SUBWAYの話

どーでもいい話2つ

 「サブウェイの注文の仕方」について


以前,「青山の一日」という日記でも書いたけれど,夜はよくサブウェイというサンドイッチ屋でご飯を食べている。

 俺は「これ美味しい」と思ったものは何日でも連続で食べ続けられる飽きない(というか病的な)性格だから,サブウェイにもかれこれ2ヶ月くらいは通っている。

 

で,サブウェイはいろいろカスタマイズできる食べ物で,パンの種類だとか,チーズのトッピングの有無とか,嫌いな野菜が何かとか,店員に指定できる。

以下のような感じだ。

 

店員「サンドイッチの種類はお決まりですか」
俺「エビアボカドでお願いします」

 

店員「パンの種類はいかがなさいますか」
俺「ホワイト(普通のパン)でお願いします」

 

店員「スペシャルトッピングはどうしますか」
俺「特には必要ないです」

 

店員「嫌いなお野菜はありますか」
俺「もう本当に本当のお願いなんですけどピクルスだけは絶対に入れないでください(涙)もうピクルス食うくらいならその辺の石ころ入れられたほうがマシなくらいピクルス抜いてください(涙)親兄弟と縁を切るかわりにピクルス抜いてください(涙)世界中から戦争がなくならなくてもいいからピクルス抜いてください(涙) 今年のクリスマスプレゼント我慢するからピクルス抜いてください(涙) 高校の頃の甘い思い出を忘れてもいいからピクルス抜いてください(涙) 」

 

店員「ドリンクはどうしますか」
俺「コーラで


このような感じで注文はすすむ。
慣れるまではいちいち考え込んでしまうけれど,それぞれのサンドイッチにオススメの組み合わせがあるから,基本的にはそれを選んでいけばよい。
ただ,ひとつ注意点がある。

 ‪上の店員と俺との会話をよく見てほしい。明らかにおかしな部分があるだろう。

 

 

‪コーラはゼロカロリーが絶対に良いということだ。‬
‪普通のコーラはほんと メインディッシュ並のカロリーがあって、ファストフードで太る原因だ。‬

‪その一方でゼロカロリーコーラは味の違いがほとんどない。‬

‪だからよほど理由がなければゼロカロリーのコーラがいいぞ。

 

「お昼ごはんの勉強会」について

 

俺が働いている会社では,毎週金曜日のお昼に,何らかの分野の専門家を招いて,何らかの分野のことを教えてもらうような勉強会が開催されている。

ちょっとした講演会みたいな感じで,それをただ聞くというもの。

 

で,それは「ランチョンミーティング」といって,つまりお昼ごはんを食べながら参加する勉強会だ。講演の最中は何か食べたり,飲んだり自由にできる。何でも持ち込みしてよい。


でも,周りと雑談したりしてはいけないから,大人40人くらいがただ黙って弁当を食べながら人の話を聞いているというものすごくシュールな光景になっている。

 

参加も完全に自由で,俺は面白いテーマのときは参加している。
ビットコインがコンビニで使えるようになるのはいつ?」とか,「人工知能東京大学に合格するか?」とか。

 

で,この前「会社がテロにあったらどうする?」ってテーマの講演があって,面白そうだからもちろん行った。
みんなでお昼ご飯を食べながら,テロリストと戦うためにはどうしたらいいのか勉強するんだ。

 

そんな熱気ある勉強部屋に,俺と同僚がお昼ご飯を持ってやってきた。
その日,俺たちが選択したランチは「クーポンが使えるのが今日までだったから」という理由で,二人そろってバーガーキング

 

部屋中に充満するハンバーガーとポテトの匂いの中で,俺たち以外の参加者の多くはこう思っただろう。
「まさに今この部屋にテロリストがいるんだが殴ってもいいか?」

 

 ‬

ディズニーのおすすめアトラクションの話

 


千葉県民あるあるで,ディズニーに近いところに住んでいると「やっぱり毎週ディズニー行くの?」とよく聞かれる。


あのな,もしこの俺がお前と会うときに必ずミニーちゃんの耳を頭にしっかりと装着していたらそう聞くのもいいだろう(その場合は俺がただの変態だという可能性も捨てきれないが),だが,千葉県民といえども,たいていは半年に1度いけばいいほうだ。


