【令和】の発表に合わせた、皆様へのお知らせ。

こんにちは。

本日(4月1日)は、世間が新元号の発表を見守る中、最寄りの役所へ婚姻届を提出しました。

 

昨年10月ごろから既に同棲を開始していたので、婚姻といっても書類上の手続だけですが、今後は夫婦ふたりで、穏やかで楽しい、新しい元号令和」の由来であるような「美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」、そんな家庭を築きたいと思います。

 

今後このブログは、怪しげなサプリメントの販売から、家事、そして育児に話題を切り替えつつ、ほそぼそと続けていこうと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

青山

PC買い替えたよ。

こんにちは。あのねパソコンがぶっ壊れた。

 

これまで使っていたPCは7年くらい前に買ったASUSというメーカーの物だったのだが、これがついにぶっ壊れた。

これまで所有者による数々の横暴(ビールをひっくり返したり、ビールをひっくり返すなど)に耐えてきたものの、ついに寿命がやってきたのは悲しい限り。正確に言うと、PCの横脇にある充電ケーブルを突き刺す穴っぽこ(より砕けた表現を用いると「DCジャック」というらしい)の接触が悪くなって、通電しなくなったようだ。全く充電ができなくなってしまえば、このPCに残された運命はちょっと平たい漬物石にするよりほかにない。

 

こうなると修理に出すか、新しいPCを買うか、普段食ってない白菜の漬物を突然食い始めるくらいしか選択肢がない。

幸いなことに、この機種のDCジャックがおかしくなる事例は非常に多いらしく、このPCがぶっ壊れるといったらまずDCジャックがおかしくなるくらいでDCジャックがおかしくなってるようだから(設計ミスじゃねーか!)、どこの修理屋さんに持っていっても「あーこれねー!」と対応してくれるようだ。
早速見積もりをとってみると2万円だと。

 

2まんえんかあーーーーーー5,000円くらいだったら即日持ち込もうと考えていただけに微妙・・・。

7年前のパソコン2万円で修理してまだ使うか? 一般に公正妥当と認められる会計処理方法に基づく減価償却をしていったら、きっと今すぐ窓からぶん投げ捨てたって固定資産除却益が計上されると思う(みなさん簿記の試験できましたかー?)。

 

更に言うとPCの中に入っているデータというのも、どこで食ったラーメンの画像だとか、このブログの下書きだとか、あそこで食ったラーメンの画像だとか、ツイッターで見つけたおもしろ画像だとか、要するに明日から永遠に無くなったとしてもこの銀河の誰一人として困らないようなものだから、一生取り出せなくても全く問題ない。そして断じて誓うがエッチな物も入ってない。というかそんな使い方してるんだったらそもそもパソコンなんていらなくね?

 

などと様々なことを考えつつ、ネットでも白菜の漬け方を一通り調べた後に、ビックカメラで新しい機種を買ってきた。

ASUSのZenBook14 (UX430UA-8250)という機種。

 

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うん。またASUSなんだ。

そんで更に言うと、前の壊れちゃったPCもZENBOOKという機種なんだよね。

壊れたのと同じメーカーのシリーズ買うかフツー? と思うけど、7年も使っていたように基本的に性能面に不満はなかったし、やっぱりこのデザインがまさにワタシ好みなんでしゅ。

国王である俺が国中からデザイナーを集めてきて俺好みのパソコンを作らせたとして、最終的にこれが良いって言うくらい素晴らしいデザインをしている。

 

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画面が14インチあって見やすい一方で、数字入力キー無しでコンパクト。

また、ディスク容量は256GBで、メモリ8GBと性能面もいいし、SSD光学ドライブも付いてないからとても軽い(1.4kgくらい)。

 

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キーボードもバックライトがついとります。

 

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そして見て、この天板。ぴっかぴか。

ぴっかぴかすぎて写真にとっても家のカーテンの柄しかわからん

更にいうとめっちゃ指紋つく! 常にメガネ拭きなのでキュッキュッしてます(見えない労務コスト発生してます!)。

 

ビックの店頭で93,000円(ポイント1%)で買いました。おすすめ。これと一緒に天板磨いてくれる貧しい労働者もつれてくるとなお良い。

今後はこのPCを使ってしっかりブログを書いていこうと思っておりますんで、よろしくお願いします。それ以外あんまやることねえ。

書評【(ひろゆき)これからを生きるための無敵の―お金の話、MONEY-もう一度学ぶお金の仕組み】

 

 

 

ベーシックインカムを肯定したいために「低消費」を礼賛する本。がっかり。

 

これからを生きるための無敵の―お金の話

これからを生きるための無敵の―お金の話

 

お金についての本ということだけど、全体的に今後の社会保障のあり方を論じた本という感じ。


概要にあるような「お金っていったい何なのか?」「お金はこれからの世の中でどう変わっていくのか?」みたいな話はないです。


いわく、これからの日本は少子高齢化によって低賃金化に歯止めがかからなくなる(老人が働きだすと時給100円になるんですってよ)。

そうなると若者はみんな貧乏になる(みんなで泥棒はじめるんだって)。
だから、むしろこれからみんな貧乏になる前提で、時給100円のためにあくせく働かず、むしろお金を使わないような人生の楽しみ方を見つけよう。
同時に、食うに困らないようベーシックインカムを導入しよう(これが主題)。そんでその制度が導入されるまでは生活保護で食いつなげ。ほらこれでお金の心配がなくなった。

 

というのが本書の主な論旨。どうよ?


