ごぶさた。
子供が生まれると、インスタグラムもTwitterも子供の話ばっかりになるというが本当だわ。
中でも俺のTwitterなんて、ちょっと子供のことから話題を逸らしても国葬がどうとかってロクでもない話しかしないから、もはや誰からも見放されているかもしれん。
とりわけ、このブログは「こどもちゃれんじベビー」との完全タイアップ・アフィリエイトで運営されているから、むしろ赤ちゃん以外の話題なんか無いくらいだからな。なので今日も子育ての話をする。
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赤ちゃんは生後4ヶ月をすぎて、こちらがあやすと色々と反応してくれるようになった。
「いないいないばあ」が好きなようで、俺が「いないいない・・・」と広げたタオルで顔を隠してから「ばあ~!」と変顔をすると、大いに笑ってくれる。
笑ってくれるから、こっちも嬉しくなって何度も「いないいない・・・・ばあ~!」とやる。
でもやっているうちに「いないいない・・・」のくだりが面倒になって、「ばあ~!」っとだけやってみると、その省略手順でも大笑いする。
単に俺の変顔で笑ってただけじゃねえか。
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涼しくなってきたから、赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩に行くことが増えた。
電車に乗って出かけることもある。
電車に乗っている時に心配しているのが、ベビーカーの扱いだ。
ネットを見ていると「赤ちゃんは抱っこして、ベビーカーはたためよ!」などと言われたり、場合によっては蹴られたりすることもあるようだ。
電車の中だけでない、お店の中で、エレベーターで、ベビーカーを転がしている時は常に「何か言われるのではないか」という恐怖とともにある。
一応、一般的なマナーはわきまえているつもりなのだが、ベビーカーに対する世間の風は相当に冷たいとTwitterを見ていると感じる。
一度何か言われたらもうお出かけする気も無くなってしまうだろうと思う。
そこで俺は、ベビーカーを転がしている時は常に、眉間にしわを寄せて激怒している顔を維持している。
ちょっとしたお寺の入り口に、だいたい2体セットで飾られている「何とか風神・雷神像」みたいなのは想像できるだろうか。俺は、常にあれと同じ顔をしてベビーカーを転がしている。
ベビーカーを押しつつ、レタスやトマトを買い物かごに入れる時も、般若のような顔を絶えず維持している。
これにより、「怒っているのかはわからんが、なんか関わっちゃいけないヤバい奴」というのは十分伝わるだろうから、何か文句じみたことを言われるリスクも減る。
これを思いついた時は、まさに鬼の形相で「やった」と思ったものだ。
この話を同僚にしたら、「そんなしょうもない対策するよりも、マナー対策を頑張ったほうがよくない?」だとか、子育て世帯の悩みをまったく理解していない酷いことを言ったので、ちょっとしたお寺の風神・雷神像が片手にもっているトゲトゲの棒でひっぱたいてやった。
今のところ効果があるのかわからんが、怖い顔をしている時になにか言われたことはない。
これは良いと思い、妻にも同じことを提案したら「嫌でしょそんなの」で終わった。
よくわからないが、何らかの恥じらいがあるのだろう、まったく。
ただ、妻は妻で同じリスクについて考えているらしく、「タトゥーアームカバー」を買おうかと提案してきた。
タトゥーアームカバーとは、ヤクザさんがしているような入れ墨が描かれた腕巻きのようなもので、それをはめ込むだけで、「絶対に何があっても声をかけてはいけない人」になれるというわけ。
こんなの。
UVカットもできるよ。
まさに「ベビーカー押している時にナメられないように」という目的で、女性が購入しているようだ。
こんなのあるんだったら俺もほしいわ! いつも怒って顔してるのも疲れるし!
が、これを装着するうえで問題がひとつ。
女性が付けるにはまだ良いだろうと思う。
これに対し、男性が入れ墨だらけの腕を披露しながら外を歩いていると、何か別の危険を呼び込む可能性があるような気がしている。
「おいおい兄ちゃん、気合入った腕してるんやなあ笑」などと、俺の想像上の関西弁を駆使しつつ、本物の入れ墨をした、本職の方から絡まれたり。
そんなことになったら、情けない顔で「いやいや、これ手袋なんすよw ほら見て!」とか言いつつアームカバーをうにょ~んと引っ張って見逃してもらうほか無いだろう。
やっぱり俺は「常に怒ってるような顔」をしながらベビーカー押してるのがいいのかもしれない。
工夫をしている人がいたら情報求む。