ここ数年はディズニーシーばかり行っている。


「アル中アルアル」(前回も出てきたが,アルコール中毒あるあるネタをかけたとても面白い単語)として,アル中はディズニーシーを好む。
その理由はお分かりだろう,園内で酒が売られているからだ(正確には,レストランでビールの提供がある)。

 

アル中アルアルとして,「コンビニで売られてるいちばん美味しいものってなに?」というよくある話題で必ず「缶ビール」と答えて次からその話題にいれてもらえなくなる,というのがあるが,同じように,ディズニーシーで一番楽しいアトラクションって何? という話題で必ず「レストランのビール」と答えて,次からディズニーの話をするときは無視される。


どうせならディズニーも,パーク内のレストランでささやかに生ビールを販売しているだけじゃなくて,思い切って鳥貴族をオープンさせてもらいたいとほんと思う。
それも単なる鳥貴族だったらテンション上がらないから,メニューもディズニーオリジナルで「ドナルド○ックのモモ肉ロースト」みたいなの。
公式のレストランで伏字使ってんじゃねえよ。

 

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だいたい俺はそんな話をしたかったんじゃない。

ディズニーシーでオススメの乗り物を紹介したかったんだ。
アル中はどんな話をしても必ずビールの話になる。


○ トイ・ストーリー・マニア

 

まず,これが一番面白い。普通ですまん。

開園と同時にパーク内に入ると,みんなそれぞれのアトラクションに行くのか・・・と思いきや,みんなゾロゾロそのままの行列で歩iいてこれのファストパスを取りに行くのがお決まりになっている。

 

ディズニーでは珍しく,乗りながらゲーム(3D映像の的当てみたいなやつ)ができるもので,同乗者と対戦ができる。
この対戦要素が面白い。面白いというかやばい。

ふたりで同乗して,最初のうちは「へ~~こんなアトラクションあるんだね~」などと和気あいあいと楽しい。
が,このゲームは途中で二人のスコアが表示されて,どっちがどのくらい勝っているか(負けているか)がわかるようになっている。
勝ってるほうはそのまま楽しいんだが,負けてるほうはというと,最後の方はとにかくムキになって的当てのボールを発射するボタンをただ無言で叩きまくる鬼と化している。
すごく楽しみながらゲームをやっていて,隣の座席を見ると鬼だ。 
あれ?ディズニーにこんな鬼みたいなキャラいたっけ?

と思ったら一緒に乗った人だった,みたいなことがよくある。


○ タワー・オブ・テラー

トイストーリーと並んで最高に面白い。
恐らく,ディズニーランド,ディズニーシー両方で一番怖い乗り物なので,たとえ親兄弟を売り払ってでも乗りたくないと頑なに拒む人も多い。


仕組みとしては,フリーフォールのように,椅子に縛り付けられた上で急速に落下,上昇を繰り返すアトラクションだ。


俺は2年前,同じ会社の人たちでディズニーシーに行った。
で,その中に,その手の乗り物がもう絶対ムリな松下君という人がいたんだが,「絶叫系はイヤなんだけど,グループから離れて行動するのもイヤだ・・・という,要するにホラー系の洋画で一番最初に殺されるヤツみたいな性格をしていて,一緒にこのタワーオブテラーに乗ることになった!

 

一緒に並んでいるうちにもう全く一言も喋らない。

まるで岩のようになる松下君。
あれ?ディズニーにこんな岩みたいなキャラクターいたっけ?と思ったら松下君だった。

その時俺は初めて「へ~~~~人の顔色って,こんな画用紙みたいに白くなるんだ~」って感動したくらい白い顔色になっていた可哀想な松下君を今でも思い出す。
お前たち,たとえ一人ぼっちになっても嫌なことは嫌だって言うのが長生きする秘訣だぞ。

 

ところで,このタワーオブテラーは,毎年1月~3月ごろになると,他の時期よりも落下回数が増えて怖くなるキャンペーン(シャドウ・オブ・シリキ)が開催されている。
東京ディズニーシーの本当の恐怖をご体験ください」とのことだが,落下回数を増やすより,「メンテナンスのときになんか間違えてボトル4本くらい抜けちゃいました。そのままでもよかったらどうぞ」みたいなキャンペーンのほうがずっと怖いと思う(誰が乗るんだそんなもの)。