著者は、とにかくベーシックインカム大好きなのね。そんで、ベーシックインカムの貧しい暮らしを肯定したいのか、「お金なんてあったって幸せじゃないです」どころか「お金はどこまであったって不幸になるだけ」みたいな資本批判の話がずっと続く。


とにかく著者が消費を嫌悪しているのはわかった。

じゃあお金稼ぎなんかどうでもいいとなるのかと思えば、1章まるまる「これからのお金はこう稼ごう」がテーマだから。何が言いたいのかよくわからん。
(もっとも、そこの章は教育投資しろとか、なるべく似たような供給の少ないところで勝負しろとか、この本の中ではマトモな部分)。

 

そうかと思えば、自分がいかにお金に執着していないかという話をしたり、やれソシャゲに金使うのはバカ、宝くじ買うのはバカ、●●に金使うのはバカという「消費罵倒」。それにお決まりの「幸せだの不幸だのは他人と比較することで生まれるんです、だからみんなと比べないようにしましょう」だからな。
要するに僕らはベーシックインカムを元手にして、消費しない、さらに自分の生活を他人と比べない、「清貧」な生活を送りなさいってことのようだ。
こういうのは大体、経済成長とかを否定するような本によく書いてある。

 

でもその一方で、本書の冒頭で、パリの一風堂のラーメンが1杯1500円するという話が出てくる。
そこでひろゆきは、【1杯1,500円でも、美味しくて良いものだから需要があるんだ、みんな「安かろう悪かろう」ではなく、こういう価値のあるものにお金を出しませんか】という。
俺はそこだけ読んで、この本はデフレを脱却するためにもっと質の良いものにお金払っていきましょう、という本だと思ってちょっと嬉しかったのね。
でも次の項目から「お金で買えるものなんて大したものじゃない」って言って消費批判だもの。


でもさあ、そんな1杯1500円のラーメンを「これはいいものだ」なんて言って食うのこそ、まさに「お金を持った人にできる消費の幸せ」なんだと思うんだよね。
ベーシックインカムで清貧な生活をしましょうってなったら、1,500円のラーメンどころか日高屋に列が出来る。

 

そんで、そもそも本人がそういう事を世界でも有数の物価高のパリに暮らしてる人が言うんだから説得力もない。これに限らず「清貧」みたいな話をする人が4畳半のエアコンも無い部屋で楽しくやっている、っていうことあんまり無いよね。


「人と比べない幸せ」というのもよく聞くけど、無理だと思うなあ。
著者自身が一生懸命広げてきたインターネットサービスとか、グローバル化で、俺たちはイヤでも毎日のように、世界の人はあんな生活してますって情報が入ってくる。


そのうえで、やっぱり自分以外の人みんなが新型のiPhone使ってたら欲しくなると思うし、そうでないとゆくゆくは技術的に連絡が取れなくなっちゃったりすると思うんだよね。俺はiPhoneなんていらん、公衆電話がある!って頑張るのは自由だけど就活とか無理じゃん。

 

「江戸時代の人から見たら、僕たちみんなものすごく豊かだと思うんです。ほとんどユートピアなんです」とも書いてあるけど、それを言うなら、江戸時代の人だって室町時代を振り返って「俺たちは十分に豊かだなあ。もう発達しなくていいわ」と思ったろう。


でもホントにそうしていたら、今ごろきっと日本人はまだ刀を持ってて、対してアメリカ人はiPhone持ってるだろうね。
人と比べない幸せってのは、本気でそれでも良いと言えることじゃないかと俺は思う。

俺はいやだなー。でもそれってやっぱり永遠に満足できない不幸な人なんでしょうかね。それなら俺は不満でいい。ソクラテスだか誰だかも言ってるじゃん、満足する豚より不満な人間がいいって。


その他、家賃が高いから田舎に住もうと言ってみたり(その20ページ後で、今度は「都市の人口が増えないと未来はない」とか言ってる)、面白いコンテンツはお金じゃなくて情熱が生み出すんだと言ったり(俺は無給だとFF14は作らないと思うなあ)、お金の本と言いつつ、そのお金の哲学が思いつきのような話なので、読む価値を感じない。

 

ひろゆきは自分で喋るときは経済自由主義的な良い話をするんだけど、それがこんな本になってしまうのはがっかり。

それでも、お金はいくらあっても不安なことに変わりはない、でもベーシックインカムがあるとどんな境遇になっても飢えて死ぬことはなくなる、これがイノベーションも呼ぶしブラック企業も淘汰できるし、雇用流動化して少子化も解決するぜ・・・などと、社会制度の話題については別に変なことを言っているわけじゃないので、斜め読み出来るファンの人はいいんじゃないかな。

 

きちんとお金のこと学ぼうとしてる人は読まんでいいです。

 

 

 

■ちょっと冗長な、お金の仕組みや金融政策についての教科書
MONEY もう一度学ぶお金のしくみ

MONEY もう一度学ぶお金のしくみ

 

 

「経済学・統計学を丸裸にする」シリーズの著者が、1冊まるまるお金の働きについて書いた本。
「経済学を丸裸にする」では1項目でしかなかった、お金ってそもそも何だとか、中央銀行は何してるんだとか、インフレってなんだとか、本書ではそれに特化して500ページ弱に渡って語ってくれます。

