夏休みの日記

しばらくサボってました。

今日はちゃんと日記です。1日にこんなことありました、楽しかったです、嬉しかったですみたいなそんな話です。このブログの名前忘れとったわ。

 

 

○最近まで勘違いしていたこと

 

「弾き語り」ってよく言うけど、俺いままで弾き語りって何なのか勘違いしてた。


俺が今まで思ってた弾き語りって、ギターをベロンベロン鳴らしながら

 

ここまでわたくし40年 酸いも甘いもありました 
おもいおこせば小学生 あの子にビンタをされてから

 

みたいな感じの身の上話することだとずっと思ってたの。去年くらいまでそう思ってた。


そしたら、自分で曲の伴奏しつつ、自分で普通に歌うことを弾き語りっていうんだと。

知ってた? 弾き語りするって言っても小5の思い出とか教えてくれないの! それが聞きたいのに!


○山形で新しい説を考えた。

 

ここ数年恒例になっているのだけれど、夏休みは山形の親戚のお家へ行ったよ。

 

その頃、ちょうどあのマーティン山形市に来ているというから、いろいろ探してみたけれど、ついに見つけられなかった。

 

マーティンというと日本人みんな知っているだろうから改めて説明の必要がないと思うけれど、現在、日テレの朝の情報番組「ZIP」の中で、日本全国の都市をめぐり、その地方独自の朝ごはんを食べては紹介していく「朝ごはんジャーニー」というコーナーを担当している外国人タレントのことだ。
旅行して、飯食って、そんでお金が貰えるんだから前世でどれほど数多くの老婆をおぶって交差点を渡ったのだろうと思う。

 

そんで、この「朝ごはんジャーニー」、最初のころは地方都市にある飲食店に取材依頼しては、そのお店でご飯を注文して食べていたんだけれど、最近はなんか駅前でインタビューした一般人に「これ置いてるか? お前ん家で食わせてくれ」ってお願いして、普通の家で収録してるのな。

旅行して、人ん家にあがりこんで飯食って、そんでお金が貰えるんだから、前世でどれほど数多くのカルガモの親子をカラス達から守りつつ川まで連れて行ったのだろうと思う。

 

でも、自分の前世を呪いつつも俺は考えついた。

マーティンが地方都市に来ると、それなりに地域の話題になる。また、マーティンが声をかけた一般人は、ちょっと困惑しながらもテレビに出たいのか、自宅に招待してくれる事が多い。


このことから、「実際にマーティンでなくても、俺はマーティンだと名乗ってお願いすればいとも簡単に人の家でタダ飯が食える説」というのが必然的に浮かび上がることになる。

現在、山形から返った俺は、いそぎマーティンっぽいジャージ(水色ベースに白い斑点という、中世ポーランドの悪魔を模したデザイン)をミシンで縫っているところだ。


数ヶ月後に日本テレビの公式ホームページで「(ご注意)現在【偽マーティン】が出没していますが、弊社のテレビ番組とは全く関係ございません」なる注意喚起が掲載されたら、多分俺です。


○ぶどう狩り

 

山形では温泉に入ったり、お祭りに行ったり、ぶどう狩りをするというのが定番になっている。


中でもぶどう狩りは絶対にいく。その理由を知りたいかい? 本当に知りたいのかな。本当にそんな理由に興味ある? そんなに言うなら絶対ぶどう狩りにいく理由を教えてやろう。その理由はぶどうが大好きだからだ。

 

で、ぶどうのシーズンは6月から10月頃までと長いのだけれど、その中でもいろいろ品種の移り変わりはあって、8月の暑い時期に行くとだいたい「デラウェア」や「シャインマスカット」などが最盛期となる。

 

他方で、ぶどう農園にはたくさんの品種が育てられているから、ぶどう狩りの始める前に農家の方から「この品種は食っていい」「これはだめ」などというレクチャーを入念に受ける。


入念に受けたうえで、最初に取ったぶどうが絶対食べちゃいけないやつだった。お前ほんと耳ついてんのか?!


もちろん酸っぱくて食べられたものじゃないし、これを見られたら農家の方に怒られるしどうしよう・・・と思ったあげく、農場に放置されていたビールケースの影にいったん置いてきました。
問題のソリューション方法が小2の男子とあんまり変わらん。農家の方誠にすみませんでした。

で、同じくこの時期に最盛期を迎える「ゴールドフィンガー」というぶどう、めちゃくちゃ甘くて美味しかったな~。ハチミツのように甘いし、くどくない。
もしマーティンに遭遇したら山形県民はみんな朝ごはんにぶどう狩りすんだって言ってぶどう園に連れて行ってやろう。

 

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※これは食べちゃダメなやつです。

 

○新幹線でショックだったこと


ほぼ1年ぶりに新幹線に乗っていてショックだったのが、お弁当だとか軽食の車内販売が無くなってる!


採算面による業務効率化・・・なんだそうだけれど、これによって何が悲しいかと言うと、知る人ぞ知るスジャータカップアイスも食べられなくなるということだ。

 

スジャータカップアイスは、別名「新幹線スゴカタアイス」という。


スゴカタアイスという名は一体何を意味しているのか知りたいかい? 知りたい、って気軽に言うけれど、本当に知りたいの? 宇宙の成り立ちや、僕らが生きる意味などと比較してどのくらいスゴカタアイスのこと知りたい? それくらいの興味を持ってなお知りたいのであれば教えるけど、スゴカタアイスとは凄く硬いアイスのことだ。

 

これは信じられないくらい硬い。この世界で最も硬い物質はウルツァイト窒化ホウ素というらしいが、それとだいたいおんなじくらい硬い。

何しろ、スゴカタアイスを購入すると同時にプラスチックのスプーンを貰えるのだが、コンクリート壁にプラ製の棒を突き立てるがごときでまるで役に立たない。


従って、新幹線に乗っている間ずっとフタを開けっぱにしつつ「もうそろそろ溶けたかな?(つんつん)」「もういいかな?(カチッカチッ)」と言って食べごろを見極め、ゆっくりこれを食べる。これが長旅の最高の暇つぶしとなるのだ!


更に言うと、泣きわめいたり、ウロチョロするガキんちょども(Just like me)を一定時間黙らせる効果もあるスーパーアイテムなのだ。

 

これが無くなったら僕たちは次から何を楽しみに新幹線に乗ればいいのかよくわからない。ただ光の速さで過ぎゆく無限の水田を眺める以外にやることが消失してしまう。


もしJR東日本の取締役の方がこのブログを見ていたら、あれだけでも是非再開していただくよう申し伝えたい。
グリーン車の価格を1.5倍にしてでも再開してもらいたい。俺はどうせグリーン車などに乗らんからだ。

 

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