プール遊びの日記

こう暑いと日課にしている子供とのダンゴムシ探しもはかどらない。

というか暑すぎてダンゴムシが全然いない。

劣悪な環境のこの地球から、元々彼らがいたダンゴムシの星に帰っていったのかもしれない。あそこは平均気温25度のとても良い環境と聞くから。前橋駅の2つ先にあるらしい。

 

このように、日中の公園はダンゴムシすら寄り付かない地獄の暑さになるから、とても子供と遊べたものじゃない。

子供を滑り台に乗せても、ステンレス製の滑り坂をそっと触って温度チェックをしては「コレ無理」という顔で180度方向転換し、階段を降りていく。


こんな有様なので、子供を公園に連れて行く時間は、十分に日が陰った夕方以降となってしまう。これじゃ満足に遊べない。

というわけで、近頃は小さな庭*1に遮光のひさしを貼って、その下にプールを置き、そこで遊ばせている。


もっとも、プール遊びは昨年からしていた。

が、当時プールのサイズを見ずに選んだせいで「10つ子ちゃん大集合」みたいなテレビ番組に出演している人用のクソデカサイズを買ってきてしまい、これが大失敗であった。

まず、水をたっぷり貯めるのも一苦労だし、貯めたら貯めたで今度は排水口が無いから、水を捨てるのにも非常に困った。

遊び終わったら小さなバケツで少しずつ水を捨てるしかなく、この排水作業が想像を絶する面倒臭さであり、数回だけ使って即捨てた。

今回はその反省を生かし、まず、子供一人が入って少しだけ動き回れる小サイズのものを選んだ。
そんなに大きくなくても幼児は水に浸かっているだけで喜ぶぞ。
また、最も重要な点として底面に排水口があるタイプを選んだ。

 

総合すると、ベビザラスの店頭で5,000円程度で売られているミッキーマウスのものが良いだろうと思う。
ただ、必要かはわからんが写真をアップするときに子供の顔のほかミッキーマウスの顔にも黒い目線を入れる作業が面倒だった。不満点はそこだけで、評価は★★★★☆である。

 

f:id:amemiya_a:20240806153642j:image

(調子にのって警視庁の車両から落っこちそうになり耐えている子供の写真。というか警視庁って普通に名乗っていいんだろうか???)

 

こうして用意したプールに子供を入れてやると、とても喜んだからこっちも嬉しくなった。買ってよかった。


ただ、そうして遊ばせておいた子供は、やがてとりつかれたように小さなバケツでせっせとプールの水を残らず捨てるという遊びを始めた。
今年は、それをしなくていいんだ。

*1:我が家は戸建ての賃貸住宅に住んでいる

ダンゴムシ(歌:aiko)

6月は平和に過ごしていたこともあり、何も書くこともなかった。

 

・子どもがいよいよ「虫デビュー」した。

説明しよう、「虫デビュー」とは、公園に生息しているダンゴムシに心を奪われ、拾って親に見せては「捨ててきなさい!!」と悲鳴にも似た怒られ方をされることである。

 

公園に行くと、彼はブランコや滑り台には見向きもせず、公園イチのバカでかい岩の影まで一目散だ。そして、岩の根本あたりを指でつっつく。こうすることで彼は友達である大量のダンゴムシに会えるのだ。

 

この前、俺は子供の案内に従い、上記のデカ岩の影まで行って、仲良しのダンゴムシたちを見せてもらった。

想像の10倍くらいいた。

俺が思わず、本当に素朴な感想として、「うげげげ~~~」と言ってしまったところ、その言葉の意味はわからずとも、なんとなく大切な友達を嫌悪されたのではないかということを察知したのかその場で大泣きされた。ごめんなさい。でもめっちゃいたんだもん虫が・・・。

 

それにしても、子育てをしていると、誰に言われたわけでもなく、男の子であるという運命からは逃れられず、電車、バス、虫に行き着くものだと思い知らされる。なんでなの? 

電車バスはいい。なんで虫?! それもなぜ決まってダンゴムシなんだろう!