 

長い(笑)

多国間で為替がどう決まるのか、金融緩和が物価に与える影響だとか、リーマンショックの時にバーナンキがどんな活躍をしたとか・・・同著者の前著「経済学をまる裸にする」ではもっと分かりやすく、簡潔にまとまっていて良かったのが、ページ数が増えることによってより冗長になった感じがする(訳者の山形さんはこちらの方がお気に入りなんだそうだけど)。

 

更に言うと著者のジョークも前著のほうがキレがあったかな。FRBアメリカの中央銀行)を映画化したらイエレン(その総裁の女性)役はアンジェリーナ・ジョリーだとかどうでもええわ笑

 

でも、本書が有する価値(過去の「まる裸」シリーズにはない)を挙げると、日本のことがかなりたくさん書いてある(1章まるまる)。それはもちろん「デフレで地獄を味わっている悲惨な国」の事例として。


ゴホンと言えば龍角散、インフレ地獄といえばジンバブエ、デフレ地獄といえば日本ってくらいな感じで出てくる。

また、そこから脱出せんがために、現在の黒田日銀で行われている緩和策も(肯定的に)紹介されていたりして、ほぼ全てがアメリカの話だった「まる裸」に比べ、日本人が読んでも想像付きやすいようにはなってるかな。

 

また、冗長とは書いたものの、金本位制の仕組みだとか、貨幣の本質的な価値とか、信用創造の機能だとか、サラッとやるとなんか曖昧になっちゃいそうな部分についてこれでもかって説明してくれるから、何となく知ってるけどきちんと整理したいという人は読んで損しないと思う。

そうではなくサラっと経済全般との関係も合わせてお金を理解したいんだって人は、「経済学をまる裸にする」の方をオススメする。

チャリの鍵なくした

本日は題名のとおり、チャリンコの鍵を紛失したというテーマに沿ってお話をさせていただこうかと思います。 

目次は以下のとおりです。

 

  


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チャリの鍵なくした。

この「チャリの鍵なくした」というのは、このブログの著者のように一般人よりもやや物忘れが多いタイプの人間の業界(これを「忘れ物クラブ」といいます)で、ほぼ日常的にかわされる気軽な挨拶のうちの一つです。

 

たとえば朝起きて、ランドセルを背負って学校へ向かう途中、同級生とばったり出会うとしますね。
「おはよう」「おはよ。チャリの鍵なくした

しばしばこのように「髪切った?」くらいの感覚で「チャリの鍵なくした」は用いられます。太陽が東から登り、潮が満ちては引いていく。そのくらい自然なこととして、彼らはチャリの鍵を無くすのです。

 

もっとも、忘れ物クラブというだけあって、無くすのはチャリの鍵だけに限られません。
朝起きてから延々と、靴下やら定期券やら「アレがない、コレがない」と繰り返すうちにもう家を出る時刻となります。読者の中には、そうしたドタバタに心当たりのある人もいるのではないでしょうか。そう、あなたもまた忘れ物クラブの会員なのです。ようこそ忘却の世界へ。

 

必要なものをあらかじめ準備しておかなかった自分が悪いにも関わらず、忘れ物クラブというのはだらしない人間の集まりなので、基本的に反省をしません。反省をしないどころか、これらを全部棚にあげたうえで「俺のチャリの鍵ないんだけど母ちゃんどこやった?!」などと全く無関係の親を責めたてる始末です。

 

親というのは偉いものですから、家の家事全般を司っています。毎日の夕飯を作り、しばしば洗濯をし、このようにデキの悪い子どもたちを学校へ送り出すものです。
従って、チャリの鍵がどこへ消えたかについても当然に知っているだろう、というのが彼らなりの一級の理屈なんだそうです。

もっとも、この一級の理屈が単なる悪質な責任転嫁に過ぎないことを、彼らはずっと大人になってから知ることとなります。ヘタをすると、働き始めて一人暮らしをしてからようやく「チャリの鍵がなくなったのって、他の誰でもない俺のせいだったんだ」などと気がつくことになることでしょう。

 

それにもかかわらず、上記したように忘れ物クラブの会員はズボラですから、たとえ親から「なんで毎日決まったところに置かないの??」などと全く正当な指摘をされても耳を貸すことは決してありません。実に愚かなものです。

そしてこのろくでなしどもは、20歳も過ぎて一人暮らしをしてからようやく「なんで俺って毎日決まったところに置かないんだろう?」などと自分の間抜けさ加減を呪うことで、そのツケを払うことになるのです。

 

皆さん、ティーンエイジャーの今はそう思わないかもしれませんが、親の言うことはそれなりに正しいから、なるべくそのとおりにしておい方がいいですよ。

そんな時に「あーはいはい。あーわかったわかった」などというとても愚かな態度をとりつづけた人間の末路は、おおむね以下のように哀れなものとなることでしょう。


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チャリの鍵なくした。

 

今度という今度はマジのマジで無くなった。

 

家にある全て引き出しを開け、あらゆる小物入れを覗きこみ、いかなる服のポケットを裏っ返しにして探したものの一切出てこないんだわこれが。

こうなるともう神隠しか? でもどうして神はチャリの鍵にそんなことを? この俺にいったい何の試練を与えようとしてるんだ?

