こんにちは~。
突然だけど、普段から自動車を乗りこなしている君たちは本当に凄いと思うよ。
俺は心からそう思うとともに、そんな君たちに車のタイヤの形を模した大きな鉄のオブジェをプレゼントしたいくらいだ(これには8キロの重さがあり、捨てると不幸になる。)。
なぜこうした話から始めるかと言うと、最近、車を運転する機会があったからだ。
今日はその話をする。
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例年、1週間ほど与えられる俺のサマーバケーションでは、親戚をたよって山形県に行くと決めているものの、近頃の流行り病ではそれも叶わない。
でも、政府からは「Goto」という大変おいしいキャンペーンが展開されていることから、これを利用しないのは損だな~、引きこもっているのも鬱屈してくるしな~、ということで、「県内で、そんなに混雑してなさそうな宿だったらセーフ」という全く個人的な線引きのもと、住居地と同じ、千葉県内の温泉宿に泊まってきた。*1
で、遠方へ遊びに行く時は、飛行機なり電車なりで現地まで行き、そこからレンタカーを利用して観光スポット目当てに少しだけ運転するというのが通例なんだが、今回は宿の場所からいって、周囲にレンタカーショップも無く、電車の利用も不便だったから、自宅からレンタカーを借りて直接向かわざるを得ないことが分かった。
一方で、俺の運転テクニックはというと、だいたいマリオカートに出てくる弱めのヨッシー並みのもので、公道では常にバナナを踏んづけて滑っているくらいの腕前だ。
そんな俺が、遠方まで車でおでかけ! なんでこんなことになっちゃったの~~??
(このように、実際の交通のことを考えずに宿を取るのは、大人ADHDの有名な症状のうちのひとつなんだそうです。)
とりわけ、今回の運転は、2019年2月に宮古島へ行った時以来となる。
その宮古島での運転というのも、宮古島旅行をしたことがある人ならばご案内のとおり、車や人間よりも牛を多く見かけるような大変走りやすい道であって、きっと自動車教習所の初心者コースよりも楽勝なものだったと思う。
それから時を経て、今度はいきなり高速道路あり、込み入った道あり、飛び出してくるジジイババアありの地獄の道を数時間運転をしなくてはいけない。
・・・。
あのね。
運転の上手な男性はモテるというし、俺も見栄っ張りな性格だから、こういうブログでもあんまり格好悪いことを言うのはイヤだ。
イヤだけど、正直に言うと、車を借りる前日の夜、俺は親に「車で旅行してきます!! 高速とかも走るよ!!! いままでありがとうね!!!」(大きなクマが涙で手を降るスタンプ)というラインをしたくらい今回の運転はヤバいと思った。
もう本当に、死ぬか、人を殺すかのどっちかだという決意で当日を迎えたのだ。
(なお、俺のラインに対する親からの返事は「いま、うちに梨が沢山ありますが、食べますか」という大変簡素なものであった。)。
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車の免許自体は大学生の頃にとったものの、これまでに車を運転した経験は、それらをすべて明確に思い出せるくらい少ない。ペーパーではないけれど、というレベル。
もっとも、免許は持っているわけで、基本的な操作方法や、交通ルールなどは分かっているつもりだから、差し当たり世間様に迷惑をおかけしていないつもりなんだが、車のライトの付け方になってくると早速怪しくなってくる。
車のライトすらまともに付けられないヤツが、むしろどのように世間に迷惑をおかけしていないのかわからんが、なんか、ライトの光の強さ(?)が何段階か変えられるよな?? これがまずわからん。
車を運転したことがない読者にはわからんだろうが、車のライトには「強い光」と「弱い光」がある。弱い光は「車幅灯」という名前のようだ。
で、夜道を走るには強い光でなくてはいけないのだが、強い光をつけているつもりでも、なぜだか弱い光(車幅灯)で走っていることがある。
でも、どこをどうしたら弱い光がついて、何をどうしたら強い光になるのか、これは毎回やってみないとどっちの光になるかわからん! 完全な「運」だと思う。
従って、夕暮れ時、そろそろライト付けないとなーと思ったら、いったん車を停める。
ライトの付け方に自信がないのだから停車は当然である。
そして、普段はウインカーをつけるための棒のようなものの先端をひねる。これは棒としか表現の出来ないものであるが、とりあえずその先っぽをカチカチする。
こうすることでライトが付くはずなんだが、上記したように、これで付くライトが、寝る前にちょっと本を読むくらいに使うような弱いライトなのか、道路を走るための強いライトなのかがわからん。(更に聞くところによると、これよりも更に「ずっと強い光」の、合計3種類のライトがあるんだって。何なんだよ!!!)
