ピアノ教室に通いはじめた感想とか

この記事のまとめ

「俺,サラリーマンやめてピアニストになるんだ!」

 

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あるプロゴルファーがこう言ったらしい。

「なんでも1万時間練習すれば世界レベルになる」

この理屈の計算方法はよくわからん。

俺は小学4年生くらいで算数を諦めているからな。

だが,とにかく俺はこの言葉を真に受けて,最近,ピアノ教室に行き始めたんだ。


5月の最初から始めたので,もう丸2ヶ月になるってことだな。

うん、だいぶ軌道にのってきた。

1回30分のレッスンを月に4回受けてるから,1ヶ月に2時間やってることになるよな。

だから,1万時間達成のためにはあと5,000ヶ月ほどレッスンに通えばいいことになる。小学校4年生くらいの計算だからこれは俺にもわかる。

ただその5,000ヶ月が何年なのかって計算はちょっと難しいからしないことにしている。まあ見ていろ。俺はやる。

 

 

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こいつはレッスンに合わせて買った電子ピアノだ(卓上タイプのものを机に載せている)。

朝起きた時と,寝る前に弾くが,しばしば洗濯物置き場になる。

 

 

社会人になってからずっと,何らかの楽器をやりたいと思っていたんだよ。

こう見えて俺は音楽が好きだからな!

 

で,「ミスター・ノーライフ ノーミュージック」こと俺が今まで本格的に取り組んだ楽器が笛ラムネくらいなものだ。つまり限りなく未経験。楽譜なんてものは【ド】以外読めんときている。

 

あのな,そう馬鹿にしているけれど,【ド】はいいぞ。何と言ってもドーナツのドだからな。

他を見てみろ??? レはレモンで,まあこれはいいとする。しばしばトンカツにかけるからな。

ミが「みんな」のミだとさ。はあ???

3つ目でもうネタ切れ起こしてんじゃねえぞ。

あと、さっきサラっと書いたけれど、平成生まれは笛ラムネを知らんだろう。

あれは実に画期的なお菓子でなお菓子なのに丸い穴に息を吹き込むと笛のような音が出る魔法の・・・って書いてると、またロクでもない脱線記事になるからここでやめる!あぶないあぶない。。

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・・・前にTwitterで仲よかった人はギターがとても上手くて,夕食時に、同棲してる彼女に一曲弾くんだってさ。まあそんなことされたら惚れるわよね。それが例えば笛ラムネだったらどうだろう?

それ聞いてウットリしてくれる人が、1人でもいいからこの宇宙にいるとは到底思えないんだよな。しかもコレかなりヤカマシイ音出るんだよ。ピーーーーーーッ!!!!!!!って。

 

だから、俺も人に聴かせられるような楽器をやりたいって思っていたんだ。

今年こそはじめよう・・・今年こそはじめよう・・・って毎年毎年,毎年毎年毎年・・・・・毎年同じことを言い続けて,ついに5億年もの歳月が経流れた。

その間に,恐竜が栄え,隕石が落ち,地球を死の大地にしてそこから新たな生命が・・・

って書いてるとまたロクでもない脱線した記事になるからこの話はここでやめる。

やめるったらやめる!


・・・俺が通っている教室は,時間のない大人のための、自分で自由なレッスン時間が予約できるコースで,楽器屋さんに付属しているものだ。

俺がその楽器屋へ普通に買い物しにきていたところを,インストラクターの先生に勧誘されてそのまま入会したんだよね。


以前からピアノ教室に通うための費用とか調べていたり,意欲はあったからそのまま勢いで入ったんだ。物事ってのはたいてい勢いが9割だからな。


だが,たまたま俺がその楽器屋にきていたのは,楽器を買うためでなく、楽器メーカーのロゴがはいったマグカップを買うためだった(俺にはロゴの入ったマグカップやらコップやらを集める陰気な趣味がある)。先生もよくそんな、楽器屋でマグカップ片手に嬉しそうにしてる奴に声をかけたもんだ。

の外見からほとばしるピアノの才能を見ぬいて特別に声をかけたのか,あるいは、よっぽど生徒勧誘のノルマが厳しくて、楽器屋にきた人間ならたとえ泥棒にだって声をかけていたかのどちらかだろう。

なお、参考までに、通い始めて2ヶ月たった今の俺の腕前はと言うと,楽譜を指さしながら先生に「これってひょっとして【ラ】ですかね??」と聞いて「いえ,それは【シ】です・・・」とか言われてるくらいだから,ピアノの先生にはそれはそれは厳しいノルマが課せられているんだろう,可哀想に。


で,最初にも言ったように週に1回その教室に通っているんだが,どうやら先生のノルマというのは、お客さんを勧誘して、見事会員にした後でも続くようだ。
と言うのも、どうにかして生徒にピアノを売らなきゃいけないんだな。
俺も最初の数回は,レッスンのたびに「ピアノを買ったほうが良い」「最初に買わないと変なクセがつく」「今日の夕飯は何にするかな〜のノリでピアノ買っちゃえば??」とか(最後のはちょっと面白く脚色したかも)いろいろ言われた。

普段はとても親切に教えてくれる先生で,俺も満足しているんだけれど,ピアノを買ってくれって話を断らなきゃいけないのがちょっと面倒くさい。
この前,俺と同じ教室に通って1年経つ人と話す機会があったんだけれど,その人もまた「ピアノを買わないと不幸になる」とか言われてようやく買ったらしい。もはや押し売りじゃねえか!

 

あんまり言ってるとピアノ教室がすごい悪徳商法みたいなイメージになっちゃうからここまでにしておく。先生も一応は楽器メーカーの社員という立場だから、苦労しているんだ。それに,何度か断っていたら最近は言われなくなった。

ただ,これからピアノ教室に通おうとしている人は,ピアノを買うつもりがなければ,積極的に「わたしお金持ってません」アピールをしたほうがいいだろう。

まず,ところどころに穴の空いたボロ雑巾のような服で教室へやって来る。
ピアノ用のノートなんて高価なもんは買えないから,自由帳に自分で線を引いた紙で練習だ。オヤツうまい棒
そんな奴にピアノ買わせようとはさすがに思わんだろう!
・・・いや,でも楽器屋の店頭でマグカップ買おうとしてた奴をピアノ教室に勧誘するくらいだから、もう何でもアリなのかもしれん・・・。

 

また変な話になっていた。
本来はこの記事は「ピアニストへの道を歩み始めた俺が,ベートーヴェンの【熱情】を弾きこなすまで」というドキュメンタリー記事の第一回にするはずだったんだが。


ピアノについては今後とも継続的に書こうと思うから読んでね。

途中で挫折したら,「笛ラムネをとても綺麗にひきこなす方法」という記事に変わる予定だ。ピーーーーーッ!!!って。