 

俺達の趣味や性癖が、太古の昔からの「遺伝」により決定づけられているのだとしたら、石器時代頃のご先祖様は、ダンゴムシに命を助けられるような経験をしたか、またはダンゴムシと共存できる人間(とくに男子)のみが生き残ったという歴史があるのかもしれない。

まるでナウシカのオームのごとく、巨大なダンゴムシたちを引き連れて狩りにでかけていったのかもしれない。

そうかと思うくらい何故か自然とダンゴムシを好きになる。

 

そして、こうした遺伝の宿命を思えば、俺たちの趣味嗜好は石器時代の昔から継続しているものであって、多様性というのは幻想に過ぎない。*1

 

・新しい担当部署への異動も適った。その意味でも6月は平和に過ごせた。

これまで資格を取り、社内公募にも応募した甲斐があったというものだ。人事は適当だから、こんなふうに、デッチあげでもいいから自薦するだけで希望がかなったりする。他方でもっとも不遇なものは何も言わない人だ。

 

同期のうちの1人の競馬仲間は、そのように何もいわず、黙々と働く仕事ができる人間であったが、今回の異動では予告無しに出向を告げられ、聞いたこともない場所での勤務が決まった。

可哀想である。

可哀想だが、やはり平和な生活は他人から与えられるものではないと思った。外形的には資格を取ったりして、行動的には公募に申し込んだり、または転職を選んだりなどしないと、行き着く先は人事にとっての都合の良い場所しかない。

詩作に励んでいる俺の最近の作品に「お前が消えて喜ぶ者に、お前のオールを任せるな」という一節がある。これは単に意識高い系からくる積極主義ではない。平和のためにやることがあるというだけのことだ。

 

というわけで(?)明後日にネットワークスペシャリスト試験の合格発表があるから、無事に受かっていたらまた合格体験記を書く。落ちていたら、公園にダンゴムシを探しに行く。

*1:幻想というのは言い過ぎかもしれない。でも思うに、多様性というのは、ニュートン力学に対するアインシュタイン相対性理論のようなものであって、遺伝を根拠にした基礎はきちんとあって(男子を放っておいても電車が好きになるように)、でも、それから外れる場合もある。その外れた場合であっても正当であり、自由にしたらいい、というくらいのものだと思う。

それを「みんな多様なんだ」とか言って、本人の意思にかかわらず男子に赤いランドセルを背負わせたり、リカちゃん人形を与えたりするのは、「今の時代はアインシュタインであってニュートン力学なんか無効である」と言っているのに等しいんじゃないかと思う。

子ども連れの飛行機に持ち込むべきアイテム1選

「めんそれ」から始まる言葉はこの地球上に「めんそーれ」と「メンソレータム」しか存在しない。沖縄豆知識な。

というわけで先日のブログにも書いたとおり、今月はじめ、8日から11日まで沖縄県宮古島に旅行した。


「GWどこ行くん?」

「8日から11日まで休んで旅行します」

「GWと一見関係がありそうでただ普通に休みとって行くやつだよな~」

でおなじみの「GW終わってから休む謎のやつ」の日程であるが、この時期はどさくさに紛れて休暇取りやすい一方で、観光地に人が居ない、宿が安い、沖縄県もまだ梅雨入り前、と良いことづくめ。
これからも「俺のGWは8日からはじまるんで」という謎理論を主張してこの時期に行こうと思う。謎理論も自信満々に言うとなんか「そうかな」って思ってしまうものだ。SNSを見てお分かりの通りである。


余談はさておき宮古島でのバカンスは後述するようにとても良かったのだが、懸案だったのは「飛行機の中でいかに子供(2歳)を静かにさせるか」だった。
インターネットでは、公共交通機関や公共施設でうるさく喚き散らす子供に対する非難をよく見かける。
こうした非難は子供自体に対してというより、むしろそうして騒ぎ散らす子供を前に何ら対応をしない親に向けられていると思う。
なので親としてやることはすべてやる。具体的にはテクノロジーの力を使って子供を黙らせる。


そう思い、結果行き着いたアイテムがこれだ。

この小さな箱を我々は「子供無限労働キチガイスイッチ地獄マシーン」と呼んだ。

以後、長いのでしばしば「スイッチ」と呼ぶ。

こいつをひとたび子供に与えれば、往復5時間以上、飛行機の中でただひたすら黙ってカチカチしていてくれるはずだ。
全日空088便の平和は小さな木箱のお前にかかっているんだ頼むぞ。

 

ちょっとだけ遊んだ。

 