自分が付けたライトが弱いのか強いのか?
これを確かめるため、俺はいったん車から降りて「ヨシ!! ちゃんとしたライト、オン!!」などと電話ネコのような確認をしてから、再び車に乗り込んでは出発するのである!
実際過去に、ちゃんとライトをつけて走ってると思ったら、車の両脇の小さい電球しか光ってないことがあった。大変危険な走行であるし、違法でもある。
その時から俺は心配だから常にこうした行動をしている。
そもそも俺は思う。なんで車のライトの強さに何段階もあるねんと。
具体的に言うと車幅灯の意味がよく理解できていない。
俺が幼児の頃、寝る時間になると部屋が真っ暗になり、それが怖くて毎晩大泣きしていたそうだ。それに困ったお母さんは、俺だけのために一晩中オレンジの小さな明かりをつけたまま寝ていたそうだ。
この車にも、それとまったく同じ小さなオレンジのライトがついている! いりますかこれ??? もう真っ暗になっても、20歳を超えたあたりから徐々に泣かなくなってきたというのにだよ??
俺が将来車を買う時は上記のような説明を車屋さんにして、あんなライトがついてない車を選ぼうと思う。*2
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みなさんが信じられないような目で俺を見ているのがわかる。
人によっては、「お前のような奴が適当な運転をして事故を起こすんだ。お前などはもう一生車に乗るな」などとお怒りにもなるだろう。
全くもって当然のご指摘である。でも、まだあるよ。
車線変更って難しくないか。
車線変更するためには、当然ながら変更先の道路に誰もいないことを確かめる必要がある。でも、これが一筋縄にはいかないんだ。
サイドミラーを確認して、とりあえず誰もいないようだ。
でも、誰もが教習所で習ったように、サイドミラーには「真横」という死角がある。
この死角を確認せず、サイドミラーだけを頼って車線変更すると、ほんの2秒後にはタイヤの下にチャリンコと年寄りが潜り込んでいることだろう。
なので、真横だけは目視しなくちゃいけない。
そして目視するからには、いったん真横をチラっと見るしかない。
うん、そんなに難しい仕事じゃなさそうだ。
何だったら窓から顔を乗り出して、カルガモの親子達が車のすぐ脇を歩いていないか確認することだってできそうだ。
ただ、この仕事を、高速道路などで時速100キロ程度の速度を出している時に行うとなるとかなり話が変わってくる。
時速100キロ。
これは光の速度の約半分であり、こんな速度で1時間走ったら進む距離なんて想像もできないほどだ。
こんなレッツアンドゴー兄弟も泡吹いて倒れるくらいの爆速で走っていたら、たとえ一瞬でも真横を見るなんて恐ろしくてできやしない。みんなどうやってるんだ?
車を運転しない人(または、車の運転に慣れている人)からすれば「そんなの、チラっと見りゃいいじゃん」と思うことだろう。
その感覚がいかに誤ったものかは、今回検証用の車載カメラの画像を持ってきたので、こちらを参考にしてもらいたい。
うん、マリオカートだけど、車を運転したことがない読者にとってはむしろ分かりやすいのではないかと思うので、こちらで説明する。
みなさんこんにちは ぼくは弱めのヨッシーです。
例えばこのような場面で、右の車線から左の車線に移ろうとするよね。
もっとも、このゲームではサイドミラーなんてものはないが、一応それを確認した後、真横を目視で確認する必要があるってわけ。
君に問いたい。マリオカートやりながら、一瞬横向けます?
つまりはそういうことだ。
さっきの写真のこの状況から、横を向いて確認します。
その光景がこちら。
家でマリオカートやってるんで、家の壁ですけど。
そして、真横に車がいないということを確認してすぐ視線を戻す。
すると、こうなる。連続写真で見てみよう。
バナナがあるね
滝がある
死
ほんのわずか、一瞬でも目を離せばヨッシーが死を迎えることをお分かりいただけるとともに、実際の高速道路でも真横を見てから車線変更するのがいかに難しいかをご理解いただけたことだろうと思う。東関東自動車道にこんな滝があるか知らないけど。
が、こうした事をこともなげにやってこなす人たちが、高速道路を走っていると非常に多くいる。
彼らはいかにしてこうした芸当を行っているのか??