あと,このタワーオブテラーは(このアトラクションには言いたいことがたくさんある),ここ限定の恐怖のキャラクターみたいなのが登場する。
が,その名前が何度聞いても覚えられん。
シリなんとかウドゥンなんとかみたいな名前の小さな木彫りの人形みたいなやつで,おそらくディズニーキャラクターで最も覚えにくい名前だと思う。
なので最近ではその名前を覚えるのをあきらめ,尻切れウドンという名前で呼んでいるんだが,元の名前よりずっと覚えやすいと自負しているのでこっちを本当の名前にしてほしいと思っている。

※ここをご覧になっている㈱オリエンタルランドの方がいましたらぜひご検討ください。


○ タートルトーク

文句なく面白い。
おそらく,ディズニーには他にない,アトラクションの中でキャラクターとアドリブな話をして楽しめるタイプのもの。

 

カメのクラッシュ(これくらいシンプルな名前だと良い)というキャラクターが映し出されたスクリーンの前にお客さん50人くらいが座って,向こうから指名された人が会話をする。
一応,基本的な流れみたいなのはあるんだけれど,会話は本当にその場のアドリブで,カメの返答も面白くてよくできてるな~と思う。


なぜその会話がヤラせではなく,アドリブだと思うか?
それはこの俺が過去に指名されたことがあるからだ!
いや・・・本当のことを言うと,上で言った,会社のグループで行ったときに一緒にいた同僚が指名されたんだが,誰かに話すときはそれを盛って俺が指名されたと言っている。

 

で,その時の会話は以下のようなものだった。
ちゃんとしたセリフはよく覚えてないから,言い回しとかがちょっと違うかもしれない。

 

(クラッシュに何か質問があるか,という問いかけで)

同僚「クラッシュは今日,どこから来たんですか」

亀「俺がどこから来たか。いい質問だ~~~それはな~~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・海」

同僚「・・・・・・・・・・・・」

亀「お前はどこから来たんだ? 松下」

同僚「群馬から来ました。クラッシュは群馬にきたことありますか」

亀「群馬な~・・・・・・・・・・。 え? そこに海はあるか??」

同僚「・・・・ない」

亀「行ったことねーーーーーーーーーーーーーーーよ!!!俺亀だぞ!」


ちなみにこの亀の「中の人」は3人くらいいるらしい。
俺は過去10回くらいタートルトークに行ったけれど,全部同じ声と声優さんにしか聞こえない。


ちょっと長くなったから,ディズニーの話はまた今後してやる。
(次回に続く)

 

 

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クラッシュ(本物を載せると怒られるからここから想像してほしい)

猫の話

今日はどっちかといえば暗い話題なんで暗い気分になりたい人だけ読んでもらえたらいい。

 

うちには猫が住んでいる。
住んでいるというか,家を乗っ取られていて,我が家の住人はみんな猫のしもべとなっている。


俺が小学6年生の頃に,友達の家で無限に生まれたなかから一匹をもらってきて,今年で19歳になる。

いつだったか忘れたけれど,それぞれの貰い手に預けられていった無限の猫たちをまた再会させよう,みたいな話が一度あって,何年かぶりに成長した猫たちをその友達の家に連れて行ったことがある(俺ではなく母が)。


で,生まれた時点ではたしかにみんな同じ大きさだったはずなんだが,うちの猫だけやたら痩せていて,母としては結構気まずい思いをしたらしい。
が,今まで病気にもならずに長生きしているから良かった。


本当に子猫のときに貰ってきて,母に抱かれて育ってきたから,母猫だと思っているようで,でっかくなった今でも母の肩にしがみついている(おかげで母の部屋着はたいてい肩の部分がぼろぼろになっている)。


話はもうちょっと昔に遡って,俺が小学校2~3年のころ,別の猫を飼っていた。
飼っていたというより野良の子猫がそのまま住み着いていたんだが,俺はその頃,猫の世話なんてどうしたらいいかわからず,親も共働きだったから,可愛がってたけれどろくに世話もしないでほうっておいたら,いつか,どこかに逃げてしまった。
俺はその時にものすごく残念に思って泣いたから,今の猫が家にきてからはしっかり面倒をみようと思って,今まで家にいてもらっている。

 

今では一日ほとんど寝てるけれど,定期的にお医者に見ても健康だというし,風邪とかもひいたりしないから,まだまだ元気でいてくれると思う。
でも,ネットで調べると,猫も19歳とか20歳くらいから途端に寿命を迎えて死んでしまうことが多いらしくて,そのことを考えると俺は悲しくなる。

 

実際にそのときがきたら冷静に受け止められるんだろうか?