が、写真に映るこの小さな怪獣は、すぐに次の、さらに魅力的な、テクノロジーやデザイン性に溢れる別のオモチャを発見したようだった。

これは全くの誤算であった。

そんな魅力的なオモチャが、この飛行機の、それもすぐに手が届く範囲内にあったなんて。

そのオモチャの名とは、「スーパードリームカラフルトミカ任天堂プレイステーションディズニーマジカル・・・・・飛行機の背もたれテーブルの留め具」だ。


これをもう、地獄かというくらいガチャガチャいじりまくってはテーブルを引き出しやがる。

引き出しやがるたびに怒って元に戻すと、「待ってました」とばかりにまた留め具をがちゃがちゃいじる。

さっき紹介したスイッチ箱で遊んだ時間を30分とすると、残りの2時30分はこの留め具で遊んでいたことになる。


こんな留め具に心奪われたのはうちの子だけでなく、周りのファミリーでもこの留め具を子供がいじり回し、テーブルを引き出してはそのたびに子供を怒っていたようだった。

 

この留め具をオモチャにしてベビーザらスで販売したら巨万の富を築けることだろうと思った。

だが俺はベビーザらスの社長ではないから、ただ延々とこの留め具から子供の手を引き離す地獄の時間を過ごしただけであった。


幸い、子供の前の席には人がいなかったこと、叫び声を挙げることは無かったことから他のお客さんの迷惑にはならなかったと思いたいが、とにかくこの意外なオモチャのおかげで大変な目にあった。

これから幼児を乗せて飛行機を乗る方がこの記事を見ていたら、強く推奨する。子供を静かにさせようと余計なアイテムを持ち込む前に、まず、あの座席の留め具対策をした方がいい。

 

行きの飛行機で散々懲りた俺は、帰りの飛行機では対策をすることにした。
その結果がこれだ。

 

留め具という留め具を全て養生テープで完全に封印した。

そしてこいついつもスライムの服着てんな。


我が子は、家にいても冷蔵庫の扉を明けたり閉めたり、閉めたり明けたり無限に繰り返す遊びをしているのだが(何が彼をそこまで駆り立てるのだろうか)、そこでも養生テープは大活躍している。

「これでお前はおしまいだ」とばかりに養生テープを機内でバリバリ貼っていたら、ANAの経験豊富なCAさん2名に三度見くらいされた。あまりこうした行動をしている家庭が少ないのだろう。またはここまで聞き分けがないガキを飛行機に乗せようと思う家庭が少ないのかもしれない。

 

養生テープの効果はバツグンで、帰りの飛行機でも留め具遊びを始めようとした子供は、ビッチリとテープで固定された留め具を前に何か不満をぐだぐだ言った後、ほどなく諦めた。

さすが養生テープ。世界の平穏は養生テープによってもたらされる。「養生」をひらがなにしてみると「ようじよう」であり、「幼児用」に作られたものであることが示唆されているのはまさにこの為だったである。いま思いついたこれ。


で、留め具が動かせないことに拗ねた我が子はほどなく寝てくれた。めっちゃ寝てくれた。

飛行機が羽田に到着するまでの3時間近くぐっすり寝て、私達夫婦を含むANA便はとても穏やかな時間を過ごすことができたのである。飛行機に乗せる前に宮古島のビーチに立ち寄り、砂浜を好き放題に走らせ、疲れ果てさせたのが良かったのだと思う。

俺はANAに言いたい。空港の離発着ロビーに「子供疲れ果てさせコーナー」を用意してほしい。具体的には、子供の進行方向とは逆方向に高速で動く床などである。


また、こうした対策を待たずとも、これから飛行機に低年齢の幼児を乗せようという親がここを見ていたら、少なくとも「養生テープ」を持っていくことを強く推奨する。
飛行機に乗る前に「【子連れ飛行機】フライト中、持ってると良い持ち物●選」などというまとめサイトを無数に見たが、ただの1サイトも「養生テープ」を挙げたものはなかった!!

おそらく本ブログが養生テープの持参を勧めた最初のまとめ記事になるだろう。

全国の親子連れの参考になれば幸いである。

 

__

冒頭で述べたように、宮古島旅行はとても良かった。

全日とても良く晴れて、予定していたことは全て達成できた。以下その記録。

 

亀を見に行く

クリアカヤックに乗って1時間くらい遠浅の海を漕ぐツアーに参加した。

当初、亀に会える確率99%と聞いていたけど、まじでウジャウジャいた。亀だらけ。

亀わかります?