 

とりあえず、チャリは駐輪場に止めてある。
ということは、その鍵はしっかりと持ち帰ってきているわけで、つまりこの部屋の中にあるはず。

が、全く見つからん! なんで!!

昨晩から使った記憶もない。夜のうちにどこかへ消えたんだ。

ルパン三世のような怪盗が夜中に忍び込み、チャリの鍵だけを持ち去ったとしか考えられない。でもどうしてルパン三世はそんなことを? 不二子ちゃんにやるほど良いチャリじゃねーぞ?

 

ところでこういう時に決まって言われるのが「最後にいつ使って、どこへ置いたのか思い出せないの?」などという意味不明の問いだ。

それがまさに1ミリも思い出せないからこそ今こうして家中を逆さに振って探してんだ!

 

こうなるともうお手上げだから、もはや「1チャリ」たりとも漕ぐこと叶わないそのチャリ(だった鉄の置物)を、無様にもチャリ屋までよいしょよいしょと担いでいき、チャリ屋の工具などを使ってこじ開けてもらうことになる。


もちろん、その手数料を支払い、新しい鍵も買って帰る。これが物忘れの代償だ。
そして、俺たちはこうしたことを生まれてこのかた10回くらいは繰り返している。

そろそろこの忘れ物クラブの病気の深刻さが伝わってきたことだろう。

 

が、今回はチャリ屋でこじ開けてもらうわけにいかないんだ!
その理由は、俺が今のマンションへ引っ越してきた後で、以下のような出来事があったからだ。

 

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俺が今の賃貸マンションに引っ越してきたのは1年半ほど前になるが、ここの駐輪スペースは入居者ごとの区分けが特に無く、広い駐輪スペースのどこへ止めたって良いというシステムとなっている。


ただし、屋根があるスペースはそのうちの1画だけなので、当然みんながそこへ止める。
俺も基本的には屋根のあるスペースへ駐輪していた。

 

が、ある時、駐輪場に来てみると、俺のチャリだけが屋根の無いスペースへ勝手に移動されている! きちんと「住人シール」も貼っているというのに!

 

マナーの悪い他の入居者が、自分のチャリを置くために移動させたんだろか。
そう思って、俺は自分のチャリをまた屋根のあるスペースへ移動しておくと・・・・次の日、またまたチャリが移動されている!

しかも屋根のあるスペースにはまだ空きがあるというのに! 

 

「戦争だ。」

直感的に俺はそう思ったのでした。
新たに引っ越してきた者を歓迎しない住人による嫌がらせだとしか思えない。

 

嫌がらせでなくとも、こうして勝手に移動されるということは、いつかは勝手に持ち去られてしまう可能性だってある。
俺は、こうした悪質なマナー違反には決して屈しないしないと決めているから、早速以下のとおり自転車を勝手に移動されないための対抗策を検討することとした。

 


1.ゴルフクラブを持って駐輪場の影に見を潜ませる方法

 

方法としては単純で、おそらく犯行時刻と思われる深夜を通じて駐輪場の影にずっと待ち伏せる。

そうとは知らず、のこのこチャリを動かしにやってきた犯人を見つけ次第「何してんだーー!!」と飛び出していって、気が済むまで7番アイアンでひっぱたいてやるというのがこの方法だ。


これは、俺の父親が「これはまだ父ちゃんが大学生だった頃の話なんだが、バイクを連続で盗まれた時があって、さすがに頭にきて野球バットを持って近くの茂みに2晩ほど身を潜めて見張っていたんだ」という話をよく子どもたち(俺と妹)に言って聞かせることがあって、その時は兄妹そろって「いや警察呼べよ」などと思ったものだが、ガキの考えというのは浅はかなもので、「チャリが勝手に移動される」という警察が介入出来ない問題(グレーゾーン犯罪)に対処するには、こうした直接行動しかないのだ。

が、季節は11月と寒いし、たかがチャリのことでゴルフクラブを振り回せば、その後の裁判で被告人として出廷することになるのはどっちか分からない。よって却下。(父のその作戦がもし成功していたら彼も今ごろ前科者だっただろうと思う。)

 


2.監視カメラを設置して犯行現場を録画する方法

これは、監視カメラ1台の価格がチャリを上回っていたので却下(盗ませたほうが安上がりってことだ)。あと、たとえ犯人の顔がわかったとしても、上記したとおり何かの犯罪でもないんだから何もできん。


3.チャリに大量のうるしを塗っておき、犯人が動かす時に嫌な思いをさせる方法
これは結構良い線まで行った。
でもうるしってその辺のスーパーオオゼキとかで売られてないのな!

あと自分が乗る時もテンションが下がるんで泣く泣く却下した。


4.頑丈なワイヤーロックで駐輪場の柱にがんじがらめにする方法

で、結局これやっちゃったんですよね。


駐輪場の屋根があるスペースには、その屋根を支えるための柱が何本か生えているから、そこへワイヤーロックなどを使うことによってチャリを固定させることができるんだ。そうすれば、どうしたってそこからチャリを移動させられない。

これに気がついた時、わたしはチャリを漕ぎながら「やった」と一人呟いたものです。

 

そしてそのチャリで俺はすぐにドンキへ飛び込み(どんなにテンションが高くても店内に入るときはチャリから降りた方が安全だ)、その店で最もぶっとくて頑丈そうなワイヤーを購入したうえ、その晩のうちにチャリを柱にがんじがらめにしてやった!

