかもしれん。おそらくだが判決は死刑だろう。

 

これに対して,「いや,あらかじめたくさん作っておいて,冷凍しておいたらいいんじゃない?」とか言った同期入社の友達は,パンをこねる用の木の棒で何度か殴打のうえ殺害し,毛布にくるんで東京の海に沈めた。毛布とは実に様々な用途に使えるものだ。
あのな,せっかくパンを捏ねて,焼くことまでしてくれるマシーンを買っておきながら,そのパンを冷凍したらちょっとガッカリだろ!


というわけで,まず「夜中の3時にいったん起きる」のは良いとして(美味しいパンのために犠牲はつきものだ),パンを捏ねる音をどうにかしなきゃいかん。

そこで毛布作戦だ!

だが,それも問題で,俺は夜中の3時にホームベーカリーのスイッチを入れてから,再び布団に戻って寝なきゃいかん。
だが,毛布がない!! どこへ置いてきた!? あ,ホームベーカリーをそれでぐるぐる巻きにしてきたんだった!

以上のことから,ホームベーカリーに毛布を奪われた俺は,夜中の3時から明け方の6時過ぎまで震えて過ごさなきゃいかんことになる。
君たちは今までに一度でも聞いたことがあるか,夜中にパンを焼いて風邪をひいた人の話を。


俺はPanasonicにひとつお願いしたい。
ホームベーカリーと一緒に,こいつに巻きつけるようの毛布も発売してほしい。

 

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変なピアノ記号の話

これまでにピアノ関係の話を何度かしてきているから,タグで管理することにした。

 

【ピアノ関係の記事】


興味がある方はピアノ教室に通いはじめた頃から読んでもらいたい。

ただ残念なことにピアノの記事であるにも関わらず,俺がきちんとピアノを弾いていると思われる記述は限りなくゼロだということを最初にお断りしておく。

 

で,今日もまたピアノの話をする。

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今年の5月からピアノ教室に通っているわけだが,未だに楽譜の記号が読めなくて苦労している。


ピアノの記号っていったい何種類あるんだ?
この銀河の全ての星の数より多いと思われてくる。

 

音楽記号って,普通は,小学校や中学校の音楽の時間で学ぶことなんだろうが,そういった貴重な時間を,教科書に載っているベートーヴェンの顔をいかにアメリカのバスケットボール選手っぽくデザインし直すか,そのクオリティの追求に9割以上を注ぎ込んでいた俺は,もう基本的なことからさっぱりというわけ。

※そんなバカが30歳になってからピアノ教室に行き始めるなんてお釈迦様でもわからないよな。

 

で,今日は俺が見つけてきたピアノのわけわからん記号を紹介したいと思う。
みんなもその意味を想像しながら読んでほしい。

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①俺たちはピアノを弾いている。

 

まずはこの記号をご紹介したい。

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しばしば音符の近くに書いてある。

なんだこりゃ? 駐車場か? と思って調べると,
これは「ピアノ」という名前の記号なんだって。

ここは「ピアノ」で弾きましょう,とか書いてある。
言われなくてもピアノで弾いているわよ!?!
ピアノじゃなかったら何で弾けってんだ??ウィンドチャイムか?!(シャララララ)

 

こうして俺はまず,ピアノで弾く楽譜にわざわざピアノの記号が付いてることにびっくりしたわけだが,それを踏まえて次の記号を見てもらいたい。

 

 

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「ピアノ,ピアノ,さらにピアノ」だ。
そんなに言われんでもわかるわ!!
これは「ここ絶対ピアノで弾けよ。間違ってもそのウィンドチャイム鳴らすんじゃないぞ!というかお前それ家に置いてこいよ!!すごく邪魔だし!!」という意味だと思う。

 

 

②俺たちは無駄なウネウネが好きじゃない。

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これはよく見たことがあるだろうが,ト音記号と呼ばれるものだ。

読み方はわかる,で,その意味するところは?
先生に聞いたところ,「ト音」というのは「ソ」を表すのだそうで,このマークの書き始めの部分が「ト音」の線ですと宣言するよくわからんルールがあるんだそうだ。

 

「ト」がいったいどのような経緯で「ソ」と読むようになったのか,それは取り敢えずいい。

無駄なウネウネ多くね?!?!?!