立ち直れなくてしばらく会社を休むかもしれない。
というかまだ全然生きてるのに,そのことを考えたらペットロスみたいな感じになってしまって泣いてしまう。
普段一緒に暮らしていないせいもあって,たまに実家に帰っても猫にはあんまり相手にしてもらえないんだが,それでもこんなにも,いなくなったときのことを考えたら悲しい気持ちになる。まだ元気なのに!


イギリスには以下のようなことわざがあるらしい。

 

子供が生まれたら犬を飼いなさい。
子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。
子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。
そして子供がおとなになった時、
自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。

 

で,これには猫バージョンもあるらしくて,

 

子供が生まれなければ猫を飼いなさい。
猫が赤ん坊の時、あなたは猫の良きしもべとなるでしょう。
猫が幼年期の時、あなたは猫の良きしもべであるでしょう。
猫が少年期の時、あなたは猫の良きしもべでいるでしょう。
猫がおとなになった時、あなたはやはり猫の良きしもべのままでしょう。

そして、いつかその時、猫は自らの死をもってあなたの心に猫型の穴を開けるでしょう。
その穴を埋めるには、また猫を飼うしかありません。

 

俺はこれの気持ちがすごくよくわかる。
犬のほうだって,心の穴を埋めるにはまた犬を飼うしかないかもしれない。
ペットという存在は凄いものだ。その死は,ある意味では人間の死よりも大きいと思う。


うちの猫には,普通の猫よりはちょっと長く生きて,最後は「まあまあ幸せだったな」って思ってほしい。
亡くなった時に「かわいそう」って思わなくてすむような一生をおくってほしい。
だから,俺がいまから勝手に悲しくなってる場合じゃなくて,今のうちにたくさん遊んでおくべきなんだろう。

 

だけど,猫というのは難しいもんで,遊んであげるとすごく嫌がる生き物なんだよな!
ただじっと,高いところから人間たちを見下ろしているのがすきなんだ。

そんな存在が,人間たちの心に猫型の居場所をつくっているんだから,猫ってすごいよなあ。

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 うう、いつまでも元気でいてくれ。。

涙が出ちゃう、男のくせに Be in love with you😢

 

 

 

※今日(1月12日)に定期検診でお医者に連れて行ったら変わらず健康と言われて良かった。

バタートーストを乗せた猫の話

普段ピアノに関するろくでもない話しかしてないから,今日はピアノ以外のろくでもない話をする。

 

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1.ビールで飲もう風邪薬

 

今日Twitterを見ていたら,お酒飲み友達のフォロワーが「風邪をひいたから葛根湯でも飲むか(T_T) ビールで」みたいな話をしていた。


これは,俺たちアル中界隈にとっては「アル中アルアル」(アルコールとあるあるネタをかけている面白い言葉)としてよく行われる行為だ。

 

みんなからしたらドン引きかもしれないけれど,薬はお酒で飲んだほうがむしろ良いんだとアル中は考えている。

以下,やや難解になるがその理屈を説明しよう。

例えば,薬局で売られているお薬や,処方薬の注意書きを見てほしい。

たいていこう書いてあるはずだ。
「アルコールなどとともに摂取しないでください。効果が出すぎる可能性があります」
え,お得じゃん!!

 

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でもまあ,風邪をひいている時は喉も腫れていて,味覚もおかしくなっているから,ビールを飲んでもそんなに美味しいものじゃない。

だいたい炭酸も喉に悪い。

だが飲んでしまう。
なぜか?
お前たちはニュートンって知ってるか?


物理の教科書をひらくと,ニュートンが考えた「慣性の法則」ってのが載っている。
慣性の法則というのは,例えば,走ってきた人が急に止まると,体が前に倒れこみそうになるよな,あれのことだ。
あれは,足は動いてないんだけど体は勢い(慣性)が残っていて、急には止まれないから起こるんだ。

 

アル中も基本的には慣性の法則に従っている。
だいたい昨日まで夜にはお酒を飲むような生活をしていると,風邪ひいて体調が激悪な時にも「あれ? なんで俺は缶ビールあけてるんだ?」って飲んでから気がつくのだ。
なんかもう,喉が乾いたな~ってよりもリズムに近い。

いやあ本当にニュートンは凄い。

だけど,不思議なことに,そんな話を,おそらくこの世界の「理系」の頂点に立ち,ニュートンの法則なんて熟知しているであろうお医者様にすると「アル中から立ち直ろうとする方のセミナーをご案内しますね。大丈夫,アル中はちゃんと治ります」なんて言われてしまう。なんでだ?

