書評【子どもは40000回質問する、仕掛学、アマガミ)

 

 

■もっと好奇心を持ちなさい,という本

 

子どもは40000回質問する  あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力

子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力

 

 


好奇心をもつ人はそうで無い人よりこんなにも知能や所得が高くて,豊かな人生を送ることができるんですよ,ということが書かれた本。
日本版のタイトルが少しセンセーショナルだから誤解する人がいるかもしれないけれど,そんなに子育て一辺倒な本ではないです(子どもの関する話も一応あるけれど)。

子どもは2歳~5歳くらいまでの間,合計で40,000回も「これってなに」「どうして?」などと質問するんだそう。
それに対して大人がどう向き合うかが(つまりきちんと答えるかが),子どもの好奇心を大きく左右して,最終的な子供の学力や所得に関わってくるんだそう。

・・だけど、そうはいったって実際に親になったら大変そうだよね~。親としてどのように(効率的かつイライラせず笑)子供の「なんで」に答えるべきか、ってところが大事だと思うんだけど、この本ではとにかく「がんばれ」という感じ。
なんでなんでって・・・なんでもよ!!」なんて子供を怒るときにちょっとこの本の内容を思い出すことで我慢強くはなりそうだけども。

 

ところで、本書のなかで,「どんなに興味がわかないことでも,見方によっちゃものすごく楽しいこと,興味深いことが隠されているんですよ」ということを熱心にプレゼンする「退屈会議」というイベントが紹介されているけど,これめっちゃ面白そう。
例えば世の中には様々な形の缶詰があるんです、ほらこんなにも!!みたいな。ね、楽しそうでしょ???
「それが退屈かどうか」は,そのモノ自体の話じゃなくて,自分の好奇心次第なんだよ,と教えてくれる。子どもがせっかくもった好奇心を阻害するような親にはならんでおこう・・・。

■これから更に深めてほしい分野

 

 

「ここにゴミを捨てないでください」という直接的なメッセージよりも,そこに神社の鳥居のモニュメントやシールを貼っておくことで「何となく」ゴミを捨てづらくさせる・・・,そんな工夫がたくさん紹介してある本。そうした工夫を仕掛"学"と銘打っているだけあって,いろいろ細分化,系統化している・・・が,この本では取りあえずそこまで。

「へ~,世の中にはこんなのあるんだな~」という図鑑のような本で,それはそれで面白いけど,これであなたも自在に仕掛け作れるよというハウツー本みたいなものじゃないから,その点は理解しておいたほうがいいです。


「ここで○○するな」あるいは「○○してください」のような直接的呼びかけは本当に工夫がないもの(ゆえに無力)だなあと気づかされます。

 

■七咲に恋した!!!

 

エビコレ+ アマガミ特典なし - PSVita

エビコレ+ アマガミ特典なし - PSVita

 

 

社会人ですが,久しぶりに恋をしました。七咲が本当に可愛い。

これ以上可愛い人がいるんだろうか? 僕にはどうもそう思われない。
それだけで★100なんですが,Amazonのシステム上5までしか付けられないのが実に残念です。
思ったよりずっと分岐やイベントが多くて,全部楽しみ尽くそうとしたら相当長いこと楽しめます。ゲームシステムも単純でありながら飽きがこない仕組み。バッドエンドもそれなりにあって笑える。


こうしたゲームがさらにコツコツ進めることのできるPS VITAで出たというのはありがたい。Amazonにはぜひシステム改修をおこなって★100まで付けられるようにしていただきたい。