この線がト音ですって言いたいだけならこんなんでいいだろ!

 

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(ここまで書いてきて,もしかしたら純粋にピアノが好きな人を怒らせているかもしれないと思い始めてきたが,どんどんいこう。)

 

 

③俺たちは小5で算数を捨てたわけじゃない。


次に,これはそのト音記号の横にしばしば書かれているものだ。

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4分の4拍子というらしい。4分の4?

約分しろよ!

 

 

 ④俺たちはピアノ弾きながらもオシャレだ。

 

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それからこの記号は俺たちの生活でも非常に関わりがあるもので,眉毛抜きだ。
眉毛を抜く時のように慎重に」という意味だ。
これは音楽記号の中で唯一わかりやすいから例外としてご紹介した。
全ての記号がこういったわかりやすいものだと本当に良いと思う。

 

 

 ⑤俺たちは大学に行きたくない

 

 このマークご存知だろうか。

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調べたら「全休符」とある。

全休」というのは実に素晴らしい響きだ。何と言っても全部休みだからな。

意味も「休み」だって!やったあ!

あなたが大学生ならわかるだろうが,巨大台風なんかがやってきて,自分の大学がある市区町村に気象警報が発令されると,その日の講義が全休になる。

つまり大学に行かなくてもいい!

そんなに大学行きたくないならお前はどうして大学に進学したんだとかいうつまらん説教など聞く耳持たず,全休になると大喜びでパジャマに着替えなおして二度寝したものだ。家が台風で吹き飛ばされそうなのに。


以上のような理由から,ピアノのレッスン中にこの「全休符」記号が出てきたところで「おお! そうかそうか^^」と当時のように安心し,いそいそとパジャマに着替えて二度寝しようと思ったところ,先生に「えっ・・・(なんだこいつ汗)」って顔をされた! 歯磨きをしてなかったからか??

 

ちなみに,全休符よりももっと短い「2分休符」とか「4分休符」とかもあるらしい。

2分休めるってことはトイレタイムくらいはできるか??」と思ってトイレに行こうとしたら先生「お前は何をやっている?」だからな。どうやら休んでもいいけれどピアノから離れちゃダメらしいことはわかった。

みんなも4分休符だとか言われてもトイレでうんことかしちゃダメだぞ(小学校2年生レベルの発想だ)。 

 

 ⑤俺たちは犬が大好きだ

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これは遠くから見ると犬に見えて可愛い。意味はしらん。

 

こんな感じだ。

(画:俺)

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右下の点はうんこ(小学校2年生レベルの発想だ)。

 

 

 

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約分しろよ!

 

 

 ⑥俺たちはドリルが好きだ

 

これは工作とかが好きな男子はよく見たことがあると思う。

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ハンドドリルの先っぽの記号だ。

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これな。

たぶん,「お前これ以上ここで間違えたらドリルで頭に穴開けてやるかな」という意味だと思う。恐ろしい楽譜だ。

 

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これまでは楽譜にしばしば出てくる意味のわかりにくい記号について書いてきたが,次は記号とは少し違う「指示」を紹介する。


「指示」ってのは,楽譜の一番上に日本語で「ゆったりと」「優雅に」とか書いてある,演奏をするうえでの雰囲気(?)みたいなもんだ(少なくとも俺が持っている本には書いてある)。これがたまに意味不明な時がある。

 

 ⑦俺たちは変顔で忙しい

 

まずはこれを見てほしい。

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「表情豊かに」ときたもんだ。

弾きながら色んな顔をしなきゃいけないから忙しい。

 

これを見た時俺は,ちょっと不思議に思いながらも,怒った顔をしたり,笑ったり,泣いた顔をしたり,とにかくピアノ弾きながら色々と面白い顔をしてみたんだ

そしたら先生の「えっ・・・(なんだこいつ汗)」だからな。

あのな,指示にあんだよ!!

 俺もやりたくてそんな変顔してるんじゃないんだ!!