これで亀に会えなかっ奴が1%いるというのは、前世で浜辺で亀をいじめて浦島太郎にたしなめられたレベルで亀に嫌われてる奴だと思う。

ところで俺も含め、みんな全身日焼け止めのラッシュガードを着込んだうえ、塗りたくれる限りの日焼け止めを塗りたくった観光客ばかりだった。俺もお前たちも全員千葉県にいろと思った。

 

 

刺身を食べる

居酒屋さんも考えたが、子供がいることもあり、お魚屋さんでテイクアウトして、ホテルの部屋で酒を飲みながら食べた。

利用したのは観光客にも有名なマルヨシ鮮魚店というお店で、本当に良かった。事前に電話で「2000円で盛り合わせをお願いします」と連絡しておくとスムーズで、写真のように用意してくれる。

匂いがスーパーで買うものとは全然違う。磯の匂いがする。

また、俺はイカタコが基本的に苦手で食べないのだが、ここで買ったイカタコは美味しくてパクパク食べた。イカはまるでバターのような食感で衝撃的。おすすめ。

 

星を見る

浜辺に三脚を立てて頑張った。

最初はもっとも明るい星にすらピントが合わず苦しんだ。

原因はずっとオートフォーカスだったことで、ウェブ記事で「手動(マニュアル)でピントを合わせるべし」と読んだことを思い出し、手作業でやったら比較的綺麗に撮れた。

真っ暗闇の浜辺で、背後から突然「綺麗に撮れますか?」と声をかけられ、宮古島の端まで聞こえる声で叫んでしまった。

 

 

というわけで、宮古島は良かった。

適度に人がいなくて、適度に便利で、適度に沖縄に行った感が得られる最高の観光地だ。

皆さんが沖縄観光をする場合には宮古島をお勧めしたい。その時のマストアイテムはもうわかるな? 養生テープだ。

宮古島に行くにあたり、子供を静かにさせる。

明日から沖縄県に行く。

 

今回は例年のようにアワビの密猟ではなく旅行目的なのだが、これまでの沖縄旅行では石垣島宮古島、本島、小浜島といった離島を中心に回っているところ、明日からの旅行では2度目となる宮古島に行くことにした。

これらのうち最も満足度の高かった島だからだ。

 

海やビーチが綺麗なのはもちろん、ホテルも充実、お店もたくさんあって便利な一方でそれほど人がおらず快適、ドライブも楽しい。まさに攻守最強の島だと言える。沖縄に行ってみたいという方は、ぜひ宮古島をはじめとする離島を選択肢に入れてもらいたい。

 

で、当然ながら飛行機で行くわけだが、今年はちょうど旅行中に2歳になる小さな怪獣ことうちの子供が同行する。

去年はミルクを飲ませ、YouTubeでシナぷしゅさえ見せておけばずっと大人しくしていたものの、今年はずいぶん図体も大きくなり、ちょっとの間でも大人しく座っていることが難しいかもしれない。非常に不安だ。

世間一般の子供がそうであるように、やはりYouTubeを見ると大人しくなる。YouTubeというのは偉大なものだ。だが、大人しくするコンテンツといえば、「関東圏の電車大集合!」みたいなもので、電車に興味がないこっちがうんざりする。なぜお前たちは、誰に教えてもらったわけでもないのに電車がそんなに好きなんだ??? なぜ京成本線の車体を見ただけで走り回って喜ぶんだ?!

また、通信ができない飛行機内でずっとYouTubeを見せておくわけにもいかないので、それ以外の手段が必要だ。

 

そこで、去年以上の「子供黙らせておく対策」を実施する。

というか、世間の人がこんなにも子供を数時間黙らせておくことに心血を注ぐのだから、Pigeonとかジョンソン・エンド・ジョンソンとかのベビー用品メーカーは、スプレーで噴霧した液体を染み込ませた布をふわっと嗅がせると数秒で眠りに落ちる「赤ちゃんねんねスプレー」みたいなの発売してくれないかな。クロロホルム

 

そんな便利なものは世の中に無いようなので、Amazonで買えるものから探した。それがこれだ。

 

f:id:amemiya_a:20240507171939j:image

 

