オタ活してみたい

最近ネットフリックスで「推しが武道館に行ったら死んでもいい」みたいなアニメ見ているんだが、おもろい。おもろいけどタイトルはうろ覚えなのが残念だ。*1

で、そのアニメの内容というのが、アイドル(推し)のために人生を捧げるオタクの悲哀を描いたものなんだが、俺もあんなふうに打ち込める人・モノがあればいいのにと思う。

ライブを見て、応援して、CDを買って、握手して数秒話す。オタクどもと自分の推しの話で盛り上がり、そして次のライブを見に行く・・・。超楽しそう・・・。

 

俺は思う。
人生を生きる意味、それは、何かを持つこと、求められることといった静的なものよりもむしろ、熱い目標のためにただ歩くことそれ自体にある。
とまで書いて、冷静に考えると、俺くらいの歳だったらそうして歩いていく熱い目標とやらが仕事だったりするわけだけど、フツーはよ・・・。

 

ヤダ! 俺も推しのためにペンライト振ってコールとかしてみたい!
とはいえ、AKBだの何KBだの、KGB*2だのFRB*3だの、既にライブのチケットも取りづらくなっているようなアイドルグループを追っかけるってのも、なんか違うなあと思う。その他大勢のオタどもの一人に加わってもつまんない。
そうだろオタクども!

 

その点、冒頭で紹介した「推しが~」のアニメで、主人公のオタク(女性)が人生を掛けて推していたのは、自分くらいしか握手会の列に並ばないような(でも可愛い)地下女性アイドルだった。
そんなふうに、「こんなの推してるの自分くらいなんじゃないか」などと思ってしまうくらいのレベルのアイドルを推したい。ギリギリ自分の名前覚えてくれるくらいのさ。


そうだろオタクどもわかるだろ!!!!


俺なんかめっちゃ気持ち悪い話してるか?

 

でも、そんなちょうどいいアイドルってのを探すのがまず面倒くさいんだよな。
オタクどもはどうやって自分の推しと巡り合ったんだ? 
人から「こいつを推せ」と勧められるのもどうかと思うし、ググって出てくるのかもよくわからん。
そんなんだから、俺のアイドル推したい願望はいつも中途半端なところで止まってる。
近所のイオンとかでご当地アイドルのライブみたいなのやっとらんかな。

 

そこで俺は考えた。このように「ちょうどいい感じに人気なさそうなアイドル」は需要がある。
秋元康によると、AKB48のコンセプトは「クラスにそれなりにいそうな感じの身近な子をアイドル化した」のだという。冷静に考えるとひどい女性蔑視だと思う。


で、それの派生的な考えで、「こんな人推してるの俺くらいなんじゃないか」と思うような感じの子をアイドルグループにしたらいいんじゃないだろうか。
握手会会場には、常にオタク一人だけが通される。握手会の列には常に自分以外に誰もいない。
そんな状況でアイドルからかけられる言葉は決まって「よかった、今日誰も来てくれないと思ったから・・・」だ。ファンレターを送ると必ず返事がくる(ただしMS Wordで書かれた定型文だが)。

 

なあこれどう?
どうってか、いつもこういう話をしていると最終的にビジネスチャンス的な話になっているのが良くないと思うが、このブログの読者である秋元康にはその方向で新たなアイドルグループを作ってほしいと思う。
それか、このブログの読者がアイドルやってくれ。推すぞ!

 

*1:最近のアニメのタイトルは年寄りには覚えづらい。

*2:ソ連国家保安委員会

*3:連邦準備制度理事会