 

どうだ! 何の権利か知らんが、俺のチャリを勝手に動かす悪質なマナー違反者も、さすがにこれでは手が出せないだろう! わっはっは! これにて一件落着!(※なお、個人のチャリを共用マンションの柱にがんじがらめにすることの権利について、ここでは一切検討していない)。

 

そして実際にこのワイヤーロック作戦の効果はバツグンで、それからというもの俺のチャリは二度と移動されることなく(だって俺のチャリの鍵がないとワイヤーロックが外せないんだからな!!)、安心のマンション生活を送ることができたのじゃった。

めでたしめでたし。


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チャリの鍵なくした。

 

いやー、さすがにこれにはまいりましたね。
だってアレですもん、柱にがんじがらめだもの。


もう何があってもチャリが移動されないようにと、工夫と憎悪を込めて柱にぐるぐる巻きにしとったもんじゃから、もうぴくりとも動かせんのじゃ。

 

そうなると「チャリ屋まで持っていって鍵をぶっ壊してもらう」というのもできん。

なぜならチャリを持っていこうとすれば、一緒に駐輪スペースの屋根ごと背負っていくという哀れなヤドカリのようなことをするしかないからだ。


もはやこうなると、このチャリがある限り俺は責任をもってこのマンションが老朽化し解体されるその日までここに住み続けなければいけないことになる。

あるいは前向きに考えると、このマンションだって何もない駐輪場の柱に突然かっこいい赤色のチャリが付属されることになるので、更に資産価値が上がるかもしれないから「しーらないw」つって引っ越しても別にいいかもしんない(こうしたことを法的には不法投棄というんだそうだ)。

 
紛失した鍵について、上記したように家の中は探し尽くした。
洗濯機の中はもちろん、テーブルの下や、トイレの水タンクを覗き込むようなことも数万回はやった(突然俺の頭がおかしくなってそんなところへ投げ込んだかもしれない)。
だから今後、チャリの鍵が家のどこかから発見されるといったようなことは無いだろう。

マジでどうしよう?

 

以上のようなことを友人に相談してみると「なんだ、またそんな事で困ってるのか」と。

俺のことをさぞだらしない人間だと思ってお説教でもされるのかと思ったら、「そんなのはワイヤーカッターでいくらでも切断できる。ガソリンスタンドに持っていくとバイク用の立派なカッターを貸してくれるから、それだと間違いない」。間違いなくこの人相当これまでにチャリの鍵無くしてきてるぞ。

このように、忘れ物クラブの会員は、そもそも物を無くさないようにしようという努力はちっともしないくせに、忘れ物をした場合の対処法についてはやたら詳しい場合がある。


もっとも、チャリをガソリンスタンドに持ち込むというのは、今回のチャリが置かれている状況(柱にがんじがらめ)からいって不可。従って、わざわざホームセンターなどに足を運び、2,000円くらい出してワイヤーカッターを買わないといけないということになる。うわ〜めんどくせ~。

面倒臭いし、値段も高いうえ、ワイヤーカッターなんか買ったってこの先チャリを救出する以外の使いみちが全く思いつかん。生まれてこのかた、30年間で一度も「うわ~❢ いまこの時にワイヤーカッターがあればないいのに~❢」みたいなことってないでしょ。

みんなにはありますか? 好きな人とデートして、ちょっと会話が途切れちゃって気まずい雰囲気だな~、何か話題があればな~~~あ~~~こういう時にワイヤーカッターあればな~~みたいなのないでしょ?

 

「金太郎アメ切る時くらいには使えるかな?  この20年間くらいで金太郎アメなんざ1個も食ったことないけど」などと先の友人に改めて相談していると、そんなもんダイソーで売られてるので十分だから安心して買ってこいとのこと。

100均のでもいいの?! ありがとう、なぜか不思議と自転車のワイヤー切ることに詳しい人!

 

というわけでダイソーの200円カッター(商品名はケーブルカッター)を買ってきた。

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そんで切断した。

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ちなみに、これから同じくワイヤーを切ろうって思っている忘れ物クラブの同士に伝えておくと、まず、ワイヤーを切る前に外側のゴムを普通のハサミとかで切っておいたほうがいい(じゃないとワイヤーカッターで挟めない)。

それから一度でパチンと綺麗に切れるわけじゃない。根気が必要だ。ケーブルの細い繊維を少しずつ切っていくようにして地道にグイグイ切っては、ネジネジと捻っていくしかない。これが割と面倒くさかった・・・(とはいえダイソーのカッターでも大丈夫だった)。 

 


はー、人のチャリを柱に縛り付けるなんて本当に酷いことをするヤツもいたもんだ。

しかし裏を返せば、このように100均のワイヤーカッターごときでいとも簡単にワイヤーを切断できるということは、世の中にあるワイヤーロックなんて気休めのようなもんだな。歩き疲れた酔っぱらいに盗まれるのを防げるくらいのシロモノなんだ。

 

このように、意図せずワイヤーロックの弱さに気がついた俺は急に怖くなってきたので、次は鋼鉄製の絶対に切れない頑丈な錠前でしっかりと賃貸マンションの柱に縛り付けておこうと思ったのであった。