 

 ⑦俺たちを病院に行かせてくれ

次にこれだ。

 

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お前たちに聞きたい。一度でいい。本当に,生まれてきてから一度きりでいい!

ゴッホゴッホ咳き込みながらピアノ弾いてる奴見たことあるか?!?
これ俺が最近買った「やさしいおとなのピアノ楽曲集」に書いてあるからな!

優しいんだったら病院行かせてくれよ!

 

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 調べてみると,このピアノの指示はネットとかでも「謎指示シリーズ」とかいって,割りとネタにされることも多い「遊び」が入っている箇所なんだそうだ。

 

例えばこれ,有名らしいがブルース・リー主演映画「燃えよドラゴン」の楽譜に書かれている以下のような指示。

 

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 「半裸で

  

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更にもっとヤバいものを見たことがある。

ちょっと前にTwitterで話題になったけれど,マウリシオ・カーゲル「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」とかいうやつで,曲の最後にこんな指示がある。

 

ティンパニに頭から突っ込め】

 

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YouTubeに動画があるから見てもらいたい。本気で頭から楽器壊してるから!!

 

 

知人いわく「練習の時は,いちいちティンパニ壊してるともったいないから,ティンパニ型のドームに普通の紙を貼って,そこに突っ込むようにしている」とのこと。

へえーーー!!!

 

なんか「咳き込みながら弾け」とかいうのも普通に思えてきたわ……。

 

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俺は思う。ピアニスト達というのは本当に凄い。
卓越した技術のほかに,無限にある記号を読みこなしているわけだからな。
ピアノの先生いわく,大学の音楽科などで学ぶピアノの教本というのは電話帳くらいの厚さなんだという。

【半裸で】とかも書いてあるんだろうか,気になる。

相変わらずピアノを一切弾かないピアノの記事だな!

 

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山岡の思い出について

最近,他人の日記ブログを熱心に読んでいて,ふと高校から大学の時代に自分が作っていた日記サイトのことを思い出した。

 

その頃は今のようにブログだとかTumblrだとか無いから,懐かしのソフト「ホームページビルダー」とかを使ってせっせと書いていたわけ。

 

【ホムペのキリ番踏んだあなた!踏み逃げ禁止ですよヽ(`Д´)ノ BBSにカキコしてください!^^ 入場はここから→【HOME】This page is Japanese only.

とか言われても平成生まれのお前たちのことだから,きっと何のことかわからんだろう!当時は世界の全ての中高生がこんな文言を使って爆笑するしかないホムペを作っていたんだ。

 

で,俺が過去に作っていたサイトも日記がメインなんだけれど,何かしらアイディアを思いついた時は小説みたいなものも書いていた。まさに黒歴史というもので,賢明だった俺はサイトの更新に飽きたのと同時にそいつを全部消してしまった。

でも,当時書いていたその小説の設定はよく覚えているから,今日はその話をする。いつもにも増して前置きが長いな!

 

 

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まず,自分が中世ヨーロッパに生きた聖戦士「パルジファル」の生まれ変わりだとガチで思い込んでいる県立高校2年生の山岡という男が主人公だ。

 

こいつは自分を聖騎士だと思っているから,当然いつか冒険の旅に出かけなきゃいけないと思っている。
そして冒険に出掛けるためには,村で武器や防具を買って,装備を整える必要があるよな。
それこそが,山岡が高1からココイチでバイトをしている理由だ。

 

ちなみにこいつはバイト先でも自分のことを「パルジファル」と正式名で呼ばない店長にキレている。
聖なる騎士の名を与えられているにも関わらず,何度説明しても店長は自分のことを「パルジなんとかは知らないけどバイト代分くらいは働いてください」とやり返されるから,山岡は店長のことを「いつか倒す魔王リスト」に加えている。魔王はもはや数えきれん程にいて,嫌なことがあるたびに増えていくというわけだ。


で,あるとき山岡が通っている高校に,転校生の和久井という人物がやってくる。

山岡は自分の通っている高校でも,自分のことを「パルジファル」と正式名で呼ばない同級生に対してクソキレまくっているから,当然ガチでやばいやつだと思われていて学校ではいつも一人でいる。