そして,そんな話を同僚にしたところ,「お前な,そうやって,やめたくても気がついたらやってしまっている,というのがまさに中毒の定義だろ」などと,たとえシラフの時に聞いたとしても全く理解できないことを言い始めたから,ビール瓶で何度か殴打したうえで殺害し,逮捕はされたが裁判で「酒に酔っていたから何も覚えてない」と主張して無罪判決を勝ち取って帰ってきた。

風邪をひいているアル中のみんな,おだいじに酒を飲もうな。

 

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 2.バターを背中に乗せて回転するねこ

 

先ほど慣性の法則について説明したが,それとは別に,お前たちは「マーフィーの法則」って知ってるか。

以下,説明する。

 これはちょっと有名だから知っている人も多いかと思う。

 

俺が法則の内容をグダグダ言うよりも,実際にこの法則が発動するとどうなるか(どういう時に発動するのか)を言ったほうが理解しやすい。

 

 ・車を洗った日はかならず雨が降る。

・「雨」という天気予報を信じて傘を持った日は必ず晴れる。

 

こんな感じで,「悪いことって,ほんとタイミング悪いときに起こりますよね~」みたいな感じの法則だ。

 

この法則に打ち勝つ方法は無い。

俺たちができることと言えば,ただ「ちくしょう!!」と思うところを,「お~~これがマーフィの法則かあ~!」などと感慨にふけることでストレスをちょっとでもやわらげることくらいだ。

 

そんで,このマーフィーの法則には

 ・高価なカーペットのうえでトーストを食べると,必ずバターを塗った面を下にして床に落下する。

 というのもある。

なんで高いカーペット使ってるときに限って汚れるかな~!!」という嘆きを表しているのだ。

(なお,安いカーペットだと不思議とトーストを落とさないことが知られている)。

 

 さて,その一方で,これはマーフィーの法則ではないんだけど,

 ・猫が高いところから落ちるとき,必ず足を下にして着地する。

 ということも一般的に知られている(俗説らしいけれど)。

たしかに,背中からドサって落ちる猫って見たことないよね。

 

で,ちょっと幼少期におかしな教育をうけて頭が変になったやつが,

 「猫の背中にバターを塗ったトーストをくっつけて,カーペットに落としたらどうなるんだろう?」

ってことを考え始めた。

 

猫は必ず足を下に向けて着地するものだけど,そうすると,猫の背中に設置されたバタートーストはカーペットに付かないから,マーフィの法則に反してしまう。

 

これは,いったいどういうことなんだろう?

二つの法則が両方同時に並び立たないとき,それは「矛盾」とよばれる。

 

猫をむりやり高いところから落とすなんて可哀想なことするわけにいかないから,実際に実験することはできないので,俺たちがこの結果を知ることをはできない。

 

だからあくまで理論上,頭の中でどうなるかを想像するだけになるんだが,今のところ世界で考えられているなかで一番有力なのが,

 

①まず、猫が足から着地しようとするんだけど,

②バタートーストもマーフィの法則の力で落ちようとするから,猫の背中が下向きになる。

③でも,やっぱり猫も足から着地するから足が下になる,

④ところがバタートーストも自分から床に落ちようと猫の背中を下に向ける・・・・

 

これを永遠に繰り返した結果,猫はそのまま空中にとどまって回転しはじめるというものだ。

こいつはさっきからいったい何を言ってるんだ?と思うだろうからイラストを作ってみた。

  

まず,猫の背中にバターを塗ったトーストをくっつけるところから始めよう。

ちなみに絵は俺がペイントで書いた。

 

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①猫が落ちる時は,足が下を向く。

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②マーフィの法則に従って,今度はトースト面が下になろうとする→

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③このふたつの運動が延々と繰り返され,やがて猫は空中にとどまりつつ回転を始めて安定する。

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 この運動のことを「バタートースト猫のパラドックス」という。

どうだ,かわいいだろう。

 

・・・・。

 

そんだけ。

 「バタートースト猫」という単語がかわいくて使いたいがためだけに今日これを書いた。

まったくどうしょうもない話で申し訳ない。

だいたいこのブログはもとから下らないんだ。

 

ピアノが届いたよ 感想

我が家にピアノがやってきた!


