銀行員

最近、こんな雑談があった。

 

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俺「ウーバーイーツ、いつか利用してみたいんですよね、物は試しに。」

 

Aさん「便利そうだけど、料金高いですよね」

 

俺「だいたい1.3倍くらい違いますよね」

 

Aさん「いいえ。1.4から1.5倍くらい高いです

 

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1.3も1.4も1.5もそんな変わんなくねーか?!*1そこは「そうっすねー高いっすよねー」でいいんじゃね??

 

などと言いたかったんだが、そこで彼の発言に納得できるのは、このAさんは銀行にお勤めの方だということ。

さすが銀行員は数字に細かく、妥協が無いわ。

銀行で働いている人全員がそうってわけじゃないんだろうけれど・・・。

 

そして、良いと思う、その厳密な態度。

ただ、事情を知らない人のために、まずは自分の職業を名乗ってから話を始めたほうがいいと思った。

 

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銀行員と雑談する時、俺が決まって話す鉄板トークがある。

バイトには絶対に透明なビニールバッグを持たせる説」がそれだ。

 

銀行、信金、信組などの金融機関は、漏れたらシャレにならない個人情報で溢れているから、そこで働く人が間違っても(故意でも)そうした情報や、悪用できるようなブツを持ち出さないよう、オフィスに出入りする際には透明なビニールバッグを持たされ、自分のバッグからそのビニールバッグに私物を移し替えることが義務付けられていることが多い。

そして、だいたいバイトがそういう目にあっている。

 

これを初めて見た時、俺は「砂金掘りだ」とつぶやいた。

皆さんは、砂金を掘る鉱夫がどんな格好をさせられているか知っているだろうか。

彼らは外側にポケットの無いつなぎを着せられているのだ。なぜそんな特殊な服なのかわかるだろう。出てきた金をポケットにいれて持ち帰らさないようにするためだ。

 

透明なビニールバッグは、外側にポケットのないつなぎと一緒。

そういう意味で、銀行員と「透明なビニールバッグありますよねー」というあるあるネタで一笑いした後には、この「砂金掘り」のたとえ話もしてやると決めている。

今のところ、その比喩にピンときた人物はいないようだ。

もうやめたらいいんだそんなたとえ話。

 

 

 

*1:具体的な金額でイメージしよう。例えば580円の牛丼をウーバーで注文したとすると、1.3倍は754円、1.5倍は870円となる。そんな変わんなくね?