 

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さて、これでチャリの鍵の件は解決したんだが、忘れ物クラブの俺にはこれとは別の問題が大きく頭をもたげている。

 

それは、チャリの鍵のみならず、家の鍵も今年に入ってから既に2本ほど無くしており、あらかじめ作っておいたスペアキーがもはや最後の1つとなってしまったことだ。

今回の一件で家の鍵の保管についても怖くなった俺は、すぐにその鍵専用の保管箱を・・・作ることなく、スペアキーを作りに救出したばかりのチャリを漕いでいったのであった。

 

というか、以前にどこかで落とした家の鍵を拾ったヤツが、勝手にうちに上がり込んでチャリの鍵だけ持っていったというのはないだろうか。でもどうしてそいつはそんなことを?

 

 

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(弾いてみた)君の名は。「かたわれ時」

 

レッスンの先生に簡単な楽譜を選んでもらった。

 

ピアノソロ やさしく弾ける 『君の名は。』 music by RADWIMPS

ピアノソロ やさしく弾ける 『君の名は。』 music by RADWIMPS

 

 

ピアノ始めて1年から2年くらいの人向けという感じで、すぐ弾ける。

 

ホントは夢燈籠を弾いてアップしたかったけど…ちょっとだけ時間かかりそうなので先に「かたわれ時」を弾いてみた。

野田洋次郎って作曲もしていてホントすごいと思う。

 りすんいんぶらうざーでそのまま聴けます。

 

 

 

めっちゃカヤックやりたかった人の話(宮古島いってきた)

めんそ~れ~たむ!

前回の記事にも書いたように、宮古島へ行ってきたので土産話でも簡単に書こうと思う。

 

宮古島は2月下旬にも関わらず毎日がとてもとても良い天気で・・・良い天気すぎて気温が27度もあったしめちゃくちゃ日焼けした。

ありがたいことです。

 

 念のためにと思って長ズボンやパーカーを持っていったものの、それらの出番は全くなく、現地の人からは完全に「あのバカここが何古島か知ってんのか? 江ノ島じゃねーぞ?」という目で見られていたのだった。

 

…とは言え、冬の沖縄旅行にはどうしてもそういう厚着を持っていかざるを得ないんだな。

というのも、沖縄では全く不要になるそれら衣類も、家から空港までの道のりで僕らが凍死しないために必要となるからだ。現在地とはまるで気候が違う場所へ旅行するような場合に、みなさんもこうした経験があるだろう。

そこで俺は、単に空港まで着ていくだけの厚着が旅行中の荷物にならない新しい方法を考えついた。やや複雑だが手順は以下の通り。まず、羽田についたらその辺の警備員っぽい人にパーカーをそっと着せてあげる。そして旅行から帰ってきたらやはりそっとそのパーカーを回収する。手順としては以上だ。
こうすることで警備員は温かい! 俺たちは荷物にならない! このご時世にこれほど綺麗なウィン・ウィンの関係ってそうはないぞ。


というかそういうサービスを誰かやったらいい。旅行中に羽田で代わりにずっとパーカー着ててくれてる人みたいな。別にずっと着とらんでいいわ。

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上記したように沖縄は季節外れと言っても良いくらい暑かったんだが、南から吹き付ける風はそれなりに強くて、旅行中に予約していた「カヤックで行く0泊8日 マレーシア沖への大麻密輸ツアー」が開催されるのかどうかがとても不安だった。

 

で、不安は的中する。朝イチで業者から「今日は風が強いので中止します」との連絡。

残念だったけど、まあ今回は4日間も滞在する予定だから、そのどこかで出来ればいいので、明日もまた連絡ください! カヤックできるまで僕ら、宮古島にいますから! などとどんだけカヤック乗りたい客なんだみたいな返事をしておいた。


はいはい、カヤックは今回の旅行のメインイベントとして企画したものだから、粘ってでもなんとかやりたいんだ。僕らが運んでくる大麻を待ち望んでいるシンジケートの皆さんもクビを長くして待っていることだしな。

 

で、そのカヤックが中止になったこの日は、車でちょっと行ったところにある美しい砂浜で、主にヤドカリをつんつんして遊んだ。宮古島はどこへ行ってもポストカードのような写真が撮れる本当に素敵な島だ(最後にまとめて写真を掲載する)。


海の思い出といえば千葉の九十九里の砂浜に這いつくばって無心にバケツいっぱいのアサリを掘って帰ってそれから2週間くらいアサリのお味噌汁が続いた記憶しかない俺にとって、これまで見たことのない景色にただただ息を呑むばかり!

海もキレイなら、浜辺に流れ着く貝とかもオシャレな形していて、ちょっとした小物入れのよう。 決して味噌汁の具みたいなやつなどではない。

 

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そんで次の日。
昨日に比べると風も穏やかで、ホテルの窓から海を眺めると、これまで見なかった小さな船がぷかぷか浮いている。

この天気ならカヤックできるでしょ!