これを俺は子供キチガイスイッチセットと呼んでいる。

差別用語がふんだんに含まれている名称であるがこれを見せた瞬間に子供がキチガイのように一心不乱にスイッチをパチパチして遊ぶことだろう。その姿が今からでも容易に目に浮かぶ。

 

というのもうちの子は、こうした電気のスイッチを押すことを人生の主な目的として考えているらしく、部屋で抱っこするたびに「あーーー!あーー!!!」などと奇声をあげては大人を電気のスイッチのもとへ誘導する。

そして誘導しては短いお手々でスイッチを押して「ちゅいた!!(電気が付いた)」と言って喜んでいる。俺は「そうだねえ付いたねえ」と褒めてあげた2秒後に電気を消している。真っ昼間なのだから当然である。

 

このように電気スイッチ押し職人たる我が子に上記のおもちゃを渡しておけば、往復の飛行機6時間の旅であっても、無事にじっと黙ったまませっせとスイッチを押し続けるだろう。

このおもちゃはよく聞く「モンテッソーリ教育」というものに準拠しているそうだ。

モンテッソーリというのはよくわからんが、恐らく「子供を長時間黙らせる」という日本語訳なのだろうと思う。どうりで大人が子供の口を両手で塞いでいるロゴ画像なのだと思った。頼むぞモンテッソーリANAの平穏はお前にかかっているんだ。

 

**********

今回の旅行にあたっては、美しい海を見て、綺麗なホテルで癒やされるほか、主に次の目標がある。

 

 ・カヌーで亀を見る。

  公式サイトによると亀に会える率99%らしい。亀に会えなかった1%があまりにも哀れすぎる。

 

 ・星空を撮影する。

  数年前に宮古島に行った時も星空を楽しみにしていたのだが、よりによって満月、それも、数年に1度の素晴らしいスーパームーン!!! まばゆい月の光にかき消され、星なんか全く見えなかった。これは、星空観察をする者ならば常識以前の話である「月の満ち欠けを計算する」ことを全く怠っていたのである。

その反省を活かし、今回はきちんと新月のタイミングで現地に着く。

また、このために広角レンズも購入したし、あとは晴れるだけだ。

な!!! あとは晴れるだけだ!!

 

 ・刺し身を買って食う。

  宮古島といわずいますぐイオンに行って好きなだけ食えばいい。

  それはそうなんだが、宮古島は魚菜市場が豊富にあり、1,000円出せばその日の新鮮な刺し身の盛り合わせをササっと用意してくれるんだそう。これが良い。そこで刺し身を買って、ホテルの部屋に帰ってビールを飲みながら食う。子供を風呂に入れ、寝かしつけ、YouTubeを見ながら食う。宮古島といわず今すぐイオンに行って好きなだけそうしたらいい。

 

ネットワークスペシャリスト試験を受けた

先日から勉強日記を公開していたとおり、ネットワークスペシャリスト試験を受験するつもりでいて、すなわち本日が受験日だった。

そこで今日は受験会場での所感を述べる。

 

受験生めっちゃ若い。

これまで、ITストラテジスト、プロジェクトマネージャー、システム監査技術者と連続的に受けてきて、いずれの受験会場でも自分(30代中盤)が最年少だと思われたところ、ネットワークスペシャリストの受験会場には20代っぽい受験生が非常に多かった。

女性すらいた! これは上記3試験では考えられないことだ。なんだろう、より現場でシステムをいじくるような若者向けの試験ってことなんだろうか。

 

あと、変な奴がいなかった。これもすごいことだ。

過去に、「応用情報」では受験会場では受験会場に「これが私の時計です」とか言って巨大な置き時計を持ち込んだ奴や、午後2試験までたどり着きながら試験開始直後に問題文の表裏だけを見て即帰宅した奴とか、様々おかしい奴を見かけたが、今回は例外なく常識的な人間だった。昼休みに見ていたyoutube動画を、イヤホンに接続されていると思って誤って音量最大で再生してしまった俺が最もアレな奴だったくらいだ。

 

受験生自体に関する所感などどうでもいい。

テスト自体に関しての所感を述べる。

 

午前2

まあまあむずかった。新傾向のスパニングツリープロトコルの問題などもあってしっかりと間違えた。が、過去10間の問題だけで6割の正解は導けた。

解答はすでにIPAの公式サイトで公表済みであり、合格していることは確認した。

 