年末に注文してから納品まで10日間くらいかかったけど,業者もまさかこんな大晦日にピアノ1台買っていく頭のおかしい奴がいるとは思わなかったのだろう。

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俺のマンションは楽器の持ち込みが禁止で・・・つまりピアノを部屋に設置するなんて論外なわけだが、そこは「電子ピアノで、ヘッドホンを使用すればギリセーフ」という俺が勝手に作ったルールで勝手にOKになった。悪いやつだ。

いやでもほんと、静かに使います!

 

とはいえ、あんまり大っぴらにピアノを運び込んだり、部屋においてあることがバレたりすると、大家さんから「大人になってルールも守れないんですか」などと怒られるだろうから、超コッソリ持ち込まなければならない。

それがとりあえずの問題だった。

 

ピアノは配達業者の都合で早朝の8時に到着することになっていた。

そしてそのとおり,町がまだ静寂に包み込まれている朝の8時に配達業者のお兄さんがやってきて,玄関先でいきなり

「すみませーん!!ピアノをお届けに参りましたー!!」だからな。

あのな,これから自分たちが重大な違法取引に関わることをまるでわかっちゃいない。

もしこれが麻薬の密売だったら,本来は渋谷の路地裏でやるものを,スーパーの一角に販売コーナーを設けて「麻薬グラム5,000円」みたいな看板出して堂々と売っているようなものだ。

 

「ご苦労様です,,あの,できる限り,こっそりと運び込んでもらえたらうれしいです・・・」と俺。

そこで配達業者の方も,自分が違法組織の一員である自覚が生まれたのか,「わかりました・・・へっへ(悪い笑み)」と,段ボールに梱包されたピアノを,更に毛布でぐるぐる巻きにした状態で部屋に入れてくれている。
これはこれで怪しさ満点だけれど,でもありがとう。

 

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いや、想像よりでかい!

店頭で見たときは広いスペースに置かれているからそうは思わなかったけれど,こうして居室に持ってくるとかなりの存在感を放つ。
ベッド,本棚につぐ,我が家で3番目にでかい家具となった。

部屋においてみた写真がこちら。

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誰が見ても「あら,ピアノが趣味なんですね,素敵」って言ってもらえるでしょ!
なかなか文化的な部屋になったよな。

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ピアノを買ったオマケで,安いヘッドホンも付けてもらったから,とりあえず今後はこれを使って演奏することにする。
本当は大きな音をだしてポロンポロン弾きたいけれど仕方が無い。小さな賃貸マンションに詰め込まれて生きている日本人の宿命だ。

とはいえ,うちのマンションは割りと防音性がいいから,ある程度は音を出しても大丈夫かもしれない。


というのも,ここ1年ほど生活してきて,俺は他の部屋の騒音に悩まされたことがない・・・というか,そもそも他の部屋の物音が聞こえたことすらない!


だからよっぽど壁が分厚くて遮音性が高いのか,あるいは,俺が勝手にマンションだと思って住み着いている場所は実は廃墟か何かで,そのことに気がつかずに一人ぼっちで生活しているかのどちらかだと思う。

そんで,店頭で触ったときには全然気がつかなかったことだけれど,鍵盤を押した際に,鍵盤とピアノの間で鳴るゴンっていう「打鍵音」が,部屋の中だと結構響くことがわかった。

これは電子ピアノでありながらアップライトピアノそっくりのアクションを取り入れているYAMAHA「NU1」ならではの特徴なのかもしれないけれど,2階以上に住んでいるならば下に響かないような防音マットは絶対に必要か,あるいは一時的に部屋中の空気をすべて抜き取って真空状態にしてピアノごとふわふわと宙に浮きながら演奏しないとダメだと思った。

はいはい,音波は空気を振動させて伝わるものだから,空気を抜いちゃったら音がそもそも聞こえないんじゃないか?という君の指摘は正しい。

しかしながらこれは電子ピアノで,音はヘッドホンを通じて直接君の耳に流し込んでいるわけで真空になっても聞こえるから大丈夫,安心して窒息死してもらいたい。

 

(追記:ここの部分,書いてるときは単純に「無重力=宇宙=真空状態,つまり真空状態ならば無重力である,などと考え,地球上でも空気を抜けば無重力になるというアホみたいな考えで書きました。空気を抜いても万有引力は健在です。マネしてもピアノは空に浮かび上がらず,ただあなただけが死ぬだけなのでお気をつけください。

物理の教科書を人生で3回くらいしか開いたことなくてすみません。)
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ピアノの設置が終わってから,早速写真をとって,近くから眺める。
うん,なかなかいい。