というわけで水着に着替え、嬉しそうに大麻草を小脇にかかえてホテルから出たところで「すみません今日も風がつよくてできません」の連絡。そんな~!!これでもだめか〜。

 

なので、仕方なく、この日は車でちょっと行ったところにある美しい砂浜で、主にヤドカリをつんつんして遊んだ。宮古島はどこへ行ってもポストカードのような・・・ってカヤックできん限りずっとこんな毎日じゃねーか!
というかこんな穏やかな天気でカヤックが出せないなら、もう室内プールとかでしかカヤックできなくないか?!最悪それでもいいぞ?!

 

とは言え、出来ないものをいくら嘆いても仕方ないし、せっかくの旅行なんで前向きにいこうと思い、この日は最近出来た伊良部大橋をランニングするなどして過ごした。
この橋から見える景色は素晴らしく、また、宮古島ラソンのコースとしても指定されていることから、普段からマラソンランナーが耐えない橋となっているんだ。

 

が、この橋って、車道と歩道の仕切りとか無いのな! ここから歩道ですよっていう色はついているけれど、柵なんかない。


なので、常に橋の上に吹き荒れる強風に煽られて道を外してしまうと、隣をひっきりなしに走るトラックの下敷きになってつま先から頭までペラッペラになってしまう。
こんなの今日の風だと危険ですと中止されたカヤックの100倍以上は間違いなく危険だろうと思う。これから走ろうって人は天気に気をつけてね。

 

それから東洋一の砂浜だとかいう与那覇前浜(よなはまえはま)へ行った。
この世のものとは思えないくらい美しい海の色だ(グラデーションがすごい)。これを北○鮮で見たら、国威発揚のために将軍様の指示で海に絵の具流したんじゃないかって絶対思うくらいのグラデーションぶり。海って不思議だな~すごいな~。


宮古島の観光スポットを調べるとたくさんのビーチが出てきて目移りしてしまうけど、ここさえ行っておけばいいんじゃないかなと思うぞ! な! 金○恩!

 

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次の日・・・カヤックが出来るならこの日が最後だったんだけど、昨日とあんまり変わらない感じの天気だったので期待せずにいると、案の定「今日もできません」の連絡。


俺は思う。カヤックって一体いつならできんだ? 

本当にちょっとした風の状態に左右されるようなので、これから予定を立てるという人は「ダメ元」で予約しておき、そのかわりの予定を立てておいたほうがいい。さもなきゃ毎日ヤドカリつんつんするしかねーぞ。
カヤックは出来ればラッキーみたいに思っておくこと(季節にもよるんだろうけれど)。

 

そんで、さすがに東洋一のヤドカリの上をランニングするのにも飽きたから(なんかいろいろ混じってる)、この日は東平安名崎(ひがしへんなざき)の灯台までドライブした。

いや~灯台とか別に興味ないな~、俺、船じゃないし、などと思ってたけどこのドライブが本当に良かった。

オフシーズンで他に車もいない中、絶景の中を愛車(ただしレンタカー:トヨタヴィッツ:一番安いやつ:ベリベリ財布:瞬足:コーナーで差をつけろ)でビュンビュン走れる。

左右はとても美しい海、目の前には緑の山肌に真っ直ぐな道が伸びる。この道のりだけを延々と走ってるだけでも良い思い出になるだろうと思った。

ただしちょっと道を外れてしまうとたちまち100メートルくらい下の海へ急降下するような道路になっているから、運転に自信の無い人はあらかじめカッパを着ておくなど対策しておくと良いだろう。

 

ちなみに灯台周辺も整備されていたし、トイレもある。崖っぷちまで行けば、これまのビーチで見てきたような海とは違い、断崖へ荒く打ち付けるような波も見られてとても良かった。

まあ、こんなにも荒く打ち付けてるような波だったら、さすがにカヤックも出せないよね~。

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そんな感じでぶらぶらしているとカヤック屋から電話がきて「やっぱり今日カヤック出せます」とのこと。こんなにも荒く打ち付けてるのに?

 

ラッキー! と思ったけど「せっかく旅行で来たのに3日連続でダメになったらあまりに可哀想だから(生きて帰れる確率7~10%くらいだけど、冥土の)話の土産になるように船出してやるか笑」みたいなのだったらどうしよう? などと疑問に思った俺は、さっそく水着に着替えて船に乗り込んだ!

 

浅瀬へ浮かべたカヤックを動かしてみると、オールを漕ぐ腕の力はそれなりに必要なものの、船の操作自体は単純で、初体験でもすいすい進む。これなら2時間くらいでインド洋まで行けそうな感じがしてきた。

 

あと、転覆しないかぎり、そんなに濡れない(ディズニーのスプラッシュマウンテンのほうが100倍は濡れる)。
だから日焼け止めバッチリで乗っても全然大丈夫・・・と思っていたんだが、俺は日焼け止めを顔に塗ることばっかり意識していたかげで、手と足に塗るのをすっかり忘れてた!
おかげで帰ってくる頃には両足がやけどしたみたいに真っ赤になっていたから、皆さんはもう、まるでボディエステのオイルマッサージコースに行ったかごとく全身に日焼け止め塗るようにしてもらいたい。 
お湯が痛くて満足に風呂も入れやしないし、一人だけ季節外れの日焼けボディ見られて休暇明けの会社でかなり気まずいぞ!「よっぽどお楽しみだったんですねえ(^^)」とか言われちゃうからな!