午後1

BGP,プロキシサーバに関する挙動の問題。

問題文の冒頭だけを見ると「ローカルブレイクアウトによる負荷分散に関する問題」などと「はい????」と思うけれども、それは何なのかしっかり説明があったうえ、設問自体もその場でどう考えるかという力が試されているように思えた。

例えば「IP-Unnumbered設定とはなにか」とか、多分この単語を事前に勉強してきている受験生はいないだろうが、文脈からなんとなくわかる、それをきちんと30字に自身を持ってまとめられるか? ネットワークのことならわかるぜ、という自信が必要なんだろうん。

ただし単純な語句問題のような「知ってなければ即アウト」みたいなものも多く、暗記作業も必要。

総合して良い問題だと思った。

 

午後2

俺が選択した「選択問題2」では「電子メールの認証」に関する問題が出題された。

本試験を受ける人ならば知っているだろうGmailセキュリティポリシーの変更事件から、メールの認証技術(SPFDKIM、DMARC)について予習してきた人が多いのだろうか、俺もその一人だったけれど、周りもそんな感じだった(少なくとも表面「選択問題1」)を解答している人はそんなにいなそうだった)。

DNSの設定に関する設問もあったが、

 【すごく難しい単語】とはこういうものです。で、この運用のためには【基本的な設定】が必要です。この【基本的な設定】とはどういうものか。

みたいな良い問題が多かった。

問われていることはどんなテキストにも掲載されていることなので、初見でビビらないことだ。

諦めない、分かることを書く、粘る、IPA高度試験を受ける者が胸に刻んでおきたいことだ。

なお、俺自身はそんなに手応えはない模様。

そして、合格発表が7月!?!? 

ぜひIPAにはこの悶々とする期間の短縮化に努めてほしい。試験監督が必要なら俺が時給1500円でやってやる。

勉強の進捗(2024年2月~3月)

3月はいよいよ書くことがあまりなく更新しなかったのだが、年度末で仕事が忙しかった(俺は仕事中にブログを書いている)ほか、それなりに勉強していた。

というわけでここに、ネットワークスペシャリスト試験に向けた勉強の進捗状況を報告する。

 

 

 

 

ネットワークスペシャリストの午後試験を見て思ったんだが、これまでの論文系資格と違って、択一式の勉強ばかりしてても全く対応できないと思った。択一式の延長線に記述式は存在しない。

 

こうなると、択一式、記述式、それぞれの勉強を、それぞれの試験のためだけにやる必要があるので、割と非効率になる。全部「過去問道場」で済ませてほしい。

 

記述式の勉強のため、ネットワーク知識が体系的にまとめられている本を読むことにした。午後1の問題を一読して、基礎に関する知識を体系的に学ぶ必要があると感じたからだ。

「体系的な勉強」。コスパを重視するのがモットーの俺が最も嫌いな言葉のひとつだ。ちなみに他の嫌いな言葉は「原子爆弾」「お年寄りを狙ったフィッシング詐欺」だから相当嫌いな方だ。

 

ただ、こういう時に体系的に学ぶと言っても、すべてがまとめられた辞書のような1冊を選んではいけない。前回の記事でも言ったかもしれない。

基本書を4冊~5冊読む。そうすると、何だかどれも「同じこと言ってるな」と思うようになる。その「同じこと言ってるな」というのがまさにどの本でも掲載されている超重要事項なので、それだけ記憶する。

 

今のところ読んだのは次の4冊。

 

・この1冊で全部わかるネットワークの基本

それなりに分かりやすいが説明は浅い。1冊目に適している。

おすすめ度★★★☆☆

 

・これ一冊で身につく ネットワークの基本としくみ 

「この1冊で全部わかる」の本に毛が生えたような感じ。説明は最低限だがパケット通信の流れの説明が逸品。2冊目に適している。

おすすめ度 ★★★☆☆

 

・ネットワーク超入門講座

著者が資格試験に関する本を山程書いているだけあって資格向きの本。ネットワークの本で意外と紹介がないハードウェアに関しても写真が豊富。実務上の知識もついて分かりやすいが「超入門」以前の基礎知識はあった方が良い。3冊目以降に適している。

おすすめ度:★★★★☆

 

ネットワークスペシャリスト合格教本

前回の記事で「こういう分厚い本を一生懸命読んでいると落ちる」とか酷いことを言ったと思う。その意見を撤回するつもりはなく、この本は割と分かっている人の説明が多く理解するのが大変。