ところがその転校生(和久井)はやたら山岡に仲良くしてくれる。
ちゃんとパルジファル様と呼んでくれるから,山岡ことパルジファルも悪い気はしない。

で,いろいろと学校の出来事や,交友を通じて,山岡と和久井が親密になっていき,ある時山岡が「俺は,こんなところにいちゃいけない。いつかは冒険に出るんだ」という言葉を聞いた和久井が「そう言うのを待っていたんだよ。これから違う世界に一緒に行こう。君を冒険が待っているよ」と言い,和久井に連れられた山岡は,バイト代を握りしめてこの地球とは違う次元の世界に旅立っていく…。


で,プロローグはこんなところで,ここから先を端折って説明すると,旅だった先は(ありがちだが)今よりずっと文明が進んで,高度な知能を持った人間同士が,ロボット軍団か何かそんなやつ(決めてない)を作って,戦争をしている世界で,和久井はその片方の国の使者みたいな奴。
その戦争に山岡を参加させるため,地球から連れてきたというわけだ。

 

 

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多分こんな世界(イメージ)

 

なんでそんな戦いに,山岡みたいな奴を連れてきたかって話になるよな。

それは,高度な知能をもった人間同士が戦うと,お互いが物凄いコンピューターで相手の動きとかを予測し合って,その結果,コンピューターが予測する→もっと凄いコンピューターが予測する→またもっと凄いコンピューターが・・・みたいな計算合戦が繰り返されて,お互いに身動きがとれない状態が続いている。
冷戦が,核兵器じゃなくてコンピューターで行われている感じ。

 

だけど,理由は忘れたが,片方の王国にはこの戦いをさっさと終わらせないと自分の国が滅んでしまうという事情があったから,いい加減その予測合戦をやめて,実際に戦いを挑まなければいけない。

その状況を打開するために,そこの国王が考えたことは「高度の知能同士ではラチがあかないから,むしろバカを戦いに参加させてみるわ」というアイディアだった。


バカはたまに,高度の知能を有する人間たちが想像もつかないことをやらかす・・・その不確実な可能性に期待したというわけだ。
そんで「地球に行ってバカを見つけてこい」という司令をうけた転校生が見つけてきた「どこからどう見てもバカそうなやつ」が山岡だったということ。

 

国王から正式に「聖騎士パルジファル」の名を与えられた山岡ことパルジファルは,その世界ではもう数千年前に「こんなもん何の役に立つんだよ…」とか言われて廃れた刀を「伝説の魔法剣」だと言われてこれを受け取り,浮いたバイト代で肉まんを食った。


そして,高度文明に対して数々のバカで下らない,でも勇気のあるアイディアを武器に,戦いに出掛けていく。


ちなみに山岡以外にもバカを連れてこようと,高度文明は,地球の様々なところに使者をよこしてはバカの見本のような奴らを連れて帰っている。


ダイエット教室の初日に右手と左手にドーナツを持って現れた女(原田)は,教室の前でスカウト。
「自由な服装でお越しください」といわれた会社の説明会にダメージジーンズ(しかもこのために買った)を履いていった就活生の男(高野)は,面接官になりすまして拉致。それから森元首相本人(当時の政治ネタもちょいちょい入ってる)。

 

これらを引き連れて新世界での戦争がはじまるわけだが……なんかそのバカどもを一人ひとり説明している途中で飽きたらしい。
こいつらが戦いに出かけていった後の話は1ミリも書いてない。だいたい世界を救うメンバーが,パルジファル,原田,高野,森元首相だからな。多分パルジファルの話を書いたあたりで後は適当になってきたんだと思う。
しかも,たしか小説のタイトルは「山岡の思い出」とかそんな適当なやつだった気がする。


俺は思う。小説が書ける人というのは優れた構想力以上に,ひとつのことをずっと書き続けられる忍耐力のある連中で,こんなひとつのブログの途中から全然違う話をはじめるような奴には絶望的に向いていないのだ。
というわけで誰かこの先を書いてくれ!!