当ブログ記事への通報につきまして(経緯のご説明)

 

皆様、ご無沙汰しております。

 

一部報道にあるとおり、当ブログの読者の皆様には大変ご心配をおかけしました。

申し訳ございません。

本日は、当ブログ記事を原因として生じた一連の事件につきまして、この場を借りて経緯のご説明及びお詫びをさせていただきたいと思います。


---

事の発端となりましたのは、私が本年2月27日に当ブログへ投稿した「近ごろ悪夢しか見ないんだが、何かしたか?」というエントリーです(以下「当該記事」といいます。)。

 

当該記事はタイトルのとおり、最近悪夢ばかり見るということを、自分なりに面白おかしく表現したものでした。詳しくは本文をご参照ください。

 

当該記事の中で、私は、私の勤務先の同僚に対して「変わった夢を見続けて困っている」旨を相談したことを記載しました。

また、当該記載の中で、話の「オチ」をつけるために、的外れな助言を行った同僚の「家に火を放ってやった。(原文ママ」といった表現をいたしました。


さて、この表現は過激ではありますが、上記の通り面白いネタの「オチ」、すなわち作り話であって、実際に同僚の自宅に放火した事実はありませんし、もっとも「同僚」という存在自体が架空のものです。


ところが、そうした作り話に関して、私のご説明が不足していたことから、一部読者の方に誤解を与えてしまうこととなりました。

 

具体的には、私が当該記事をアップロードした2月27日正午過ぎに、当該記事の内容を真に受けた一部の読者から、警視庁のサイバー犯罪対策窓口に対し、本件記事に関する通報がされました

 

--

 

当該記事の投稿から1ヶ月が経過した3月25日(木)午前7時頃、私が自宅で出社の準備をしていた時、インターホンが鳴りました。

玄関に出ると、スーツ姿の男性が2人立っており、片方の男性が私の氏名を確認した後で、自分は警視庁青梅警察署の刑事であり、ブログの件で事情を聴取したい旨の説明がありました。

 

この時点で、私には事情聴取されるような心当たりが全くありませんでしたので、何かの勘違いだろうと思いましたが、とりいそぎ、職場には急な体調不良で休暇を取る旨の連絡を行い、適当な洋服に着替えた後、刑事2人と乗用車に乗り込みました。


車の後部座席に載せられた後、刑事の一人が、運転席付近からノートパソコンを取り出し、私の方へ向けました。
その画面には、私のブログと、2月27日に投稿した当該記事が表示されていました。

 

ノートパソコンを手にした刑事から「このブログは君が書いたんだよね?」と聞かれ、それは事実でしたので、「はい、私が書きました」と答えた途端、その場で刑事は現在時刻を宣言したうえ、私を逮捕しました。

私は人生で初めて手錠をかけられました。


私は、単に悪い夢を見るという内容のブログがいったい何の罪にあたるのか、というか今の「これ」自体も悪い夢なのではないかとパニックになり、手錠をかけられた後のことを曖昧にしか記憶していませんが、速やかに青梅警察署まで連行され、そこで取り調べを受けることになりました。


なお、連行される間に家族や会社と連絡を取りたかったのですが、ブログ削除等の証拠隠滅の恐れがあるという理由から、スマートフォンは没収されていました。


警察署に到着した後、私のブログの記載の何が問題で、どういった容疑がかけられているのかを説明されました。

嫌疑は、刑法第108条「現住建造物等放火罪」、つまり「放火」とのことでした。

本記事の冒頭でも述べましたが、「同僚の自宅に放火した」旨の記述が一部の読者によって通報され、警察によってこの記述が犯罪の「自供」または「予告」として判断されたことで、私はこのように逮捕されたとのことでした。

 

当然、私は、ブログの記事は架空である旨を必死に説明しましたが、それを「嫌疑否認」として捉えた刑事は、これまでの冷静な対応がウソであるかのような大声で私への追求を開始しました。


このときの刑事は言動は、まるでドラマでも見ているかのように凄まじく、記憶している限りでも
「刑事なめてんじゃねえ」
「架空なのはお前の供述だろ」
などといった発言がありました。

 

--

その日のうちに、東京地方裁判所から「家宅捜索礼状」が発出されたことから、私は刑事と10数名の捜査員とともに自宅に戻り、家宅捜索を受けました。

その際、ブログの執筆に使用したノートパソコンのほか、なぜか3年前に私が東京ディズニーシーで購入したジェラトーニという猫のぬいぐるみも押収されてしまいました。

 

家宅捜索後、再び警察署に戻った私は、結局勾留されることになり、それから数日間、警察署内に寝泊まりしながら取り調べを受けました。

刑事からは「証拠の分析に時間がかかる一方で、自供も無いことから、このような目に合うのだ」と言われました。

しかし、やっていないものはやっていないのですから、私は刑事に対して毎日同じような話をしては、留置場に戻って寝るといったことを繰り返しました。

 

--

 

そして、3月30日(金)の午後になってから、ようやく私のノートパソコンの解析が終わったらしく、刑事から説明を受けました。

パソコンに保存されていたデータには主に「ねこの写真」「ラーメンの写真」「グラビアアイドルのエッチな写真」しか無く、供述や物証からも決定的な証拠が得られなかったということで、【嫌疑不十分】となり、当日中に私は釈放されることになりました。

 

私は安堵感を覚えるとともに、これまで無実の罪を執拗に攻められた怒りが急に湧き出し、刑事に文句を言うつもりでしたが、刑事からは逆に、

「このように人騒がせなことを書くな」
「おまけに記事の内容も面白くない」

などという叱責を受けました。

 

数日間の逮捕・勾留という人権侵害を受けた上、ブログの内容すら非難されるというあまりにも酷い対応に、当日中に「過払い金の相談なら♪ アディーレ法律事務所」に連絡したうえで、日本弁護士連合会に対して人権救済の申立てを行いました。


---

以上が、私がここ数日連絡不可となっていた事情の全てです。

 

今後ともブログを続けていく予定ですが、誤解とはいえ、今回の件を大いに反省し、再発防止に取り組んでいきたいと思っております。

 

具体的には、これまでのように

 

・「同僚を殺害(2018/1/5記事)」
・「同僚をアリさんマークの引越社のトラックで轢いた(2017/9/19記事)」
・「同僚は、ピザをこねるために買ってきた麺棒で殴打したうえで殺害し、柔らかなピザ生地に包んで森へ捨てた。(2016/11/17記事)」

 

などといった、犯罪行為と誤解されるような記載をしないよう、十分注意いたします。

 

更に、全ての記事の末尾に、「※この記事の内容はフィクションであり、登場人物、団体名等は全て架空のものです」といった注意事項を記載することといたします。

 

--


なお、本件については下記リンクの通り、一部報道を見て「青山のことだ」と察した読者から、励ましのご連絡を多数頂戴しました。この場を借りてお詫び・お礼申し上げます。


ブログの「ネタ」に通報 ブロガー20代会社員逮捕

https://www.bbc.com/japanese/video-56006376

 

 

※「この記事の内容はフィクションであり、登場人物、団体名等は全て架空のものです」