例えばSMTP(メールのプロトコル)の説明は次のとおりだ。

(学習していない人は赤字の部分を読み飛ばしてもらいたい)

SMTPエンベロープは、SMTPコマンド(?)で入力したMAIL FROM(?)とRCPT TO(?)の情報が記述されるフィールド(?)で、MTA(?)(?)はこの内容をもとにメールの転送を行います。SMTPヘッダは送信者や受信者、エンコード情報(?)などが記述されるフィールド(?)です。SMTPエンベロープと似ていますが、このフィールドはメールを受信したクライアントのMUA(?)(?)が使用する(?)ものです。つまり実際の配送段階(?)で使われる情報はSMTPエンベロープだけで、受信者の便宜のために(?)SMTPヘッダがあることになります。」

 

何言ってるのかさっぱりわからん。MUAとか配送段階とか、そういう知識がある人が前提になっている。

ネットで意味を調べながら理解しても、そんじゃエンベロープだけでよくてヘッダいらねえじゃねえかと思った。本当はそうじゃないんだろうけど、その辺は言わなくても論理でわかるよねという感じ。ちっともわからん。

だが分かる人にとっての知識の整理にはいい。5~6冊目、または、試験直前向け。通常は手を出さなくていい。

おすすめ度:★★☆☆☆

 

---------------

既に試験日まで1ヶ月を切っているため、このあたりで午後1、午後2の問題演習を進めるつもり。

 

 

子供の鼻吸引と歯磨きなどの話

子育て日記。

 

●1月末に妻がコロナに感染したものの、その後1週間で回復し、今では家族みんなで健康に過ごしている。家庭内でも感染対策をしてよかった。

しかし、一時期、子供に鼻風邪のような症状が出て、鼻呼吸ができずに上手に眠れず辛そうだった。

我が家には例の(皆さんも持っているだろう)子供用の鼻吸引器がある。

こういう時にはアレで「シュポシュポ」してやるんだが、それがあまりに嫌らしく、あの「シュポシュポ」という音が遠くから聞こえるだけでこの世の終わりみたいな泣き方をする。

あれを使われて大人しくしている子供が、この惑星に1人でもいるのだろうか???

 


●「大人しくしている子供なんかいるのか??」という疑問で思い出した。

「歯磨き上手だね♪」だとか「お薬飲めたね♪」だとか言って子供が楽しそうに歯磨きしたり粉薬を飲んだりいているテレビ番組やCMやらがあるが、あんなものうそだ。

 

基本的には歯磨きも粉薬も、まず子供の四肢を大人二人がかりで押さえつけることから始まる。

 

お前たちは「おかあさんといっしょ」にある歯磨きのコーナーで、四肢を押さえつけられている子供が出演しているのを見たことがあるか??? 

あんなものはうそっぱちだということだ。

 

だいたい、あのテレビ番組を見ていると、これから歯磨きをしようって子が、フリルのついた真っ白のドレスを着ている。ママにいたっては顔が真っ白になるくらいのフルメイクだ。

「これから歯磨きすんのに、なんでそんなおめかししてんだよ!!」と、いつもブツブツ言いながら子供と視聴している。

 

うちの子はまだ1歳10ヶ月ちょっとだが、これから3歳になる頃までに大人しく歯を磨くようになるんだろうか、とても信じられない。

 

 

●1歳10ヶ月の男児にご飯を与えると、まず全体をよく見渡して「肉」があるかを確認する。そして肉から食べ始める。肉が無くなるとわめく。

うちの子は大丈夫なんだろうか?

もっとも、2歳になる前から、全体的にまんべなく食べることなんて不可能だろう。

俺もそんなこと普段からしてないし、このことを三角食べとか言うらしいことも最近知ったくらいだ。

ただ、肉野菜チャーハンを作ってやって、米粒と野菜の間から肉だけを精密な動きで取り出す我が子を見ながら、妻に「将来的にはバランスよく食べるようになるんだろうか?」と相談したところ「ディナー・ビュッフェに行って、最初の皿にケーキを山盛りにしてくるパパの遺伝子が入ってるから諦めたほうが良いんじゃない」と言われた。

なるほどな~。

行儀が悪いのではない、生命の神秘なのだ。