レストランでスマートに長4封筒出す男の話

今日は給料日だった。

 

 

お金があると落ち着くよね。

 

お給料をいただくと,まず俺はWindowsのエクセルを起動して,次の給料日までのお金の使い道を計画しはじめるんだ。

 

日々の生活費と,交友費,家賃は支払えなくなったら公園の土管の中に身を潜めることにしているからこれは無視して,最後に残ったお金を貯金・・・。

 

これがまあ計画通りにいかないんだ。

というか、計画を一生懸命作ったとして,これを翌日以降再び見ることがまるでない。計画作って満足しているんだ。

だいたいエクセルのファイル名が「皮算用.xls」だからな。

 

 

貯金の仕方がまずおかしい。

お金のため方として,「残ったお金を貯金」というのは,どの貯蓄に関する本を見ても「思うように貯金できず土管で暮らす人にありがちな特徴」として挙げられているものだ。


賢い人はまず「いくら貯金するか」を決める。そんで,そこから逆算して,毎日使うお金を細かく決めていくというものらしい。

実によくわかる。

 

そこで俺は,まずこれくらい貯金したいなあという額を,普段使っているのとは別の口座に移し(ここにも問題がひとつあって,この預金口座から直接競馬の馬券が買えるよう契約してある),日々使うお金を考えていくことにした。

 

次に,それができたら,今月使う予定のお金をいったん全部現金で手元にあつめて,これは食費,これは来週の飲み会のお金,これは次の土曜にイオンに行くときのお金,これはメ●シコの知り合いから大麻を買うお金,などと分けていき,それぞれを封筒(長4サイズがお札を入れるのにちょうどいい)に入れる。封筒にはサインペンで用途を書いておく。

 

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これが新しい財布となるのだ。

 

そして,実際にそのお金を使うときがきたら,適当なお金がはいったお財布ではなくて,その封筒を持っていき,それを限度としてお金を使う。これだ。

 

最大の問題は,お金をぜんぶ一つの財布に入れてしまって,いくらつかったのか覚えていないうえに,仮に使いすぎたとしてもすぐにお金が湧き出てくる魔法の板(銀行が発行している)のおかげで俺たちは全く痛みを感じない。


しかし、この方法であれば,少なくとも予算オーバーしているな,というのはわかるし,いつ何のための出費があるかもわかるから良いというわけだ。


だけど,この方法を試すうえで問題がひとつ。


例えば俺が何かの手違いで,綺麗な女の人とレストランか何かに行ったとする。そのための予算もばっちり持ってきた。
お会計のとき,「わたしはいくら払えばいい?」と聞いてくれる女の子をさえぎって「気にしないで,ここはご馳走するぜ!」と言いはなち,そして懐からおもむろに出てくる長4の茶封筒


限りなくダサい! 

いや,いったいどこの,どんな女性がこんなやつにシーザーサラダを奢ってもらいたいと思うというんだろう?

メインの財布の中身をいつも空っぽにしておいて,今日使う分だけのお金をそこに詰め替えて生活するというのもいいけど,なんか面倒だなあ・・・。

と考えていたところで,良いアイテムを発見した。マネークリップという。
海外では,男性が紙幣をこいつに挟んで,会計の時になるとひょいっと出してサッと支払うのが一般的になってきているんだって。
こういうの。

 

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これなら割とスマートじゃん!

こいつをいくつか購入して,お金の使い道ごとにクリップしておく。
用事があるたびにクリップごと持っていくというわけ。楽チンだ。

 

Amazonに結構な数売られてるらしいから見に行くと・・・・結構高いなこれ!
完全なクリップなんだけど3,000円くらいするものもある!
これだとマネークリップを買いに行くためのお金を留めるマネークリップが必要になってくる。

 

いやー結局お金を留められたらいいんだから会社にあるダブルクリップとかでいいだろもう


いやだめだ! そうなるとまた,お会計の時に「こいつ普段どこの土管で生活してんだ」って思われちゃう!


多分近日中にマネークリップ買ってレポするか,あるいは土管の中はひんやりしてて案外住みやすい,という更新するかのどっちかだと思う。