俺の推論によれば、彼らは特に何も見てないんじゃないかと思う。
自信満々に運転していれば他の車の方からよけれくれるみたいな感じで。
というのも、昔、俺の父親が言っていた。
このブログでも言ったかもしれないが、俺の父親は大学生の頃にだいぶバイクに凝っていて、それが高じて車のディーラーになったくらいだから、運転技術には長けているはずで(息子はその血をまったくと言っていいほど継がなかったが)、そんな父親に車の運転について相談したことがある。
その時の彼のアドバイスは次のとおりだ。
「車の運転が不安? 大丈夫。ぶつけようと思っても向こうが避けるからw」。
この人が少なくとも周りに気遣った運転をしているとは俺には思えない!!!!
思えないけど、とりあえず父親がまだ生き残ってるところを見ると、運転についてはある程度図々しくなったほうがむしろみんな快適なのかもしんない。
「行くのか、行かないのかどっちなんだ??」って車に苛立つこと、よくあるでしょ。
「そんな運転に不安な奴が車線変更なんかするな。のろのろと一番端の車線を走ってろ」という皆様からのお叱りが、まるで耳元で聞こえるかのように、いま私はキーボードを叩いております。
でも、大丈夫です。そんな皆様が気絶するようなエピソードがまだまだあります!
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そのような命を賭けてまでたどり着いたお宿は、それはそれは素敵なものだった。
旅館の屋上に個室のお風呂があるほか、部屋に露天風呂がある!!
とりあえず写真をうpしておく。
屋上の風呂
お部屋の露天風呂。
コロナ下で大浴場とか危険だなーと思っていて、個室のお風呂に絞って探していたらこの旅館見つけたんだよね。
それに、星空も見たことがないくらい素晴らしかった。
今年の2月に行ったフィリピンよりもすごかった。
千葉県でも、明かりがないところだとこんな光景を見ることができるナリなあ。星が見えないのは、空が悪いんじゃなくて、周りが明るいんだと思い知らされた。
皆さんも感染リスクを考慮しつつ、でも、こうした宿に安倍さんからもらった10万円をあげるくらいのことしたらどうかな、と俺は思う。もっとも、Gotoのおかげで、こんな宿でも大変安くすんだ。レンタカー+ガソリン代+高速代とどっこいくらいだったほんと。
みなさんも、コロナに気をつけつつもどこかにお出かけすることを予定しているのであれば、Goto考えてみたら。
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が、次の運転はたぶん2年後とかになると思うので、運転に関する次回の更新は「こっちはブレーキ! ヨシ!」とかになると思う。
誰かライトの付け方おしえて。
*1:ところで、政府がこうしてGotoをやったり、他方では自粛要請を出したりするものだから、「結局俺たちはどうしたらいいのかわからない、政府はどうさせたいんだ。セーフのラインはどこなんだ(政府だけに)」という意見またはしょうもないダジャレをよく見かけるけど、そんくらい自分で感染リスク考えてどうするか決めるんだよ!! 政府はお前たちのお母さんじゃねえ!! とすげえ思う。行くべきでないと思ったなら、それは大変立派な判断だと思うし、ある程度の対策ができれば平気だと思ったらお出かけしたらいいのであって、そんなことを国からいちいちああしろこうしろとか言われるものじゃない。
そんなら政府が「明日からデニムのパンツを頭からかぶって、笑顔を絶やさずハイジャンプしながら通勤または通学を行ってください。デニムパンツが飛沫の拡散を防止すると考えられます。」とか要請したらそうすんのか!? とか言ってイオンのデニムコーナーに長蛇の列が出来たら嫌だからこれ以上は言わないけれど、その辺の外出するリスクと経済活動を自分なりに天秤に計れることが、いわゆる「常識」ってやつじゃないかなあ、と俺は思う。
*2:読者さんから早速コメントいただいた。最近の車はライトがオートなんだって。俺もその車借りればよかった!!というか、俺がなにかわちゃわちゃしなくても、ライトは付いてたのだろうか?わからない。 ついでに運転も自動になってくれたら本当に嬉しい。というか旅館が来い。