写真を撮ってから,今度は遠くから眺めてみる。
ほほう,なかなかいい。

ピアノの基本的な使い方は以上だ。

 

 

 

あのな,練習をしろ。

こういう話をすると,俺がむかし買った高価な傘のことを思い出す。
就職当時,「就職したら,スーツにビニール傘はダサいから,ちゃんとした立派な傘を使ったほうがいい」とかいう傘メーカーの大嘘に騙された俺は(周りを見てみろ,スーツにコンビニのビニール傘の大人だらけだ),ある革製品メーカーの,1万2千円もする高級な傘を買ったことがある。

いちまんにせん円というと,だいたい4人家族が5年間くらい遊んで暮らせるくらいの大金である(ジンバブエあたりでは)。
だから,そんな高い傘がもし壊れたり,電車に置き忘れたりしたら大変だから,結局俺は雨の日だろうが雪の日だろうが,その傘を部屋に大切に飾っては眺め,眺めては大切に飾っていた。

それを聞いた同僚が「お前,その傘を実際に使わないと,「壊れたら台無し」どころか,1万2千円全部を結局ムダにしてるのと変わらないからな」などと,本気で全く意味のわからないことを言い出したから,そのときたまたま手元にあった先っぽの鋭いタイプの傘で数回突き刺した上で殺害し,雨の降りしきる中ゴミ置き場に捨ててきた。


俺がその高い傘を使ったのはその死体を運んだときの一回だけで,今も実家にあると思う。使わないのに自分の家にあるとすごく邪魔だからな。


俺はいったい何の話をしていたんだ?

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前の日記でも書いたように,俺はいままで部屋では電子キーボードを使って練習していた。

電子キーボードとピアノとの違いは,何と言ってもペダルがあるかどうかだ。
電子キーボードは,キーボードっていう名前だけあって,鍵盤だけで,ペダルなんか洒落っけのあるものはついてない。
昔からピアノを習っている読者にしてみたら「ペダルも無くて,お前はいったい何をしようとしてたんだ?」というくらいピアノには必須のもので,これがようやく扱えるようになったというわけだ。

ここで,ピアノの構造なんて知らんわいという読者のために一応解説しておくと,ピアノには鍵盤のほかに,足元に3つのペダルがあって,一番右のペダルが音を伸ばすためのもの(これが最も重要),残り2つがアクセルとブレーキで,主にジジイがしばしば踏み間違えてコンビニに突っ込むためのものだ。


ちなみに,俺のレベルだとまだ一番右のペダルしか使ったことが無くて,きっともう少しレベルがあがると他の2つを使ってピアノを運転できるんだと思うから,それまでは頑張ろうと思う。

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それから,このピアノには,自分の演奏を録音して,USBメモリにコピーできる機能がついているようだから,それなりにうまく演奏できたらこのブログにアップロードしようかと思っている。


でもあんまり期待しないでほしいのは,俺がいま使っている楽譜というのが「どんなにバカでもすぐ弾ける クラシック名曲 初心者アレンジ集」みたいなやつで,原曲の楽譜から音符の数を1000分の1くらいに削減したものだから,その辺は理解してもらいたい。
「ああ,わたし小2の頃こんなの弾いてたわ」みたいな気持ちで聞いていただくのが一番良いとおもう。


今に見ていろ,俺はこれを使って本当に、真剣に練習する。
ただ,賃貸マンションにピアノを持ち込んでいるという違反行為が大家さんに発覚した場合は,以後このブログでピアノに関する記事が一切なくなるので,その辺もご理解してもらいたい。
(その場合は俺が大家さんに延々と「規則とは何か」ということについて怒られている音声をアップロードする予定だ)

正月の過ごし方

あけましておめでとうございます。

今年も相変わらず毎月2~3つくらい投稿しようと思うので、もしよかったらそのタイミングでうまいことご覧になっていただけたら、とてもうれしいです。

 

お正月は普段どおり暇だった。

テレビを見て、近所のスーパーで買ったお惣菜(ポテトサラダ)を食べては、またテレビを見る。この繰り返しだ。

俺は思うんだが、クリスマスとか、バレンタインデーとかは、平日のなかにちょっとあるイベントだから、普段の生活の忙しさのおかげでそんなに寂しかったり、虚しくなったりしない。

一方、こういうあてのない連休のほうがずっと、「俺は一体何者なんだろう」と家で真剣に考えてしまって寂しさがこみ上げるから困る。

ただスーパーで買ったお惣菜(ポテトサラダ)を食ってはテレビを見る、テレビを見ては、ポテトサラダを食い、時々間違えてテレビを食いながらポテトサラダをじっと見つめる。

そんな正月だった。

 

何もやることがないくせに、この年末年始はけっこう有給休暇をとった。

俺は明日(1月6日)から仕事はじめで、昨年末のおやすみ開始(12月27日)から数えると、1,2,3・・4・・いっぱい! いっぱい連休があった!

