正月の過ごし方

あけましておめでとうございます。

今年も相変わらず毎月2~3つくらい投稿しようと思うので、もしよかったらそのタイミングでうまいことご覧になっていただけたら、とてもうれしいです。

 

お正月は普段どおり暇だった。

テレビを見て、近所のスーパーで買ったお惣菜(ポテトサラダ)を食べては、またテレビを見る。この繰り返しだ。

俺は思うんだが、クリスマスとか、バレンタインデーとかは、平日のなかにちょっとあるイベントだから、普段の生活の忙しさのおかげでそんなに寂しかったり、虚しくなったりしない。

一方、こういうあてのない連休のほうがずっと、「俺は一体何者なんだろう」と家で真剣に考えてしまって寂しさがこみ上げるから困る。

ただスーパーで買ったお惣菜(ポテトサラダ)を食ってはテレビを見る、テレビを見ては、ポテトサラダを食い、時々間違えてテレビを食いながらポテトサラダをじっと見つめる。

そんな正月だった。

 

何もやることがないくせに、この年末年始はけっこう有給休暇をとった。

俺は明日(1月6日)から仕事はじめで、昨年末のおやすみ開始(12月27日)から数えると、1,2,3・・4・・いっぱい! いっぱい連休があった!

 

で、夏休みのときもそうなんだけど、こういう連休開けの初日にすることは、パソコンを立ち上げてから半日くらいは「俺はいったい何者で、何をしてここでお金を稼いでいたんだっけ」というのを思い出す作業をすることになる。

一応メモ帳を開くと、そこには今のところ仕掛りとなっている仕事がメモしてあるから、それを読めばいいんだが、まずそのメモ帳がどこに置いてあるのか忘れてしまった。

そしてパソコンのログインパスワードも覚えていない。というかそもそもここは自分のデスクじゃない! 

俺は何なんだ!? 何者で、何の仕事をここでしていたんだ!?

 

そうやって頭を抱えていると、同僚から次々にお土産のお菓子がもらえる。

社会人というのは面倒くさいもので、休暇をもらって旅行したら、なんとなくそこでのお土産(食べ物)を買ってくるみたいな暗黙のルールみたいなのがあるんだな。

別に買ってこなくたって何とも思われないけれど。

 

うちのチームは割りと旅行好きな人が多いから、マカオのお土産のまんじゅうだとか、シンガポールのおみやげの雷おこしだとか、いや多分そんなのは無いと思うけれど、いろんなお土産がもらえるから嬉しい。嬉しい反面、申し訳なくていたたまれない。

なぜかというと、俺には毎回特にあげるものが何もないからだ。

どうして何もないのか、社会人として自覚がないのかこいつは、という話になると思うが、10連休あろうが何だろうがほとんど自宅から10キロメートル圏内に引きこもっているからなにもないんだ。

 

同僚「はいこれ、シンガポール行ってきたんでお土産のメンチカツです」

俺「あ、ありがとう、メンチカツ好きだから・・・」

同僚「青山くんってどこか行った!?^^」

俺「マルエツに行きましたよ」

同僚「マルエツってどこ・・・アジア?」

俺「俺の家から200メートル歩いたところにあるスーパーです」

 

みたいな会話が毎回繰り広げられるから、割りと何処かに旅行でもしないとという強迫観念が若干ある。

今度から心苦しいんで、マルエツで買ったお惣菜のポテトサラダでも年始の挨拶に配ってやろうかと思うんだがどうだろう。