 

で、あんまり調子に乗ってどんぶらこっこしていると、思ったよりスピードが出ちゃって、他のカヤック参加者の船に何度も激突するんで注意な。
注意な、っていうか、俺はどういうわけかカヤック初体験同士の老夫婦が乗るカヤックの横脇に3回くらい突き刺さったりしていて、多分向こうにとっては俺のことを同じツアー参加者っていうより宮古島固有の海賊だと思ったことだろう。すまんわざとじゃないんだ!

 

そんなこんなでカヤックの操作にも慣れてきた御一行は、それに乗って入れる鍾乳洞も見学(神様を祀ってあるパワースポットなんだって~)。この時ばかりは愛用のオールを置いて手を合わせたのだった。
1週間前から沖縄の天気予報を見るたびに雨マークで憂鬱な気持ちだったけれど、実際来てみたら旅行中ずっと晴天。おかげでこうしてお参りできましたありがとう。

 

みんなも旅行となると天気予報が気になるところだろうけれど、こと沖縄の天気に限っていえば「予報なんてあって無いようなもの」なので、そんなに気にしないでいいぞ。
また、たとえ雨が降ったとしてもその30分後にはめっちゃ晴れていたりするんで大丈夫。

だからあんまり厚着も持っていかなくていいぞ! 羽田でパーカー着て待っててくれる人とか本当はいないからな!

 

以下写真。

 

 

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橋の上を走った。往復7キロ。

 

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那覇前浜ビーチ

美しいし、ヤドカリもたくさんいた。海の温度も高くて海水浴をしている人もかなりいた。

ちなみにカメラ構えてるのはアテクシです。

 

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ドライブの道のり。

どこでもポストカードになりそうなほど美しい景色だ。

 

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水平線に沈む夕日も実に綺麗だった。


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これら写真を現像したものをポストカードだとか言って地元の駅前で1枚150円で売ろうと思う。

 

宮古島の海を見ながら沖縄の基地について素朴に感じたこと。

こんにちは。
僕は今宮古島へ来ている。

 

初日にレンタカーを借りて、早速島の中をドライブしていると(端から端まで行っても30分くらいで済む)、やたら目につくのが、2月24日の県民投票の登り。
道路の50メートル置きくらいにバンバンある。

 

何の県民投票が行われるかというと、米軍基地の移設に関したものだ。
読者はきっと知らんだろうが言っておくと、日本はこの前の戦争に負けたときから今日まで政治的・経済的・軍事的に米軍の占領下にあるから、当然のように各地に米軍の基地がある。
その中でもとくに沖縄に存在する基地が問題になっている。
かいつまんで言えば、普天間(ふてんま)ってところの米軍基地は市街地の超ド真ん中、小学校や住宅の近くにあって、騒音や安全性の面からとても問題がある。だから、その基地を同じ沖縄の辺野古(へのこ)ってところに移動しましょうよ、という話になっている。

 

だけど、
普天間を移設する先がそもそも沖縄県内を前提としているのがおかしい
辺野古の基地を作るため、貴重なサンゴ礁を埋め立てる必要がある
・そもそも辺野古に移したって、普天間が日本に返還されるかどうかわからない

などといった理由で、沖縄県では昔っから反対運動がある(というか自分たちにメリットないんだし反対するよね)。

 

でも、20年くらい前に、辺野古に移動しますって政府が決めて、それに反発する沖縄県と裁判になったりもしたんだが(国が勝訴)、いまだに県民投票が行われたりして問題が収まる気配がない。

 

俺は関東在住で、こうした問題はいつもテレビの向こう側の世界の話だったから、正直言って「普天間よりマシなんだから辺野古でいいんじゃね」くらいに思っていたけれど・・・こうして南国の穏やかな風に包まれ・・・・透き通るブルーの海でヤドカリと(一方的に)遊び・・・無限につづくサトウキビ畑の間を歩いていると・・・寄りにも寄って、こんな風景をぶっ壊してまで新しい基地を作るのかなあと思えてくるよ(宮古島は関係ないんだけど)。

 

例えば、米軍内の編成を変更したりして、普天間から騒音と危険の原因となっている航空機を除去するとか、そういう方面にできんのだろうか。
ここへ来たら誰だって「サンゴは生きているんだ!!!!」なんて言って米軍基地がイヤになると思うよ(米軍基地大好きって人そもそもいないだろうけど・・・)。それくらい素晴らしい風景に感動して言葉もない。

 

どっちに転ぶにしても今後の政治の行方は注目していかないとなあと、ヤドカリの貝殻をつんつんしながら素朴に思った。
あいつら、その貝の中にいるってもうバレてるのにツンツンすると「シュッ」て隠れるんだぞ、可愛いなあ・・・一生ツンツンしていられる・・・(可哀想だからやめろ)。

 

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そんで、こういう問題は、基地だけに限らず、新しいリゾートを作ったり、空港を増築しようとしたりするときに必ず持ち上がる。まさに俺もその那覇空港を利用してここまでやってきた。
観光の最中で案内された鍾乳洞では、何万年もかけてできあがった鍾乳石が、観光地になったとたんあっという間に折られて持ち去られたという話もされた。

そういうことを色々考えていったら、なんか最後には「ニンゲン・・・ニクイ・・・」というもののけ姫でてくるような怪物のような気持ちになってきた。
俺もこの旅行が終わったら早速仕事をやめたうえで、ヤドカリのもののけ達とともにこの海を守ろう思う。