 

で、夏休みのときもそうなんだけど、こういう連休開けの初日にすることは、パソコンを立ち上げてから半日くらいは「俺はいったい何者で、何をしてここでお金を稼いでいたんだっけ」というのを思い出す作業をすることになる。

一応メモ帳を開くと、そこには今のところ仕掛りとなっている仕事がメモしてあるから、それを読めばいいんだが、まずそのメモ帳がどこに置いてあるのか忘れてしまった。

そしてパソコンのログインパスワードも覚えていない。というかそもそもここは自分のデスクじゃない! 

俺は何なんだ!? 何者で、何の仕事をここでしていたんだ!?

 

そうやって頭を抱えていると、同僚から次々にお土産のお菓子がもらえる。

社会人というのは面倒くさいもので、休暇をもらって旅行したら、なんとなくそこでのお土産(食べ物)を買ってくるみたいな暗黙のルールみたいなのがあるんだな。

別に買ってこなくたって何とも思われないけれど。

 

うちのチームは割りと旅行好きな人が多いから、マカオのお土産のまんじゅうだとか、シンガポールのおみやげの雷おこしだとか、いや多分そんなのは無いと思うけれど、いろんなお土産がもらえるから嬉しい。嬉しい反面、申し訳なくていたたまれない。

なぜかというと、俺には毎回特にあげるものが何もないからだ。

どうして何もないのか、社会人として自覚がないのかこいつは、という話になると思うが、10連休あろうが何だろうがほとんど自宅から10キロメートル圏内に引きこもっているからなにもないんだ。

 

同僚「はいこれ、シンガポール行ってきたんでお土産のメンチカツです」

俺「あ、ありがとう、メンチカツ好きだから・・・」

同僚「青山くんってどこか行った!?^^」

俺「マルエツに行きましたよ」

同僚「マルエツってどこ・・・アジア?」

俺「俺の家から200メートル歩いたところにあるスーパーです」

 

みたいな会話が毎回繰り広げられるから、割りと何処かに旅行でもしないとという強迫観念が若干ある。

今度から心苦しいんで、マルエツで買ったお惣菜のポテトサラダでも年始の挨拶に配ってやろうかと思うんだがどうだろう。

 

 

クリスマス

朝,テレビを見ていたら,こんなアンケートが紹介されていて,俺は朝からひっくり返って,手に持っていたコーヒーをあやうくたまたま隣にいたヤギにぶっかけそうになった。


「(恋人がいない女性に聞きました)クリスマスに異性と過ごせるなら?」


・どんな異性だろうが構わない・・・6割

・生理的にムリでなければすごしたい・・・2割

・性格や趣味があって楽しそうであれば・・・1割

・理想の王子様でなければイヤ・・・1割

 

これは驚くべきことだ。
「生理的にムリでなければ構わない」という選択肢がありつつ,それでも「誰でもいい」ということは,つまり,「生理的にムリだと思ってもクリスマスに過ごせるなら我慢する」という人が半分以上いるってことだからな。

これはすごい話だと俺は思った。


そのテレビ番組では,そのアンケートの結果をうけて「とりあえずLINEに登録してある人を上から順番に誘え,2人に1人はOKされる計算になる」というアドバイスを送っていた。なるほど,有益なアドバイス


だが仮に,これでNOといわれたら俺はいったい何になるんだろう? 

 

「生理的にムリでもいい」人にすらNOと言われたら,それはつまり「生理的にムリ以上にムリ」であることを示している。

それはつまり「ヒトとしての終わり」を表す宣告に他ならない。
「そこらの虫のほうがまだマシ」だというわけだからな。


なので,俺がこの統計に基づいた行動をする予定はない。


が,世間の,クリスマスを寂しくすごし,かつ,「自分は生理的にムリ以上にムリってほどではないだろう」という自信のある人はぜひ試してもらいたい。